110 / 111
110話 真逆の運命を歩く
しおりを挟む
カイがすべての力を振り絞った一撃は、見事に案内人の胴体を貫いた。
黒魔法同士のぶつかり合いだとは思えないほどの光が溢れ、ニアが再び目を開いた時には―――カイが、空中から落ちていくのが見えた。
「……………………………ぁ」
さっき、案内人と同じくお腹辺りを串刺しにされてしまった人間。
ニアは自分も気付かないうちに、大声を出しながら彼に駆け付けていた。
「カイぃ!!!!!!!!!!」
涙が溢れて、視界がぼやける。心臓に穴でも開いたかのような恐怖と痛みが彼女を襲って。
彼の体を確認し、その心臓が止まっていると認識した時は―――息が詰まって、言葉が上手く出なくなった。
「…………あ、ぁ……か、か…………」
「……っ!!!」
「し、神官様たちはここにお集まりください!!神聖魔法を!!直ちに神聖魔法を!!」
「……ウソ、でしょ」
彼の頭を抱き寄せながら、呆然と涙を流しているニア。その姿を見ていられないとばかりに、どこかに逃げていくクロエ。
パニック状態に陥りながらも無造作に神聖魔法を発動させるアルウィン。脱力したようにその場で倒れる、ブリエン。
「い、いや………いやだよ………」
幸せにしてくれると言ったじゃない。
私のこと、ずっと幸せにしてくれるって……この先なにがあっても、一緒にいてくれるって……。
「いや、いや………いや、いやいや……お願い……やだ、やだよ………」
どれだけ揺さぶっても、冷たくなった彼の体は動かない。プリストたちが集まって一気に神聖魔法をかけるも、カイは指一つ動かなかった。
「わたしが、私が悪かったからぁ……私が、私が悪かった。お願い、お願い……起きて、カイ…………」
ニアは何度も何度も、好きな人の頬を撫でながら言う。
「カイがいないと私、幸せになれない……お願い、お願い………カイ……カイぃいい…………おきてぇ………」
誰もが口をつぐみ、悲しむニアを目の前にして涙を浮かべる。
悪魔だった少女はやがて、悲嘆に濡れた声で泣き始めた。感情の変化が薄かった悪魔の少女は、喉が裂けられそうなくらい泣きわめく。
すべてだったから。彼の存在こそが、自分のすべてだったから。
……彼がいない世界なんて、地獄でしかないから。
「カイぃいいいいいいい!!!!!!!!!」
しかし、次の瞬間。
プシュッ!!と何かが刺される音と共に、彼女の懐の中にいた頭がびくっと動いた。
「うわあっ!?!?はぁ、はぁ…………!!!」
「………………え?」
ニアがようやく横に目を向けると、そこには涙で顔がぐちゃぐちゃになりながらもキューブを持っている………クロエがいて。
そして、そのキューブはカイの肩辺りに刺さっていた。
「……カイ?」
「…………………カ、イ?」
二人の少女―――ニアとクロエは、震える声で大好きな人を呼ぶ。そして、戦いに勝った英雄は………。
「あ…………えっ、と」
ちょっと気まずい顔になりながらも、苦笑を浮かべて見せるのだった。
「ただいま」
「………………………」
「………………………」
「え、ちょ…………んん!?!?!??」
次の瞬間、カイは二人の少女に息ができないくらい強く抱きしめられて。
約1時間以上も泣かされながら、二人を精一杯慰めるハメになるのだった。
「……そっか、ヤツの中にあったキューブだったんだ」
状況がある程度収まった後。
プリストたちの集中的な治癒魔法で本調子に戻ったカイは、案内人が倒れていたところに足を運んでいた。
ヤツの心臓に埋め込まれていたはずのキューブが見当たらない。それも当たり前な話だった。
生命力を蓄えたそのキューブを引き抜いてカイに刺したのは、他ならぬクロエだったから。
「しかし、その場でよくそんな策を思い出したんだね。さすがはクロエ」
「………あなたが倒れてるの見て、もうそれしかないと思ったし」
「そっか、そっか。ところで、クロエさん?」
「なに?」
「……もしかして、まだ怒ってるの?」
少しぎこちない声で尋ねると、クロエは待っていたとばかりに目を細めてまくしたて始める。
「私、言ったよね?自分のことをもっと大切にしてって言ったよね!?カイも、ずっと一緒にいようって私に誓ったよね!?」
「う、うわっ!?」
「なのに、何なのよあの攻撃は!!!もう信じらんない!!あんなのただの自殺攻撃じゃん!!自分の命なんか放り投げて、残された私たちの気持ちなんかはちっとも考えなかったじゃない!!言っとくけど私、あなたが刺されるの見て頭真っ白だったからね!?!?」
「だ、だから~~その時はもうそれしか方法がなかったというか……!!」
「………カイは嘘つき」
「に、ニア!?」
「絶対に許さない。絶対に、絶対に許さない。一生恨む。絶対に、何があっても一生恨む」
ニアは未だに涙を流しながらも、カイの右手をぎゅうっと握っていた。もはや骨が折れてしまいそうなほど強く、ニアは手を握っていた。
対するクロエも同じで、彼女はカイの左手を握りしめながらも鋭い目つきで彼を睨んでいた。その瞳にも正に、恨みがたっぷり込められている。
しかし、二人とも一刻たりともカイから離れる気配がなかった。自分たちの一番大切な人の温もりを、少しでも感じたいから。
後ろに兵士たちがいるにも関わらず、二人は好きな人に体を密着させていて。
生き残ったレジスタンスの兵士たちと、二人の新たな英雄―――ブリエンとアルウィンは、その姿をただただ微笑ましく見つめていた。
「……これか」
そして、彼らはついに案内人の死体がある場所―――もはや焼け野原になってしまった森の中心にたどり着く。
キューブが引き抜かれた死体は、もう冷え切っていた。
よくよく見ると、心臓のちょうど下あたりに巨大な穴が空いて、下半身がかろうじて繋がっているような状況だった。
「…………はっ。まさか、最後にミスったのがこんな結果に繋がるなんて」
俺は深い息をつきながら、口の端を吊り上げる。そう、俺の最後の攻撃はほんの少しだけ、軌道がズレてしまった。
本来、俺が狙おうとしたのはヤツの心臓、すなわちキューブだったのだ。生命力を限りなく供給するそのキューブを完全に破壊して、その後に剣を爆発させてヤツの体を吹っ飛ばす計画だった。
でも、最後に視界が光に覆われたからか、もしくは力が足りなかったのか。俺の剣先はヤツの心臓の下あたりに刺さって、思い通りにはいかなかった。
……まぁ、そのミスのおかげで、死ぬ寸前だった俺が生き返られたんだけど。
「でも、こいつはほとんど死んでたよ?キューブは何故か頑丈だったけど」
クロエの言葉の通り、ヤツの体の真ん中には大きな穴が空いている。ヤツを殺しかけたことだけは間違いないだろう。
実際、クロエが案内人を最後に見た時には、意識もなくてキューブだけが光っていたと言ってたし。
しかし、このキューブは本当に頑丈だな……皇子め、これを作るためになにをしていたのやら。
「……………」
案内人の黄色い目が光ることは、もう二度とない。
次元の境界線で交わしたあの会話が、きっと最後なのだろう。新たな案内人は現れないというヤツの言葉。そして、最後に言っていた個人的な好意。
……もう二度とヤツに会いたくはないけど。
厄介な敵であったことは、確かだ。
「みんな」
俺は短く声を出した後に、みんなに振り返る。
「君たちがいてくれなかったら勝てなかった。本当にありがとう、みんな」
もう、このこりごりな戦争に終わりを告げるべきだ。
すべてが破壊されて滅亡してしまう未来とは、真逆の運命を歩く時間だ。
「この戦争、俺たちの勝ちだ!」
高らかに宣言すると、間もなくして兵士たちの間から大きな歓声が上がる。
戦争が終わっても、人生は続いて行く。後片付けもしなきゃいけないし、これからもたびたび辛いことが訪れるだろう。
でも、それでいい。これこそが、俺たちが選んで作り出した運命だから。
綺麗な青空に真っ白な雲が流れ、地面には歓喜と安堵が溢れる。
俺たちは見事に、クソゲーのシナリオをぶち壊してみせた。
