田村涼は異世界で物乞いを始めた。

イペンシ・ノキマ

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登場人物

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 人物が増えて来たので書きました。
 随時足していきます。すいません、忙しくて……。


 
 ▽田村涼
 本作の主人公。異世界からこのオーヴェルニュの街にやってきた。異世界人はこちらでは”彼方人かなたびと”と呼ばれる。
 物乞い士という最低の職を認定されるが、そこにあるチート能力の”繋がり”によって他人の経験値、スキル、魔術量を間接的に得ることが出来る。ただし、貰える恩恵は”繋がり”が出来たあとに限る。
 身長やや高め。第四階級。現在20歳。


 ▽アニー・ヒュイ=フランダルス
 フランダルス家の次女。長女とともに聖女。
 青色の髪と青色の眼の持ち主。この国の宝と呼ばれるほどその顔は整っている。涼に「この国から階級を無くすために一緒に戦おう」と提案する。
 全盛期は人前に立って公職に就いていたが、現在は思うところあって、新人の教会職員が行うような雑仕事に従事している。表舞台から姿を消したあとも、国民の密かな人気は消えてはいない…。
 年齢は20歳前後。第一階級。


 ▽エレノア・デ・ラ・ローゼ
 かつて″翡翠の魔女″と恐れられた凄腕の冒険者。緑色の髪と眼を持つ。この世界では珍しい魔術師とシャドウマンサーのふたつの職業持ち。
 至高の美食会の副統領であるセシリアとは双子の姉妹。第二階級。


 ▽セシリア・デ・ラ・ローゼ
 至高の美食会の副統領。エレノアとは双子でもある。
 現在はローザ商会を運営。
 若くして両親を亡くしており、そこに別の商会の陰謀があるのではないかと疑う。
 涼とはビジネスパートナー的立場にあり、なにかと面倒を見てくれる。
 第二階級。


 ▽パルサー・パウフール
 少年のような幼い風貌をしたギルド長。最年少でギルド長に上り詰めた実力者。
 幼い容姿ゆえに若い頃から苦労し、その経験から涼の想いに共感。出会った当初から涼とアニーの計画に賛同、協力してくれる。
 第二階級。


 ▽ヴィクター・ナイトシェイド
 この国の有力貴族であるナイトシェイド家の長男。とある事件がきっかけで、涼とは”騎士の紋”を結ぶ。この紋を結んだ者同士は生涯に渡って協力し、助け合うものとする。元A級冒険者であり、現在はある商会の役員をしている。職業はモンク。
 第二階級。

 
 ▽リリス・ナイトシェイド
 アニーに匹敵する美貌の持ち主だが、性格に難がある。彼女の職業である”マインドマスター”は”チャーム”を使うことで他人を一時的に意のままに操る。その力を悪用し、様々な悪行を行う。ついたあだ名は”裏切りリリス”。
 とある事件がきっかけで涼に助られ、その後は父のもとで更生の道に進む。父ヴィクターいわく、リリスは涼に恋していると言うが……。
 第二階級。


 ▽ガブリエル・スターフォード
 ”暁の探索者”の主催者。もとは優秀なA級冒険者でもある。エレノアとは古い友人で、冒険者を引退した彼女に騎士学園の講師をするよう薦める。穏やかな性格の持ち主で、仲間と認めた者には非常に優しい。
 第二階級。


 ▽ヒュデル=ヌリ・ヴァラティ
 通称”最奥の探索者”と呼ばれる現代最強の冒険者。クラスはS級で、単独でこの世界のもっとも奥地にあるダンジョンを踏破し続けている。山羊属の冒険者で、風貌は、長い銀髪を垂らした老人に似ている。”橋の隅にいた頃から君には期待していた”と言って涼を目に掛けるが、その存在は謎に包まれている……。
 第二階級。

 
 ▽ツルゲーネ・グラート
 涼と同い年で、橋の下の生活を共にした親友。周囲への気配りの出来る面倒見の良い男で、同じ第四階級の仲間からの信頼も厚い。徐々に街のなかで実力を発揮してゆき、地位や名声を得ていくことになる。
 第四階級。


 ▽アレンとルナ
 成人したばかりの十四歳の双子。涼に魔術量とスキルを与えられ、第四階級では涼に次ぐ二番目の冒険者となる。


 ▽ブラッディ・メジロ
 ブラッディ商会を運営する初老の男。セシリアとエレノアの両親が運営していたローゼ商会に圧力を掛け自殺に追い込んだ過去を持つ。
 第一階級。


 ▽ユグリス・ヴァンデル
 ”法の守護者”の執政大法官を務める司法の最高権力者。ヴィクターとセナとは幼馴染。法に対する厳しい姿勢は広く知られ、買収の効かない法の番人として恐れられている。もとは教会関係者でもあり、階級は第一階級。フレッシャー商会の裁判で、涼とは関わることになる。

 
 ▽ヴァレンティン・ドラグスレイヤー
 軍事の最高権力者である大将軍。職業は聖霊闘士ホーリー・スピリット・ナイト。教会関係者であり、もとS級冒険者でもある。ユグリスを通じて涼と関わることになる。
 

 



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