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第3章 聖女の力と幸せな時間
マコ修行行きを決意する
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※これから暫くマコ・イズール・司祭の3人が会話します。イズールの言葉だけ『』で示します。
「私、伝言ゲームとか嫌いだからさ。サウジ様、直接女神様と話したら?」
「私は話す事は出来ぬのじゃが。」
「大丈夫じゃないかな?多分いけると思うよ。」
私はそう言って、サウジ様の手を触る。
そうして、
「女神様。サウジ様に呼びかけてくれる?」
『OK!司祭サウジよ。』
「今のお声は、もしやイズール様。」
『そうよ。私は女神イズール。』
「おお!なんという事じゃ。イズール様が私に……。」
と途端に私の手を離してしまうサウジ様。
「ちょっと!私の手離したら意味ないからね。」
「おお!そうであった。」
サウジ様は私の手を握ってくる。ちょっとキモいが、じぃちゃん孝行だと思って我慢しとく。
『私の愛し子であるマコを、しっかりと守ってくれている事。私はいつも見ています。ありがとう。』
「滅相もない事でございます。マコはいつも領民の事を想い、領民もまたマコや孤児院の事を想ってくれとります。マコは、旅人や商人をも癒し、そのお陰で領地は今とても平和で幸せなのです。これもイズール様が、この地にマコをお連れ下さったお陰でございます。」
「いや幸せになってない人達まだいるじゃん。」
『そうでした。』
「そうじゃった。」
「何のために女神様を呼んだって思ってんのよ。」
『そうだったわね。聞きたいことがあるのよね?マコ』
「そう。ね?女神様。聖女の仕事に呪いの解毒てあるの?」
『あるけど、相当高度な魔法を使うことになるわよ。』
「高度魔法か……」
『そうよ。それに体力も魔力も相当使うわ。』
「マコは修得出来そうなんじゃろか。」
『そうね。マコにはなんとか頑張って貰いたいわね。』
頑張って貰いたいて…丸っきり他人事じゃん。
「で、女神様?魔力量を上げるにはどうしたらいい訳?」
『そうね~。手っ取り早く魔獣と戦ってみる?』
「はぁ?ちょっと何言ってんのよ。聖女が魔獣と戦うとか有りなわけ?」
『有りっちゃ有りよ。』
「イズール様。私も聖女が魔獣と戦うという話は聞いた事がありませんぞ。」
『魔力量を上げるなら、スキル上げしたらいいのよ。スキル上げするなら、魔獣討伐が1番手っ取り早いのよね。』
「ホント他人事としか思えないんだけどさ。」
『あらぁ~そんな事無いわよ?実際呪いを解除する時は、私の力も授けるんだから大丈夫よ。』
「え?なら、討伐なんていらないじゃん。」
『それは違うわね。』
「は?何言ってんのか全っ然分かんないんだけど?」
「マコよ。イズール様の仰っている事は間違っておらぬぞ。」
「え?サウジ様、どゆこと?」
「イズール様の膨大な魔力量を一気に受けたら、今のマコでは最悪死に至ると思うぞ。」
「え?」
『そうよ。私の魔力を貴女に注いだら、貴女は壊れてしまうでしょうね。』
「だから、魔獣討伐で力をつけて、女神様の魔力に耐えられる様になれ!って事か。」
『そゆこと~。』
魔獣討伐ね~。めんどいっちゃ面倒臭いんだよね。でも……
よし!ま、乗りかかった船だ!
魔獣討伐、頑張ってみよっか
「分かった。やってみる事にする。」
「おお!決心してくれたんじゃな。」
『偉いわよ。あ!でも1つだけ命令よ。討伐は、誰かと一緒に行きなさい。1人じゃ何か会った時助けて貰えないでしょ。』
誰か……誰かねぇ……
「侯爵家の三男坊ならどうじゃ。」
『そうね。名案だわサウジ。』
こうして私の討伐修行行きが速攻決まった。
「私、伝言ゲームとか嫌いだからさ。サウジ様、直接女神様と話したら?」
「私は話す事は出来ぬのじゃが。」
「大丈夫じゃないかな?多分いけると思うよ。」
私はそう言って、サウジ様の手を触る。
そうして、
「女神様。サウジ様に呼びかけてくれる?」
『OK!司祭サウジよ。』
「今のお声は、もしやイズール様。」
『そうよ。私は女神イズール。』
「おお!なんという事じゃ。イズール様が私に……。」
と途端に私の手を離してしまうサウジ様。
「ちょっと!私の手離したら意味ないからね。」
「おお!そうであった。」
サウジ様は私の手を握ってくる。ちょっとキモいが、じぃちゃん孝行だと思って我慢しとく。
『私の愛し子であるマコを、しっかりと守ってくれている事。私はいつも見ています。ありがとう。』
「滅相もない事でございます。マコはいつも領民の事を想い、領民もまたマコや孤児院の事を想ってくれとります。マコは、旅人や商人をも癒し、そのお陰で領地は今とても平和で幸せなのです。これもイズール様が、この地にマコをお連れ下さったお陰でございます。」
「いや幸せになってない人達まだいるじゃん。」
『そうでした。』
「そうじゃった。」
「何のために女神様を呼んだって思ってんのよ。」
『そうだったわね。聞きたいことがあるのよね?マコ』
「そう。ね?女神様。聖女の仕事に呪いの解毒てあるの?」
『あるけど、相当高度な魔法を使うことになるわよ。』
「高度魔法か……」
『そうよ。それに体力も魔力も相当使うわ。』
「マコは修得出来そうなんじゃろか。」
『そうね。マコにはなんとか頑張って貰いたいわね。』
頑張って貰いたいて…丸っきり他人事じゃん。
「で、女神様?魔力量を上げるにはどうしたらいい訳?」
『そうね~。手っ取り早く魔獣と戦ってみる?』
「はぁ?ちょっと何言ってんのよ。聖女が魔獣と戦うとか有りなわけ?」
『有りっちゃ有りよ。』
「イズール様。私も聖女が魔獣と戦うという話は聞いた事がありませんぞ。」
『魔力量を上げるなら、スキル上げしたらいいのよ。スキル上げするなら、魔獣討伐が1番手っ取り早いのよね。』
「ホント他人事としか思えないんだけどさ。」
『あらぁ~そんな事無いわよ?実際呪いを解除する時は、私の力も授けるんだから大丈夫よ。』
「え?なら、討伐なんていらないじゃん。」
『それは違うわね。』
「は?何言ってんのか全っ然分かんないんだけど?」
「マコよ。イズール様の仰っている事は間違っておらぬぞ。」
「え?サウジ様、どゆこと?」
「イズール様の膨大な魔力量を一気に受けたら、今のマコでは最悪死に至ると思うぞ。」
「え?」
『そうよ。私の魔力を貴女に注いだら、貴女は壊れてしまうでしょうね。』
「だから、魔獣討伐で力をつけて、女神様の魔力に耐えられる様になれ!って事か。」
『そゆこと~。』
魔獣討伐ね~。めんどいっちゃ面倒臭いんだよね。でも……
よし!ま、乗りかかった船だ!
魔獣討伐、頑張ってみよっか
「分かった。やってみる事にする。」
「おお!決心してくれたんじゃな。」
『偉いわよ。あ!でも1つだけ命令よ。討伐は、誰かと一緒に行きなさい。1人じゃ何か会った時助けて貰えないでしょ。』
誰か……誰かねぇ……
「侯爵家の三男坊ならどうじゃ。」
『そうね。名案だわサウジ。』
こうして私の討伐修行行きが速攻決まった。
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※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。
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