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23,見てはいけないもの。
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クエストを済ませ、ギルドへの報告も終わると、俺はアニーの住むフィヨル広原へと向かった。
この日のクエストが終わったら一緒に夕食を食べませんか、とアニーから招待を受けていたのだ。
ところが……、
「ようこそいらっしゃいました。涼さん、どうぞ中に……」
と言いかけたアニーが、玄関先で俺の顔を見て動きを止めた。
「アニーさん、な、なにか……? 」
すると突然、がばりと彼女が俺の顔にその美しい顔を近づけ、
「……どうされたのですか、この傷……! 」と言った。
「傷……? ああ、グリムホウンドに噛まれたときのやつかな。そう言えば、ヒールを掛けていなかったかもしれない」
「じっとしててください」
アニーは俺の頬に手を添えたまま、もう一方の手でヒールを唱える。
「“快復魔術”! ……すぐに済みますからね。待っていてください」
そして、俺のこめかみに出来た傷はみるみるうちに癒えていった。
「良かった。跡も残らなそうです。……涼さん。無理は決してしないでくださいね」
と、微かに潤んだ瞳で、アニーがそう心配そうに声を掛けて来る。
そのあまりにも綺麗な青い目と、あまりにも長い睫毛を至近距離で見てしまい、俺は思わず、しどろもどろになる。
「え、ええ……」
と顔を真っ赤にさせて答えるが、その顔を見てようやく察したのか、アニーは突然さっと俺から手を離して距離を取ると、
「すいません……! 突然涼さんの身体に触れてしまって……」
「いえ、構いません。俺は大丈夫ですから」
と、俺はあたふたとしながらそう答える。
アニーの顔も真っ赤に染まっていたように見えたが、さっと踵を返してキッチンに引っ込んでしまったので、真相はわからない。多分、俺の自意識過剰なのだろうが……。
◇◇
この日のディナーのメニューはハーブ香るローストポークと、レモンガーリックシュリンプ、それから、この地域で採れるポテトを使ったマッシュポテト、そして、食後にはシナモンの香るアップルパイが出て来た。
相変わらずアニーの料理の腕は絶品で、とても上流階級出身とは思われない素晴らしい家庭料理の数々だった。
「この地域では城の背後にある漁港から新鮮な海の幸が取れるんです。このシュリンプも、今朝水揚げされたもので、こんなに瑞々しいものはほかに地域では食べられないんですよ」
「確かに、身がぷりぷりに詰まっていて、ものすごく美味しい……! 」
と、俺たちはこの絶品料理に「ん-! 美味しい! 」と声を上げて舌鼓を打つのだった。
食後のアップルパイが運ばれてきたとき、
「涼さん。本日のクエスト達成で、Dランクに昇格が決まったと聞きました」
と、アニーが話題を振った。
「そうなんです。エレノアさんのおかげで、無事に“第二の門”をくぐることが出来、階級も上げることが出来ました」
「ギルドで働いている知り合いから聞きました。なんでも、毎回、涼さんの持ってくる素材は素晴らしく鮮度が高いそうですね」
「ええ。俺はアイテムボックス持ちなので、取って来る素材の鮮度が落ちないんです」
「知人がものすごくびっくりしていましたよ。なぜ彼はまだDランクなんだって、会うたびにそう詰問されます。とっくにAランク、いや、Sランクに達していてもおかしくないって」
「はは、大袈裟ですよ」と俺は笑う。「まだまだ、俺なんて駆けだしの冒険者ですから」
それから、話題は“至高の美食会”とのやり取りで発生した多額の資金のことへと移った。
彼らにジュースを販売したことで、それなりにまとまった金が手に入ったのだが、俺はそれを、第四階級の人々、通称“橋の下の住民”たちの寝床確保のための資金に回したのだ。
「……涼さんが資金を出してくれたおかげで、かなりの人数にテントが行き渡ったそうです。まだ全員に、とはいかないそうですが……」
「本当ですか……! 良かった。外で眠る辛さは知っていますから、テントがあるだけでも、きっと助かるはずです」
「本当は私たち教会の人間がすべきことなのですが……」
と、アニーは哀し気な表情を浮かべて言う。
「教会は必ずしも第四階級の人々に親切ではありません。この辺のことも、意識改革を進めるべき箇所です……! 」
「そうそう……」と、俺はアニーの哀し気な顔を掃うために、あるプレゼントを荷物から出して、テーブルに置いた。
「これは、ジュース、ですか……? 」とアニー。
「ええ。新作のジュースです。グリムホウンドの巣には大抵、特有の湿気と独特の魔力が臭気の様に充満するようになります。そこでしか育たない果実が、いくつかある」
俺は瓶に入ったそのジュースをグラスに注ぎながら続ける。
「ひとつはナイトベリー。夜にだけ輝く、甘酸っぱい小ぶりな果実です。それから、ムーンフラワーにシャドウフルーツ。丁寧に洗ったナイトベリーとシャドウフルーツを絞り、そこに専用の液に浸したムーンフラワーのエキスを注ぐと、甘酸っぱいなかに豊潤な花の香りのする美味しいジュースになるんです。……良かったら、ぜひ飲んでみてください」
「とても、綺麗な色ですね……! 」
と、アニーがグラスを掴みながら、そう零す。
それから、
「……美味しい! ……すごく!! 」
と、その大きな瞳をさらに大きくして、俺にこくこくと頷く。
滅多に見せない彼女の子犬のような仕草に、思わず俺は、にっこりと微笑みで返す。
「美味しいですよね! このジュースは、自分でも自信作なんです……! しかも、このジュースも前回と同様、美味しいだけではありません。きちんと薬品としての効能があるんです……! 」
「薬品としての、効能……? 」
俺の言葉を受けてアニーはきょとんとし、しばらく目を天井付近に泳がせ、自分の身体に起こった異変を探す。
それから、やがてハッとなり、指先を自らの腿に辺りに当てると、
「……傷が、薄くなっている……?? 」
こくり、と俺は頷く。
「身体治癒の効能があるのですが、それも、“古傷”に特に効くジュースなんです。跡の残った傷が、ものによってはかなり薄らいでいるはずです」
アニーはテーブルに隠れたところで着ていたロングスカートをまくり上げ、その目で、腿に出来た傷が薄くなっていることを確かめた。
やがて、
「本当に、薄くなっている……! 」
と目を丸くしてかつて傷のあった箇所を凝視すると、
「涼さん、見てください! ここにあった、子供の頃に木登りから落ちて出来た古傷が、かなり目立たなくなっています! 」
と、ロングスカートをたくし上げたままその真っ白な腿を俺に顕わにして、見せた。
「た、確かに、一見すると傷は見当たりませんね……」
と、俺はびっくりして、そう零す。
「で、でも、その……、その傷は、俺が見ても良いものなのでしょうか……???? 」
と、恐る恐る彼女に尋ねる。
するとアニーは、ロングスカートをしばらくたくしあげたまま俺を見つめ、しばし静止し、
「……!!! 」
と無言の大声を上げ、がばりとスカートを降ろすと、
「これは……見なかったことに……してください……!! 」
と顔を真っ赤にしてキッチンへと歩き去ってしまった。
「涼さん」
と、キッチンからひょっこりと顔を出してアニーが言葉を継いだのは、しばし経ってのことだ。
「……下着は、見えませんでしたよね……?? 」
「はい、それは、大丈夫です……」
と答えたが、一瞬、ちらりと薄い青色の下着が窺い見えたのは、彼女には秘密だ。
「もし見ていたら、……責任を取って下さい……」
と、キッチンの奥から聞こえた気がしたが、その声は掠れてしまい、終わりの方はほとんど聞き取れなかった。
俺はというと、ただただ「なにも見ていません……! 」と言って、恐縮して汗をかくばかりだ……。
この日のクエストが終わったら一緒に夕食を食べませんか、とアニーから招待を受けていたのだ。
ところが……、
「ようこそいらっしゃいました。涼さん、どうぞ中に……」
と言いかけたアニーが、玄関先で俺の顔を見て動きを止めた。
「アニーさん、な、なにか……? 」
すると突然、がばりと彼女が俺の顔にその美しい顔を近づけ、
「……どうされたのですか、この傷……! 」と言った。
「傷……? ああ、グリムホウンドに噛まれたときのやつかな。そう言えば、ヒールを掛けていなかったかもしれない」
「じっとしててください」
アニーは俺の頬に手を添えたまま、もう一方の手でヒールを唱える。
「“快復魔術”! ……すぐに済みますからね。待っていてください」
そして、俺のこめかみに出来た傷はみるみるうちに癒えていった。
「良かった。跡も残らなそうです。……涼さん。無理は決してしないでくださいね」
と、微かに潤んだ瞳で、アニーがそう心配そうに声を掛けて来る。
そのあまりにも綺麗な青い目と、あまりにも長い睫毛を至近距離で見てしまい、俺は思わず、しどろもどろになる。
「え、ええ……」
と顔を真っ赤にさせて答えるが、その顔を見てようやく察したのか、アニーは突然さっと俺から手を離して距離を取ると、
「すいません……! 突然涼さんの身体に触れてしまって……」
「いえ、構いません。俺は大丈夫ですから」
と、俺はあたふたとしながらそう答える。
アニーの顔も真っ赤に染まっていたように見えたが、さっと踵を返してキッチンに引っ込んでしまったので、真相はわからない。多分、俺の自意識過剰なのだろうが……。
◇◇
この日のディナーのメニューはハーブ香るローストポークと、レモンガーリックシュリンプ、それから、この地域で採れるポテトを使ったマッシュポテト、そして、食後にはシナモンの香るアップルパイが出て来た。
相変わらずアニーの料理の腕は絶品で、とても上流階級出身とは思われない素晴らしい家庭料理の数々だった。
「この地域では城の背後にある漁港から新鮮な海の幸が取れるんです。このシュリンプも、今朝水揚げされたもので、こんなに瑞々しいものはほかに地域では食べられないんですよ」
「確かに、身がぷりぷりに詰まっていて、ものすごく美味しい……! 」
と、俺たちはこの絶品料理に「ん-! 美味しい! 」と声を上げて舌鼓を打つのだった。
食後のアップルパイが運ばれてきたとき、
「涼さん。本日のクエスト達成で、Dランクに昇格が決まったと聞きました」
と、アニーが話題を振った。
「そうなんです。エレノアさんのおかげで、無事に“第二の門”をくぐることが出来、階級も上げることが出来ました」
「ギルドで働いている知り合いから聞きました。なんでも、毎回、涼さんの持ってくる素材は素晴らしく鮮度が高いそうですね」
「ええ。俺はアイテムボックス持ちなので、取って来る素材の鮮度が落ちないんです」
「知人がものすごくびっくりしていましたよ。なぜ彼はまだDランクなんだって、会うたびにそう詰問されます。とっくにAランク、いや、Sランクに達していてもおかしくないって」
「はは、大袈裟ですよ」と俺は笑う。「まだまだ、俺なんて駆けだしの冒険者ですから」
それから、話題は“至高の美食会”とのやり取りで発生した多額の資金のことへと移った。
彼らにジュースを販売したことで、それなりにまとまった金が手に入ったのだが、俺はそれを、第四階級の人々、通称“橋の下の住民”たちの寝床確保のための資金に回したのだ。
「……涼さんが資金を出してくれたおかげで、かなりの人数にテントが行き渡ったそうです。まだ全員に、とはいかないそうですが……」
「本当ですか……! 良かった。外で眠る辛さは知っていますから、テントがあるだけでも、きっと助かるはずです」
「本当は私たち教会の人間がすべきことなのですが……」
と、アニーは哀し気な表情を浮かべて言う。
「教会は必ずしも第四階級の人々に親切ではありません。この辺のことも、意識改革を進めるべき箇所です……! 」
「そうそう……」と、俺はアニーの哀し気な顔を掃うために、あるプレゼントを荷物から出して、テーブルに置いた。
「これは、ジュース、ですか……? 」とアニー。
「ええ。新作のジュースです。グリムホウンドの巣には大抵、特有の湿気と独特の魔力が臭気の様に充満するようになります。そこでしか育たない果実が、いくつかある」
俺は瓶に入ったそのジュースをグラスに注ぎながら続ける。
「ひとつはナイトベリー。夜にだけ輝く、甘酸っぱい小ぶりな果実です。それから、ムーンフラワーにシャドウフルーツ。丁寧に洗ったナイトベリーとシャドウフルーツを絞り、そこに専用の液に浸したムーンフラワーのエキスを注ぐと、甘酸っぱいなかに豊潤な花の香りのする美味しいジュースになるんです。……良かったら、ぜひ飲んでみてください」
「とても、綺麗な色ですね……! 」
と、アニーがグラスを掴みながら、そう零す。
それから、
「……美味しい! ……すごく!! 」
と、その大きな瞳をさらに大きくして、俺にこくこくと頷く。
滅多に見せない彼女の子犬のような仕草に、思わず俺は、にっこりと微笑みで返す。
「美味しいですよね! このジュースは、自分でも自信作なんです……! しかも、このジュースも前回と同様、美味しいだけではありません。きちんと薬品としての効能があるんです……! 」
「薬品としての、効能……? 」
俺の言葉を受けてアニーはきょとんとし、しばらく目を天井付近に泳がせ、自分の身体に起こった異変を探す。
それから、やがてハッとなり、指先を自らの腿に辺りに当てると、
「……傷が、薄くなっている……?? 」
こくり、と俺は頷く。
「身体治癒の効能があるのですが、それも、“古傷”に特に効くジュースなんです。跡の残った傷が、ものによってはかなり薄らいでいるはずです」
アニーはテーブルに隠れたところで着ていたロングスカートをまくり上げ、その目で、腿に出来た傷が薄くなっていることを確かめた。
やがて、
「本当に、薄くなっている……! 」
と目を丸くしてかつて傷のあった箇所を凝視すると、
「涼さん、見てください! ここにあった、子供の頃に木登りから落ちて出来た古傷が、かなり目立たなくなっています! 」
と、ロングスカートをたくし上げたままその真っ白な腿を俺に顕わにして、見せた。
「た、確かに、一見すると傷は見当たりませんね……」
と、俺はびっくりして、そう零す。
「で、でも、その……、その傷は、俺が見ても良いものなのでしょうか……???? 」
と、恐る恐る彼女に尋ねる。
するとアニーは、ロングスカートをしばらくたくしあげたまま俺を見つめ、しばし静止し、
「……!!! 」
と無言の大声を上げ、がばりとスカートを降ろすと、
「これは……見なかったことに……してください……!! 」
と顔を真っ赤にしてキッチンへと歩き去ってしまった。
「涼さん」
と、キッチンからひょっこりと顔を出してアニーが言葉を継いだのは、しばし経ってのことだ。
「……下着は、見えませんでしたよね……?? 」
「はい、それは、大丈夫です……」
と答えたが、一瞬、ちらりと薄い青色の下着が窺い見えたのは、彼女には秘密だ。
「もし見ていたら、……責任を取って下さい……」
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