22 / 27
8-1 エンカウンター(1)
しおりを挟む
『現地支援から、サイバー特務及びサイバー犯罪対策課』
日没まであと僅か。鬱蒼としげる木々の間を縫うように走る二つの人影は、足元が不安定な獣道をものともせず軽やかに移動する。
すぐそばには押し寄せる外海。ゴォと音を上げながら岸壁にぶち当たる荒い波浪が、イヤホンから流れる無線の通話の僅かに明瞭度を下げた。遠野は緒方に目配せをする。二つの人影の主である遠野と緒方は、ピタリと動きを止めた。そして、落ち着きのある市川の声に全神経を尖らせる。
「サイバー特務、どうぞ」
『サイバー犯罪対策課、どうぞ』
遠野の声に続き、全力で遠野を支援する、捜査員の力強く頼もしい声がイヤホンから響いた。
『警護対象者が監禁されている建物の電力が落ちた模様。現在非常用電源で、最低限の電力で作動中』
木々の隙間から見える廃墟となったレストラン。
日が落ち、辺りが暗くなると。レストランの神秘的な昼間の佇まいは、息を呑むほど闇を孕んで一変させた。何人も寄せ付けない雰囲気と佇まい。それはまさに、地の利を最大限に活かした難攻不落の要塞のようだ、と。遠野は浅く息を吐きながら、市川の追加情報を待つ。
『建物内に設置してある監視カメラに接続。共有リンクを各捜査員端末、及び特務にあっては所持中のスマートフォンに送信。どうぞ』
瞬間、二人のベルトのホルダーに突っ込んでいたスマートフォンが、鈍い震動音を上げた。
『サイバー犯罪対策課から現地支援』
『現地支援、どうぞ』
『サイバー特務の進入予定経路のカメラ映像のダミーを作成。今から画像を送信するが、現地支援から映像切替はできないか、どうぞ』
無線の往来に耳を傾けていた緒方が、堪らず「仕事、早いっすねぇ」と苦笑し呟いた。
木々の隙間に身を屈め、遠野と緒方は自身のスマートフォンを手に取り、画面を覗き込む。幾分ちらつく監視カメラの映像。しかしながら、内部を確認するには十分な解像度だ。遠野と緒方は、視線を合わせて頷いた。
『現地支援、了解』
返事をした市川の声が遮断する。
いきなり無音となったイヤホンは、同時に周囲に蠢いていた音を遠野の耳に一気に流し込んだ。遠野は思わず、イヤホンをしてない右耳を手で抑えた。
はぁと浅く息を漏らし、老眼がキツくなった故に、癖となった眉間の皺を深くする。市川の声を待つ時間が、遠野には異様に長く感じられた。
『現地支援から各局。建物内監視カメラの映像をダミー映像に切り替え完了。アップデートは二分後を予定。なお、サイバー特務にあっては、ただ今より所持中のGPSを作動されたい、どうぞ』
「サイバー特務、了解」
『遠野補佐』
突然、市川が無線越しに遠野の名前を呼んだ。
「なんだ? 市川」
『すばるを……必ず連れ帰ってください』
無線機の向こう側で、市川が深々と頭を下げているのが手に取るようにわかる。それが以前、遭遇したあの場面と重なり、遠野は思わず声を喉に詰まらせた。
(そうだ。始まりも、こんな風に市川に深々と頭を下げられたんだったな)
つい先日のことであるはずなのに。薄暗い会議室に市川に呼び出され、初めて認知したらすばるのこと。すばると過ごした、日常とはかけ離れた数日間のこと。妙に懐かしく感じられた遠野は、フッと口元をゆるめた。そして身を屈めたまま、声を顰めて市川に応える。
「任せろ。そのかわり、全部終わったら一杯付き合えよ」
急な斜面を木に手をかけて降り、湿気を含んだ土に着地する。海から吹いていた穏やかに凪いでいた風は、夜になるにつれ次第に強くなった。その風は耳に嵌め込まれた、イヤホンに不快な雑音を残す。薄暗い視界のすぐそこには、レストランの壁。遠野と緒方は斜面伝いにゆっくり移動し、裏口を目指した。
「遠野補佐、監視カメラがダミー映像に切り替わってます」
遠野の背後で、緒方がスマートフォンを確認して呟く。緒方の言葉に頷くと、遠野はマイクに口を寄せた。
「サイバー特務から、現地支援及びサイバー犯罪対策課」
『現地支援、どうぞ』
『サイバー犯罪対策課、どうぞ』
「現在時を持って、建物内部に進入する。……援護、頼んだぞ!」
遠野は強く言い放ち、ホルスターに収まる拳銃をそっと抜く。色んな思いが繋がり伝わる自らの手が、強く拳銃を握りしめる。同じく、壁を背に拳銃を構えた緒方に目配せをし、そっと裏口のドアノブに手をかけた。
「慎重に……行くぞ! 緒方」
「了解ッ!」
クルッと回ったドアノブは、静かに鉄製のドアの固定を解く。
--開いた!
