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快楽拷問

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ゴブリンたちに連れられ、フェイドは殺風景な大部屋に着いた。

その部屋には、中央に置かれている赤い箱を除き、何も置かれていなかった。

「ご苦労だったな。お前たちは、もう下がれ。」

ライツがそう言うと、ゴブリンたちは素直に部屋から出て行った。

「………一体、俺を…どうするつもりなんだ?」

フェイドは平然を装ってみたが、声が少し震えてしまった。

そんなフェイドを嘲笑う、変わり果てたライツは、フェイドの横を通り過ぎて、箱の前で立ち止まった。

「………さっきも言ったけど、兄さんを壊すんだよ。そしてそのために、こいつを用意したんだ。」

ライツは懐から鍵を取り出すと、それを使い箱を開けた。

するとそこから、ドロドロとした、粘着状のものが現れた。

それは俗に言うスライムのようであったが、箱から出てきたそれは、見る見る巨大化し、もはやフェイドの知るそれではなかった。

そうしてフェイドよりも二回りほども大きくなったスライムは、ゆっくりとフェイドの方へと向かってきた。

「なっ…何だよこれ⁉︎」

フェイドは後退り、距離を取ろう。

しかしライツに足払いをされてしまい、フェイドは簡単に倒されてしまった。

起きあがろうにも、手錠を嵌められているせいて、思うようにいかない。

「ハハッ!そうビビるなよ。お楽しみはこれからじゃないか。」

「う…っ……ううっ…くっ……。ライツ、頼むから……止めてくれ。」

無論、そんな懇願など聞き入れられるはずもなく、ライツが嘲笑う中、フェイドはスライムにじわじわと飲み込まれていった。

そして、全身をスライムに取り込まれてしまったフェイドは、辛うじて息は出来たものの、完全に身動きが取れなくなってしまった。

そんな無防備となったフェイドの身体の穴を目がけて、スライムが侵入を始めた。

「んぐっ⁉︎…ぐっ……んんっ!!」

口内、乳首、尿道、アナルへの侵入を許してしまったフェイドは、あまりの苦しさに意識が飛びそうになる。

むしろ意識など無くなってしまった方が楽になれるのだが、強靭なフェイドの精神では、それは叶わない話だった。

そんなフェイドの様子は、スライムが半透明なため、外から丸見えになっており、ライツはニヤニヤしながらそれを見ていた。

「どうだい、兄さん。苦しいだろう?だけど、安心しろよ。すぐに気持ち良くなるからさ。」

すると程なくして、体内に侵入していたスライムが、生暖かい液体を放出してきた。

「ぐぷっ……!!ぐっ………ぐえっ……。」

フェイドはどうにかして、それを飲み込まないようにしようとしたが、結局なす術なく飲み込んでしまった。

(な…んだ……これ。身体が…熱く……。)

すると、液体を取り入れた箇所が疼き出し、フェイドの意識が一気に快楽へと引き込まれる。

スライムはそれを知ってか、口内とアナルに挿入している箇所をペニス状に変形し、ピストンを始めた。

「ふぎゅっ!!……んんっ…ふぐうぅぅぅっ!!」

今まで散々犯されたアナルならまだしも、口内までも感じてしまい、フェイドは愕然とした。

しかしスライムの猛攻は止まらず、さらには乳首に吸い付き、フェイドを追い込んでいく。

(駄目…だ………。こんなの……耐えきれ…ない……。)

頭がジンジンと熱くなり、もうイクことしか考えられなくなったフェイドは、絶頂を迎えようとした。

そして勢いよく射精しようとした。

しかしそれは、尿道に侵入しているスライムによって阻まれ、精液が体内へと押し戻されてしまう。

(やっ……そんな……!!)

射精できない以上、イクこともできなくなったフェイド。

それでもスライムの手が緩むことはなく、容赦なくフェイドを追い込んでいく。

「んんーっ!!む…ッ……ふぎゅうぅぅぅっ!!」

もはや強烈な快楽はただの苦痛となり、フェイドの精神を蝕んでいった。

そしていよいよ精神が破壊されそうというところで、突如としてフェイドはスライムから解放された。

「ぐはっ…!!…あひっ……うっ………くっ………。」

力無くその場に倒れ込んだフェイドは、虚な目でライツを見上げた。

その手には剣が握られており、どうやらライツがスライムを倒したようだった。

「ど………いう…つもり……だ…。」

辛うじて意識を保っていたフェイドは、か細い声で呟いた。

「……勘違いするなよ。俺はあくまでも、俺自身で兄さんを壊したいんだよ。スライムはその下準備に過ぎない。」

ライツは剣を鞘に戻すと、ゆっくりとフェイドに歩み寄ってきた。

「なあ、兄さん。今、どんな気分だ?イキたくて、イキたくて……堪らないんじゃないか?」

その言葉を否定することが出来ず、フェイドは黙り込んだ。

「………今から俺の言う通りにすれば、イカせてやるよ。」
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