29 / 97
28,エレノアの過去。
しおりを挟む
通称“第二の門”をくぐり、その先のフィールドまで冒険に出ることが通例となっていた。
この日も、俺はエレノアを連れ立って、コボルトとオークで構成された群れを討伐する為にエボル洞穴に来ていた。
洞穴の入り口付近で野営していたときのことだ。
「涼。たまにはお互いの過去について話さないか」
エレノアは突然、そんなことを口にした。
夕餉を共にしたあと、森の奥で焚火の火を囲んでのことである。
「過去、ですか……。そうですね……」
幾度目かの冒険の際に、自分が“彼方人”であることはエレノアには打ち明けてある。
彼女が“過去の話”と言ったのは、そんな俺の出自のことが念頭にあったのかもしれない。
「正直に言うと……、それなりに上手く行っている人生だったんです。仲間にも家族にも恵まれていたし、生活も充実していました」
「なんとなく、それはわかる。お前は親に愛された者の性格をしているよ」
「でも、それだけに、失ったショックが大きいんです。今でも立ち直れているかわからない。元の世界に戻れる手立てがあるのなら、その方法を探したい」
「こっちの世界には、まだ慣れないか? 」
「慣れた、と言えるのかもしれません。でも、やっぱり、家族や仲間にはもう一度会いたい」
エレノアはなにも言わず、いかにも“お前の気持ちはわかる”とでも言いたげに、目を細めて俺を見ていた。
「それに、こっちの世界で失った仲間もいます。同じ第四階級の人間で、名前はゴーゴと言うんです。俺より遥かに若かった。でも、死んでしまった。……こっちの世界に来てから、俺は失ってばっかりです」
「そうか……」
エレノアがそう言うと、俺たちのあいだに長い沈黙が挟まった。
時折火のなかで爆ぜる音だけが、森の深い静寂を破り、あとはかすかに悲しみを帯びた静けさだけが森を包んでいた。
「……私と、姉のセシリアは両親を亡くしているんだ」
と、エレノアが口を開いたのはそのときのことだ。
「それは、いつごろのことですか……? 」
「私たちが十三歳のときのことだ。両親は急死だった。まずは父親が病に倒れ、その後、一週間も経たないうちに、今度は母親が亡くなった」
「それは、暗殺とか、そういう話ですか……? 」
「さあな」と、エレノアは首を振る。「あとになってみればそうと疑えなくもないが、今のところ、二人とも病に罹ったのだと思っている。……当時は必死だった。ローゼ家は弟のロッシが引き継いだけれど、同時に誰かがローゼ商会をまとめなくてはならなかった。仮に暗殺だったとしても、それを疑っている暇さえなかったんだ」
「ローゼ商会……。両親は商会を運営されていたのですか? 」
「ああ。それなりに大きな商会だった。今では姉が引き継いでいるよ。……姉にはまったく、あらゆることで世話になった。姉は認めてくれないが、私としては彼女は母親代わりだったと思っているよ」
エレノアはそれから、十四歳になったときに受けた“成人の儀”について話し始めた。
「私と姉は十四歳になり、成人の儀を受けに教会へ行った。姉は両親と同じ”神官“の職業を得た。第一階級の、上級職だ。……問題は私だった」
「どんな職業の判定が出たのですか? 」
「……魔術師とシャドウマンサーだ。前にも言ったが、ふたつの職業の適性が表示されたんだ。教会では大騒ぎだった。数百年に一度の天才だとも言われたよ。こんな判定が下されたのはかつてない、ってな」
そう言うと、エレノアはどこか自嘲気味に、ふっと笑い森の奥へと視線を向けるのだった。
ふたつの職業が、ひとり人間に割り振られる。それはこの世界では前代未聞のこと、なのだと言う。
……だが、それがエレノアにとって幸福なことだったかと言うと、そうでもなかったらしい。
その後エレノアは認定に従って冒険者になったが、簡単には上手く行かなかった。
ふたつの職業が自分の体内で拮抗し、どちらの職業のスキルもなかなかうまく扱えるようにはならなかった。