瞬間、緒方がスッと体に隙間を滑らせた。無駄のない動きで内部に入ると、拳銃を四方に構える。
「クリア」
緒方の静かな声に、遠野は体勢を低くして建物に体を入れた。
『サイバー犯罪対策課から、サイバー特務及び現地支援』
「サイバー特務、どうぞ」
『接続中のカメラには見廻りの映像等に異常は無し。右手の廊下を直進してください。ブラッド・ダイアモンドの監視先及び送金先の全てを凍結。尻尾を押さえました』
矢継ぎ早に飛ぶ情報。良い方に転じ交錯する無線内容に、遠野は「了解」と静かに応答する。
「おかしいと思わないか? 緒方」
「おかしい、っすか?」
互いに鼓舞し合うように、バックアップする捜査員たちの援護が飛び交う。右手の廊下に一歩踏み出そうとした緒方の体を、遠野の左手が制した。
「遠野補佐?」
遠野が、眉間の皺を深くして呟いた。
「緒方、よく考えろ」
「……」
「サイバーテロ組織が主流だが……。手製のパイプ爆弾を製造したり、部隊を組んで銃撃し、すばるを誘拐するほどの組織だぞ?」
「……」
「停電如きで、物理的要員がグダグダになるなんて、あまりにもお粗末すぎないか?」
遠野の呈した疑問。緒方はたまらず喉を鳴らした。
「……まさか!?」
一気に緊張が増したせいか、ついでた緒方の声が小さく掠れる。
緒方の反応を横目に、遠野は穏やかな口調で無線に声を放った。
「サイバー特務から、現地支援及びサイバー犯罪対策課」
『サイバー犯罪対策課、どうぞ』
この活気のある声を。確信した希望を含む声を。自らの言葉で潰すことになろうとは……。遠野は左手の拳を鬱血せんばかりに握りしめた。
「裏をかかれてる……。各局とも最大の注意をはらわれたい」
そう遠野が言った、次の一瞬だった。
バァァァン--!!
鼓膜を貫かんばかりの大きな破裂音が、遠野の耳を貫いた。
日没まであと僅か。鬱蒼としげる木々の間を縫うように走る二つの人影は、足元が不安定な獣道をものともせず軽やかに移動する。
すぐそばには押し寄せる外海。ゴォと音を上げながら岸壁にぶち当たる荒い波浪が、イヤホンから流れる無線の通話の僅かに明瞭度を下げた。遠野は緒方に目配せをする。二つの人影の主である遠野と緒方は、ピタリと動きを止めた。そして、落ち着きのある市川の声に全神経を尖らせる。
「サイバー特務、どうぞ」
『サイバー犯罪対策課、どうぞ』
遠野の声に続き、全力で遠野を支援する、捜査員の力強く頼もしい声がイヤホンから響いた。
『警護対象者が監禁されている建物の電力が落ちた模様。現在非常用電源で、最低限の電力で作動中』
木々の隙間から見える廃墟となったレストラン。
日が落ち、辺りが暗くなると。レストランの神秘的な昼間の佇まいは、息を呑むほど闇を孕んで一変させた。何人も寄せ付けない雰囲気と佇まい。それはまさに、地の利を最大限に活かした難攻不落の要塞のようだ、と。遠野は浅く息を吐きながら、市川の追加情報を待つ。
『建物内に設置してある監視カメラに接続。共有リンクを各捜査員端末、及び特務にあっては所持中のスマートフォンに送信。どうぞ』
瞬間、二人のベルトのホルダーに突っ込んでいたスマートフォンが、鈍い震動音を上げた。
『サイバー犯罪対策課から現地支援』
『現地支援、どうぞ』
『サイバー特務の進入予定経路のカメラ映像のダミーを作成。今から画像を送信するが、現地支援から映像切替はできないか、どうぞ』
無線の往来に耳を傾けていた緒方が、堪らず「仕事、早いっすねぇ」と苦笑し呟いた。
木々の隙間に身を屈め、遠野と緒方は自身のスマートフォンを手に取り、画面を覗き込む。幾分ちらつく監視カメラの映像。しかしながら、内部を確認するには十分な解像度だ。遠野と緒方は、視線を合わせて頷いた。
『現地支援、了解』
返事をした市川の声が遮断する。
いきなり無音となったイヤホンは、同時に周囲に蠢いていた音を遠野の耳に一気に流し込んだ。遠野は思わず、イヤホンをしてない右耳を手で抑えた。
はぁと浅く息を漏らし、老眼がキツくなった故に、癖となった眉間の皺を深くする。市川の声を待つ時間が、遠野には異様に長く感じられた。
『現地支援から各局。建物内監視カメラの映像をダミー映像に切り替え完了。アップデートは二分後を予定。なお、サイバー特務にあっては、ただ今より所持中のGPSを作動されたい、どうぞ』
「サイバー特務、了解」
『遠野補佐』
突然、市川が無線越しに遠野の名前を呼んだ。
「なんだ? 市川」
『すばるを……必ず連れ帰ってください』
無線機の向こう側で、市川が深々と頭を下げているのが手に取るようにわかる。それが以前、遭遇したあの場面と重なり、遠野は思わず声を喉に詰まらせた。
(そうだ。始まりも、こんな風に市川に深々と頭を下げられたんだったな)
つい先日のことであるはずなのに。薄暗い会議室に市川に呼び出され、初めて認知したらすばるのこと。すばると過ごした、日常とはかけ離れた数日間のこと。妙に懐かしく感じられた遠野は、フッと口元をゆるめた。そして身を屈めたまま、声を顰めて市川に応える。
「任せろ。そのかわり、全部終わったら一杯付き合えよ」
急な斜面を木に手をかけて降り、湿気を含んだ土に着地する。海から吹いていた穏やかに凪いでいた風は、夜になるにつれ次第に強くなった。その風は耳に嵌め込まれた、イヤホンに不快な雑音を残す。薄暗い視界のすぐそこには、レストランの壁。遠野と緒方は斜面伝いにゆっくり移動し、裏口を目指した。
「遠野補佐、監視カメラがダミー映像に切り替わってます」
遠野の背後で、緒方がスマートフォンを確認して呟く。緒方の言葉に頷くと、遠野はマイクに口を寄せた。
「サイバー特務から、現地支援及びサイバー犯罪対策課」
『現地支援、どうぞ』
『サイバー犯罪対策課、どうぞ』
「現在時を持って、建物内部に進入する。……援護、頼んだぞ!」
遠野は強く言い放ち、ホルスターに収まる拳銃をそっと抜く。色んな思いが繋がり伝わる自らの手が、強く拳銃を握りしめる。同じく、壁を背に拳銃を構えた緒方に目配せをし、そっと裏口のドアノブに手をかけた。
「慎重に……行くぞ! 緒方」
「了解ッ!」
クルッと回ったドアノブは、静かに鉄製のドアの固定を解く。
--開いた!
瞬間、緒方がスッと体に隙間を滑らせた。無駄のない動きで内部に入ると、拳銃を四方に構える。
「クリア」
緒方の静かな声に、遠野は体勢を低くして建物に体を入れた。
『サイバー犯罪対策課から、サイバー特務及び現地支援』
「サイバー特務、どうぞ」
『接続中のカメラには見廻りの映像等に異常は無し。右手の廊下を直進してください。ブラッド・ダイアモンドの監視先及び送金先の全てを凍結。尻尾を押さえました』
矢継ぎ早に飛ぶ情報。良い方に転じ交錯する無線内容に、遠野は「了解」と静かに応答する。
「おかしいと思わないか? 緒方」
「おかしい、っすか?」
互いに鼓舞し合うように、バックアップする捜査員たちの援護が飛び交う。右手の廊下に一歩踏み出そうとした緒方の体を、遠野の左手が制した。
「遠野補佐?」
遠野が、眉間の皺を深くして呟いた。
「緒方、よく考えろ」
「……」
「サイバーテロ組織が主流だが……。手製のパイプ爆弾を製造したり、部隊を組んで銃撃し、すばるを誘拐するほどの組織だぞ?」
「……」
「停電如きで、物理的要員がグダグダになるなんて、あまりにもお粗末すぎないか?」
遠野の呈した疑問。緒方はたまらず喉を鳴らした。
「……まさか!?」
一気に緊張が増したせいか、ついでた緒方の声が小さく掠れる。
緒方の反応を横目に、遠野は穏やかな口調で無線に声を放った。
「サイバー特務から、現地支援及びサイバー犯罪対策課」
『サイバー犯罪対策課、どうぞ』
この活気のある声を。確信した希望を含む声を。自らの言葉で潰すことになろうとは……。遠野は左手の拳を鬱血せんばかりに握りしめた。
「裏をかかれてる……。各局とも最大の注意をはらわれたい」
そう遠野が言った、次の一瞬だった。
バァァァン--!!
鼓膜を貫かんばかりの大きな破裂音が、遠野の耳を貫いた。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる