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63,分け与える。
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「セナ・ハンマースミスの打った剣に触るのは初めてのことだな」
そう言ったギルド長のパルサーの表情は、憧れというより、驚愕に等しい。セナの武器は特別なコネのある一部の冒険者に独占されているから、滅多なことでは触れないと言うのだ。
「恐ろしいほど精密な剣だ。いくらで叩いて貰ったんだ? 」
パルサーは喋りながら、その剣に相変わらず魅入っている。いや、魅入られている、というべきか。
「それが、お代は受け取って貰えませんでした」
「これを、ただで頂いたのか? 」
「まあ、……そういうことになります」
若干、疑いの眼を、パルサーは向けて来る。
「……本当か? 」
「本当ですよ。嘘をつく理由がありません」
「彼女は気難しいタイプではないが、天才ゆえの高慢さはある。自分の仕事を簡単にタダにするような人物ではないはずだが……」
「どういうわけか、“代金は要らない”と言って、固辞されたのです」
「理由は? 」
「え? 」
「タダにしてくれた理由だよ。なにかしら理由があるんだろう」
理由。はっきりとした理由は思い浮かばない。強いて言えば、“惚れたから”というセナの言葉が思い出されるが、まさかそんなことをパルサーに話すわけにはいかない。
「……わかりません」
そう言って首を振ると、
「……君からはなにか、女性を強烈に惹きつけるフェロモンのようなものが出ているのかな」
と、冗談とも本心ともつかない言葉を投げかけられる。
「そんなもの、あるでしょうか」
「僕にはわからん。ただ、そうでもなければ、あのセナがなあ……」
セナが俺にタダで剣をくれたことがよほどショックなのか、パルサーは頭を抱える。
驚嘆されるのは悪い気はしないが、パルサーのこのショックには、若干の冒険者としての嫉妬が含まれている気がする。
冒険者になって以来ずっと親しくしてくれたパルサーにまで負の感情を向けられると、さすがに、居心地が悪い。
だが、見た目に反して精神的には大人なパルサーは、すぐに気を取り直し、こう言った。
「でもまあ、悪いことじゃないか。……仲間の君が大勢に認めて貰えるなら、それに越したことはない。……この剣は返すよ。大切に使うと良い。僕が言うまでもなく、国宝級に素晴らしい武器だ」
パルサーのその目には、いつもの父親のような愛護の目が戻っている。
俺は、ホッと胸を、撫で下ろす。
◇◇
パルサーと話し合う為にわざわざギルドに足を運んだのには、理由がある。
“セーター”という商品を造り、それをこの街に流行させることには成功したが、まだまだ問題もある。
その問題のひとつは、“素材を集めるのに人員が足りない”ということだ。
「君の造った素材は確かに素晴らしい。でも、その素材の原材料となるシャドウスパイダーの核は、在庫に限りがある」
パルサーは受付の上のペンを振って、そう口にする。
「その通りです。今年の冬の製造分はまかなえそうですが、来期の分は足りないでしょう」
「再び取って来る必要があるが、……君は忙しそうだね」
問題はそこなのだ。
再び同じダンジョンに潜ってシャドウスパイダーの核を取って来ても良いが、俺は俺で、やることがたくさんある。現在C級冒険者の俺は今以上に新規クエストを受注したいし、ジュース造りや化粧品、第四階級の人々のとの打ち合わせも重ねたい。
現時点ですでに、猫の手も借りたいほどの忙しさだ。
「こちらからギルドに依頼を出して、ほかの冒険者に素材を取ってきて貰うのはどうだろうか」
そう口にしたのはパルサーだ。
「それは俺も考えました。ただ、コストが見合いません」
「コストか……。確かに、D級ダンジョンへの素材採取依頼は安くはない、か」
「それだけではありません。“採取”のスキルを持った冒険者がそもそも希少なのです。“採取”スキルがなければ、上質なシャドウスパイダーの核は手に入りません。そのうえシャドウスパイダーを一斉に討伐できるスキルを持った冒険者ともなると、ほぼゼロに等しい」
「それぞれのスキルを持った冒険者一人ずつに依頼を出すとなると、さらにコストは嵩むな……」
問題はそれだけではない。俺は言葉を続けた。
「さらに言うと、仮にシャドウスパイダーの核を取ってきてくれる冒険者がいたとしても、彼らが正規のクエスト達成料だけで満足してくれるとは限りません」
「……どういうことだ? 」
「“セーター”を売る事業は、それなりに儲かりますからね。一枚噛ませてくれ、と言いかねませんよ」
