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6-1 連繋
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「--ッ!」
銃口が突きつけられていた頭部の一点に、違和感が残る。
冷たく重たい圧力が、いつ噴き出すか分からない痛みと熱さの感覚を呼び起こした。手の震えや涙を堪えれば堪えるほど、耐え難い感覚は、すばるの心に、蝕むような恐怖の想像を与える。
たまらず、すばるは目を閉じた。
〝Remittance complete(送金完了)〟
目を閉じれば、記憶に刻まれた赤いポップアップ画面か浮き上がる。手を染めてしまった犯罪と、忘れることのできないその証拠。否が応でも突きつけられる事実が、自分自身の手を止められないほどに冷たくした。
「遠野さん……オレ……」
掠れた声が消さない事実と、消すことができない後悔を助長する。
あまりにも静かな。簡素なベッドがある暗い小さな部屋で、一人。押し潰されてしまいそうなほどの大きな恐怖を体に宿し、すばるは身を縮こませていた。
『Hey, Pleiades. How are you?(やぁ、プレアディス。気分はどうかな?)』
「……」
暗い部屋に、ステラの陽気な声が響く。巣食う恐怖心を悟られないように。すばるはギュッと唇を噛み締め、目を瞑った。
『It was splendid earlier. How did you do it?(さっきは見事だったね。どうやったの?)』
「……」
『Oh well. It's fine if you want to talk.(まぁ、いいや。喋りたくなったらでいいよ)』
ステラの機械的な声を聞けば聞くほど。握りしめたすばるの手には、忘れられない遠野の手の温もりが蘇る。
すばるは両手で耳を塞いだ。温もりを忘れぬうちはまだ、自分がちゃんと生きている、とそう思えて。すばるは、肩に力を入れてステラの声に背を向けた。
✳︎ ✳︎ ✳︎
『では、次のニュースです。帝都銀行のサーバーに何者かが不正にアクセスし、おおよそ十億円が引き出されました。あまりにも被害が巨額であることからサイバー攻撃とみられ、警察は慎重に操作を進めています』
簡易的なイヤホンから流れるテレビの音声。味の薄い病院食を口に入れ噛み締めるたびに。遠野は味な濃い〝牛ちゃん〟の牛皿定食を懐かしく思う。その矢先に飛び込んできたニュース。一瞬胸騒ぎがした。遠野は茶碗と箸を持ったまま、食事の手を止めて、画面に見入る。そして弾かれるようにスマートフォンを手にした。
『はい、市川です』
いつもの落ち着いた市川の声に、遠野は少し安心して小さく息を漏らす。
「おう、イッチー。今の見たか?」
『はい』
「そっちは何か動きがあったか?」
『おそらく〝ブラッド・ダイアモンド〟ではと警察庁から至急文書がでています』
「やはりな」
『帝都銀行のセキュリティが固いことはかなり有名です。それが破られて、だいぶ焦っているようです。政財界のあらゆるセキュリティが破られることを懸念しているのか、全国の警察本部に認定事件として取り扱うよう指示されました』
「まだ一つも解決していないのに、厄介だな」
遠野は嘆息した。
「すばるに関わること、全部。何一つ解決していないのに……」
遠野の吐き出した言葉は、いつものそれとは違い重く電波の上を波紋状に広がっていく。押し出された感情を察し、市川は冷静に続けた。
『帝都銀行の追跡は警察庁が総出で行なっているようです。本県も佐野係長が駆り出されています』
「佐野はなんて言っている?」
『今までにないハッキング。驚くほど鮮やかだ、と』
「……」
『遠野補佐……? 気に……なりますか?』
「いや……なんでもない」
『私は、今回のハッキングが、すばるの安否を示すものだと思っています』
「分かってるよ、市川」
『……はい』
「俺も……。何かわかったら連絡する。そっちも進展があったら連絡を頼む」
『了解です』
いつも以上に味覚を刺激しない食事を、遠野は素早く片す。そして迷いのない動きで、テーブルの上にすばるのパソコンをのせた。
(さて……どうするか)
テーブルに頬杖をつき、目を閉じた遠野は思考を巡らす。たまに大目玉を食らってはいた遠野であるが。看護師の目を盗んでは、すばるのパソコンを少しづつ解析していた。ハードディスクに格納されているデータには、全て目を通した。クリックすると、たまに声付きで現れる男子の興味の塊みたいな画像には苦笑したものの。特段、不審なファイルも見当たらない。
(ハードに無いとなると……どこかに独立したサーバーを持ってるはずだ)
遠野は、アプリケーションにカーソルを合わせるとマウスをダブルクリックした。同時に検索エンジンがアプリケーションの中を掻き回す。
偶然にしろ、必然にしろ。
ブラッド・ダイアモンドをハッキングしてしまうほどの技量をもつすばるだ。どこかに〝鍵〟を格納しているはずだ。それがすばるに繋がる〝鍵〟である、遠野は直感的に思っていた。その直後、パソコンが、ポンと無機質な音を鳴らす。
〝検索に該当はありませんでした〟
ポップアップされた文字に、遠野は浅く息を吐いた。検索を何度かけても、結果は変わらない。
(検索の方法を変えるか……)
今までとは異なるキーワードを入力し、遠野は再びアプリケーションをダブルクリックした。考えうる全てのキーワードを入力する。その度にネガティブなポップアップが表示されても、遠野はその手を止めることをしなかった。
それが、すばるとの繋がりを模索する遠野の唯一の行動だったからだ。
パソコンが、聞き慣れた無機質な音をポンと鳴らす。
「あ……? まさか……」
遠野の目の前の画面には、ネガティブなポップアップは無い。かわりにファイルが、一つ。白い検索バーに表示されていた。
〝きらきら星〟と表示されたファイル。昂る気持ちが鼓動と大きくし、掌を冷たくする。
無意識に息を止めて、遠野はファイルをクリックした。
〝password_____〟
止めた息が一気に肺から放出される。はぁ、と長いため息を吐いた遠野は、苦笑いをして両手を頭に添えた。
「あっさり行くはずは、ねぇんだけどなぁ」
頭の中ではすばるが残したヒントが、渦のように巡っている。それが正解なのはわかっているのに。頭に浮上する正解が、単純すぎるのではないか? という考えが浮上し邪魔をする。
アルファベットか? 二進数か? 音階か?
フル回転で思考が動く。その動きに耐えきれず、遠野はつい頭を抱えた。
(おそらく……三回。チャンスは三回だ)
間違えると--。
その時点ですばるとの繋がりが、途絶えてしまうかもしれない。
極度の緊張が、遠野の心拍数を速くする。緊張など暫くぶりだ。遠野は、久しぶりに味わう感覚に苦笑した。意を決したように。短く息を吸うと、恐ろしくゆっくりとした速度で遠野はキーボードを弾く。
カチ、カチッ--。
リズミカルとは程遠いタッチ音。遠野なその音を一音一音確認しながら、画面に表示されてるパスワードの黒い丸を目で追っていた。
〝CcGgAaGg〟
頭の中で響く、すばるが歌う音階。すばるの声をたどり、ドレミ音階をゆっくりと変換する。同時に、音程など無視し、屈託なく「約束だよ!」というすばるの笑顔が脳裏に浮かんだ。
遠野は、ゆっくりとエンターキーを押下した。
パソコンの画面が、瞬時に真っ暗になって、全ての表示が消える。遠野はたまらず喉を鳴らした。
「いけ……いけよ!」
握りしめるマウスに、遠野の極度に冷めた指先の体温が伝わる。背中に冷たい汗が流れるのを認知しながらも。遠野は真っ黒な画面から、視線を外すことができなかった。
「いけ……!」
〝cubic ATRIA〟
初期画面のような黒い画面に、懐かしい緑色をした文字が薄らと浮かび上がる。
「きた……!」
手探りで探していたすばるとの繋がり。気持ちのどこかでは、最悪の考えや諦めがつのる。
目に見えず、断線したかに思われた繋がり。しかし今、また。遠野の手にすばるの痕跡を残す糸が絡まり出した。遠野は見えぬ糸を離さぬように、拳をぎゅっと握りしめた。
「すばる……まってろよ!」
銃口が突きつけられていた頭部の一点に、違和感が残る。
冷たく重たい圧力が、いつ噴き出すか分からない痛みと熱さの感覚を呼び起こした。手の震えや涙を堪えれば堪えるほど、耐え難い感覚は、すばるの心に、蝕むような恐怖の想像を与える。
たまらず、すばるは目を閉じた。
〝Remittance complete(送金完了)〟
目を閉じれば、記憶に刻まれた赤いポップアップ画面か浮き上がる。手を染めてしまった犯罪と、忘れることのできないその証拠。否が応でも突きつけられる事実が、自分自身の手を止められないほどに冷たくした。
「遠野さん……オレ……」
掠れた声が消さない事実と、消すことができない後悔を助長する。
あまりにも静かな。簡素なベッドがある暗い小さな部屋で、一人。押し潰されてしまいそうなほどの大きな恐怖を体に宿し、すばるは身を縮こませていた。
『Hey, Pleiades. How are you?(やぁ、プレアディス。気分はどうかな?)』
「……」
暗い部屋に、ステラの陽気な声が響く。巣食う恐怖心を悟られないように。すばるはギュッと唇を噛み締め、目を瞑った。
『It was splendid earlier. How did you do it?(さっきは見事だったね。どうやったの?)』
「……」
『Oh well. It's fine if you want to talk.(まぁ、いいや。喋りたくなったらでいいよ)』
ステラの機械的な声を聞けば聞くほど。握りしめたすばるの手には、忘れられない遠野の手の温もりが蘇る。
すばるは両手で耳を塞いだ。温もりを忘れぬうちはまだ、自分がちゃんと生きている、とそう思えて。すばるは、肩に力を入れてステラの声に背を向けた。
✳︎ ✳︎ ✳︎
『では、次のニュースです。帝都銀行のサーバーに何者かが不正にアクセスし、おおよそ十億円が引き出されました。あまりにも被害が巨額であることからサイバー攻撃とみられ、警察は慎重に操作を進めています』
簡易的なイヤホンから流れるテレビの音声。味の薄い病院食を口に入れ噛み締めるたびに。遠野は味な濃い〝牛ちゃん〟の牛皿定食を懐かしく思う。その矢先に飛び込んできたニュース。一瞬胸騒ぎがした。遠野は茶碗と箸を持ったまま、食事の手を止めて、画面に見入る。そして弾かれるようにスマートフォンを手にした。
『はい、市川です』
いつもの落ち着いた市川の声に、遠野は少し安心して小さく息を漏らす。
「おう、イッチー。今の見たか?」
『はい』
「そっちは何か動きがあったか?」
『おそらく〝ブラッド・ダイアモンド〟ではと警察庁から至急文書がでています』
「やはりな」
『帝都銀行のセキュリティが固いことはかなり有名です。それが破られて、だいぶ焦っているようです。政財界のあらゆるセキュリティが破られることを懸念しているのか、全国の警察本部に認定事件として取り扱うよう指示されました』
「まだ一つも解決していないのに、厄介だな」
遠野は嘆息した。
「すばるに関わること、全部。何一つ解決していないのに……」
遠野の吐き出した言葉は、いつものそれとは違い重く電波の上を波紋状に広がっていく。押し出された感情を察し、市川は冷静に続けた。
『帝都銀行の追跡は警察庁が総出で行なっているようです。本県も佐野係長が駆り出されています』
「佐野はなんて言っている?」
『今までにないハッキング。驚くほど鮮やかだ、と』
「……」
『遠野補佐……? 気に……なりますか?』
「いや……なんでもない」
『私は、今回のハッキングが、すばるの安否を示すものだと思っています』
「分かってるよ、市川」
『……はい』
「俺も……。何かわかったら連絡する。そっちも進展があったら連絡を頼む」
『了解です』
いつも以上に味覚を刺激しない食事を、遠野は素早く片す。そして迷いのない動きで、テーブルの上にすばるのパソコンをのせた。
(さて……どうするか)
テーブルに頬杖をつき、目を閉じた遠野は思考を巡らす。たまに大目玉を食らってはいた遠野であるが。看護師の目を盗んでは、すばるのパソコンを少しづつ解析していた。ハードディスクに格納されているデータには、全て目を通した。クリックすると、たまに声付きで現れる男子の興味の塊みたいな画像には苦笑したものの。特段、不審なファイルも見当たらない。
(ハードに無いとなると……どこかに独立したサーバーを持ってるはずだ)
遠野は、アプリケーションにカーソルを合わせるとマウスをダブルクリックした。同時に検索エンジンがアプリケーションの中を掻き回す。
偶然にしろ、必然にしろ。
ブラッド・ダイアモンドをハッキングしてしまうほどの技量をもつすばるだ。どこかに〝鍵〟を格納しているはずだ。それがすばるに繋がる〝鍵〟である、遠野は直感的に思っていた。その直後、パソコンが、ポンと無機質な音を鳴らす。
〝検索に該当はありませんでした〟
ポップアップされた文字に、遠野は浅く息を吐いた。検索を何度かけても、結果は変わらない。
(検索の方法を変えるか……)
今までとは異なるキーワードを入力し、遠野は再びアプリケーションをダブルクリックした。考えうる全てのキーワードを入力する。その度にネガティブなポップアップが表示されても、遠野はその手を止めることをしなかった。
それが、すばるとの繋がりを模索する遠野の唯一の行動だったからだ。
パソコンが、聞き慣れた無機質な音をポンと鳴らす。
「あ……? まさか……」
遠野の目の前の画面には、ネガティブなポップアップは無い。かわりにファイルが、一つ。白い検索バーに表示されていた。
〝きらきら星〟と表示されたファイル。昂る気持ちが鼓動と大きくし、掌を冷たくする。
無意識に息を止めて、遠野はファイルをクリックした。
〝password_____〟
止めた息が一気に肺から放出される。はぁ、と長いため息を吐いた遠野は、苦笑いをして両手を頭に添えた。
「あっさり行くはずは、ねぇんだけどなぁ」
頭の中ではすばるが残したヒントが、渦のように巡っている。それが正解なのはわかっているのに。頭に浮上する正解が、単純すぎるのではないか? という考えが浮上し邪魔をする。
アルファベットか? 二進数か? 音階か?
フル回転で思考が動く。その動きに耐えきれず、遠野はつい頭を抱えた。
(おそらく……三回。チャンスは三回だ)
間違えると--。
その時点ですばるとの繋がりが、途絶えてしまうかもしれない。
極度の緊張が、遠野の心拍数を速くする。緊張など暫くぶりだ。遠野は、久しぶりに味わう感覚に苦笑した。意を決したように。短く息を吸うと、恐ろしくゆっくりとした速度で遠野はキーボードを弾く。
カチ、カチッ--。
リズミカルとは程遠いタッチ音。遠野なその音を一音一音確認しながら、画面に表示されてるパスワードの黒い丸を目で追っていた。
〝CcGgAaGg〟
頭の中で響く、すばるが歌う音階。すばるの声をたどり、ドレミ音階をゆっくりと変換する。同時に、音程など無視し、屈託なく「約束だよ!」というすばるの笑顔が脳裏に浮かんだ。
遠野は、ゆっくりとエンターキーを押下した。
パソコンの画面が、瞬時に真っ暗になって、全ての表示が消える。遠野はたまらず喉を鳴らした。
「いけ……いけよ!」
握りしめるマウスに、遠野の極度に冷めた指先の体温が伝わる。背中に冷たい汗が流れるのを認知しながらも。遠野は真っ黒な画面から、視線を外すことができなかった。
「いけ……!」
〝cubic ATRIA〟
初期画面のような黒い画面に、懐かしい緑色をした文字が薄らと浮かび上がる。
「きた……!」
手探りで探していたすばるとの繋がり。気持ちのどこかでは、最悪の考えや諦めがつのる。
目に見えず、断線したかに思われた繋がり。しかし今、また。遠野の手にすばるの痕跡を残す糸が絡まり出した。遠野は見えぬ糸を離さぬように、拳をぎゅっと握りしめた。
「すばる……まってろよ!」
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