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大氾濫!?魔物が攻めてきた!!
群れの掃討戦らしい(後編)
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ただいま魔物の群れに突撃中の俺とキィナ。正直敵の群れに単身(1人と1匹だけど)突っ込むなんて、戦争に詳しい人はアホかと思うだろう。
だが、味方の冒険者のレベルと敵との人数差を考えると...冒険者に前を任せたら、恐らく死人が出る。
確かに冒険者は自分から戦闘に参加しているのだから、死ぬのも自己責任だし仕方ないとは思ってる。
だが、これらの敵は本隊ではない。もっと数多くの敵がいるのだから、味方の犠牲は減らすべきと思うのだ。
そうすれば、後々の戦いも多少は楽になるだろう、俺はそう考えた。
ならばランクはDと低い俺らだが、この中でも強い部類な為、奇襲を掛けて敵の戦力を減らし、味方の犠牲を押さえようといった魂胆だ。
キィナを乗せ、手数の増した俺らと、敵のステータスの差や数の差を見ると、俺らが突撃しても十分立ち回れるものと〈本能〉で俺は確信しているからこその作戦である。
キィナの同意も得られたしな(これは全く宛にならないが)。
ついに敵軍とぶつかる。敵の先陣はウルフに乗ったゴブリンの群れだ。
一方こちらは黒いグリフォン1匹と、そのテイマーのみ。
だが俺のスペックは伊達じゃない。突撃の勢いでそのままゴブリンやウルフを轢き殺しまくる。
翼を広げてラリアットするだけで、どんどん死んでいく。正直この程度の敵ならば相手にならない。
背中のキィナも、俺の側面や後ろに付こうとしたゴブリンやウルフ達を、槍で的確に刺している。楽しそうで何よりだ。
討ち漏らしは後方の冒険者達に任せ、俺達はそのままホブゴブリンとオークの混成軍に突撃する。
オークが人間の身長程もある木の盾を構え、後ろでホブゴブリンが長い木の柄で先端に鉄の刃が付いた槍を構えている。
なるほど、分かりやすいが効率的な戦い方だ。オークの盾で敵の攻撃を受け止め、後ろのホブゴブリンが槍で刺す、といった感じだろう。
だが、彼らには致命的な弱点がある。
そう、俺はただの騎兵とは違い飛べるのだ。俺は真っ正面から突撃することなく飛び上がり、〈眠羽〉を地上へ向けてばらまく。
オークは大半を盾で防ぐも俺の錐のように鋭い羽は、木製の盾を脆い部分を時々貫通し、オークの体に何本か突き刺さる。
ホブゴブリンは槍の扱いが思ったより上手く、俺の羽を何本か弾いているようだが、構わず大量に追加の眠羽をプレゼント(強制的に)すると、防ぎきれず何本か刺さっていく。
そして俺らは、眠気で弱体化した地上のホブゴブリンとオークを無視し、空で群れているフォールクロウの相手をする。
地上で、ウルフに乗ったゴブリンと戦っている冒険者達へ、空から石を降らせている厄介者で、弱い冒険者は頭上からの投石に怪我を負うものも出ているみたいだ。
奥の方のフォールクロウを鑑定で挑発しつつ、フォールクロウの群れに突撃する。
俺はただ、群れの中を突っ切るだけでいい。俺の体当たりや羽ばたきが当たればそのまま倒せるし、避けられても近くの敵は背中のキィナが倒してくれる。
このカラスは、突っ込む俺への対処法が殆どない。
土魔法で石をこちらにも作り飛ばしてくるが、目にでも当たらない限りは、ステータスの差のお陰で痛くも痒くもない。
因みにカラス相手に俺らが突進してるときに余所見をすると、敵の後方にいる魔族は悔しそうな顔して見てるだけだ。
魔法とかで援護射撃しないのか?敵の魔物の中に、遠距離攻撃できるやつが少なすぎる。
あの糞猿がいたら厄介だっただろうな...なんでいないんだろ?
なんか奥の手でもあるのかと疑い、時々魔族の方を見て警戒しながら戦うも、何事もなくゴブリンとウルフとカラスを壊滅させることができた。
これで彼我の戦力の数は、同じくらいになった。
だが、敵には眠羽でほぼ寝てるホブゴブリンとオーク、少数のオーガとそれに守られる位置にいる魔族。
それに対して、こちらは俺が少し疲れたくらいで、他軽傷者くらいしかいない冒険者達。
もうこれなら冒険者達と足並み揃えて攻めれば勝てるな、と思っていたのだが、ぽっちゃり系魔族は眠気で役に立たないホブゴブリンとオークの群れを捨て、オーガを引き連れて撤退し始めた。
どうやら奥にいるという、本隊へ合流しようとしてるらしい。
冒険者側は深追いは禁物として、残されたホブゴブリンやオークを確実に狩るようだ。
キィナは不満そうだが、俺らだけでオーガ数体と魔族を相手するのは流石にリスクが高いし厳しいだろう。諦めてくれ。
俺も、少し臭そうだが食いでのありそうな肉(魔族)を逃してしまい少し残念だ。オークで我慢しよう。てか、オークの方が旨そうだな。
冒険者達が、ホブゴブリンやオークに止めを刺したりしてる間、俺はオークのつまみ食いをする。
生も良いが、焼くと香りが良い。火魔法を使い、俺1匹でオーク焼き肉を始めているとキィナも来て齧りつき出した。
お前本当に貴族か?戦闘狂いの野生児なんじゃ...まてまてまて俺に齧りつくんじゃない!せめて俺が死んでから鳥の部分を食え!下半身のライオン部分は多分美味しくないからケツを噛むな!
1人と1匹で焼き肉をしてると、周りの冒険者達は苦笑い気味である。
だが、今回大活躍した俺らに表立ってどうこう言う奴等はいなかった。
正直1人くらい倒した魔物の処理を手伝え、とか文句言ってくると思った。
あっという間にオーク1匹分のつまみ食いを終えた俺らも、魔物の処理を手伝う。
処理と言っても全部捨てるのではなく、魔物の死体を一ヶ所に集め、魔石を取り出したり、オークからは持ち帰れるだけの肉を切り出したり、といった内容だ。
ホブゴブリンとカラスの素材?ホブゴブリンは持っていた槍の先端部分の鉄と角、カラスは嘴と砂肝は利用価値があるらしい。
数が多いから時間が掛かったが、俺やキィナ等の力のある冒険者達は周囲に散乱した死体を回収して一ヶ所に集める手伝いをして、魔法使い等のあまり力の無い冒険者達が魔石や肉を切り出す作業を手伝うことで、日暮れ前には終わらせることができた。
因みに魔法使い系の人たちは解体すらすぐバテてたので、結局後半は俺らも解体してた。まぁ、俺のデカイ前足じゃ魔物の腹切り裂いて内蔵取るくらいしか手伝えないが、それでも十分だったらしい。
その作業の間に、もう一方の群れと戦ったであろう冒険者達の安否確認に、何人かの冒険者を送っていたようだが、向こうも無事だったようだ。
聞いた話だと、南西方向の冒険者達と一緒にいたローパーとおっさんが、群れを半壊させており、向こうの魔族もオーガと共に顔を青ざめさせながら森の奥へと撤退したらしい。
おっさん強すぎないか?と思ったが、外見と性癖と外聞はともかく実力は本物で、Bランク冒険者らしい。色々とやばいなあのおっさん。
後処理の終わった俺らは、魔石やオークの肉などを森の木で作った簡易的な台車に積み、南西に向かった冒険者達と合流し、町へと帰還した。
町の門を潜ったところで、冒険者達は一度解散となった。
今回の依頼に参加した上位冒険者達が、今回の事と冒険者の活躍をギルドに伝えた後に、報酬が支払われるとのこと。
後、恐らく大氾濫が始まるから、そのときは是非とも参加して欲しいとの話があった。
町や国規模の魔物の大群が攻めてくることや、魔族と国の戦争。それを氾濫と呼んでいるらしい。
町に魔物が押し寄せてくると聞いたが、一応ここって城もある王都だよな?兵士達に任せておけばよくない?とは正直思ってしまう。
だが、キィナはやる気満々だ。
...仕方ない。これはどう足掻いても参加させられる、今回の戦いの時から、薄々俺もそんな気はしてた。
どうやら俺は、町の防衛戦に参加することになる、らしい。
ペットとしての穏やかな暮らしなんて、そんなものは無かった。
______________________
○ホブゴブリンの素材
武器を持っていることも多く、鉄製の武器ならば売れる。ただ、ホブゴブリンでまともに武器の手入れするものはほぼいない為、鉄のみの価値で、しかも一度インゴットに溶かし直す手間も掛かるから買い取り額は高くない。
ゴブリンの頃には使い道の無かった角は、錬金術で硬いものを作るときには取り敢えず使える程度の価値。これで物作りをすると、テーブルから落としても壊れない程度の耐久性が得られる。だが、素材としてありふれており安い。良く言えばお手軽。
○フォールクロウの素材
嘴は矢や槍等の武器の先端に使えたりもする。あまり強くはないから初心者用だが。
砂肝は珍味として酒飲みに好まれる。主人公も食べたが、あまり血生臭くないけどじゃりじゃりしてる。とのこと。生でそのまま食った感想言ってどうする。
因みに鶏だけでなく猛禽類やグリフォンにも砂肝はあるため、肉に砂が付いても気にせず食べてたりする。
○どうでもいい話だが、つまみ食いに文句を言われなかったのは、今回の戦いで活躍したということだけでなく、キィナが一応貴族なので冒険者が口出しするのを少し恐れたのと、黒いグリフォンが恐れられているから、とオークにかぶりつくキィナの迫力が恐れられてたといった背景がある。
ただの低ランク冒険者が同じことしたら、ケツひっぱたかれる案件。
だが、味方の冒険者のレベルと敵との人数差を考えると...冒険者に前を任せたら、恐らく死人が出る。
確かに冒険者は自分から戦闘に参加しているのだから、死ぬのも自己責任だし仕方ないとは思ってる。
だが、これらの敵は本隊ではない。もっと数多くの敵がいるのだから、味方の犠牲は減らすべきと思うのだ。
そうすれば、後々の戦いも多少は楽になるだろう、俺はそう考えた。
ならばランクはDと低い俺らだが、この中でも強い部類な為、奇襲を掛けて敵の戦力を減らし、味方の犠牲を押さえようといった魂胆だ。
キィナを乗せ、手数の増した俺らと、敵のステータスの差や数の差を見ると、俺らが突撃しても十分立ち回れるものと〈本能〉で俺は確信しているからこその作戦である。
キィナの同意も得られたしな(これは全く宛にならないが)。
ついに敵軍とぶつかる。敵の先陣はウルフに乗ったゴブリンの群れだ。
一方こちらは黒いグリフォン1匹と、そのテイマーのみ。
だが俺のスペックは伊達じゃない。突撃の勢いでそのままゴブリンやウルフを轢き殺しまくる。
翼を広げてラリアットするだけで、どんどん死んでいく。正直この程度の敵ならば相手にならない。
背中のキィナも、俺の側面や後ろに付こうとしたゴブリンやウルフ達を、槍で的確に刺している。楽しそうで何よりだ。
討ち漏らしは後方の冒険者達に任せ、俺達はそのままホブゴブリンとオークの混成軍に突撃する。
オークが人間の身長程もある木の盾を構え、後ろでホブゴブリンが長い木の柄で先端に鉄の刃が付いた槍を構えている。
なるほど、分かりやすいが効率的な戦い方だ。オークの盾で敵の攻撃を受け止め、後ろのホブゴブリンが槍で刺す、といった感じだろう。
だが、彼らには致命的な弱点がある。
そう、俺はただの騎兵とは違い飛べるのだ。俺は真っ正面から突撃することなく飛び上がり、〈眠羽〉を地上へ向けてばらまく。
オークは大半を盾で防ぐも俺の錐のように鋭い羽は、木製の盾を脆い部分を時々貫通し、オークの体に何本か突き刺さる。
ホブゴブリンは槍の扱いが思ったより上手く、俺の羽を何本か弾いているようだが、構わず大量に追加の眠羽をプレゼント(強制的に)すると、防ぎきれず何本か刺さっていく。
そして俺らは、眠気で弱体化した地上のホブゴブリンとオークを無視し、空で群れているフォールクロウの相手をする。
地上で、ウルフに乗ったゴブリンと戦っている冒険者達へ、空から石を降らせている厄介者で、弱い冒険者は頭上からの投石に怪我を負うものも出ているみたいだ。
奥の方のフォールクロウを鑑定で挑発しつつ、フォールクロウの群れに突撃する。
俺はただ、群れの中を突っ切るだけでいい。俺の体当たりや羽ばたきが当たればそのまま倒せるし、避けられても近くの敵は背中のキィナが倒してくれる。
このカラスは、突っ込む俺への対処法が殆どない。
土魔法で石をこちらにも作り飛ばしてくるが、目にでも当たらない限りは、ステータスの差のお陰で痛くも痒くもない。
因みにカラス相手に俺らが突進してるときに余所見をすると、敵の後方にいる魔族は悔しそうな顔して見てるだけだ。
魔法とかで援護射撃しないのか?敵の魔物の中に、遠距離攻撃できるやつが少なすぎる。
あの糞猿がいたら厄介だっただろうな...なんでいないんだろ?
なんか奥の手でもあるのかと疑い、時々魔族の方を見て警戒しながら戦うも、何事もなくゴブリンとウルフとカラスを壊滅させることができた。
これで彼我の戦力の数は、同じくらいになった。
だが、敵には眠羽でほぼ寝てるホブゴブリンとオーク、少数のオーガとそれに守られる位置にいる魔族。
それに対して、こちらは俺が少し疲れたくらいで、他軽傷者くらいしかいない冒険者達。
もうこれなら冒険者達と足並み揃えて攻めれば勝てるな、と思っていたのだが、ぽっちゃり系魔族は眠気で役に立たないホブゴブリンとオークの群れを捨て、オーガを引き連れて撤退し始めた。
どうやら奥にいるという、本隊へ合流しようとしてるらしい。
冒険者側は深追いは禁物として、残されたホブゴブリンやオークを確実に狩るようだ。
キィナは不満そうだが、俺らだけでオーガ数体と魔族を相手するのは流石にリスクが高いし厳しいだろう。諦めてくれ。
俺も、少し臭そうだが食いでのありそうな肉(魔族)を逃してしまい少し残念だ。オークで我慢しよう。てか、オークの方が旨そうだな。
冒険者達が、ホブゴブリンやオークに止めを刺したりしてる間、俺はオークのつまみ食いをする。
生も良いが、焼くと香りが良い。火魔法を使い、俺1匹でオーク焼き肉を始めているとキィナも来て齧りつき出した。
お前本当に貴族か?戦闘狂いの野生児なんじゃ...まてまてまて俺に齧りつくんじゃない!せめて俺が死んでから鳥の部分を食え!下半身のライオン部分は多分美味しくないからケツを噛むな!
1人と1匹で焼き肉をしてると、周りの冒険者達は苦笑い気味である。
だが、今回大活躍した俺らに表立ってどうこう言う奴等はいなかった。
正直1人くらい倒した魔物の処理を手伝え、とか文句言ってくると思った。
あっという間にオーク1匹分のつまみ食いを終えた俺らも、魔物の処理を手伝う。
処理と言っても全部捨てるのではなく、魔物の死体を一ヶ所に集め、魔石を取り出したり、オークからは持ち帰れるだけの肉を切り出したり、といった内容だ。
ホブゴブリンとカラスの素材?ホブゴブリンは持っていた槍の先端部分の鉄と角、カラスは嘴と砂肝は利用価値があるらしい。
数が多いから時間が掛かったが、俺やキィナ等の力のある冒険者達は周囲に散乱した死体を回収して一ヶ所に集める手伝いをして、魔法使い等のあまり力の無い冒険者達が魔石や肉を切り出す作業を手伝うことで、日暮れ前には終わらせることができた。
因みに魔法使い系の人たちは解体すらすぐバテてたので、結局後半は俺らも解体してた。まぁ、俺のデカイ前足じゃ魔物の腹切り裂いて内蔵取るくらいしか手伝えないが、それでも十分だったらしい。
その作業の間に、もう一方の群れと戦ったであろう冒険者達の安否確認に、何人かの冒険者を送っていたようだが、向こうも無事だったようだ。
聞いた話だと、南西方向の冒険者達と一緒にいたローパーとおっさんが、群れを半壊させており、向こうの魔族もオーガと共に顔を青ざめさせながら森の奥へと撤退したらしい。
おっさん強すぎないか?と思ったが、外見と性癖と外聞はともかく実力は本物で、Bランク冒険者らしい。色々とやばいなあのおっさん。
後処理の終わった俺らは、魔石やオークの肉などを森の木で作った簡易的な台車に積み、南西に向かった冒険者達と合流し、町へと帰還した。
町の門を潜ったところで、冒険者達は一度解散となった。
今回の依頼に参加した上位冒険者達が、今回の事と冒険者の活躍をギルドに伝えた後に、報酬が支払われるとのこと。
後、恐らく大氾濫が始まるから、そのときは是非とも参加して欲しいとの話があった。
町や国規模の魔物の大群が攻めてくることや、魔族と国の戦争。それを氾濫と呼んでいるらしい。
町に魔物が押し寄せてくると聞いたが、一応ここって城もある王都だよな?兵士達に任せておけばよくない?とは正直思ってしまう。
だが、キィナはやる気満々だ。
...仕方ない。これはどう足掻いても参加させられる、今回の戦いの時から、薄々俺もそんな気はしてた。
どうやら俺は、町の防衛戦に参加することになる、らしい。
ペットとしての穏やかな暮らしなんて、そんなものは無かった。
______________________
○ホブゴブリンの素材
武器を持っていることも多く、鉄製の武器ならば売れる。ただ、ホブゴブリンでまともに武器の手入れするものはほぼいない為、鉄のみの価値で、しかも一度インゴットに溶かし直す手間も掛かるから買い取り額は高くない。
ゴブリンの頃には使い道の無かった角は、錬金術で硬いものを作るときには取り敢えず使える程度の価値。これで物作りをすると、テーブルから落としても壊れない程度の耐久性が得られる。だが、素材としてありふれており安い。良く言えばお手軽。
○フォールクロウの素材
嘴は矢や槍等の武器の先端に使えたりもする。あまり強くはないから初心者用だが。
砂肝は珍味として酒飲みに好まれる。主人公も食べたが、あまり血生臭くないけどじゃりじゃりしてる。とのこと。生でそのまま食った感想言ってどうする。
因みに鶏だけでなく猛禽類やグリフォンにも砂肝はあるため、肉に砂が付いても気にせず食べてたりする。
○どうでもいい話だが、つまみ食いに文句を言われなかったのは、今回の戦いで活躍したということだけでなく、キィナが一応貴族なので冒険者が口出しするのを少し恐れたのと、黒いグリフォンが恐れられているから、とオークにかぶりつくキィナの迫力が恐れられてたといった背景がある。
ただの低ランク冒険者が同じことしたら、ケツひっぱたかれる案件。
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