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第一章
決別4
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だったらもういい
もう聡の事は忘れる事にした
電話もメールもしない
二度と声もかけない
笑いかけないし目で追う事もしない
あの日
聡から告白されて嬉しかった
聡と過ごす日々 ┄ とはいえクラスも違うし、忙しすぎる聡とカレカノらしい事はしていなかったけど ┄ の中で、私は聡に恋をしたんだ。
でも、聡は違くなったんだね
だから、もう全部終わりにしよう
私の聡への恋心を消すのと一緒に、私の中の彼の存在も全て消し去ってしまおう。
そう考えた
聡には何も告げず、私は聡の彼女を辞めると決めた。
もう過去は振り返らない
暫く恋なんてしない
そんなことを思っていたら、ふとある事を思い出した
そうだ!私、それを叶えるためにこの学校受検したんだった。
じゃ、目標は決まったよね?
そう決めたら、少しだけ心が浮上した感じがした。
暫く歩道で佇んでしまって、道行く人にめちゃくちゃ迷惑がられちゃったけど、少しだけ落ち着いた私は、気持ちを切り替えて絵梨達との待ち合わせ場所に歩を進めた。そして何食わぬ顔で絵梨達に会うと、ショッピングだけじゃなく映画も見たり、カラオケまで行った私達。
ホント楽しかった
持つべきものは、彼氏なんかじゃなくて友達よね~って思った。
カラオケ店を出た私達は、
「また明日ねぇ~」
「学校でね~」
と口々にそう言ってから別れたんだ。
私はその夜
昼間に決心した事を実行する為に、先ず、スマホの中の聡との電話の履歴と電話番号を全て消去した。
で、メッセージアプリをブロック。
同時に自分のメアドもアプリのアカウントも変更したんだ。
でもきっと、そこまでやられたとしても聡は気づかない。気付くことなんて絶っっっっっ対無い!!それは断言出来る
だって最近の彼からは、彼発信の連絡なんてなかったんだもの。
そしてこれからも、彼からの連絡は絶対無い!って断言出来るって確信してた。
その後私は、親しい ┄ 絵梨達3人 ┄ 友達だけに、新しいメアドと一緒に、メッセージアプリのアカウント変更と、聡には内緒で決別するという内容を送った。
次々に届く【了解!】という言葉と一緒に、最近の聡との付き合いに悩んでいた私を知っている彼女達から、今まで我慢した事への労いの言葉も送られて来た。
送った件数と返信の数が同じになったのを確認する。
その夜、私はスマホの電源を落とし、熱いお風呂に入って気持ちを落ち着けた後、布団の中で誓いの言葉を呟きながら、ゆっくりと瞼を閉じ夢の世界へと落ちて行った。
『鳴らない電話を抱きしめて寝るのは、もう辞めた!』
もう聡の事は忘れる事にした
電話もメールもしない
二度と声もかけない
笑いかけないし目で追う事もしない
あの日
聡から告白されて嬉しかった
聡と過ごす日々 ┄ とはいえクラスも違うし、忙しすぎる聡とカレカノらしい事はしていなかったけど ┄ の中で、私は聡に恋をしたんだ。
でも、聡は違くなったんだね
だから、もう全部終わりにしよう
私の聡への恋心を消すのと一緒に、私の中の彼の存在も全て消し去ってしまおう。
そう考えた
聡には何も告げず、私は聡の彼女を辞めると決めた。
もう過去は振り返らない
暫く恋なんてしない
そんなことを思っていたら、ふとある事を思い出した
そうだ!私、それを叶えるためにこの学校受検したんだった。
じゃ、目標は決まったよね?
そう決めたら、少しだけ心が浮上した感じがした。
暫く歩道で佇んでしまって、道行く人にめちゃくちゃ迷惑がられちゃったけど、少しだけ落ち着いた私は、気持ちを切り替えて絵梨達との待ち合わせ場所に歩を進めた。そして何食わぬ顔で絵梨達に会うと、ショッピングだけじゃなく映画も見たり、カラオケまで行った私達。
ホント楽しかった
持つべきものは、彼氏なんかじゃなくて友達よね~って思った。
カラオケ店を出た私達は、
「また明日ねぇ~」
「学校でね~」
と口々にそう言ってから別れたんだ。
私はその夜
昼間に決心した事を実行する為に、先ず、スマホの中の聡との電話の履歴と電話番号を全て消去した。
で、メッセージアプリをブロック。
同時に自分のメアドもアプリのアカウントも変更したんだ。
でもきっと、そこまでやられたとしても聡は気づかない。気付くことなんて絶っっっっっ対無い!!それは断言出来る
だって最近の彼からは、彼発信の連絡なんてなかったんだもの。
そしてこれからも、彼からの連絡は絶対無い!って断言出来るって確信してた。
その後私は、親しい ┄ 絵梨達3人 ┄ 友達だけに、新しいメアドと一緒に、メッセージアプリのアカウント変更と、聡には内緒で決別するという内容を送った。
次々に届く【了解!】という言葉と一緒に、最近の聡との付き合いに悩んでいた私を知っている彼女達から、今まで我慢した事への労いの言葉も送られて来た。
送った件数と返信の数が同じになったのを確認する。
その夜、私はスマホの電源を落とし、熱いお風呂に入って気持ちを落ち着けた後、布団の中で誓いの言葉を呟きながら、ゆっくりと瞼を閉じ夢の世界へと落ちて行った。
『鳴らない電話を抱きしめて寝るのは、もう辞めた!』
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