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第8章 番外編(ルミエール王国奪還 〜潜入捜査編〜)
潜入捜査大作戦2
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キラメイのパパ鳥がルミエール王国に飛び立って数刻(数時間)後、私はカルディール伯爵邸の私とリックの執務室にある通信機に、ある画像が映し出されたのに気がついた。
それ見た私は、通信機を持って、急いで厩へ走ったの。
「ユニコーン!ちょっといい?」
と、マーミリアンを乗せ、剣術の稽古に付き合っているユニコーンに声をかけた。
『如何した聖女マコ』
と答えるユニコーンに乗っていたマーミリアンは、私の只事では無い様子を察し、ユニコーンの上から降りている。
「パパキラメイからの通信が入ったの。」
と言って手にした通信機をユニコーンに見せる。
すると「お母様~」と言って雛キラメイを引き連れやってきたシアの手の上に
「丁度良かったわ。シア、これちょっと持ってて?」
と言って通信機を乗せると、全員の目の前で魔法陣を展開する。
空気中の水を集め作ったスクリーンに、パパキラメイから送られてきた画像を、シアの手の上の通信機に魔力を通して映し出した。
『おお!この景色。ルミエールの森であるな。』
と言うユニコーンの真っ黒で大きな瞳が煌めいた。
「魔族に侵攻されたって言うわりに、明るくて綺麗な森なんだね。」
と私が言うと、ユニコーンは不思議そうに首を傾げた。
いや、魔族って悪魔でしょ?
悪魔=おどろおどろしいてイメージじゃん
いつも空はどんより曇ってて、遠くに雷鳴が聞こえる的なさ。
なのに今見てる画像はそうじゃなくて、普通に青空だし、普通に明るい綺麗な(おどろおどろしくない)森なんだよね。
私の勝手なイメージとは真逆な画像に暫くふぅ~ん…そうなんだ…と感心していると、
『どうやらキラメイは、無事木菟に会えた様だ。』
と言ったユニコーンの声に意識をスクリーンに戻された。
『某は、キラメイと申す者。貴殿は木菟殿で間違いは無いか?』
『……………』
『某。貴殿が仕える聖獣殿により遣わされた者に候』
『…………』
『あい分かった。貴殿について行くとする。案内を頼む』
そう言って、パパ鳥はまた、大きな翼をバサッと広げると、パパ鳥の何分の1か分からない大きさの木菟は音もなく止まっていた木から飛び立った。
大きな身体で木々の間を上手に飛び回るパパ鳥に感心しながらも、
「ね?ユニコーン。パパはどこに連れてかれるの?」
と聞いてみた。するとユニコーンは
『おそらくは、木菟の住処に連れていかれるのだろう。先程いた場所では、何処に魔族の眼があるか分からないからな。』
と答えてくれたの。
確かにそうよね
壁に耳あり障子に目ありだもの
何処で、魔族の使い魔的なモノが目を光らせてるか分からないものね。
と、スクリーンの画像を見ながらそう思ったの。
それ見た私は、通信機を持って、急いで厩へ走ったの。
「ユニコーン!ちょっといい?」
と、マーミリアンを乗せ、剣術の稽古に付き合っているユニコーンに声をかけた。
『如何した聖女マコ』
と答えるユニコーンに乗っていたマーミリアンは、私の只事では無い様子を察し、ユニコーンの上から降りている。
「パパキラメイからの通信が入ったの。」
と言って手にした通信機をユニコーンに見せる。
すると「お母様~」と言って雛キラメイを引き連れやってきたシアの手の上に
「丁度良かったわ。シア、これちょっと持ってて?」
と言って通信機を乗せると、全員の目の前で魔法陣を展開する。
空気中の水を集め作ったスクリーンに、パパキラメイから送られてきた画像を、シアの手の上の通信機に魔力を通して映し出した。
『おお!この景色。ルミエールの森であるな。』
と言うユニコーンの真っ黒で大きな瞳が煌めいた。
「魔族に侵攻されたって言うわりに、明るくて綺麗な森なんだね。」
と私が言うと、ユニコーンは不思議そうに首を傾げた。
いや、魔族って悪魔でしょ?
悪魔=おどろおどろしいてイメージじゃん
いつも空はどんより曇ってて、遠くに雷鳴が聞こえる的なさ。
なのに今見てる画像はそうじゃなくて、普通に青空だし、普通に明るい綺麗な(おどろおどろしくない)森なんだよね。
私の勝手なイメージとは真逆な画像に暫くふぅ~ん…そうなんだ…と感心していると、
『どうやらキラメイは、無事木菟に会えた様だ。』
と言ったユニコーンの声に意識をスクリーンに戻された。
『某は、キラメイと申す者。貴殿は木菟殿で間違いは無いか?』
『……………』
『某。貴殿が仕える聖獣殿により遣わされた者に候』
『…………』
『あい分かった。貴殿について行くとする。案内を頼む』
そう言って、パパ鳥はまた、大きな翼をバサッと広げると、パパ鳥の何分の1か分からない大きさの木菟は音もなく止まっていた木から飛び立った。
大きな身体で木々の間を上手に飛び回るパパ鳥に感心しながらも、
「ね?ユニコーン。パパはどこに連れてかれるの?」
と聞いてみた。するとユニコーンは
『おそらくは、木菟の住処に連れていかれるのだろう。先程いた場所では、何処に魔族の眼があるか分からないからな。』
と答えてくれたの。
確かにそうよね
壁に耳あり障子に目ありだもの
何処で、魔族の使い魔的なモノが目を光らせてるか分からないものね。
と、スクリーンの画像を見ながらそう思ったの。
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追記(2021/10/7)
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更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。
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