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第1章 召喚
やってやろうじゃない!!
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暫くして司祭様が部屋に来て、
「先程は、我が国の王族が大変失礼を致しました。が、私の力では決定を覆す事は出来ず、誠に申し訳なく思っております。慣例に基づき、貴女様を王都の外れにある修道院にお連れ致します。其方で天命を終えるまでお過ごし下さい。」
天命を終える?は?勝手に召喚したくせして、元の世界には戻さないて事?
「あのぉ…司祭様。1つ宜しいですか?」
「なんなりと。」
「其方が勝手に召喚したくせに、死ぬまでこの世界にいろと?そんな理不尽罷り通ると思ってるわけですか?」
「大変申し訳ありませんが、今までも召喚されたにも関わらず聖女になり得なかった少女は、一度修道院にてお預かりし、その後はそのまま修道院で働くか市井にて生活をしてもらっておりました。貴女様を元の世界に戻す事は、司祭の私では出来ないのです。」
うっわ~ないわ~ てか、無責任過ぎるでしょ?
私は盛大に溜息を漏らし、
「無責任も甚だしくて全く納得出来ないんですけど?かと言って、司祭様にもどーしょーもないのなら、自分で元の世界に戻れる手立てを考えます。(まぁ最悪女神様に頼み込んでみるし。って……え?その前に、私の身体ってあっちでどうなっちゃってるんだろ?もしかして死んでるのかな?あとで女神様に聞いてみよう。)えと~。取り敢えず私は、修道院に行けばいいんですよね?」
「そうですね。」
「はいはい。まぁどうせ持ち物とか無いんだから、とっとと連れてって貰いましょうか。」
私は紅茶を入れて下さった侍女さんに給仕のお礼を言うと、
「出口まで連れてって貰えます?」
と引率をお願いした。
こんな所、一刻も早く出ていきたいからね。
「畏まりました。此方にございます。」
そう言って、侍女さんが歩き出したので、
「じゃぁどーもでした。二度とお会いする事も無いでしょうけど、お世話様~。」
と司祭様に向けて言い放ってやった。
呆気に取られた様な表情の司祭様に、声に出さず 『ざまぁ』と言い、侍女さんを追いかけた。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†
修道院に向かう(ホントかどーか分からんが)馬車の中。石畳で舗装された街中は大丈夫だったけど、街から出た瞬間の道は最悪最低だった。馬車の轍はあるものの、ガタガタだし振動半端ないし、馬車のシートかったいし、お尻が痛くてたまらなかった。
「先ずは修道院に行って、生活しながらこれからの事を考えよう。女神イズールは【私】が聖女だって言ったから、きっと私は、魔法が使えるはずだよね?修道院じゃ、お金稼ぐのは難しいイメージがあるから、教会で聖女としての能力を使ってお金を稼ぐ事とか出来るはず。小銭を貯めて、街で何か商売でもしながら図書館とか行って元の世界に戻る手立てを探っていこう。まぁワンチャン元の世界で私の身体があればの話だけどさ。」
車中でハハッと乾いた笑いを漏らした私だが、基本前向きな性格だ。転んでもタダでは起きない。
今後私が本当の聖女だって分かった時に、王子から何か言ってきても『ざまぁ』て言ってやるさ!見てろよ?馬鹿王子!!
私は握り拳を作り、私が座る席の前のシートにグーパンをしたんだ。
絶対に見返してやる!と決心しながら。
「先程は、我が国の王族が大変失礼を致しました。が、私の力では決定を覆す事は出来ず、誠に申し訳なく思っております。慣例に基づき、貴女様を王都の外れにある修道院にお連れ致します。其方で天命を終えるまでお過ごし下さい。」
天命を終える?は?勝手に召喚したくせして、元の世界には戻さないて事?
「あのぉ…司祭様。1つ宜しいですか?」
「なんなりと。」
「其方が勝手に召喚したくせに、死ぬまでこの世界にいろと?そんな理不尽罷り通ると思ってるわけですか?」
「大変申し訳ありませんが、今までも召喚されたにも関わらず聖女になり得なかった少女は、一度修道院にてお預かりし、その後はそのまま修道院で働くか市井にて生活をしてもらっておりました。貴女様を元の世界に戻す事は、司祭の私では出来ないのです。」
うっわ~ないわ~ てか、無責任過ぎるでしょ?
私は盛大に溜息を漏らし、
「無責任も甚だしくて全く納得出来ないんですけど?かと言って、司祭様にもどーしょーもないのなら、自分で元の世界に戻れる手立てを考えます。(まぁ最悪女神様に頼み込んでみるし。って……え?その前に、私の身体ってあっちでどうなっちゃってるんだろ?もしかして死んでるのかな?あとで女神様に聞いてみよう。)えと~。取り敢えず私は、修道院に行けばいいんですよね?」
「そうですね。」
「はいはい。まぁどうせ持ち物とか無いんだから、とっとと連れてって貰いましょうか。」
私は紅茶を入れて下さった侍女さんに給仕のお礼を言うと、
「出口まで連れてって貰えます?」
と引率をお願いした。
こんな所、一刻も早く出ていきたいからね。
「畏まりました。此方にございます。」
そう言って、侍女さんが歩き出したので、
「じゃぁどーもでした。二度とお会いする事も無いでしょうけど、お世話様~。」
と司祭様に向けて言い放ってやった。
呆気に取られた様な表情の司祭様に、声に出さず 『ざまぁ』と言い、侍女さんを追いかけた。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†
修道院に向かう(ホントかどーか分からんが)馬車の中。石畳で舗装された街中は大丈夫だったけど、街から出た瞬間の道は最悪最低だった。馬車の轍はあるものの、ガタガタだし振動半端ないし、馬車のシートかったいし、お尻が痛くてたまらなかった。
「先ずは修道院に行って、生活しながらこれからの事を考えよう。女神イズールは【私】が聖女だって言ったから、きっと私は、魔法が使えるはずだよね?修道院じゃ、お金稼ぐのは難しいイメージがあるから、教会で聖女としての能力を使ってお金を稼ぐ事とか出来るはず。小銭を貯めて、街で何か商売でもしながら図書館とか行って元の世界に戻る手立てを探っていこう。まぁワンチャン元の世界で私の身体があればの話だけどさ。」
車中でハハッと乾いた笑いを漏らした私だが、基本前向きな性格だ。転んでもタダでは起きない。
今後私が本当の聖女だって分かった時に、王子から何か言ってきても『ざまぁ』て言ってやるさ!見てろよ?馬鹿王子!!
私は握り拳を作り、私が座る席の前のシートにグーパンをしたんだ。
絶対に見返してやる!と決心しながら。
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