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融和派魔王の娘とおてんば対決!?
廃城レース当日らしい
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あの後、通いで練習したり、キィナの学校のある日は俺、レイヴィンがソロで練習してみたり、学校の連休があればキィナと廃城近くで野宿したりと、レースの練習を続けた俺ら。
ストップウォッチとか無いから正確な時間はわからないが、最初に比べて大分早くなったと思う。多分。
そしてついに迎えたレース当日の日。俺らは対戦相手である魔王の娘さんとその従魔、ワイバーンと対峙していた。
両者テイマーの娘たちは口論をし、従魔達は睨み合い。一触即発の緊張感が会場には漂っていた...!!
「私はまだ黒きグリフォンを諦めていませんことよ!今回の試合で勝って、必ずや振り向かせてやりますわ!」
と、俺を諦めていない様子の魔王の娘さん。
「絶ッッッ対あんたなんかに渡すものですか!ぶちのめすわよレイヴィン!」
と、品の欠片もない返答を返す我らが野生児キィナさん。
「クケェ、クエエクケクケケケェ...キエキエクエエケケェ。(いやぁ、うちのじゃじゃ馬娘がすいません...姫様に対してこんな口調は流石に不味いですよねぇ。)」
「シュルシュル、フシュルルルルルルル!シャーシャー!(いえいえ、聞いた話ではうちの子が喧嘩吹っ掛けたらしいじゃないですか!怒るのも当然ですよ!)」
と、保護者のような会話をするグリフォンとワイバーン。
会場の緊張感とは裏腹に、喧嘩する娘とそれを見守る親のような会話が繰り広げられていた。
娘達が口喧嘩してる間に、俺はワイバーンと互いに自己紹介したり雑談をしていた。
どうやら彼はゴラムという名前で、元々魔王が若い頃にテイムした魔物らしい。それが護衛とか世話係とかテイマーとしての経験の為とか…色んな理由で小さい頃の魔王の娘に所有権を移したんだとか。
だが、今では彼はワイバーンの中ではおじいちゃんな年齢になってしまい、衰えを感じてきているとのこと。
魔王の娘さんが新たな従魔として俺を欲しがる背景が見えてきたが...まぁ、今更飼い主を変えるつもりはないな。
国主催のレースと言うことで魔族や人間、その他の種族達が観客として廃城の城下町を賑やかしている。その上、口喧嘩をする若き娘達と、雑談する俺ら厳つい従魔達の鳴き声も加わったのもあって、会場が大分騒がしくなってきた。
だが、魔王とドリミドール王国の王様が廃城のテラスらしき場所から現れると、場は静まり返る。流石に娘達も空気を読んだ。
因みに、王様達の斜め後ろには護衛なのか緑騎士も立ってる。
そして2人の王から、校長の話のような演説が始まった。
魔族と人間の調和を目指して云々、種族関係なく楽しんでくれだのなんだの。大体そんな感じの内容っぽい。
まぁ、魔物と仲良くしてるテイマーが多いとされる上に、他種族の多いドリミドールの住人だから魔族への偏見とかも少ないっぽいし、少なくともここに来ている人達は魔族への偏見はなさそうだ。
因みにここに来ている観客は、森の中に作られている細い街道を通ってきているらしく、最低限戦える人達が殆どだ。
あまりにも弱い人だと魔境の浅い場所でも体調を崩すらしく、あまり人間は多くない。人間の商人は殆ど来れていないが、代わりに魔族の商人があちこちで出店をやってたりしてる。
なんか魔素だかってやつが魔境には多くて、レベルが低い人間がそれを吸いすぎると体調不良になったりするから、レベルを上げていない人間の商人だと護衛を付けたとしても来れないらしい。
さて、話しは逸れたがいよいよレースの開幕だ。両者共に背中に相方を乗せ、地に足を付け、スタートラインとなる門で構えて開始の合図を待っている。
審判っぽい人がデカイ鳥の従魔に乗りながら、「位置についてー!よーい...」とか言ってる。
異世界でもよーいどんってあるのか...
