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67,試験に向けて。
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「なんなんだ、そのとんでもないスキルは……? 」
飲み屋でのエレノアとふたりきりでの席でのことだ。
エレノアは腕組みをしたまま真っ直ぐ俺を見据え、目を見開いて眉根を寄せている。
エレノアには俺の発動した新しいスキルについて説明を終えたところだ。
間もなく、店の奥から店員がエールを運んでくる。
「“分け与える”が発動したのは少し前のことなんです」
「なぜ私に報告しなかった? とんでもないスキルだぞ、それ……」
「使い途が思いつかなかったんです。本当に使えるのか半信半疑でもありましたし……」
「結果的には使えたわけだよな? その、アレンとルナと言ったか? 彼らに、スキルは与えられたわけだよな? 」
「一応、無事に譲渡は出来ました。ふたりとも早くもスキルを使いこなしているようには見えましたが……」
まるでエールのなかに苦草でも入っているかのように、エレノアは顔をしかめ、それをぐいと飲む。
アレンとルナが冒険者になるには推薦者が必要だから、エレノアにも推薦してもらうことを頼む。
あとはパルサーと俺が記名すれば、アレンとルナは正式に冒険者としてクエストを受注出来る。
「魔術量も与えられると言ったな。どのくらい譲渡したんだ? 」
「あまり多くは譲渡しませんでした。多すぎると、俺たちみたいにコントロールが難しくなるので」
「それについては良い判断だ。ちなみに、与えたスキルはいくつくらいだ? 」
「それぞれ五十個ずつぐらいですかね」
「五十……!? お前、正気で言っているのか……?? 」
「様々な職業の初期スキルを出来るだけたくさんと、あとはA級スキルをそれぞれ一つずつ与えておきましたが……」
「A級スキルも与えたのか……」
「なにか、マズかったでしょうか……」
エレノアはぐっとのけぞると、腕組みをしながらなにか思案顔を浮かべる。
すでに四十を過ぎているとは思えないその美しい顔に、微かな皺が寄った。
「……やはり、あまりそのスキルは多用すべきではないだろうな。出来れば譲渡する前に私にも話して欲しかったが、まあ、終わったことは仕方ない。アレンとルナに関しても、彼らのやりたいという意志を尊重するのには私も賛成だ。だが、あまり公にすべきでないスキルなのは確かだ。今後も誰かに譲渡するにしても、ごく限られた人数に、しかも秘密の守れる人間にだけ与えるのが良いだろう」
「そんなにも危険なスキルでしょうか……」
と、つい零すと、エレノアは佇まいを正し、続ける。
「お前も知っての通り、この世界では教会が職業判定の儀を行っている。“職業を与える”ということ自体が、教会の管轄なんだ。お前の行った”分け与える“という行為は、その教会の管轄を越権している。……できれば、来たる日が来るまで教会とは敵対しないでおきたい」
エレノアには教会と敵対する未来が見えているのだろうか。
そんな疑問が浮かぶが、口にはしないでおく。それに、もし教会と敵対すれば、危険な目に合うのは俺だけでは済まないはずだ。アニー、ツルゲーネやセシリアさん。戦闘能力の無い多くの仲間が危険な目に合いかねない。
「推薦人になって欲しいという話は了解だ。パルサーにも話は通しておく」
「お願いします。第四階級の冒険者が俺以外にも出て来たというのは、喜ばしいことだと思っています」
「それについては私もおなじ気持ちだ。……一応聞いておくが、スキルを譲渡したのはアレンとルナのふたりだけだよな……? 」
「いえ、その場にいた第四階級の大人たち全員にも譲渡しましたが……」
「……全員? 何人くらいだ……? 」
ぴりりとした、不穏な空気が流れた。
「……十四人です」
「……なんのスキルを与えたんだ? 」
「“鍛冶”です。すごい数が余っていたので、全員に譲渡しました……」
「第四階級の人々を鍛冶職に就ける為か? 」
「そうです。セナさんには話は通しています。全員彼女の工房で雇ってもらえることになりました」
深い深い、そして長いため息が漏れる。
掌を組み合わせ、額の前にくっつけたエレノアは、再度、ため息を吐く。