おまけに、彼女は莫大な魔力量を持って産まれ、それが余計に彼女の魔力コントロールを難しくしていたのだ。
「……始まりが良かっただけに、そのあとの苦労は私を大いに悩ませた。それに、周囲の嫉妬も激しかった。同世代の冒険者はことごとく私を敵視していた。なにせ、“ふたつの職業を認定された世界初の冒険者”、というフレコミでデビューしたんだ。国中の脚光を独り占めする私を快く思わない連中も少なくはなかった」
「……その時期、エレノアさんは、苦労したんですね」
「……苦労したなんてものじゃなかった。正直に言って、命の危険を感じるほど過酷なものだった」
「そんなにも、ですか?? 」
「ああ。……当時はどこにも味方がいなかった。両親は亡くなり、頼りの姉は商会の仕事に忙殺され、弟は家を引き継ぐのに忙しかった。同じ冒険者たちは私を敵視し、頼れる知人もいなかった。……私は極めて孤独だった、と言えると思う。フードを深く被り、誰とも口を利かないよう努めた」
エレノアは過去を思い返すような目で、焚火の火を見つめている。
「そんな日々が続いたある日のことだ。……私は臨時で組んだパーティーでとある洞穴に来ていた。それは垂直方向に延びる縦型の洞穴で、入り口から徐々に下降していく算段になっていた。ところが……」
と、エレノアはそこで一旦、言葉を切る。
「その入り口で、仲間であったはずのパーティーメンバーに、洞窟の底へ蹴り落とされたんだ。……私は真っ逆さまに底へと落下した。幸い、洞穴の底には長年蓄えられた枯れ葉が蓄積していてダメージはなかった。だが……」
私は深く傷ついたんだ、とエレノアは言った。
「誰かに蹴られたというより、“この世界そのもの”に後ろから蹴っ飛ばされた気がしたよ」
「その気持ち、俺にもわかります」
「……私はしばらくそこから動けなかった。だが、困難はそれでは終わらなかった。洞窟内には当然、魔獣たちが棲息している。おまけにそこは、ダンジョンの最奥だった」
「魔獣の群れに、囲まれたのですか? 」
「囲まれたよ。コボルトとオークの群れにな。……私は魔術を使って戦闘を始めたが、敵の群れはいつ尽きるとも知れなかった。幸いだった、と言うべきなのか、私はそこで”魔術のコントロールの仕方”を強制的に身体に教え込むことになる。それまで出来なかった“魔力を節約しながら戦う”という戦法でしか、その窮地を乗り切る手立てはなかったんだ」
「無事に、その洞穴からは出られたのですね? 」
「出られたさ。だが、洞穴を出るころには七日が過ぎていた。ぎりぎりの体力と、死の瀬戸際で掴んだ“魔力コントロールのコツ”のようものを携えてね。……私はなんとか生き延びることに成功したが、今でも、あのときに出来た心の傷が癒えたとは言えない」
「……エレノアさんを蹴り落とした冒険者たちは、どうしたのですか? 」
「成敗したよ」と、エレノアはにやりと笑って、言う。「街に戻り、奴らを探し、一人ずつ懲らしめた。ギルドにも報告し、冒険者資格を剥奪させた。……今ではどこで何をしているかは知らん。興味もない。……だが、そうやって復讐しても、私はあのトラウマから救われはしなかった。その洞穴の周囲には、その後も一歩も近づくことが出来なかったんだ」
その洞穴の底に、当時気に入っていた安物の腕輪を落してしまい、それを拾いに行きたかったんだがな、とエレノアは笑いながら口にする。
「……この話は、姉のセシリアにもしたことがない」と、エレノアは言う。
「そんな話を、なぜ俺に……? 」
「さあな。なぜかお前にはいろいろと打ち明けてしまう。境遇が近いせいもあるだろう。お前にも多少は思い当たるところがあるのではないか? 」
「境遇が近いと言えるかはわかりませんが、“この世界そのものに蹴っ飛ばされる気持ち”なら、多少はわかります。俺も何度か、この世界には蹴っ飛ばされているので」
軽いジョークのつもりでそう言ったのだが、エレノアの受け取り方はそうではなかった。
それまで森の深部へ向けていた目を真っ直ぐ俺の瞳へと向け、しばらくその姿勢のまま俺を凝視する。
それから、エレノアは熱い声でこんなことを口にした。
「こっちの世界に来てから自分は失ってばかりだ、と言ったな」
「ええ、言いましたが……」
「私のことはどう思う? 仲間だとは思わないか? 」
「それはもちろん、尊敬する師匠であり、大事なパーティーの仲間だとも思っています……」
「お前は失うものも多かったが、得るものもあったのではないか? 」
「それは……」と、俺がその言葉にハッとすると、
「涼。彼方人であるお前はこの世界で激しい孤独感を感じているかもしれない。……だが、いいか、私は決してお前を独りきりに置き去りにしたりはしない。この世界のすべての人間がお前を敵に回しても、私だけはお前の傍にいてお前の味方をすると約束しよう。それが、一度引き受けたお前の師匠としての役目だ。……私はそう思う」
だからそんなに寂しそうな顔をしないで、黙って私について来い、と微笑みとともにエレノアはそう付け足した。
「エレノアさん……。そう言っていただけると、俺、嬉しいです」
「さあ、もう行くぞ。コボルトたちの警戒も解けた頃だ。洞穴内の様子を覗きに行こうじゃないか」
フードを目深に被り、そう言いながら俺の背中にそっと手を添えるエレノアの手に、俺はこれまでよりも一層深くなった、彼女の強い信頼を感じるのだった。
この日も、俺はエレノアを連れ立って、コボルトとオークで構成された群れを討伐する為にエボル洞穴に来ていた。
洞穴の入り口付近で野営していたときのことだ。
「涼。たまにはお互いの過去について話さないか」
エレノアは突然、そんなことを口にした。
夕餉を共にしたあと、森の奥で焚火の火を囲んでのことである。
「過去、ですか……。そうですね……」
幾度目かの冒険の際に、自分が“彼方人”であることはエレノアには打ち明けてある。
彼女が“過去の話”と言ったのは、そんな俺の出自のことが念頭にあったのかもしれない。
「正直に言うと……、それなりに上手く行っている人生だったんです。仲間にも家族にも恵まれていたし、生活も充実していました」
「なんとなく、それはわかる。お前は親に愛された者の性格をしているよ」
「でも、それだけに、失ったショックが大きいんです。今でも立ち直れているかわからない。元の世界に戻れる手立てがあるのなら、その方法を探したい」
「こっちの世界には、まだ慣れないか? 」
「慣れた、と言えるのかもしれません。でも、やっぱり、家族や仲間にはもう一度会いたい」
エレノアはなにも言わず、いかにも“お前の気持ちはわかる”とでも言いたげに、目を細めて俺を見ていた。
「それに、こっちの世界で失った仲間もいます。同じ第四階級の人間で、名前はゴーゴと言うんです。俺より遥かに若かった。でも、死んでしまった。……こっちの世界に来てから、俺は失ってばっかりです」
「そうか……」
エレノアがそう言うと、俺たちのあいだに長い沈黙が挟まった。
時折火のなかで爆ぜる音だけが、森の深い静寂を破り、あとはかすかに悲しみを帯びた静けさだけが森を包んでいた。
「……私と、姉のセシリアは両親を亡くしているんだ」
と、エレノアが口を開いたのはそのときのことだ。
「それは、いつごろのことですか……? 」
「私たちが十三歳のときのことだ。両親は急死だった。まずは父親が病に倒れ、その後、一週間も経たないうちに、今度は母親が亡くなった」
「それは、暗殺とか、そういう話ですか……? 」
「さあな」と、エレノアは首を振る。「あとになってみればそうと疑えなくもないが、今のところ、二人とも病に罹ったのだと思っている。……当時は必死だった。ローゼ家は弟のロッシが引き継いだけれど、同時に誰かがローゼ商会をまとめなくてはならなかった。仮に暗殺だったとしても、それを疑っている暇さえなかったんだ」
「ローゼ商会……。両親は商会を運営されていたのですか? 」
「ああ。それなりに大きな商会だった。今では姉が引き継いでいるよ。……姉にはまったく、あらゆることで世話になった。姉は認めてくれないが、私としては彼女は母親代わりだったと思っているよ」
エレノアはそれから、十四歳になったときに受けた“成人の儀”について話し始めた。
「私と姉は十四歳になり、成人の儀を受けに教会へ行った。姉は両親と同じ”神官“の職業を得た。第一階級の、上級職だ。……問題は私だった」
「どんな職業の判定が出たのですか? 」
「……魔術師とシャドウマンサーだ。前にも言ったが、ふたつの職業の適性が表示されたんだ。教会では大騒ぎだった。数百年に一度の天才だとも言われたよ。こんな判定が下されたのはかつてない、ってな」
そう言うと、エレノアはどこか自嘲気味に、ふっと笑い森の奥へと視線を向けるのだった。
ふたつの職業が、ひとり人間に割り振られる。それはこの世界では前代未聞のこと、なのだと言う。
……だが、それがエレノアにとって幸福なことだったかと言うと、そうでもなかったらしい。
その後エレノアは認定に従って冒険者になったが、簡単には上手く行かなかった。
ふたつの職業が自分の体内で拮抗し、どちらの職業のスキルもなかなかうまく扱えるようにはならなかった。
おまけに、彼女は莫大な魔力量を持って産まれ、それが余計に彼女の魔力コントロールを難しくしていたのだ。
「……始まりが良かっただけに、そのあとの苦労は私を大いに悩ませた。それに、周囲の嫉妬も激しかった。同世代の冒険者はことごとく私を敵視していた。なにせ、“ふたつの職業を認定された世界初の冒険者”、というフレコミでデビューしたんだ。国中の脚光を独り占めする私を快く思わない連中も少なくはなかった」
「……その時期、エレノアさんは、苦労したんですね」
「……苦労したなんてものじゃなかった。正直に言って、命の危険を感じるほど過酷なものだった」
「そんなにも、ですか?? 」
「ああ。……当時はどこにも味方がいなかった。両親は亡くなり、頼りの姉は商会の仕事に忙殺され、弟は家を引き継ぐのに忙しかった。同じ冒険者たちは私を敵視し、頼れる知人もいなかった。……私は極めて孤独だった、と言えると思う。フードを深く被り、誰とも口を利かないよう努めた」
エレノアは過去を思い返すような目で、焚火の火を見つめている。
「そんな日々が続いたある日のことだ。……私は臨時で組んだパーティーでとある洞穴に来ていた。それは垂直方向に延びる縦型の洞穴で、入り口から徐々に下降していく算段になっていた。ところが……」
と、エレノアはそこで一旦、言葉を切る。
「その入り口で、仲間であったはずのパーティーメンバーに、洞窟の底へ蹴り落とされたんだ。……私は真っ逆さまに底へと落下した。幸い、洞穴の底には長年蓄えられた枯れ葉が蓄積していてダメージはなかった。だが……」
私は深く傷ついたんだ、とエレノアは言った。
「誰かに蹴られたというより、“この世界そのもの”に後ろから蹴っ飛ばされた気がしたよ」
「その気持ち、俺にもわかります」
「……私はしばらくそこから動けなかった。だが、困難はそれでは終わらなかった。洞窟内には当然、魔獣たちが棲息している。おまけにそこは、ダンジョンの最奥だった」
「魔獣の群れに、囲まれたのですか? 」
「囲まれたよ。コボルトとオークの群れにな。……私は魔術を使って戦闘を始めたが、敵の群れはいつ尽きるとも知れなかった。幸いだった、と言うべきなのか、私はそこで”魔術のコントロールの仕方”を強制的に身体に教え込むことになる。それまで出来なかった“魔力を節約しながら戦う”という戦法でしか、その窮地を乗り切る手立てはなかったんだ」
「無事に、その洞穴からは出られたのですね? 」
「出られたさ。だが、洞穴を出るころには七日が過ぎていた。ぎりぎりの体力と、死の瀬戸際で掴んだ“魔力コントロールのコツ”のようものを携えてね。……私はなんとか生き延びることに成功したが、今でも、あのときに出来た心の傷が癒えたとは言えない」
「……エレノアさんを蹴り落とした冒険者たちは、どうしたのですか? 」
「成敗したよ」と、エレノアはにやりと笑って、言う。「街に戻り、奴らを探し、一人ずつ懲らしめた。ギルドにも報告し、冒険者資格を剥奪させた。……今ではどこで何をしているかは知らん。興味もない。……だが、そうやって復讐しても、私はあのトラウマから救われはしなかった。その洞穴の周囲には、その後も一歩も近づくことが出来なかったんだ」
その洞穴の底に、当時気に入っていた安物の腕輪を落してしまい、それを拾いに行きたかったんだがな、とエレノアは笑いながら口にする。
「……この話は、姉のセシリアにもしたことがない」と、エレノアは言う。
「そんな話を、なぜ俺に……? 」
「さあな。なぜかお前にはいろいろと打ち明けてしまう。境遇が近いせいもあるだろう。お前にも多少は思い当たるところがあるのではないか? 」
「境遇が近いと言えるかはわかりませんが、“この世界そのものに蹴っ飛ばされる気持ち”なら、多少はわかります。俺も何度か、この世界には蹴っ飛ばされているので」
軽いジョークのつもりでそう言ったのだが、エレノアの受け取り方はそうではなかった。
それまで森の深部へ向けていた目を真っ直ぐ俺の瞳へと向け、しばらくその姿勢のまま俺を凝視する。
それから、エレノアは熱い声でこんなことを口にした。
「こっちの世界に来てから自分は失ってばかりだ、と言ったな」
「ええ、言いましたが……」
「私のことはどう思う? 仲間だとは思わないか? 」
「それはもちろん、尊敬する師匠であり、大事なパーティーの仲間だとも思っています……」
「お前は失うものも多かったが、得るものもあったのではないか? 」
「それは……」と、俺がその言葉にハッとすると、
「涼。彼方人であるお前はこの世界で激しい孤独感を感じているかもしれない。……だが、いいか、私は決してお前を独りきりに置き去りにしたりはしない。この世界のすべての人間がお前を敵に回しても、私だけはお前の傍にいてお前の味方をすると約束しよう。それが、一度引き受けたお前の師匠としての役目だ。……私はそう思う」
だからそんなに寂しそうな顔をしないで、黙って私について来い、と微笑みとともにエレノアはそう付け足した。
「エレノアさん……。そう言っていただけると、俺、嬉しいです」
「さあ、もう行くぞ。コボルトたちの警戒も解けた頃だ。洞穴内の様子を覗きに行こうじゃないか」
フードを目深に被り、そう言いながら俺の背中にそっと手を添えるエレノアの手に、俺はこれまでよりも一層深くなった、彼女の強い信頼を感じるのだった。
11
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
平凡なオレは、成長チート【残機無限】を授かってダンジョン最強に! でも美少女なのだがニートの幼馴染みに、将来性目当てで言い寄られて困る……
佐々木直也
ファンタジー
交通事故で死んだオレが授かった特殊能力は──『怠け者でもラクして最強になれる、わずか3つの裏ワザ』だった。
まるで、くっそ怪しい情報商材か何かの煽り文句のようだったが、これがまったくもって本当だった。
特に、自分を無制限に複製できる【残機無限】によって、転生後、オレはとてつもない成長を遂げる。
だがそれを間近で見ていた幼馴染みは、才能の違いを感じてヤル気をなくしたらしく、怠け者で引きこもりで、学校卒業後は間違いなくニートになるであろう性格になってしまった……美少女だというのに。
しかも、将来有望なオレに「わたしを養って?」とその身を差し出してくる有様……!
ということでオレは、そんなニート幼馴染みに頭を悩ませながらも、最強の冒険者として、ダンジョン攻略もしなくちゃならなくて……まるで戦闘しながら子育てをしているような気分になり、なかなかに困った生活を送っています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる