51 / 125
50,手を繋ぐことの、意味。
しおりを挟む
※涼目線に戻ります。
エレノアとの冒険を終えて街に戻って来た俺は、フィヨルドの高原でアニーと夕餉を共にしていた。
「涼さんが作ってくれた新しい繊維の話なのですが……」
先日、シャドウスパイダーの核を利用して俺が生成した、ウールのような新素材に関する話だ。
クエスト受注に忙しい俺に変わって、アニーがロジャー商会と話を進めてくれていたのだ。
「涼さんが生成してくれた新素材を元に衣服を作ることには成功したみたいで、今、ロジャーさんの新工場で量産体制を整えている、という状況です」
「さすがロジャーさん、仕事が早い。ロジャーさんたちが作る衣服はどのようなものになるか、話は聞いていますか? 俺はあのあと、すぐにクエストに出て行ってしまったもので……」
「涼さんの指示した通り、“セーター”というものを、試しに作ってみたそうです! 」
彼らが新素材を前にして衣服づくりに戸惑わずに済むように、元の世界にあったセーターを「こういう服はどうでしょう」とロジャーさんに説明しておいたのだ。
「実はここに試作品があって……」と、アニーが足元にあった袋から、一枚の衣服を取り出す。
それは、紛れもなく、俺がもといた世界で言うところの“セーター”に間違いなかった……。
アニーに手渡されたセーターを手に持ちながら、俺はしばらく、身動きも出来ないほど、なにか深い感動に打ちひしがれていた。
それは“たかが一枚のセーター”に違いないのだが、紛れもなく、これはこの世界にはなく、もとの世界にしか、なかったものなのだ。
それが今、まるでひとつの空間を飛び越えてきたかのように、俺の手元にある……。
「なにか、デザイン上の問題でも、ありましたでしょうか……? 」
と、アニーが心配そうに、眉根を寄せて、俺の顔を覗き込む。
「いえ、……違います。ただ、物凄く嬉しかったんです。これは元の世界では当たり前にあったもので、なのに、この世界にはひとつもなかったんです。だから俺は今、まるで昔懐かしい幼馴染に会ったみたいに、気持ちが込み上げてしまったんです……」
◇◇
アニーが作ってくれたローストチキン、それから、それに合わせて白ワインを楽しみ、食後にこの辺りの名産であるエレフルーツを使ったエレフルーツのタルトをご馳走になった。
アニーはタルトを頬張りながら、最近の聖女の仕事について、饒舌に話し続けている。
彼女はかつて”氷の聖女“と呼ばれるほど冷たかったそうだが、今のアニーに、その面影はまるで見られない。
今の彼女はひたすらに天真爛漫で、笑顔に溢れ、いつも生き生きとしている。
「あ、あの……」
と、アニーが言いにくそうにそう切り出したのが、デザートも食べ終えて間もなくのことだ。
「はい、なんでしょう……!? 」
「あ、あの、涼さんのもといた世界では、”男女が手を繋ぐ“ことは、頻繁にあったことなのでしょうか……! 」
「頻繁に、ということはないでしょうが……、な、なぜでしょう?? 」
「それは……」
と、アニーは言いにくそうに、ぐっと唾を飲み込んで、続けた。
「この世界では、男女が手を繋ぎ合うというのは、すごく、すごく深い意味を持つのです……! 」
「ふ、深い意味とは、いったい、どういう……!? 」
「そ、それは……! 」
と、アニーはそう言ったっきり、口を噤んでしまう。
彼女がいったいなにが言いたかったのかわからず、ただ困惑していると、
「やっぱり、涼さんは、その辺りのことを、良くご存じなかったのですね……」
と、アニーは俯いてそう言ってしまった。
いったい、なんのことなのか、さっぱりわからない。
……これはあとになってパルサーに聞いた話のだが……、
この世界では、”手を繋ぎましょう“と口にするのは、意中の相手に”付き合ってください“と言うのと、まったくの同義、なのだという。
……と、いうことは、あの日、アニーに「手を繋ぎたい」と言われた俺は、アニーに、「付き合ってください」と告白されたのと同じことになる……のか???
だが、あれは謎の追っ手に追われて、安心させるために繋いだのだし、俺はそんなことは知らなかったのだし、はてさて、今現在、俺たちの関係は、どういうものになっているのだろう???