「セナ氏はなんと言っていた……? 」
「“化け物め”と。一言だけ……」
「……まったくだ」と、エレノアが零す。「こんなのは神の所業だぞ」
「やはり、良くなかったでしょうか……」
「良くなかったかどうかは、私たちの行動に掛かっているだろうな。とにかく、姉のセシリアにも報告はしておく。あとはロジャー氏や、ヴィクター氏にも伝えておこう。噂が噂を呼び、彼らにもどんな危害が加わるかわからない」
「あの、そんなにも、教会関係者が怒るものでしょうか……? 」
と、疑問を挟むと、エレノアはやや深刻な顔になって、こう言う。
「さあな。……ただ、用心しておくには越したことはない。姉のセシリアが言うには、この国は一部の貴族たちに牛耳られているという話だ。……私も詳しくは知らないが。教会、一部の貴族、治癒院の上層部……。彼ら体制側の人間はこの国の制度が変わることを恐れ、巧みにこの国をコントロールして来た。姉が言うには、この国のトップはとっくに腐り切っているとのことだ。……君は、その国を根底から覆しかねない男なんだ。彼らからすれば、非常に危険な男だということだよ」
以前、アニーと歩いているときに何者かにつけられたことがあったのを、俺は思い出す。
すでにこの国の上層部に俺はマークされているのかもしれない。
「仮に、彼ら上層部と戦うことになるにしても、真正面から挑むことはない。じわじわとこの国のトップに向かいつつ、仲間を増やしていく方が得策だ。上層部のなかには腐っている者も、この国の現状を憂いている者もいるはずだからな」
「なんだか、ものものしい話になってきましたね……」
「ものものしいのはお前の実力がそれだけ飛びぬけているからだ。……お前がいないとき、セシリアやヴィクターがなにを話しているか、知っているか? 」
「いえ、想像もつきません」
「“救世主が来た”と話しているんだよ。それはセナ氏やロジャー氏も同じ気持ちだろう。……もちろん、私も同じ気持ちだ」
エレノアに真正面から誉められたことで、つい、頬が緩む。
そして彼女たちが本気でこの国の”国家転覆“を狙っているという事実に、いささか慄きもする。
「お前の方から、なにか言いたいことはあるか? 」
話がひと段落したところで、エレノアがそう言った。
「実は、セナさんのところに雇われたことで、例の十四名は街に居住することが認められました」
「橋の下で眠ることから、解放されたのか? 」
「ええ。ロジャーさんの工場で働いている第四階級の仲間たちは、ロジャーさんが用意された社宅に寝泊まりしているのですが、今回は、完全に民間のアパートに居住が認められたんです」
「それは、……快挙だな。……すべてお前のおかげだと思うぞ」
「いえ、ここまで育ててくれたエレノアさんのおかげです」
エレノアは深い信頼の証とばかりに、対面に座ったまま俺の肩に手を置く。
まるで翡翠のように綺麗なその目に、さすがに、ドキリとする。もし年齢が近かったら恋に落ちずはいられないだろうと思わされるほど、その容姿は美しい。
「……さしあたって、今後は私たちも本格的にA級を目指して行こう」
「これまでとはなにか、やり方が変わるのですか? 」
「私たちは現在C級にいるが、CからBに上がるには試験がある」
「ギルドが試験を行うのでしょうか? 」
「そうだが……、試験には教会から一人と、A級冒険者がひとり立ち会うことになっている」
「すんなり合格できるでしょうか」
「実力は申し分ないが、教会関係者は邪魔をしてくるかもな。……用心してかかろう。それとは別に……」
と、エレノアが再びエールに口をつけ、こう付け足す。
「なにか治癒院で嫌なことがあったと聞いたが、本当か? 」
先日、治癒院で追い返された話が、エレノアの耳にも入ったのだろう。
「ええ、まあ。大したことではありませんが、ちょっと、誤解を受けて追い返されてしまいまして……」
「誤解? 追い返したのはどこのどいつだ? 」
「いや、まあ、若い治癒士の方で、悪気はなかったと思います」
「悪気がない? ……まあ、お前がそう言うのなら良いが……。次からは、必ず私も同行しよう。さすがにA級冒険者の私の前で、治癒院の連中もお前をひどい扱いには出来ないだろうからな」
そう言うと、エレノアはギラリとした鋭い目を、窓の奥へ向けた。
ちなみに、このあとエレノアは深く酔っ払い、治癒院へ怒鳴り込みに行こうとした……。
飲み屋でのエレノアとふたりきりでの席でのことだ。
エレノアは腕組みをしたまま真っ直ぐ俺を見据え、目を見開いて眉根を寄せている。
エレノアには俺の発動した新しいスキルについて説明を終えたところだ。
間もなく、店の奥から店員がエールを運んでくる。
「“分け与える”が発動したのは少し前のことなんです」
「なぜ私に報告しなかった? とんでもないスキルだぞ、それ……」
「使い途が思いつかなかったんです。本当に使えるのか半信半疑でもありましたし……」
「結果的には使えたわけだよな? その、アレンとルナと言ったか? 彼らに、スキルは与えられたわけだよな? 」
「一応、無事に譲渡は出来ました。ふたりとも早くもスキルを使いこなしているようには見えましたが……」
まるでエールのなかに苦草でも入っているかのように、エレノアは顔をしかめ、それをぐいと飲む。
アレンとルナが冒険者になるには推薦者が必要だから、エレノアにも推薦してもらうことを頼む。
あとはパルサーと俺が記名すれば、アレンとルナは正式に冒険者としてクエストを受注出来る。
「魔術量も与えられると言ったな。どのくらい譲渡したんだ? 」
「あまり多くは譲渡しませんでした。多すぎると、俺たちみたいにコントロールが難しくなるので」
「それについては良い判断だ。ちなみに、与えたスキルはいくつくらいだ? 」
「それぞれ五十個ずつぐらいですかね」
「五十……!? お前、正気で言っているのか……?? 」
「様々な職業の初期スキルを出来るだけたくさんと、あとはA級スキルをそれぞれ一つずつ与えておきましたが……」
「A級スキルも与えたのか……」
「なにか、マズかったでしょうか……」
エレノアはぐっとのけぞると、腕組みをしながらなにか思案顔を浮かべる。
すでに四十を過ぎているとは思えないその美しい顔に、微かな皺が寄った。
「……やはり、あまりそのスキルは多用すべきではないだろうな。出来れば譲渡する前に私にも話して欲しかったが、まあ、終わったことは仕方ない。アレンとルナに関しても、彼らのやりたいという意志を尊重するのには私も賛成だ。だが、あまり公にすべきでないスキルなのは確かだ。今後も誰かに譲渡するにしても、ごく限られた人数に、しかも秘密の守れる人間にだけ与えるのが良いだろう」
「そんなにも危険なスキルでしょうか……」
と、つい零すと、エレノアは佇まいを正し、続ける。
「お前も知っての通り、この世界では教会が職業判定の儀を行っている。“職業を与える”ということ自体が、教会の管轄なんだ。お前の行った”分け与える“という行為は、その教会の管轄を越権している。……できれば、来たる日が来るまで教会とは敵対しないでおきたい」
エレノアには教会と敵対する未来が見えているのだろうか。
そんな疑問が浮かぶが、口にはしないでおく。それに、もし教会と敵対すれば、危険な目に合うのは俺だけでは済まないはずだ。アニー、ツルゲーネやセシリアさん。戦闘能力の無い多くの仲間が危険な目に合いかねない。
「推薦人になって欲しいという話は了解だ。パルサーにも話は通しておく」
「お願いします。第四階級の冒険者が俺以外にも出て来たというのは、喜ばしいことだと思っています」
「それについては私もおなじ気持ちだ。……一応聞いておくが、スキルを譲渡したのはアレンとルナのふたりだけだよな……? 」
「いえ、その場にいた第四階級の大人たち全員にも譲渡しましたが……」
「……全員? 何人くらいだ……? 」
ぴりりとした、不穏な空気が流れた。
「……十四人です」
「……なんのスキルを与えたんだ? 」
「“鍛冶”です。すごい数が余っていたので、全員に譲渡しました……」
「第四階級の人々を鍛冶職に就ける為か? 」
「そうです。セナさんには話は通しています。全員彼女の工房で雇ってもらえることになりました」
深い深い、そして長いため息が漏れる。
掌を組み合わせ、額の前にくっつけたエレノアは、再度、ため息を吐く。
「セナ氏はなんと言っていた……? 」
「“化け物め”と。一言だけ……」
「……まったくだ」と、エレノアが零す。「こんなのは神の所業だぞ」
「やはり、良くなかったでしょうか……」