「なるほど。“もっと金を出せ”、そう要求される可能性もあるわけか」」
俺は頷く。「なにしろ、こちらは第四階級ですからね。強く言えば俺から金を踏んだくれると考える輩がいないとは限りません」
「これは想像以上に、難しい問題だな……」
出来れば、シャドウスパイダーの棲息する“霧晴れの小迷宮”へ、定期的に素材を回収しに行ってくれる小部隊を結成したい。
彼らは定期的に街とダンジョンを往復し、ロジャーさんの繊維工場へと素材を届けてくれるのだ。
だが……そんな都合の良い人材が欲しいと思っても、……やはり、都合が良すぎるだろうか。
「……第四階級の人々にやって貰うのはどうだろうか」
パルサーが意外なことを口にしたのは、そのときのことだ。
「第四階級の、人々に、ですか? 」
「そうだ。第四階級の人々に素材を採って来て貰い、それを第四階級の人々の働く工場に届ける。それなら、“もっと報酬を寄越せ”とたかられることも無さそうだ」
「でも、彼らには”採取”スキルも、戦闘スキルもありませんよ」
「そうか」と、パルサーは項垂れた。「そう言えばそうだ。そんな初歩的なことも抜け落ちてしまった」
パルサーがこんな初歩的な見落としをするのも、この話し合いが遅くまで続いたことの証左だ。話し合いが長引けば長引くほど、話題はぐるぐると同じところを回る。そして思わぬ見落としをする。
だが、その見落としがあったからこそ、パルサーのこのユニークな意見が出て来た。
「それ、良いかもしれません」
俺がそう零すと、パルサーはパッと顔を上げた。
「でも、君が今言ったじゃないか。彼ら第四階級の人々に戦闘スキルはないよ。採取スキルもない」
「ここだけの話なのですが……」
俺は声を潜めて、言う。
「実は、”繋がり“に続いて、新たなスキルが発動したんです」
「新たな、スキル……? 」
俺はこくりと、頷く。
「数日前のことです。久しぶりに見たステータス画面に、新たなスキルが選択肢に現れていることに気が付きました」
新たに表示されていたスキルは、“分け与える”というもの。
そこに書かれていた説明は、“自分の得たスキルや魔術量を他者に贈与する”というものだ。
「……そんなことが可能なのか? 」
俺の説明を聞いたパルサーが、唸るような声で言う。使いどころが思いつかず放置していたのだが、確かに、改めて考えるととんでもないスキルかも知れない。
「可能なのでしょうね。説明通りなら」
「……とにかく、そのスキルを使えば、第四階級の人々にもスキルが与えられるわけか」
「その通りです」俺は頷く。「魔獣と戦える第四階級の冒険者を、自分たちで育てられる」
「なんだか、神のようなスキルだな」
パルサーはぽつりと、驚嘆とも呆れともつかない、そんな言葉を漏らした。
パルサーとの話し合いは、近いうちに、冒険に出て貰う第四階級の人を選別しようという話で終わった。
話し合いが終わる頃にはギルド内にいた冒険者たちはとうに家路に着き、外からは歓楽街の香ばしい食べ物の匂いが香った。
「良かったら、このまま飲みに行かないか」
オーヴェルニュの冬の寒さは厳しい。パルサーはコートの襟を立て、その寒さに身構える。
「良いですね。ぜひ行きましょう」
ふたりで飲みに行くのはいつぶりだろう。それは、俺が冒険者になってこのギルドの扉を叩いた最初の夜のことではなかったか。
……と、そのとき、ギルド内の隅っこから、何者かの熱い視線が注がれていることに、気がつく。
「……私もご一緒しても良いでしょうか」
それは、受付嬢ヒッデの声だ。
「良いけど……」と俺は言い、思わず、「でも君は俺のこと嫌いじゃなかったっけ? 」と言いかけ、その言葉をぐっと飲み込む。
「ずいぶん涼くんに優しくなったね」
俺の代わりとばかりに、パルサーがそう詰った。
「評価を変えたのです。評価を変えるのは、悪いことでしょうか」
ヒッデは顔を真っ赤にさせ、起立した姿勢で弁明する。
「……どう評価を変えたんだい? 」
なぜかふくれっ面となり、ヒッデは言った。
「嘘つきの第四階級だと思っていましたが、……違いました。涼さんは、どう考えても優秀な……、それも相当に優秀な、凄腕の冒険者です」
思わぬ誉め言葉を貰って、俺は思わず苦笑した。
あまり性格の良い受付嬢とは思っていなかったが、案外、それも俺の先入観なのかもしれない。
「良く言えたね」と、パルサー。
「……私だって、間違うことはあります」
「さあ、涼くん。誤解も解けたことだし、三人で飲みに行こう」
ヒッデがギルドの戸締りをするとき、パルサーが俺をぐいと傍らに連れ出して、にいっと悪い笑みを浮かべる。それから、こんな意味深なことを言った。
