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第六章
再び現れた男
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前回の続き
目が覚めると母はもう起きて一階のキッチンにいる 子猫はベッドの下で寝ている
いつものように お風呂からあがり 着替え ご飯を食べる
そして母と子猫にいってきますと伝え 学校へ向かう
唯一違ったのは 友達が待ち合わせの場所にこなかったことだ
遅刻ギリギリまで待っても来ない 昨日のこともあるし休みなのだろうか?
少女は学校へと走った 遅刻しそうな こともあり 公園の近くを通る
そこには・・・・
友達が 誰かと話している 少女は立ち止まった あの男だ
友達を助けなければと思うが 足が動かない 恐怖で足がすくんでしまったのだ
少女は精一杯の大声で叫んだ
少女『逃げて!!すぐにそこから逃げて!!』
友達が少女に気づいた そして 少女へと駆け寄った
友達『ど・・どうしたの?』
少女『あの男と話してはダメ あいつが先生の目も男の子の父親の
右手も持っていった 逃げなきゃ!!』
友達は驚いたが少女の言葉を信じて すぐにその場から離れた
少女は友達にあの男に何を言われたか 恐る恐る聞いてみた
すると友達は 言いにくそうに こう言った
友達『・・・・もらうね もらうね 二つあるなら一つもらうね
・・・もらうね もらうね 友達もらうね』
少女は絶句した が 数秒黙った後に
少女『友達?もしかして今度は私が・・・』
少女は泣き出してしまった 学校へは友達が連絡し 今日は二人共帰ることに
帰宅途中 後ろから何者かが付いてくる あの男である
ブツブツ言いながら追いかけてくる 逃げなきゃと思い 二人は全速力で走った
少女『振り切ったかな?』
少女が後ろを見たその時であった 男の顔が目の前に・・・
男『もらうね もらうね 君をもらっていくね』
少女と友達は叫んだ その瞬間 二人は気を失ってしまった
気が付くと二人は病院にいた
通行人が叫び声を聞き 駆けつけたのである
二人共気を失っていただけで 怪我もない
通行人の人の話では 駆けつけた時には男はいなかったようだ
友達の両親が迎えに来てくれ 家に帰ることに
玄関の前には母がいた 少女を抱きしめ家に入る
母は無事で良かった と 言いながら少女を力いっぱい抱きしめた
明日は学校を休むように 少女に伝え 母と少女そして子猫で寄り添って
テレビを見ていた 少女と母に笑顔は無い こんなことがあったのだ
笑えるわけがない
友達が警察に被害届けを出したので 明日からは警察が学校までの道を
巡回することとなった早く捕まればいい そう願う少女であったが
数日たっても その男は捕まっていない 目撃した人もいないそうだ
今思えば 最初の公園でも自分しか見えていなかった
そして今回は友達と少女だけ 本当に人間だったのか?
そう疑うしかなかった 見えないのは 人間ではないから
捕まらないのは そういうことなのかと 少女は考えていた
そんな不安そうな顔をしている 少女を慰めようと子猫が擦り寄る
少女は猫を抱え 不安でいっぱいであった もう二度とあの男に会いたくない
そう願いながら 数日が過ぎたのである
一週間を過ぎ 明日からは学校に行こうと思い 母に学校へ行ってもいいかと
相談してみた 母は不安だったが心配そうに 少女に聞いた
母『大丈夫なの? まだ無理しなくてもいいのよ?』
少女『大丈夫だと思う・・・警察も巡回してくれているし・・・
友達にも皆にも会いたいから 学校へ行きたい』
母は心配であったが娘の好きなようにさせてあげようと思い 承諾したが
明後日からにしようと 伝えた 少女は少し考え込んだが母の言う通りにした
次の日になり いつもと変わらない朝 そう思ったが子猫がもう起きている
少女『今日は早起きなのねw』
子猫『にゃー』
なにか様子がおかしい 何かにおびえているのか?
子猫を抱き抱えると 落ち着いたように甘えてきた
下に降りていくと母がリビングにいた 心配そうな顔をしている
少女『おはよ』
母『あ、おはよ』
少女『どうしたの?』
母『今日パパの誕生日だなって思ってさ』
少女『あ そっか 誕生日か・・・・』
母『ほら一緒に仏壇に手を合わせよw』
少女『そうだねw パパ誕生日おめでとう いつも見守ってくれてありがとう
そう言えば 紹介してなかったよねw子猫飼うことにしたんだよ
可愛いでしょw 新しい家族なんだw』
そう仏壇に手を合わせながら父に伝えた 写真の父は笑顔でこっちを見ている
優しい笑顔だ
今日は誕生日ケーキを母と作ることにした 父の大好きだった チーズケーキだ
綺麗にできたのを 仏壇に持っていく
父は喜んでいるように見えた
少女『ありがたく食べたまえw』
母と少女は笑いながら ケーキを食べた そして日も暮れ晩ご飯の準備を
している時だった・・・・・
最終章へ続く
目が覚めると母はもう起きて一階のキッチンにいる 子猫はベッドの下で寝ている
いつものように お風呂からあがり 着替え ご飯を食べる
そして母と子猫にいってきますと伝え 学校へ向かう
唯一違ったのは 友達が待ち合わせの場所にこなかったことだ
遅刻ギリギリまで待っても来ない 昨日のこともあるし休みなのだろうか?
少女は学校へと走った 遅刻しそうな こともあり 公園の近くを通る
そこには・・・・
友達が 誰かと話している 少女は立ち止まった あの男だ
友達を助けなければと思うが 足が動かない 恐怖で足がすくんでしまったのだ
少女は精一杯の大声で叫んだ
少女『逃げて!!すぐにそこから逃げて!!』
友達が少女に気づいた そして 少女へと駆け寄った
友達『ど・・どうしたの?』
少女『あの男と話してはダメ あいつが先生の目も男の子の父親の
右手も持っていった 逃げなきゃ!!』
友達は驚いたが少女の言葉を信じて すぐにその場から離れた
少女は友達にあの男に何を言われたか 恐る恐る聞いてみた
すると友達は 言いにくそうに こう言った
友達『・・・・もらうね もらうね 二つあるなら一つもらうね
・・・もらうね もらうね 友達もらうね』
少女は絶句した が 数秒黙った後に
少女『友達?もしかして今度は私が・・・』
少女は泣き出してしまった 学校へは友達が連絡し 今日は二人共帰ることに
帰宅途中 後ろから何者かが付いてくる あの男である
ブツブツ言いながら追いかけてくる 逃げなきゃと思い 二人は全速力で走った
少女『振り切ったかな?』
少女が後ろを見たその時であった 男の顔が目の前に・・・
男『もらうね もらうね 君をもらっていくね』
少女と友達は叫んだ その瞬間 二人は気を失ってしまった
気が付くと二人は病院にいた
通行人が叫び声を聞き 駆けつけたのである
二人共気を失っていただけで 怪我もない
通行人の人の話では 駆けつけた時には男はいなかったようだ
友達の両親が迎えに来てくれ 家に帰ることに
玄関の前には母がいた 少女を抱きしめ家に入る
母は無事で良かった と 言いながら少女を力いっぱい抱きしめた
明日は学校を休むように 少女に伝え 母と少女そして子猫で寄り添って
テレビを見ていた 少女と母に笑顔は無い こんなことがあったのだ
笑えるわけがない
友達が警察に被害届けを出したので 明日からは警察が学校までの道を
巡回することとなった早く捕まればいい そう願う少女であったが
数日たっても その男は捕まっていない 目撃した人もいないそうだ
今思えば 最初の公園でも自分しか見えていなかった
そして今回は友達と少女だけ 本当に人間だったのか?
そう疑うしかなかった 見えないのは 人間ではないから
捕まらないのは そういうことなのかと 少女は考えていた
そんな不安そうな顔をしている 少女を慰めようと子猫が擦り寄る
少女は猫を抱え 不安でいっぱいであった もう二度とあの男に会いたくない
そう願いながら 数日が過ぎたのである
一週間を過ぎ 明日からは学校に行こうと思い 母に学校へ行ってもいいかと
相談してみた 母は不安だったが心配そうに 少女に聞いた
母『大丈夫なの? まだ無理しなくてもいいのよ?』
少女『大丈夫だと思う・・・警察も巡回してくれているし・・・
友達にも皆にも会いたいから 学校へ行きたい』
母は心配であったが娘の好きなようにさせてあげようと思い 承諾したが
明後日からにしようと 伝えた 少女は少し考え込んだが母の言う通りにした
次の日になり いつもと変わらない朝 そう思ったが子猫がもう起きている
少女『今日は早起きなのねw』
子猫『にゃー』
なにか様子がおかしい 何かにおびえているのか?
子猫を抱き抱えると 落ち着いたように甘えてきた
下に降りていくと母がリビングにいた 心配そうな顔をしている
少女『おはよ』
母『あ、おはよ』
少女『どうしたの?』
母『今日パパの誕生日だなって思ってさ』
少女『あ そっか 誕生日か・・・・』
母『ほら一緒に仏壇に手を合わせよw』
少女『そうだねw パパ誕生日おめでとう いつも見守ってくれてありがとう
そう言えば 紹介してなかったよねw子猫飼うことにしたんだよ
可愛いでしょw 新しい家族なんだw』
そう仏壇に手を合わせながら父に伝えた 写真の父は笑顔でこっちを見ている
優しい笑顔だ
今日は誕生日ケーキを母と作ることにした 父の大好きだった チーズケーキだ
綺麗にできたのを 仏壇に持っていく
父は喜んでいるように見えた
少女『ありがたく食べたまえw』
母と少女は笑いながら ケーキを食べた そして日も暮れ晩ご飯の準備を
している時だった・・・・・
最終章へ続く
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