「良くなかったかどうかは、私たちの行動に掛かっているだろうな。とにかく、姉のセシリアにも報告はしておく。あとはロジャー氏や、ヴィクター氏にも伝えておこう。噂が噂を呼び、彼らにもどんな危害が加わるかわからない」
「あの、そんなにも、教会関係者が怒るものでしょうか……? 」
と、疑問を挟むと、エレノアはやや深刻な顔になって、こう言う。
「さあな。……ただ、用心しておくには越したことはない。姉のセシリアが言うには、この国は一部の貴族たちに牛耳られているという話だ。……私も詳しくは知らないが。教会、一部の貴族、治癒院の上層部……。彼ら体制側の人間はこの国の制度が変わることを恐れ、巧みにこの国をコントロールして来た。姉が言うには、この国のトップはとっくに腐り切っているとのことだ。……君は、その国を根底から覆しかねない男なんだ。彼らからすれば、非常に危険な男だということだよ」
以前、アニーと歩いているときに何者かにつけられたことがあったのを、俺は思い出す。
すでにこの国の上層部に俺はマークされているのかもしれない。
「仮に、彼ら上層部と戦うことになるにしても、真正面から挑むことはない。じわじわとこの国のトップに向かいつつ、仲間を増やしていく方が得策だ。上層部のなかには腐っている者も、この国の現状を憂いている者もいるはずだからな」
「なんだか、ものものしい話になってきましたね……」
「ものものしいのはお前の実力がそれだけ飛びぬけているからだ。……お前がいないとき、セシリアやヴィクターがなにを話しているか、知っているか? 」
「いえ、想像もつきません」
「“救世主が来た”と話しているんだよ。それはセナ氏やロジャー氏も同じ気持ちだろう。……もちろん、私も同じ気持ちだ」
エレノアに真正面から誉められたことで、つい、頬が緩む。
そして彼女たちが本気でこの国の”国家転覆“を狙っているという事実に、いささか慄きもする。
「お前の方から、なにか言いたいことはあるか? 」
話がひと段落したところで、エレノアがそう言った。
「実は、セナさんのところに雇われたことで、例の十四名は街に居住することが認められました」
「橋の下で眠ることから、解放されたのか? 」
「ええ。ロジャーさんの工場で働いている第四階級の仲間たちは、ロジャーさんが用意された社宅に寝泊まりしているのですが、今回は、完全に民間のアパートに居住が認められたんです」
「それは、……快挙だな。……すべてお前のおかげだと思うぞ」
「いえ、ここまで育ててくれたエレノアさんのおかげです」
エレノアは深い信頼の証とばかりに、対面に座ったまま俺の肩に手を置く。
まるで翡翠のように綺麗なその目に、さすがに、ドキリとする。もし年齢が近かったら恋に落ちずはいられないだろうと思わされるほど、その容姿は美しい。
「……さしあたって、今後は私たちも本格的にA級を目指して行こう」
「これまでとはなにか、やり方が変わるのですか? 」
「私たちは現在C級にいるが、CからBに上がるには試験がある」
「ギルドが試験を行うのでしょうか? 」
「そうだが……、試験には教会から一人と、A級冒険者がひとり立ち会うことになっている」
「すんなり合格できるでしょうか」
「実力は申し分ないが、教会関係者は邪魔をしてくるかもな。……用心してかかろう。それとは別に……」
と、エレノアが再びエールに口をつけ、こう付け足す。
「なにか治癒院で嫌なことがあったと聞いたが、本当か? 」
先日、治癒院で追い返された話が、エレノアの耳にも入ったのだろう。
「ええ、まあ。大したことではありませんが、ちょっと、誤解を受けて追い返されてしまいまして……」
「誤解? 追い返したのはどこのどいつだ? 」
「いや、まあ、若い治癒士の方で、悪気はなかったと思います」
「悪気がない? ……まあ、お前がそう言うのなら良いが……。次からは、必ず私も同行しよう。さすがにA級冒険者の私の前で、治癒院の連中もお前をひどい扱いには出来ないだろうからな」
そう言うと、エレノアはギラリとした鋭い目を、窓の奥へ向けた。
ちなみに、このあとエレノアは深く酔っ払い、治癒院へ怒鳴り込みに行こうとした……。
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