とにかく、この瞬間、アニーは顔を真っ赤にさせたまま俯き、なにも言わなくなってしまった。
そして俺も状況が良くわからず、ただひたすら困惑しっぱなしである。
散々困惑したあと、やっと俺が切り出した言葉は、
「あの……、アニーさんさえ良ければ、……また手を繋いで俺と歩いてくれませんか」
と、精いっぱいの勇気を出して絞り出した、そんな言葉だった。
すると……、
パアァァ
と、見るからに顔を輝かせて、アニーがその顔を上げた。
「こんな私で、本当によろしいのですか……? 」
「??? よ、よろしいもなにも、は、はい……! 」
と、良くわからないまま、俺はそう頷く。
「……嬉しい」
と、アニーはかすかに涙目となりそう零すが、なんとなく、話題を変えようとして発した俺の次の一言が、一気に場を凍り付かせてしまう。
「……そ、そう言えば、パルサーさんに紹介して貰った天才鍛冶職の人、明日会うことになったんです! 」
「天才鍛冶職、ですか……? 」
「そうです! 名前は確か……」
「セナ・ハンマースミス……ですか? 」
「そ、そうです! 確か、そんな名前でした! 」
と、そのとき、俺は目の前に座る恐ろしいほどの美女が、まるでひとつの氷の柱のように、凄まじく冷たいオーラを発していることに、気がつく。
「セナ・ハンマースミス……」
と、その“氷の聖女”は、地鳴りのような低い声で、もう一度、そう呟いた。
そのとき、俺は、パルサーがセナ・ハンマースミスについて話したある噂のことを、思い出したのだった。
”彼女は大の男好きで、何人もの男を囲っており、いつも男を漁ろうと目を輝かせている“という噂を……。
見るからに不機嫌となった無表情のアニーが、最後に、こう呟いた。
「セナ・ハンマースミスに会うのですか。明日。へえ……」
ゴゴゴゴと彼女の身体からそんな音が聞こえてきそうなほど、アニーは明らかに、その全身から”不快である”という意思表示を、煙のように立ち昇らせていた……。
「あ、あの……? 」
と、俺は頬を掻いてそう尋ねるが、アニーは目を細めてじーっと俺を睨み、ただただ、頬を膨らませるだけなのだった。
エレノアとの冒険を終えて街に戻って来た俺は、フィヨルドの高原でアニーと夕餉を共にしていた。
「涼さんが作ってくれた新しい繊維の話なのですが……」
先日、シャドウスパイダーの核を利用して俺が生成した、ウールのような新素材に関する話だ。
クエスト受注に忙しい俺に変わって、アニーがロジャー商会と話を進めてくれていたのだ。
「涼さんが生成してくれた新素材を元に衣服を作ることには成功したみたいで、今、ロジャーさんの新工場で量産体制を整えている、という状況です」
「さすがロジャーさん、仕事が早い。ロジャーさんたちが作る衣服はどのようなものになるか、話は聞いていますか? 俺はあのあと、すぐにクエストに出て行ってしまったもので……」
「涼さんの指示した通り、“セーター”というものを、試しに作ってみたそうです! 」
彼らが新素材を前にして衣服づくりに戸惑わずに済むように、元の世界にあったセーターを「こういう服はどうでしょう」とロジャーさんに説明しておいたのだ。
「実はここに試作品があって……」と、アニーが足元にあった袋から、一枚の衣服を取り出す。
それは、紛れもなく、俺がもといた世界で言うところの“セーター”に間違いなかった……。
アニーに手渡されたセーターを手に持ちながら、俺はしばらく、身動きも出来ないほど、なにか深い感動に打ちひしがれていた。
それは“たかが一枚のセーター”に違いないのだが、紛れもなく、これはこの世界にはなく、もとの世界にしか、なかったものなのだ。
それが今、まるでひとつの空間を飛び越えてきたかのように、俺の手元にある……。
「なにか、デザイン上の問題でも、ありましたでしょうか……? 」
と、アニーが心配そうに、眉根を寄せて、俺の顔を覗き込む。
「いえ、……違います。ただ、物凄く嬉しかったんです。これは元の世界では当たり前にあったもので、なのに、この世界にはひとつもなかったんです。だから俺は今、まるで昔懐かしい幼馴染に会ったみたいに、気持ちが込み上げてしまったんです……」
◇◇
アニーが作ってくれたローストチキン、それから、それに合わせて白ワインを楽しみ、食後にこの辺りの名産であるエレフルーツを使ったエレフルーツのタルトをご馳走になった。
アニーはタルトを頬張りながら、最近の聖女の仕事について、饒舌に話し続けている。
彼女はかつて”氷の聖女“と呼ばれるほど冷たかったそうだが、今のアニーに、その面影はまるで見られない。
今の彼女はひたすらに天真爛漫で、笑顔に溢れ、いつも生き生きとしている。
「あ、あの……」
と、アニーが言いにくそうにそう切り出したのが、デザートも食べ終えて間もなくのことだ。
「はい、なんでしょう……!? 」
「あ、あの、涼さんのもといた世界では、”男女が手を繋ぐ“ことは、頻繁にあったことなのでしょうか……! 」
「頻繁に、ということはないでしょうが……、な、なぜでしょう?? 」
「それは……」
と、アニーは言いにくそうに、ぐっと唾を飲み込んで、続けた。
「この世界では、男女が手を繋ぎ合うというのは、すごく、すごく深い意味を持つのです……! 」
「ふ、深い意味とは、いったい、どういう……!? 」
「そ、それは……! 」
と、アニーはそう言ったっきり、口を噤んでしまう。
彼女がいったいなにが言いたかったのかわからず、ただ困惑していると、
「やっぱり、涼さんは、その辺りのことを、良くご存じなかったのですね……」
と、アニーは俯いてそう言ってしまった。
いったい、なんのことなのか、さっぱりわからない。
……これはあとになってパルサーに聞いた話のだが……、
この世界では、”手を繋ぎましょう“と口にするのは、意中の相手に”付き合ってください“と言うのと、まったくの同義、なのだという。
……と、いうことは、あの日、アニーに「手を繋ぎたい」と言われた俺は、アニーに、「付き合ってください」と告白されたのと同じことになる……のか???
