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21,まさか、対等な関係でいたい、だなんて。
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※涼視点に戻ります。
薬草採取や魔物の討伐クエストは順調にこなしていたが、それでも、この世界が俺に与える試練はなくなったわけではなかった。
特に、オーデンブロック・ブリッジを出て東へ三十キロほど進んだ先の関門、通称“第二の門”をくぐるには、ある大きな難問が控えていた。
第二の門をくぐるには、パーティーの平均ランクが、Cランク以上なければ許可が下りないのだ。
だが、ここに来て第四階級という被差別民であることがネックになってくる。
例え順調にクエストを達成していようと、俺とパーティーを組んでくれるような酔狂な冒険者はどこにもいはしないのだ。
そして、第二の門の奥まで行かなければ難易度の高いクエストは達成できず、これ以上のランクの上昇も望めない。
そうなると、単独ではランクも上げられないし、誰かとパーティーを組むことも出来ないという袋小路に追い込まれることになる。
さて、どうしたものか……。
そう思案しているとき、パルサーから「会わせたい人がいる」という思わぬお通達があった。
彼に指定された日時にギルドに行き、奥の個室に通されたのは季節の変わり目である四月のことだった。
「会わせたかったのは、彼女なんだ」
とパルサーに紹介されたのは、“至高の美食会”で顔を合わせた双子の美熟女の妹、エレノアだった。
「あなたは、エレノアさん……? 」
「久しぶりね。あれからジュース造りは進んでいる? 姉はあなたの新作を待ち遠しにしているわ」
「ええ、まあ……。それで、今日ここに俺が呼ばれてきた理由は、なんなのですか……? 」
するとエレノアが深く息を吸い、
「私とパーティーを組んで欲しいの」
と言った。
「俺と、パーティーですか……? 」
「そう。……あなた、眠るときはいつもひとり? 」
「ひとりかどうか、ですか?? ええ。基本的には、ひとりです」
「誰かが隣にいたら、気になって眠れない、ということはある? 」
「いえ、そういうことは、ありません」
「食事の趣味はどう? 辛いものが苦手、味に強いこだわりがある、人が箸をつけたものは受け付けない、そういうこだわりはある? 」
「いえ、特には……。美味しいものは好きですが、冒険中は胃にものが入れば十分という考えなので……」
「人間は嫌い? ひとりでいるのが好きだったりする? 他人と一緒にいると、落ち着かない? 」
「そういうことも、特にはありませんが……」
と、困惑し切ってそう言うと、
「あなたに魔力のコントロールを教えるのに、私ほど最適な人間はいないと思うわ。私もまたあなたと同様に、過去に莫大な魔力をコントロールできずに悩んだ経験があるから。……それに、私はあまり神経質でないし、どこでも寝られる、食にこだわりはない、黙っていろと言われれば何時間でも黙っていられるし、話したいのならいつでも話を聞いてあげられる。……あなたとパーティーを組むのに、私ほどうってつけの人はいないと思うわ」
そういうことか。……と俺は思う。
彼女は俺とパーティーを組む為に、自らプレゼンしにやって来てくれたのだ。
だが、俺には気になっていることがひとつだけあった。
そしてそのことを、正面から彼女にぶつけてみることにした。
「ひとつだけ、聞いても良いでしょうか」
「なんでも聞いて頂戴」
「俺たちがパーティーを組んでクエストやダンジョンを攻略した場合、その報酬はどう分けるつもりですか」
彼女は一瞬、渋い顔を浮かべた。
しかしその曇りはすぐに晴れ、首を振ってこう言うのだった。
「……自分の教え子から利益を奪おうなんて思わないわ。パーティーで得た報酬はすべてあなたが受け取って良い。私はもう生活費には困っていないから」
彼女が優しさでそう言ったのはわかっていた。
だが、
「それでは困るんです」
と、俺は言った。
「え? 」
「あなたが報酬を受け取ってくれないのは、俺にとって困るんです。俺はあくまで、あなたとは対等な関係でいたい。この世界で、誰かの庇護の下で生きたくはないんです。あくまで個人として、同じ目線で立つ仲間としてあなたとパーティーを組みたいんです」
その言葉はエレノアにとってあまりにも意外だったのだろう。
彼女の顔に驚きの波が広がり、そして、それは徐々に歓喜の色へと変化していった。
「面白いことを言うわね」と彼女は言った。「あなた、私がかつて”翡翠の魔女“と異名されていたA級冒険者だったということを知ってて言っているの? 」
「有能な冒険者だったということは、パルサーからも聞いています」と、俺は頷く。
「そのうえで、私と対等な冒険者でいたいと言うのね? 」
「……魔力のコントロールを教わろうというのに、矛盾しているかもしれませんが、でも、そうです」
すると突然、彼女は真剣な表情を浮かべて俺を真っ直ぐ見据えた。
その視線はまるで遠くから放たれた鋭い矢のようで、俺の心の奥を一直線に射貫いた。
だが、俺もまた、その視線に負けじと彼女を見返し、ここで引くわけにはいかない、と真っ向から受けて立った。
「本当に面白い子ね!! 」
と、突然エレノアが笑いだしたのが、そのときのことだった。
突然のことに思わず俺は呆気にとられ、彼女から少し離れたところに立っているパルサーと、目を合わせる。
パルサーも一瞬驚いたようだったが、なにかこのやり取りに満足を覚えたのか、俺に向けてゆっくりと頷き、微笑みかけた。
「……改めて気に入ったわ。あなたの言う通り、”対等な仲間“としてパーティーを組みましょう」
「こちらこそ、よろしくお願いします……! 」
彼女は一歩前へ進むと俺の背中に腕を回し、
「まさか、“対等な関係でいたい”だなんて言われると思わなかったわ……。あなた、意外と男らしいのね。……痺れたわ」
と耳元で囁いた。
アニーやリリスとは違う大人の色気を感じるその囁きに、思わず俺は息を飲んだが、
「……ありがとう。嬉しかった」
と俺の身体から身を離してそう付け足す彼女の顔には、あまりにも晴れ晴れとした幸福感が広がっていた。
恐らく彼女は、再び対等な関係を結んで誰かと冒険に出られることが、純粋に嬉しかったのだ。
エレノアはきっと、冒険者でいることがなによりも好きな女性だったのだろう。
「私、今すごくわくわくしてる」
と、彼女は静かな声で付け足した。
「まるで初めて冒険に出たときのように。あのときのような気分がもう一度味わえるなんて、考えてもみなかったわ」
よろしく、と差し出された彼女の手を握ったときには、すでに俺たちのあいだには、なにか旧友の関係を思わされる、深い信頼の絆が芽生えていた。
薬草採取や魔物の討伐クエストは順調にこなしていたが、それでも、この世界が俺に与える試練はなくなったわけではなかった。
特に、オーデンブロック・ブリッジを出て東へ三十キロほど進んだ先の関門、通称“第二の門”をくぐるには、ある大きな難問が控えていた。
第二の門をくぐるには、パーティーの平均ランクが、Cランク以上なければ許可が下りないのだ。
だが、ここに来て第四階級という被差別民であることがネックになってくる。
例え順調にクエストを達成していようと、俺とパーティーを組んでくれるような酔狂な冒険者はどこにもいはしないのだ。
そして、第二の門の奥まで行かなければ難易度の高いクエストは達成できず、これ以上のランクの上昇も望めない。
そうなると、単独ではランクも上げられないし、誰かとパーティーを組むことも出来ないという袋小路に追い込まれることになる。
さて、どうしたものか……。
そう思案しているとき、パルサーから「会わせたい人がいる」という思わぬお通達があった。
彼に指定された日時にギルドに行き、奥の個室に通されたのは季節の変わり目である四月のことだった。
「会わせたかったのは、彼女なんだ」
とパルサーに紹介されたのは、“至高の美食会”で顔を合わせた双子の美熟女の妹、エレノアだった。
「あなたは、エレノアさん……? 」
「久しぶりね。あれからジュース造りは進んでいる? 姉はあなたの新作を待ち遠しにしているわ」
「ええ、まあ……。それで、今日ここに俺が呼ばれてきた理由は、なんなのですか……? 」
するとエレノアが深く息を吸い、
「私とパーティーを組んで欲しいの」
と言った。
「俺と、パーティーですか……? 」
「そう。……あなた、眠るときはいつもひとり? 」
「ひとりかどうか、ですか?? ええ。基本的には、ひとりです」
「誰かが隣にいたら、気になって眠れない、ということはある? 」
「いえ、そういうことは、ありません」
「食事の趣味はどう? 辛いものが苦手、味に強いこだわりがある、人が箸をつけたものは受け付けない、そういうこだわりはある? 」
「いえ、特には……。美味しいものは好きですが、冒険中は胃にものが入れば十分という考えなので……」
「人間は嫌い? ひとりでいるのが好きだったりする? 他人と一緒にいると、落ち着かない? 」
「そういうことも、特にはありませんが……」
と、困惑し切ってそう言うと、
「あなたに魔力のコントロールを教えるのに、私ほど最適な人間はいないと思うわ。私もまたあなたと同様に、過去に莫大な魔力をコントロールできずに悩んだ経験があるから。……それに、私はあまり神経質でないし、どこでも寝られる、食にこだわりはない、黙っていろと言われれば何時間でも黙っていられるし、話したいのならいつでも話を聞いてあげられる。……あなたとパーティーを組むのに、私ほどうってつけの人はいないと思うわ」
そういうことか。……と俺は思う。
彼女は俺とパーティーを組む為に、自らプレゼンしにやって来てくれたのだ。
だが、俺には気になっていることがひとつだけあった。
そしてそのことを、正面から彼女にぶつけてみることにした。
「ひとつだけ、聞いても良いでしょうか」
「なんでも聞いて頂戴」
「俺たちがパーティーを組んでクエストやダンジョンを攻略した場合、その報酬はどう分けるつもりですか」
彼女は一瞬、渋い顔を浮かべた。
しかしその曇りはすぐに晴れ、首を振ってこう言うのだった。
「……自分の教え子から利益を奪おうなんて思わないわ。パーティーで得た報酬はすべてあなたが受け取って良い。私はもう生活費には困っていないから」
彼女が優しさでそう言ったのはわかっていた。
だが、
「それでは困るんです」
と、俺は言った。
「え? 」
「あなたが報酬を受け取ってくれないのは、俺にとって困るんです。俺はあくまで、あなたとは対等な関係でいたい。この世界で、誰かの庇護の下で生きたくはないんです。あくまで個人として、同じ目線で立つ仲間としてあなたとパーティーを組みたいんです」
その言葉はエレノアにとってあまりにも意外だったのだろう。
彼女の顔に驚きの波が広がり、そして、それは徐々に歓喜の色へと変化していった。
「面白いことを言うわね」と彼女は言った。「あなた、私がかつて”翡翠の魔女“と異名されていたA級冒険者だったということを知ってて言っているの? 」
「有能な冒険者だったということは、パルサーからも聞いています」と、俺は頷く。
「そのうえで、私と対等な冒険者でいたいと言うのね? 」
「……魔力のコントロールを教わろうというのに、矛盾しているかもしれませんが、でも、そうです」
すると突然、彼女は真剣な表情を浮かべて俺を真っ直ぐ見据えた。
その視線はまるで遠くから放たれた鋭い矢のようで、俺の心の奥を一直線に射貫いた。
だが、俺もまた、その視線に負けじと彼女を見返し、ここで引くわけにはいかない、と真っ向から受けて立った。
「本当に面白い子ね!! 」
と、突然エレノアが笑いだしたのが、そのときのことだった。
突然のことに思わず俺は呆気にとられ、彼女から少し離れたところに立っているパルサーと、目を合わせる。
パルサーも一瞬驚いたようだったが、なにかこのやり取りに満足を覚えたのか、俺に向けてゆっくりと頷き、微笑みかけた。
「……改めて気に入ったわ。あなたの言う通り、”対等な仲間“としてパーティーを組みましょう」
「こちらこそ、よろしくお願いします……! 」
彼女は一歩前へ進むと俺の背中に腕を回し、
「まさか、“対等な関係でいたい”だなんて言われると思わなかったわ……。あなた、意外と男らしいのね。……痺れたわ」
と耳元で囁いた。
アニーやリリスとは違う大人の色気を感じるその囁きに、思わず俺は息を飲んだが、
「……ありがとう。嬉しかった」
と俺の身体から身を離してそう付け足す彼女の顔には、あまりにも晴れ晴れとした幸福感が広がっていた。
恐らく彼女は、再び対等な関係を結んで誰かと冒険に出られることが、純粋に嬉しかったのだ。
エレノアはきっと、冒険者でいることがなによりも好きな女性だったのだろう。
「私、今すごくわくわくしてる」
と、彼女は静かな声で付け足した。
「まるで初めて冒険に出たときのように。あのときのような気分がもう一度味わえるなんて、考えてもみなかったわ」
よろしく、と差し出された彼女の手を握ったときには、すでに俺たちのあいだには、なにか旧友の関係を思わされる、深い信頼の絆が芽生えていた。
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