「だんっ!」
「グェンキャキェーキョキャキョ!?(どんじゃねーのかよ!?)」
ズッコケそうになり、上手くスタートを切れなかった俺。
ワイバーンのじいさんは素早く飛び立ち、先を行かれてしまった。
え?なに?この世界って、よーいだん!なの!?世界共通なの!?
どうでもいい疑問に脳を支配されながらも助走を付け飛び立つ俺。キィナに心配されながらも全力飛行で飛ばす。
すまんキィナ、早速負担かけるわ。
全力飛行の甲斐あって、ワイバーンとの距離を詰めることができた。
俺の方がスピードは上みたいだな!これは勝ったな!第7部完!!
だが、そう簡単に行かないのが世の常、小説の常。
先端が楕円形に膨らんでトガトガした、刺付き鉄球のような尻尾をワイバーンが振り回して、追い越されないように妨害してきやがった!
当たらないようにするなら減速するだけでいいから難しくはない。
だが、これを掻い潜って奴を抜かすのは流石に厳しそうだ...
多少飛行速度は下がるが仕方ない、〈眠羽〉を飛ばしてこちらも対抗する。
しかし、上に乗ってる魔王の娘の風らしき魔法で散らされてまともに当たりそうにない。
当たりそうになると闇魔法っぽい壁で防がれてしまう。眠羽とかを飛ばす時には、前方に羽ばたかなきゃいけないせいでどうしても減速するし、これは止めとくかぁ...
追い抜かそうと右へ左へ上へ下へと避けて進もうとするも、前を上手い具合に塞がれて抜かせない。
ぐぬぬ、直線で抜かすのは難しそうだ...この先のエリアで別のルートを行って抜かすか?
悩んでいると、キィナがどこからか槍を取り出して連続で投げ始めた。
持ち手が木製の短槍とはいえ、羽とは比べ物にならない重さのそれは、風魔法でも逸らしきれない威力だったようだ。魔王の娘が闇の壁で防ごうとするも、何故か無限のように湧いてくる槍を防ぎきれず、ワイバーンの羽や身体に当たっていく。
流石に痛みがあるのか、少し飛行に乱れが見えてきた。
てかキィナ、お前何処にそんな沢山の槍を持ってたんだ...?確か氾濫の時も沢山槍投げてたな...
飼い主に多少の疑問を抱きつつも、飛行が乱れた隙を見計らってキィナに一声掛け、しっかり掴まって貰ってからワイバーンの横を全力で通り抜ける俺。
…あっぶねっ!抜かす時にワイバーンが首を伸ばして噛みつこうとしてきやがった!
噛みつきをなんとか避けてワイバーンを抜かすことに成功したが、今度は後ろから闇魔法らしき黒い礫や風魔法らしき見えにくい刃が飛んでくる。
キィナに後方確認してもらい、避ける方向の指示を貰いながら飛ぶ俺。
流石に大量の闇の礫は避けきれず、時々当たってしまうが、まだ耐えられる。例えると…パチンコ玉?いや、スーパーボールをぶつけられるような打撲系な痛みだ...
だが、それよりも風魔法の刃が少し怖い。時々チラチラ振り向いてしまう位には。
余所見のせいか少し減速してしまってたようで、距離の縮まったワイバーンに尾羽を噛まれそうになる。
なんとか加速して逃れたが、危なかった。もっとキィナを信用してやんねぇとな!
最初の直線をリードしたまま飛び、左へのカーブ。次のボロボロ住宅街ゾーンのインコースを行くように、低空飛行と地上を走るのを使い分けて進んでいく。
ワイバーンの方は別の道を行くらしく、俺らより大回りに飛んで行き、見えなくなった。
両腕が羽のワイバーンなら、走るよりも飛べるルートの方が早いとの判断か?
取り敢えず俺らはインコースをひたすらに走る。妨害が無いから気は楽だが、入り組んだ道を進むのは中々大変だ。
ボロボロ住宅街ゾーンを抜け、散らばる瓦礫と鋭く壊れた建物のゾーンに着くと、前方に鋭い建物を避けながら飛んでいるワイバーンの姿が見える。
焦る俺とキィナは、その背中を慌てて追いかけ始めた。
どうやらいつの間にか抜かされてしまっていた、らしい。
_____________________
○ウィンド・プッシュ
強風で押し出す下位の風属性の魔法。
近距離でモロに受ければ、鍛えてない人間の大人なら吹き飛ばして壁や床に頭打たせて殺害できる程の威力。レベルシステムのあるこの世界の成人なら、ちょっと鍛えれば踏ん張れるから殺傷力は低い魔法とされている。
「わ、私そんなつもりじゃ…!」「殺すつもりはなかったんだ!」って感じで使用者が間違えて相手を死なせる魔法ランキング1位の絶妙な殺傷能力を持つ。
瞬間的に強風を生み出し、ちょっとした魔法でさえ退ける威力を出すか、持続的にまぁまぁの強さの風を出して遠距離からの弓矢を逸らす等、自由度が高め。
○ダーク・グレイン
前方に闇の粒を多数飛ばす、下位の闇属性魔法。
散らかすようにばら蒔くため、全部避けるのは相当難しい。威力は魔法の中では弱めなので、鉄の全身鎧を着ていれば耐えきれるだろう。(兜を被っていても、顔に集中したら危ないかもしれないが)
Cランク以降の魔物にはあまり効かないが、挑発とか敵の気を引くには最適。威力を例えると...至近距離では地球で使われるゴム弾くらい?(鍛えてない人間がまともに食らうとえぐい痣になるくらい)
一応中~遠距離で使う魔法なので、実際はもうちょい威力は減衰する。
○ウィンド・カット
素早い風の刃を飛ばし、敵を切り裂く風の下位魔法。
素早く見えにくい薄緑色の刃を飛ばして攻撃するので、大抵の雑魚敵は避けられない。ただ、威力は控えめでランクの低い魔法使いが使うとゴブリンの肉をそこそこ引き裂く程度なので、足を狙って行動を阻害する使い方がお勧め。
ストップウォッチとか無いから正確な時間はわからないが、最初に比べて大分早くなったと思う。多分。
そしてついに迎えたレース当日の日。俺らは対戦相手である魔王の娘さんとその従魔、ワイバーンと対峙していた。
両者テイマーの娘たちは口論をし、従魔達は睨み合い。一触即発の緊張感が会場には漂っていた...!!
「私はまだ黒きグリフォンを諦めていませんことよ!今回の試合で勝って、必ずや振り向かせてやりますわ!」
と、俺を諦めていない様子の魔王の娘さん。
「絶ッッッ対あんたなんかに渡すものですか!ぶちのめすわよレイヴィン!」
と、品の欠片もない返答を返す我らが野生児キィナさん。
「クケェ、クエエクケクケケケェ...キエキエクエエケケェ。(いやぁ、うちのじゃじゃ馬娘がすいません...姫様に対してこんな口調は流石に不味いですよねぇ。)」
「シュルシュル、フシュルルルルルルル!シャーシャー!(いえいえ、聞いた話ではうちの子が喧嘩吹っ掛けたらしいじゃないですか!怒るのも当然ですよ!)」
と、保護者のような会話をするグリフォンとワイバーン。
会場の緊張感とは裏腹に、喧嘩する娘とそれを見守る親のような会話が繰り広げられていた。
娘達が口喧嘩してる間に、俺はワイバーンと互いに自己紹介したり雑談をしていた。
どうやら彼はゴラムという名前で、元々魔王が若い頃にテイムした魔物らしい。それが護衛とか世話係とかテイマーとしての経験の為とか…色んな理由で小さい頃の魔王の娘に所有権を移したんだとか。
だが、今では彼はワイバーンの中ではおじいちゃんな年齢になってしまい、衰えを感じてきているとのこと。
魔王の娘さんが新たな従魔として俺を欲しがる背景が見えてきたが...まぁ、今更飼い主を変えるつもりはないな。
国主催のレースと言うことで魔族や人間、その他の種族達が観客として廃城の城下町を賑やかしている。その上、口喧嘩をする若き娘達と、雑談する俺ら厳つい従魔達の鳴き声も加わったのもあって、会場が大分騒がしくなってきた。
だが、魔王とドリミドール王国の王様が廃城のテラスらしき場所から現れると、場は静まり返る。流石に娘達も空気を読んだ。
因みに、王様達の斜め後ろには護衛なのか緑騎士も立ってる。
そして2人の王から、校長の話のような演説が始まった。
魔族と人間の調和を目指して云々、種族関係なく楽しんでくれだのなんだの。大体そんな感じの内容っぽい。
まぁ、魔物と仲良くしてるテイマーが多いとされる上に、他種族の多いドリミドールの住人だから魔族への偏見とかも少ないっぽいし、少なくともここに来ている人達は魔族への偏見はなさそうだ。
因みにここに来ている観客は、森の中に作られている細い街道を通ってきているらしく、最低限戦える人達が殆どだ。
あまりにも弱い人だと魔境の浅い場所でも体調を崩すらしく、あまり人間は多くない。人間の商人は殆ど来れていないが、代わりに魔族の商人があちこちで出店をやってたりしてる。
なんか魔素だかってやつが魔境には多くて、レベルが低い人間がそれを吸いすぎると体調不良になったりするから、レベルを上げていない人間の商人だと護衛を付けたとしても来れないらしい。
さて、話しは逸れたがいよいよレースの開幕だ。両者共に背中に相方を乗せ、地に足を付け、スタートラインとなる門で構えて開始の合図を待っている。
審判っぽい人がデカイ鳥の従魔に乗りながら、「位置についてー!よーい...」とか言ってる。
異世界でもよーいどんってあるのか...
「だんっ!」
「グェンキャキェーキョキャキョ!?(どんじゃねーのかよ!?)」
ズッコケそうになり、上手くスタートを切れなかった俺。
ワイバーンのじいさんは素早く飛び立ち、先を行かれてしまった。
え?なに?この世界って、よーいだん!なの!?世界共通なの!?
どうでもいい疑問に脳を支配されながらも助走を付け飛び立つ俺。キィナに心配されながらも全力飛行で飛ばす。
すまんキィナ、早速負担かけるわ。
全力飛行の甲斐あって、ワイバーンとの距離を詰めることができた。
俺の方がスピードは上みたいだな!これは勝ったな!第7部完!!
だが、そう簡単に行かないのが世の常、小説の常。
先端が楕円形に膨らんでトガトガした、刺付き鉄球のような尻尾をワイバーンが振り回して、追い越されないように妨害してきやがった!
当たらないようにするなら減速するだけでいいから難しくはない。
だが、これを掻い潜って奴を抜かすのは流石に厳しそうだ...
多少飛行速度は下がるが仕方ない、〈眠羽〉を飛ばしてこちらも対抗する。
しかし、上に乗ってる魔王の娘の風らしき魔法で散らされてまともに当たりそうにない。
当たりそうになると闇魔法っぽい壁で防がれてしまう。眠羽とかを飛ばす時には、前方に羽ばたかなきゃいけないせいでどうしても減速するし、これは止めとくかぁ...
追い抜かそうと右へ左へ上へ下へと避けて進もうとするも、前を上手い具合に塞がれて抜かせない。
ぐぬぬ、直線で抜かすのは難しそうだ...この先のエリアで別のルートを行って抜かすか?
悩んでいると、キィナがどこからか槍を取り出して連続で投げ始めた。
持ち手が木製の短槍とはいえ、羽とは比べ物にならない重さのそれは、風魔法でも逸らしきれない威力だったようだ。魔王の娘が闇の壁で防ごうとするも、何故か無限のように湧いてくる槍を防ぎきれず、ワイバーンの羽や身体に当たっていく。
流石に痛みがあるのか、少し飛行に乱れが見えてきた。
てかキィナ、お前何処にそんな沢山の槍を持ってたんだ...?確か氾濫の時も沢山槍投げてたな...
飼い主に多少の疑問を抱きつつも、飛行が乱れた隙を見計らってキィナに一声掛け、しっかり掴まって貰ってからワイバーンの横を全力で通り抜ける俺。
…あっぶねっ!抜かす時にワイバーンが首を伸ばして噛みつこうとしてきやがった!
噛みつきをなんとか避けてワイバーンを抜かすことに成功したが、今度は後ろから闇魔法らしき黒い礫や風魔法らしき見えにくい刃が飛んでくる。
キィナに後方確認してもらい、避ける方向の指示を貰いながら飛ぶ俺。
流石に大量の闇の礫は避けきれず、時々当たってしまうが、まだ耐えられる。例えると…パチンコ玉?いや、スーパーボールをぶつけられるような打撲系な痛みだ...
だが、それよりも風魔法の刃が少し怖い。時々チラチラ振り向いてしまう位には。
余所見のせいか少し減速してしまってたようで、距離の縮まったワイバーンに尾羽を噛まれそうになる。
なんとか加速して逃れたが、危なかった。もっとキィナを信用してやんねぇとな!
最初の直線をリードしたまま飛び、左へのカーブ。次のボロボロ住宅街ゾーンのインコースを行くように、低空飛行と地上を走るのを使い分けて進んでいく。
ワイバーンの方は別の道を行くらしく、俺らより大回りに飛んで行き、見えなくなった。
両腕が羽のワイバーンなら、走るよりも飛べるルートの方が早いとの判断か?
取り敢えず俺らはインコースをひたすらに走る。妨害が無いから気は楽だが、入り組んだ道を進むのは中々大変だ。
ボロボロ住宅街ゾーンを抜け、散らばる瓦礫と鋭く壊れた建物のゾーンに着くと、前方に鋭い建物を避けながら飛んでいるワイバーンの姿が見える。
焦る俺とキィナは、その背中を慌てて追いかけ始めた。
どうやらいつの間にか抜かされてしまっていた、らしい。
_____________________
○ウィンド・プッシュ
強風で押し出す下位の風属性の魔法。
近距離でモロに受ければ、鍛えてない人間の大人なら吹き飛ばして壁や床に頭打たせて殺害できる程の威力。レベルシステムのあるこの世界の成人なら、ちょっと鍛えれば踏ん張れるから殺傷力は低い魔法とされている。
「わ、私そんなつもりじゃ…!」「殺すつもりはなかったんだ!」って感じで使用者が間違えて相手を死なせる魔法ランキング1位の絶妙な殺傷能力を持つ。
瞬間的に強風を生み出し、ちょっとした魔法でさえ退ける威力を出すか、持続的にまぁまぁの強さの風を出して遠距離からの弓矢を逸らす等、自由度が高め。
○ダーク・グレイン
前方に闇の粒を多数飛ばす、下位の闇属性魔法。
散らかすようにばら蒔くため、全部避けるのは相当難しい。威力は魔法の中では弱めなので、鉄の全身鎧を着ていれば耐えきれるだろう。(兜を被っていても、顔に集中したら危ないかもしれないが)
Cランク以降の魔物にはあまり効かないが、挑発とか敵の気を引くには最適。威力を例えると...至近距離では地球で使われるゴム弾くらい?(鍛えてない人間がまともに食らうとえぐい痣になるくらい)
一応中~遠距離で使う魔法なので、実際はもうちょい威力は減衰する。
○ウィンド・カット
素早い風の刃を飛ばし、敵を切り裂く風の下位魔法。
素早く見えにくい薄緑色の刃を飛ばして攻撃するので、大抵の雑魚敵は避けられない。ただ、威力は控えめでランクの低い魔法使いが使うとゴブリンの肉をそこそこ引き裂く程度なので、足を狙って行動を阻害する使い方がお勧め。
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