「あのヒッデの真っ赤な顔を見たかい? ……どうやら君からは、本当になにか女性を惹きつけるフェロモンのようなものが出ているみたいだね」
そう言ったギルド長のパルサーの表情は、憧れというより、驚愕に等しい。セナの武器は特別なコネのある一部の冒険者に独占されているから、滅多なことでは触れないと言うのだ。
「恐ろしいほど精密な剣だ。いくらで叩いて貰ったんだ? 」
パルサーは喋りながら、その剣に相変わらず魅入っている。いや、魅入られている、というべきか。
「それが、お代は受け取って貰えませんでした」
「これを、ただで頂いたのか? 」
「まあ、……そういうことになります」
若干、疑いの眼を、パルサーは向けて来る。
「……本当か? 」
「本当ですよ。嘘をつく理由がありません」
「彼女は気難しいタイプではないが、天才ゆえの高慢さはある。自分の仕事を簡単にタダにするような人物ではないはずだが……」
「どういうわけか、“代金は要らない”と言って、固辞されたのです」
「理由は? 」
「え? 」
「タダにしてくれた理由だよ。なにかしら理由があるんだろう」
理由。はっきりとした理由は思い浮かばない。強いて言えば、“惚れたから”というセナの言葉が思い出されるが、まさかそんなことをパルサーに話すわけにはいかない。
「……わかりません」
そう言って首を振ると、
「……君からはなにか、女性を強烈に惹きつけるフェロモンのようなものが出ているのかな」
と、冗談とも本心ともつかない言葉を投げかけられる。
「そんなもの、あるでしょうか」
「僕にはわからん。ただ、そうでもなければ、あのセナがなあ……」
セナが俺にタダで剣をくれたことがよほどショックなのか、パルサーは頭を抱える。
驚嘆されるのは悪い気はしないが、パルサーのこのショックには、若干の冒険者としての嫉妬が含まれている気がする。
冒険者になって以来ずっと親しくしてくれたパルサーにまで負の感情を向けられると、さすがに、居心地が悪い。
だが、見た目に反して精神的には大人なパルサーは、すぐに気を取り直し、こう言った。
「でもまあ、悪いことじゃないか。……仲間の君が大勢に認めて貰えるなら、それに越したことはない。……この剣は返すよ。大切に使うと良い。僕が言うまでもなく、国宝級に素晴らしい武器だ」
パルサーのその目には、いつもの父親のような愛護の目が戻っている。
俺は、ホッと胸を、撫で下ろす。
◇◇
パルサーと話し合う為にわざわざギルドに足を運んだのには、理由がある。
“セーター”という商品を造り、それをこの街に流行させることには成功したが、まだまだ問題もある。
その問題のひとつは、“素材を集めるのに人員が足りない”ということだ。
「君の造った素材は確かに素晴らしい。でも、その素材の原材料となるシャドウスパイダーの核は、在庫に限りがある」
パルサーは受付の上のペンを振って、そう口にする。
「その通りです。今年の冬の製造分はまかなえそうですが、来期の分は足りないでしょう」
「再び取って来る必要があるが、……君は忙しそうだね」
問題はそこなのだ。
再び同じダンジョンに潜ってシャドウスパイダーの核を取って来ても良いが、俺は俺で、やることがたくさんある。現在C級冒険者の俺は今以上に新規クエストを受注したいし、ジュース造りや化粧品、第四階級の人々のとの打ち合わせも重ねたい。
現時点ですでに、猫の手も借りたいほどの忙しさだ。
「こちらからギルドに依頼を出して、ほかの冒険者に素材を取ってきて貰うのはどうだろうか」
そう口にしたのはパルサーだ。
「それは俺も考えました。ただ、コストが見合いません」
「コストか……。確かに、D級ダンジョンへの素材採取依頼は安くはない、か」
「それだけではありません。“採取”のスキルを持った冒険者がそもそも希少なのです。“採取”スキルがなければ、上質なシャドウスパイダーの核は手に入りません。そのうえシャドウスパイダーを一斉に討伐できるスキルを持った冒険者ともなると、ほぼゼロに等しい」
「それぞれのスキルを持った冒険者一人ずつに依頼を出すとなると、さらにコストは嵩むな……」
問題はそれだけではない。俺は言葉を続けた。
「さらに言うと、仮にシャドウスパイダーの核を取ってきてくれる冒険者がいたとしても、彼らが正規のクエスト達成料だけで満足してくれるとは限りません」
「……どういうことだ? 」
「“セーター”を売る事業は、それなりに儲かりますからね。一枚噛ませてくれ、と言いかねませんよ」
「なるほど。“もっと金を出せ”、そう要求される可能性もあるわけか」」
俺は頷く。「なにしろ、こちらは第四階級ですからね。強く言えば俺から金を踏んだくれると考える輩がいないとは限りません」
「これは想像以上に、難しい問題だな……」
出来れば、シャドウスパイダーの棲息する“霧晴れの小迷宮”へ、定期的に素材を回収しに行ってくれる小部隊を結成したい。
彼らは定期的に街とダンジョンを往復し、ロジャーさんの繊維工場へと素材を届けてくれるのだ。
だが……そんな都合の良い人材が欲しいと思っても、……やはり、都合が良すぎるだろうか。
「……第四階級の人々にやって貰うのはどうだろうか」
パルサーが意外なことを口にしたのは、そのときのことだ。
「第四階級の、人々に、ですか? 」
「そうだ。第四階級の人々に素材を採って来て貰い、それを第四階級の人々の働く工場に届ける。それなら、“もっと報酬を寄越せ”とたかられることも無さそうだ」
「でも、彼らには”採取”スキルも、戦闘スキルもありませんよ」
「そうか」と、パルサーは項垂れた。「そう言えばそうだ。そんな初歩的なことも抜け落ちてしまった」
パルサーがこんな初歩的な見落としをするのも、この話し合いが遅くまで続いたことの証左だ。話し合いが長引けば長引くほど、話題はぐるぐると同じところを回る。そして思わぬ見落としをする。
だが、その見落としがあったからこそ、パルサーのこのユニークな意見が出て来た。
「それ、良いかもしれません」
俺がそう零すと、パルサーはパッと顔を上げた。
「でも、君が今言ったじゃないか。彼ら第四階級の人々に戦闘スキルはないよ。採取スキルもない」
「ここだけの話なのですが……」
俺は声を潜めて、言う。
「実は、”繋がり“に続いて、新たなスキルが発動したんです」
「新たな、スキル……? 」
俺はこくりと、頷く。
「数日前のことです。久しぶりに見たステータス画面に、新たなスキルが選択肢に現れていることに気が付きました」
新たに表示されていたスキルは、“分け与える”というもの。
そこに書かれていた説明は、“自分の得たスキルや魔術量を他者に贈与する”というものだ。
「……そんなことが可能なのか? 」
俺の説明を聞いたパルサーが、唸るような声で言う。使いどころが思いつかず放置していたのだが、確かに、改めて考えるととんでもないスキルかも知れない。
「可能なのでしょうね。説明通りなら」
「……とにかく、そのスキルを使えば、第四階級の人々にもスキルが与えられるわけか」
「その通りです」俺は頷く。「魔獣と戦える第四階級の冒険者を、自分たちで育てられる」
「なんだか、神のようなスキルだな」
パルサーはぽつりと、驚嘆とも呆れともつかない、そんな言葉を漏らした。
パルサーとの話し合いは、近いうちに、冒険に出て貰う第四階級の人を選別しようという話で終わった。
話し合いが終わる頃にはギルド内にいた冒険者たちはとうに家路に着き、外からは歓楽街の香ばしい食べ物の匂いが香った。
「良かったら、このまま飲みに行かないか」
オーヴェルニュの冬の寒さは厳しい。パルサーはコートの襟を立て、その寒さに身構える。
「良いですね。ぜひ行きましょう」
ふたりで飲みに行くのはいつぶりだろう。それは、俺が冒険者になってこのギルドの扉を叩いた最初の夜のことではなかったか。
……と、そのとき、ギルド内の隅っこから、何者かの熱い視線が注がれていることに、気がつく。
「……私もご一緒しても良いでしょうか」
それは、受付嬢ヒッデの声だ。
「良いけど……」と俺は言い、思わず、「でも君は俺のこと嫌いじゃなかったっけ? 」と言いかけ、その言葉をぐっと飲み込む。
「ずいぶん涼くんに優しくなったね」
俺の代わりとばかりに、パルサーがそう詰った。
「評価を変えたのです。評価を変えるのは、悪いことでしょうか」
ヒッデは顔を真っ赤にさせ、起立した姿勢で弁明する。
「……どう評価を変えたんだい? 」
なぜかふくれっ面となり、ヒッデは言った。
「嘘つきの第四階級だと思っていましたが、……違いました。涼さんは、どう考えても優秀な……、それも相当に優秀な、凄腕の冒険者です」
思わぬ誉め言葉を貰って、俺は思わず苦笑した。
あまり性格の良い受付嬢とは思っていなかったが、案外、それも俺の先入観なのかもしれない。
「良く言えたね」と、パルサー。
「……私だって、間違うことはあります」
「さあ、涼くん。誤解も解けたことだし、三人で飲みに行こう」
ヒッデがギルドの戸締りをするとき、パルサーが俺をぐいと傍らに連れ出して、にいっと悪い笑みを浮かべる。それから、こんな意味深なことを言った。
「あのヒッデの真っ赤な顔を見たかい? ……どうやら君からは、本当になにか女性を惹きつけるフェロモンのようなものが出ているみたいだね」
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