だが、あれは謎の追っ手に追われて、安心させるために繋いだのだし、俺はそんなことは知らなかったのだし、はてさて、今現在、俺たちの関係は、どういうものになっているのだろう???
とにかく、この瞬間、アニーは顔を真っ赤にさせたまま俯き、なにも言わなくなってしまった。
そして俺も状況が良くわからず、ただひたすら困惑しっぱなしである。
散々困惑したあと、やっと俺が切り出した言葉は、
「あの……、アニーさんさえ良ければ、……また手を繋いで俺と歩いてくれませんか」
と、精いっぱいの勇気を出して絞り出した、そんな言葉だった。
すると……、
パアァァ
と、見るからに顔を輝かせて、アニーがその顔を上げた。
「こんな私で、本当によろしいのですか……? 」
「??? よ、よろしいもなにも、は、はい……! 」
と、良くわからないまま、俺はそう頷く。
「……嬉しい」
と、アニーはかすかに涙目となりそう零すが、なんとなく、話題を変えようとして発した俺の次の一言が、一気に場を凍り付かせてしまう。
「……そ、そう言えば、パルサーさんに紹介して貰った天才鍛冶職の人、明日会うことになったんです! 」
「天才鍛冶職、ですか……? 」
「そうです! 名前は確か……」
「セナ・ハンマースミス……ですか? 」
「そ、そうです! 確か、そんな名前でした! 」
と、そのとき、俺は目の前に座る恐ろしいほどの美女が、まるでひとつの氷の柱のように、凄まじく冷たいオーラを発していることに、気がつく。
「セナ・ハンマースミス……」
と、その“氷の聖女”は、地鳴りのような低い声で、もう一度、そう呟いた。
そのとき、俺は、パルサーがセナ・ハンマースミスについて話したある噂のことを、思い出したのだった。
”彼女は大の男好きで、何人もの男を囲っており、いつも男を漁ろうと目を輝かせている“という噂を……。
見るからに不機嫌となった無表情のアニーが、最後に、こう呟いた。
「セナ・ハンマースミスに会うのですか。明日。へえ……」
ゴゴゴゴと彼女の身体からそんな音が聞こえてきそうなほど、アニーは明らかに、その全身から”不快である”という意思表示を、煙のように立ち昇らせていた……。
「あ、あの……? 」
と、俺は頬を掻いてそう尋ねるが、アニーは目を細めてじーっと俺を睨み、ただただ、頬を膨らませるだけなのだった。
20
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

実家から追放されたが、狐耳の嫁がいるのでどうでも良い
竹桜
ファンタジー
主人公は職業料理人が原因でアナリア侯爵家を追い出されてしまった。
追い出された後、3番目に大きい都市で働いていると主人公のことを番だという銀狐族の少女に出会った。
その少女と同棲した主人公はある日、頭を強く打ち、自身の前世を思い出した。
料理人の職を失い、軍隊に入ったら、軍団長まで登り詰めた記憶を。
それから主人公は軍団長という職業を得て、緑色の霧で体が構成された兵士達を呼び出すことが出来るようになった。
これは銀狐族の少女を守るために戦う男の物語だ。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。


S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

底辺召喚士の俺が召喚するのは何故かSSSランクばかりなんだが〜トンビが鷹を生みまくる物語〜
ああああ
ファンタジー
召喚士学校の卒業式を歴代最低点で迎えたウィルは、卒業記念召喚の際にSSSランクの魔王を召喚してしまう。
同級生との差を一気に広げたウィルは、様々なパーティーから誘われる事になった。
そこでウィルが悩みに悩んだ結果――
自分の召喚したモンスターだけでパーティーを作ることにしました。
この物語は、底辺召喚士がSSSランクの従僕と冒険したりスローライフを送ったりするものです。
【一話1000文字ほどで読めるようにしています】
召喚する話には、タイトルに☆が入っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる