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第4章 マコこそが真の聖女
愛し子の本気とざまぁ~イズールの愛し子編~
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「あのぉ…ちょっと宜しいですか?」
私は恐る恐る発言を求め手を挙げた。だが、エキサイトする親子は気付かない。
リックが隣で「大丈夫なのか?」と心配そうに聞いてくるのを笑顔で制し、
「あのぉ!」
またもや無視しやがってコイツら!!
キレた私は【Shut up】と、まだ話し続ける男2人の口だけ魔法で止めてやった。英語で態と言った理由は……分かるよね?
話したくても口が動かない2人は、訳が分からないとモゴモゴ言っているが、まぁ無視よ。ガン無視。
「私の発言を許して下さりありがとうございます、陛下。」
私は、陛下が話せないだけだと知りながら、私が話す事を是として下さった体で話し続ける。
「私がこの世界、この国に召喚された時、私は伝説の聖女と見た目が違うとカイル王子にそう言われ、聖女認定をする為の水晶にさえ触らせて頂く事が出来ませんでした。そしてその横暴な行為を、陛下も止めなかったと記憶しています。そうでしたよね?大司教様?」
コクコクと頷く大司教様ににっこりと微笑み、
「まぁ別にそれはそれでも良かったから、気にもしてないですけど?問題はカイル王子!貴方の態度です。先程陛下も仰いましたが、聖女が扉の封印をするには、貞操が守られていることでした。転生してきたチカさんがそれを知るには、自身を召喚した女神に教えて貰うか?大司教様、若しくは司祭様に聞くか?自分の事を聖女だと言ってくれたカイル王子に教えて貰うか?しないとそれは分からなかった。また、チカさんにそれを伝える様助言しなかった周りの人間の怠慢さが、結果、彼女に辛い思いをさせる事になった。違いますか?」
シーンとなる会場で私の独壇場は続く。
「チカさんは頑張って聖女となろうとしたのでは無いですか?彼女の教官は?大司教様かしら?」
「はい、マコ様。チカ様はそれはもう頑張っていらっしゃいました。」
「でしょうね?彼女を召喚した女神が、「チカは、聖女としてこの国を救い、そして王子様と結婚したい。」と言ってたと、私を召喚した女神イズール様が言ってましたから。」
「え?今なんと?」
「私を召喚したのは女神イズール様。チカさんは違う女神様に召喚されたと言ったんです。」
その言葉に驚愕したのは、私以外の全員だ。
特に王と王子と大司教がヤバいよね。そんなに目をむかなくたっていいじゃない。顔、凄い事になってますよ?
「私の言葉が信じられませんか?ならば、これでどうでしょう?」
私は胸元で輝くブローチに手をやり、
大広間の玉座の後ろに霧で作ったスクリーンを作り出す。
そして……
「女神イズール様。願わくば、我が前にその神々しきお姿を現し給え。」
と唱えた。
すると……
『我が名を呼びしは、そなたか?我が愛し子、聖女マコ。』
と若干お芝居めいた現れ方をしてくれた。ノリ良過ぎよね、女神様てば。
霧のスクリーンに映し出されたイズール様は、教会の大聖堂とかに置かれている女神像そのまんまの姿だったから、大司教様達教会関係者は、その場に膝まづき、両手を胸の前で組み祈りだした。
それを見た貴族達も慌てて手を組んで頭を下げた。
さぁて本場よ?女神様。よろしくね。
私は恐る恐る発言を求め手を挙げた。だが、エキサイトする親子は気付かない。
リックが隣で「大丈夫なのか?」と心配そうに聞いてくるのを笑顔で制し、
「あのぉ!」
またもや無視しやがってコイツら!!
キレた私は【Shut up】と、まだ話し続ける男2人の口だけ魔法で止めてやった。英語で態と言った理由は……分かるよね?
話したくても口が動かない2人は、訳が分からないとモゴモゴ言っているが、まぁ無視よ。ガン無視。
「私の発言を許して下さりありがとうございます、陛下。」
私は、陛下が話せないだけだと知りながら、私が話す事を是として下さった体で話し続ける。
「私がこの世界、この国に召喚された時、私は伝説の聖女と見た目が違うとカイル王子にそう言われ、聖女認定をする為の水晶にさえ触らせて頂く事が出来ませんでした。そしてその横暴な行為を、陛下も止めなかったと記憶しています。そうでしたよね?大司教様?」
コクコクと頷く大司教様ににっこりと微笑み、
「まぁ別にそれはそれでも良かったから、気にもしてないですけど?問題はカイル王子!貴方の態度です。先程陛下も仰いましたが、聖女が扉の封印をするには、貞操が守られていることでした。転生してきたチカさんがそれを知るには、自身を召喚した女神に教えて貰うか?大司教様、若しくは司祭様に聞くか?自分の事を聖女だと言ってくれたカイル王子に教えて貰うか?しないとそれは分からなかった。また、チカさんにそれを伝える様助言しなかった周りの人間の怠慢さが、結果、彼女に辛い思いをさせる事になった。違いますか?」
シーンとなる会場で私の独壇場は続く。
「チカさんは頑張って聖女となろうとしたのでは無いですか?彼女の教官は?大司教様かしら?」
「はい、マコ様。チカ様はそれはもう頑張っていらっしゃいました。」
「でしょうね?彼女を召喚した女神が、「チカは、聖女としてこの国を救い、そして王子様と結婚したい。」と言ってたと、私を召喚した女神イズール様が言ってましたから。」
「え?今なんと?」
「私を召喚したのは女神イズール様。チカさんは違う女神様に召喚されたと言ったんです。」
その言葉に驚愕したのは、私以外の全員だ。
特に王と王子と大司教がヤバいよね。そんなに目をむかなくたっていいじゃない。顔、凄い事になってますよ?
「私の言葉が信じられませんか?ならば、これでどうでしょう?」
私は胸元で輝くブローチに手をやり、
大広間の玉座の後ろに霧で作ったスクリーンを作り出す。
そして……
「女神イズール様。願わくば、我が前にその神々しきお姿を現し給え。」
と唱えた。
すると……
『我が名を呼びしは、そなたか?我が愛し子、聖女マコ。』
と若干お芝居めいた現れ方をしてくれた。ノリ良過ぎよね、女神様てば。
霧のスクリーンに映し出されたイズール様は、教会の大聖堂とかに置かれている女神像そのまんまの姿だったから、大司教様達教会関係者は、その場に膝まづき、両手を胸の前で組み祈りだした。
それを見た貴族達も慌てて手を組んで頭を下げた。
さぁて本場よ?女神様。よろしくね。
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