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覚悟
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次の日の朝、俺はいつも通りに家を出て、椎菜とともに学校へ向かった。
昨日の事が嘘のように、椎菜は笑顔で話しかけてくれる。
それなのに俺は、作り笑顔をしてばかりだ。
その事に気づいたのか、椎菜は何かあったのかと尋ねてくる。
それを俺は適当にはぐらかし、また嘘をついた。
その日の午前中、俺は心配で海花の事を考えていた。
もし本当に、前みたいに虐待されていたらと思うと居ても立っても居られなかった。
だけど今日も補習をするわけにはいかないので、勉強をするふりをした。
そして時間は経ち、放課後になると、椎菜が一緒に帰ろうと誘ってきた。
そこに颯太がすかさず割って入った。
「なあ、椎菜。昨日、新作のゲーム買ったんだ。一緒にやろうぜ!」
突然の誘いに戸惑いを隠せない椎菜。
だがそれは、俺も同じだった。
なぜなら昨日と話がまったく違うからだ。
颯太の意図が分からないので、どういうことかと尋ねたいところだが、椎菜がいる以上、迂闊なことは話せない。
なので仕方なく、颯太に話を合わせることにした。
「えっ…。でも、陸斗さんは?」
「いや、その…。今日は海花と虫取りに行く約束をしてるんだ。」
咄嗟に嘘をついたので、うっかり海花の名前を口に出してしまった。
今の一言ですら、椎菜に感づかれてしまったのではないかと不安に駆られる。
椎菜は何か言いたげだったが、すぐに颯太が間に入り、その場はなんとか凌ぐことができた。
その後颯太は、椎菜を説得させて、2人で先に下校した。
残された俺は、海花が無事であることを祈りつつ、小走りで自転車を取りに帰った。
その後自転車をかっ飛ばして、海花の家に向かった。
海花の家は集落から少し離れたところにあるため、走っていくには遠いのだ。
自転車でもそこそこかかるため、ついた頃には息が上がっていた。
果たして海花は家にいるだろうか。
しばらく外で様子を伺っていると、突然家から怒号が飛んだ。
そのすぐ後、玄関の扉が開いたかと思えば、海花が倒れ込んだ。
そしてさらに、海花の父親が怒気を含んだ顔で現れた。
「海花っ!!」
たまらず俺は塀から飛び出して、海花の元に駆け寄った。
そして急いで抱き起すと、海花の状態がはっきりとわかった。
海花の体は、見えている範囲だけでも、殴られたような痣が多く見られた。
やはり颯太の言う通り、海花は虐待されていたのだ。
怒りで体を震わせながら、俺は海花の父親を睨んだ。
父親は俺と目が合うなり、家の中へと引き返していった。
「大丈夫か?海花。」
大丈夫なわけがないことは分かっていたが、そう声をかけずにはいられなかった。
しかし海花は目を虚にしたまま、なかなか返事を返さない。
まさか、ここまで酷い目にあっていたなんて、夢にも思わなかった。
そんな自分が、情けなかった。
「う…ん……。り…陸斗にぃ…?どうかしたの?」
ようやく意識がはっきりした海花には、状況が理解できないようだった。
「ごめん…。ごめんな、海花……!」
俺の目から流れ落ちた涙を、海花はそっと拭った。
「変なの…、陸斗にぃ。陸斗にぃは、何も悪いこと、してないのに……。」
悪いことなら散々してきたさ。
今だって、傷ついた海花に、何もしてあげられなかった。
すぐそばにいたっていうのに、俺は守ってやれなかったんだ。
「俺は、兄ちゃん失格だな。」
3年前のあの日、俺は海花の兄代わりになると誓った。
海花だけじゃない。
椎菜や颯太も、妹や弟のように、守っていこうと思っていた。
なのに実際は、俺はあまりにも無力だ。
もし、海花を救うには、もうああするしかない。
3年前と同じように、父親を殺すしかない。
そう決意した途端、俺の心に闇が生まれた。
「だけどな、俺が必ず、なんとかするからな。」
海花は首を傾げ、やはり理解できないようだ。
むしろその方が良かった。
なぜなら今回は、1人でやろうと考えていたからだ。
もうみんなに、人を殺したという罪悪感を与えたくなかったからだ。
あの時は俺もまだ小学生だったので、みんなで協力して殺害した。
だが今は俺も中学生になり、武器さえあれば大人相手だろうと、負ける気がしなかった。
「なあ、今日は、うちに泊まらないか?」
このまま海花を置いて帰れるわけがない。
俺が必死に説得すると、海花も納得してくれた。
「陸斗さん、一体どうしたんですか⁉︎」
家に帰った瞬間、しまったと思った。
いつも椎菜が家に来ていたというのに、すっかり忘れていたのだ。
もし、椎菜に知られたら、またややこしいことになる。
けれども適当に誤魔化せるほど、椎菜は単純ではなかった。
「実は、海花の父親が、虐待していたんだ。」
結局ありのままの出来事を話すほかなかった。
「それは、本当ですか?」
椎菜が尋ねてきたので、俺は海花に、痣を見せるように言った。
その痣を見た椎菜は、深妙な表情を浮かべると、俺だけを呼び出した。
俺の部屋に入ると、椎菜はすぐに扉を閉めた。
なにか聞かれてはまずいことでもあるのだろうか。
「陸斗さん、明日、児童相談所に連絡しましょう。こういうことは大人に任せるのが一番です。」
椎菜の言っていることは正しいだろう。
けれどそれでは、まるで人任せのようで、無責任に思えた。
それに、それは3年前にも行ったことがあった。
もう結果は、いうまでもない。
「そんなこと言ったってさ、あの時だってダメだったじゃないか!それどころか、さらに虐待がエスカレートしただろ?」
俺が急に声を荒げたため、椎菜その迫力にたじろいだ。
それでも俺はその勢いを、止める気はなかった。
「それにだ。あの後俺たちが嘘の通報をしたことになっただろう。だから、明日通報したところで、取り合ってくれないだろうな。」
「だってそれは…、その……。」
反論できないのか、椎菜は口を噤んだ。
昨日まではあんなに椎菜が怖いと思っていたのに、今はなんともなかった。
「それじゃあ、父親を、殺すつもりですか?」
やはり椎菜にはすべてお見通しのようだ。
声を震わせている様子から、不安なのだろう。
「お前には…、関係ないだろ。」
だが俺は、敢えて突き放した。
3年前と同じように。
いや、あの時よりも俺は、冷淡だった。
多分それは、逆恨みでもあったのだろう。
椎菜だけが、手を汚していないということへのだ。
「陸斗さん!待って…!」
必死に引き止めようとする椎菜の横を無言ですり抜けて、俺は部屋を後にした。
「あら、陸斗。海花ちゃんが来てるけど、どうかしたの?」
一階に降りると母親に出くわした。
「えーっと、急で悪いんだけど、海花を家に泊めてあげてほしいんだ。実は海花の父さんの親戚に不幸があったらしくて、2、3日家を留守にするらしいんだ。」
俺は前もって考えていた嘘をついた。
自分の母親でさえ、信用してはいけないと思ったからだ。
3年前だって、海花の事で相談したって、手を貸してはくれなかったのだ。
きっと大人というものは、自分たちだけは良ければそれでいいとでも思っているのだろう。
だから俺は、そんな大人たちの力なんて絶対に借りない。
俺がすべて、片付けてやる。
「そういえば、椎菜ちゃんはどうしたの?」
そういえば姿が見えない。
ひとまず俺の部屋を見に行ったが、すでに誰もいなかった。
ひょっとしてと思い玄関を確認すると、やはり椎菜の靴はなかった。
「あいつ、黙って帰ったのか。」
少し言い過ぎたかもしれないと、気が咎めた。
だけど、後悔はしなかった。
後悔する時は、海花を救えなかった時だ。
だからまだ、椎菜の事を気にしている場合ではないのだ。
どうせ俺は、すでに人殺しだ。
きっと3年前のあの日から、すでに俺たちは別の道を歩いていたんだ。
もしかすると、もう昔のように、4人で過ごせなくなるかもしれない。
それでもいつか、椎菜は俺を許してくれるのだろうか。
「陸斗にぃ~。何ぼーっとしてるの?早くご飯食べよ~。」
海花の呼ぶ声に我に帰った俺は、椎菜の事を忘れるように頭を振って、リビングへ向かった。
昨日の事が嘘のように、椎菜は笑顔で話しかけてくれる。
それなのに俺は、作り笑顔をしてばかりだ。
その事に気づいたのか、椎菜は何かあったのかと尋ねてくる。
それを俺は適当にはぐらかし、また嘘をついた。
その日の午前中、俺は心配で海花の事を考えていた。
もし本当に、前みたいに虐待されていたらと思うと居ても立っても居られなかった。
だけど今日も補習をするわけにはいかないので、勉強をするふりをした。
そして時間は経ち、放課後になると、椎菜が一緒に帰ろうと誘ってきた。
そこに颯太がすかさず割って入った。
「なあ、椎菜。昨日、新作のゲーム買ったんだ。一緒にやろうぜ!」
突然の誘いに戸惑いを隠せない椎菜。
だがそれは、俺も同じだった。
なぜなら昨日と話がまったく違うからだ。
颯太の意図が分からないので、どういうことかと尋ねたいところだが、椎菜がいる以上、迂闊なことは話せない。
なので仕方なく、颯太に話を合わせることにした。
「えっ…。でも、陸斗さんは?」
「いや、その…。今日は海花と虫取りに行く約束をしてるんだ。」
咄嗟に嘘をついたので、うっかり海花の名前を口に出してしまった。
今の一言ですら、椎菜に感づかれてしまったのではないかと不安に駆られる。
椎菜は何か言いたげだったが、すぐに颯太が間に入り、その場はなんとか凌ぐことができた。
その後颯太は、椎菜を説得させて、2人で先に下校した。
残された俺は、海花が無事であることを祈りつつ、小走りで自転車を取りに帰った。
その後自転車をかっ飛ばして、海花の家に向かった。
海花の家は集落から少し離れたところにあるため、走っていくには遠いのだ。
自転車でもそこそこかかるため、ついた頃には息が上がっていた。
果たして海花は家にいるだろうか。
しばらく外で様子を伺っていると、突然家から怒号が飛んだ。
そのすぐ後、玄関の扉が開いたかと思えば、海花が倒れ込んだ。
そしてさらに、海花の父親が怒気を含んだ顔で現れた。
「海花っ!!」
たまらず俺は塀から飛び出して、海花の元に駆け寄った。
そして急いで抱き起すと、海花の状態がはっきりとわかった。
海花の体は、見えている範囲だけでも、殴られたような痣が多く見られた。
やはり颯太の言う通り、海花は虐待されていたのだ。
怒りで体を震わせながら、俺は海花の父親を睨んだ。
父親は俺と目が合うなり、家の中へと引き返していった。
「大丈夫か?海花。」
大丈夫なわけがないことは分かっていたが、そう声をかけずにはいられなかった。
しかし海花は目を虚にしたまま、なかなか返事を返さない。
まさか、ここまで酷い目にあっていたなんて、夢にも思わなかった。
そんな自分が、情けなかった。
「う…ん……。り…陸斗にぃ…?どうかしたの?」
ようやく意識がはっきりした海花には、状況が理解できないようだった。
「ごめん…。ごめんな、海花……!」
俺の目から流れ落ちた涙を、海花はそっと拭った。
「変なの…、陸斗にぃ。陸斗にぃは、何も悪いこと、してないのに……。」
悪いことなら散々してきたさ。
今だって、傷ついた海花に、何もしてあげられなかった。
すぐそばにいたっていうのに、俺は守ってやれなかったんだ。
「俺は、兄ちゃん失格だな。」
3年前のあの日、俺は海花の兄代わりになると誓った。
海花だけじゃない。
椎菜や颯太も、妹や弟のように、守っていこうと思っていた。
なのに実際は、俺はあまりにも無力だ。
もし、海花を救うには、もうああするしかない。
3年前と同じように、父親を殺すしかない。
そう決意した途端、俺の心に闇が生まれた。
「だけどな、俺が必ず、なんとかするからな。」
海花は首を傾げ、やはり理解できないようだ。
むしろその方が良かった。
なぜなら今回は、1人でやろうと考えていたからだ。
もうみんなに、人を殺したという罪悪感を与えたくなかったからだ。
あの時は俺もまだ小学生だったので、みんなで協力して殺害した。
だが今は俺も中学生になり、武器さえあれば大人相手だろうと、負ける気がしなかった。
「なあ、今日は、うちに泊まらないか?」
このまま海花を置いて帰れるわけがない。
俺が必死に説得すると、海花も納得してくれた。
「陸斗さん、一体どうしたんですか⁉︎」
家に帰った瞬間、しまったと思った。
いつも椎菜が家に来ていたというのに、すっかり忘れていたのだ。
もし、椎菜に知られたら、またややこしいことになる。
けれども適当に誤魔化せるほど、椎菜は単純ではなかった。
「実は、海花の父親が、虐待していたんだ。」
結局ありのままの出来事を話すほかなかった。
「それは、本当ですか?」
椎菜が尋ねてきたので、俺は海花に、痣を見せるように言った。
その痣を見た椎菜は、深妙な表情を浮かべると、俺だけを呼び出した。
俺の部屋に入ると、椎菜はすぐに扉を閉めた。
なにか聞かれてはまずいことでもあるのだろうか。
「陸斗さん、明日、児童相談所に連絡しましょう。こういうことは大人に任せるのが一番です。」
椎菜の言っていることは正しいだろう。
けれどそれでは、まるで人任せのようで、無責任に思えた。
それに、それは3年前にも行ったことがあった。
もう結果は、いうまでもない。
「そんなこと言ったってさ、あの時だってダメだったじゃないか!それどころか、さらに虐待がエスカレートしただろ?」
俺が急に声を荒げたため、椎菜その迫力にたじろいだ。
それでも俺はその勢いを、止める気はなかった。
「それにだ。あの後俺たちが嘘の通報をしたことになっただろう。だから、明日通報したところで、取り合ってくれないだろうな。」
「だってそれは…、その……。」
反論できないのか、椎菜は口を噤んだ。
昨日まではあんなに椎菜が怖いと思っていたのに、今はなんともなかった。
「それじゃあ、父親を、殺すつもりですか?」
やはり椎菜にはすべてお見通しのようだ。
声を震わせている様子から、不安なのだろう。
「お前には…、関係ないだろ。」
だが俺は、敢えて突き放した。
3年前と同じように。
いや、あの時よりも俺は、冷淡だった。
多分それは、逆恨みでもあったのだろう。
椎菜だけが、手を汚していないということへのだ。
「陸斗さん!待って…!」
必死に引き止めようとする椎菜の横を無言ですり抜けて、俺は部屋を後にした。
「あら、陸斗。海花ちゃんが来てるけど、どうかしたの?」
一階に降りると母親に出くわした。
「えーっと、急で悪いんだけど、海花を家に泊めてあげてほしいんだ。実は海花の父さんの親戚に不幸があったらしくて、2、3日家を留守にするらしいんだ。」
俺は前もって考えていた嘘をついた。
自分の母親でさえ、信用してはいけないと思ったからだ。
3年前だって、海花の事で相談したって、手を貸してはくれなかったのだ。
きっと大人というものは、自分たちだけは良ければそれでいいとでも思っているのだろう。
だから俺は、そんな大人たちの力なんて絶対に借りない。
俺がすべて、片付けてやる。
「そういえば、椎菜ちゃんはどうしたの?」
そういえば姿が見えない。
ひとまず俺の部屋を見に行ったが、すでに誰もいなかった。
ひょっとしてと思い玄関を確認すると、やはり椎菜の靴はなかった。
「あいつ、黙って帰ったのか。」
少し言い過ぎたかもしれないと、気が咎めた。
だけど、後悔はしなかった。
後悔する時は、海花を救えなかった時だ。
だからまだ、椎菜の事を気にしている場合ではないのだ。
どうせ俺は、すでに人殺しだ。
きっと3年前のあの日から、すでに俺たちは別の道を歩いていたんだ。
もしかすると、もう昔のように、4人で過ごせなくなるかもしれない。
それでもいつか、椎菜は俺を許してくれるのだろうか。
「陸斗にぃ~。何ぼーっとしてるの?早くご飯食べよ~。」
海花の呼ぶ声に我に帰った俺は、椎菜の事を忘れるように頭を振って、リビングへ向かった。
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