黒魔法同士のぶつかり合いだとは思えないほどの光が溢れ、ニアが再び目を開いた時には―――カイが、空中から落ちていくのが見えた。
「……………………………ぁ」
さっき、案内人と同じくお腹辺りを串刺しにされてしまった人間。
ニアは自分も気付かないうちに、大声を出しながら彼に駆け付けていた。
「カイぃ!!!!!!!!!!」
涙が溢れて、視界がぼやける。心臓に穴でも開いたかのような恐怖と痛みが彼女を襲って。
彼の体を確認し、その心臓が止まっていると認識した時は―――息が詰まって、言葉が上手く出なくなった。
「…………あ、ぁ……か、か…………」
「……っ!!!」
「し、神官様たちはここにお集まりください!!神聖魔法を!!直ちに神聖魔法を!!」
「……ウソ、でしょ」
彼の頭を抱き寄せながら、呆然と涙を流しているニア。その姿を見ていられないとばかりに、どこかに逃げていくクロエ。
パニック状態に陥りながらも無造作に神聖魔法を発動させるアルウィン。脱力したようにその場で倒れる、ブリエン。
「い、いや………いやだよ………」
幸せにしてくれると言ったじゃない。
私のこと、ずっと幸せにしてくれるって……この先なにがあっても、一緒にいてくれるって……。
「いや、いや………いや、いやいや……お願い……やだ、やだよ………」
どれだけ揺さぶっても、冷たくなった彼の体は動かない。プリストたちが集まって一気に神聖魔法をかけるも、カイは指一つ動かなかった。
「わたしが、私が悪かったからぁ……私が、私が悪かった。お願い、お願い……起きて、カイ…………」
ニアは何度も何度も、好きな人の頬を撫でながら言う。
「カイがいないと私、幸せになれない……お願い、お願い………カイ……カイぃいい…………おきてぇ………」
誰もが口をつぐみ、悲しむニアを目の前にして涙を浮かべる。
悪魔だった少女はやがて、悲嘆に濡れた声で泣き始めた。感情の変化が薄かった悪魔の少女は、喉が裂けられそうなくらい泣きわめく。
すべてだったから。彼の存在こそが、自分のすべてだったから。
……彼がいない世界なんて、地獄でしかないから。
「カイぃいいいいいいい!!!!!!!!!」
しかし、次の瞬間。
プシュッ!!と何かが刺される音と共に、彼女の懐の中にいた頭がびくっと動いた。
「うわあっ!?!?はぁ、はぁ…………!!!」
「………………え?」
ニアがようやく横に目を向けると、そこには涙で顔がぐちゃぐちゃになりながらもキューブを持っている………クロエがいて。
そして、そのキューブはカイの肩辺りに刺さっていた。
「……カイ?」
「…………………カ、イ?」
二人の少女―――ニアとクロエは、震える声で大好きな人を呼ぶ。そして、戦いに勝った英雄は………。
「あ…………えっ、と」
ちょっと気まずい顔になりながらも、苦笑を浮かべて見せるのだった。
「ただいま」
「………………………」
「………………………」
「え、ちょ…………んん!?!?!??」
次の瞬間、カイは二人の少女に息ができないくらい強く抱きしめられて。
約1時間以上も泣かされながら、二人を精一杯慰めるハメになるのだった。
「……そっか、ヤツの中にあったキューブだったんだ」
状況がある程度収まった後。
プリストたちの集中的な治癒魔法で本調子に戻ったカイは、案内人が倒れていたところに足を運んでいた。
ヤツの心臓に埋め込まれていたはずのキューブが見当たらない。それも当たり前な話だった。
生命力を蓄えたそのキューブを引き抜いてカイに刺したのは、他ならぬクロエだったから。
「しかし、その場でよくそんな策を思い出したんだね。さすがはクロエ」
「………あなたが倒れてるの見て、もうそれしかないと思ったし」
「そっか、そっか。ところで、クロエさん?」
「なに?」
「……もしかして、まだ怒ってるの?」
少しぎこちない声で尋ねると、クロエは待っていたとばかりに目を細めてまくしたて始める。
「私、言ったよね?自分のことをもっと大切にしてって言ったよね!?カイも、ずっと一緒にいようって私に誓ったよね!?」
「う、うわっ!?」
「なのに、何なのよあの攻撃は!!!もう信じらんない!!あんなのただの自殺攻撃じゃん!!自分の命なんか放り投げて、残された私たちの気持ちなんかはちっとも考えなかったじゃない!!言っとくけど私、あなたが刺されるの見て頭真っ白だったからね!?!?」
「だ、だから~~その時はもうそれしか方法がなかったというか……!!」
「………カイは嘘つき」
「に、ニア!?」
「絶対に許さない。絶対に、絶対に許さない。一生恨む。絶対に、何があっても一生恨む」
ニアは未だに涙を流しながらも、カイの右手をぎゅうっと握っていた。もはや骨が折れてしまいそうなほど強く、ニアは手を握っていた。
対するクロエも同じで、彼女はカイの左手を握りしめながらも鋭い目つきで彼を睨んでいた。その瞳にも正に、恨みがたっぷり込められている。
しかし、二人とも一刻たりともカイから離れる気配がなかった。自分たちの一番大切な人の温もりを、少しでも感じたいから。
後ろに兵士たちがいるにも関わらず、二人は好きな人に体を密着させていて。
生き残ったレジスタンスの兵士たちと、二人の新たな英雄―――ブリエンとアルウィンは、その姿をただただ微笑ましく見つめていた。
「……これか」
そして、彼らはついに案内人の死体がある場所―――もはや焼け野原になってしまった森の中心にたどり着く。
キューブが引き抜かれた死体は、もう冷え切っていた。
よくよく見ると、心臓のちょうど下あたりに巨大な穴が空いて、下半身がかろうじて繋がっているような状況だった。
「…………はっ。まさか、最後にミスったのがこんな結果に繋がるなんて」
俺は深い息をつきながら、口の端を吊り上げる。そう、俺の最後の攻撃はほんの少しだけ、軌道がズレてしまった。
本来、俺が狙おうとしたのはヤツの心臓、すなわちキューブだったのだ。生命力を限りなく供給するそのキューブを完全に破壊して、その後に剣を爆発させてヤツの体を吹っ飛ばす計画だった。
でも、最後に視界が光に覆われたからか、もしくは力が足りなかったのか。俺の剣先はヤツの心臓の下あたりに刺さって、思い通りにはいかなかった。
……まぁ、そのミスのおかげで、死ぬ寸前だった俺が生き返られたんだけど。
「でも、こいつはほとんど死んでたよ?キューブは何故か頑丈だったけど」
クロエの言葉の通り、ヤツの体の真ん中には大きな穴が空いている。ヤツを殺しかけたことだけは間違いないだろう。
実際、クロエが案内人を最後に見た時には、意識もなくてキューブだけが光っていたと言ってたし。
しかし、このキューブは本当に頑丈だな……皇子め、これを作るためになにをしていたのやら。
「……………」
案内人の黄色い目が光ることは、もう二度とない。
次元の境界線で交わしたあの会話が、きっと最後なのだろう。新たな案内人は現れないというヤツの言葉。そして、最後に言っていた個人的な好意。
……もう二度とヤツに会いたくはないけど。
厄介な敵であったことは、確かだ。
「みんな」
俺は短く声を出した後に、みんなに振り返る。
「君たちがいてくれなかったら勝てなかった。本当にありがとう、みんな」
もう、このこりごりな戦争に終わりを告げるべきだ。
すべてが破壊されて滅亡してしまう未来とは、真逆の運命を歩く時間だ。
「この戦争、俺たちの勝ちだ!」
高らかに宣言すると、間もなくして兵士たちの間から大きな歓声が上がる。
戦争が終わっても、人生は続いて行く。後片付けもしなきゃいけないし、これからもたびたび辛いことが訪れるだろう。
でも、それでいい。これこそが、俺たちが選んで作り出した運命だから。
綺麗な青空に真っ白な雲が流れ、地面には歓喜と安堵が溢れる。
俺たちは見事に、クソゲーのシナリオをぶち壊してみせた。
17
お気に入りに追加
344
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる