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73話 潰そうか
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ブリエンの説明を聞き終えた後、俺たちはとりあえずリエルの屋敷に戻った。
ブリエンを襲った化け物が、カルツかもしれない。
その衝撃的な事実に一番困惑したのは、アルウィンだった。その話を聞くなり、彼女は体を震わせながら何度もありえない、とつぶやいていたから。
「……カルツは、死んだはずなのに」
そして、クロエもまたアルウィンに負けず劣らずでショックを受けていた。
屋敷の中で一番広い、リエルの部屋の中。俺はみんなの顔を見ながら口を開く。
「奴らの目的」
「え?」
「スラムの地下施設でゲベルスが言った言葉、覚えてる?奴らの目的はこの国の全員を黒魔法に染めて、一種のエネルギー源として使うことだって。そして、黒魔法をより強化させるために必要なのは、人間の生命力」
「なるほど」
リエルはそれを聞いて、若干緊張した顔で俺を見てくる。
「黒魔法を使って人間の生命力を吸い取って、それを無理やりカルツの死体に注入したってことだよね?」
「うん、俺はそんな方法だと思う。あの化け物がカルツじゃない確率もあるけど、ブリエンほどの実力者がやられたわけだから……カルツって見るのが妥当じゃないかな」
となると、帝国は既に死者を蘇らせる技術まで持っていることになる。なるほど、こんな切り札を隠してたのか。
厄介になったな……カルツの他にまた誰が生き返ってきてもおかしくないし、その死者たちがどれほどの力を持っているかも分からない状態。
しかし、ブリエンはカルツが聖剣を持っていたと言ってたよな?なんで聖剣を使えるんだろう……ヤツは最後に、聖剣に見捨てられたはずなのに。
……まあ、こっちとしては聖剣を使ってもらった方が都合はいいけど。
「益々やつらの心中が分からなくなってきたわね。どうする?」
その言葉を口にしたのはクロエで、彼女は真っすぐな眼差しで俺を見てきた。
「個人的な考えだけど、今のままじゃ情報が足りなすぎると思うんだよね。一度暴れまわる必要があるんじゃない?カイ」
「暴れまわる必要……か」
「私も、そう思う」
そこでクロエの肩を持ったのは、以外にもニアだった。
「向こうが死者を蘇らせるほどの黒魔法を使えるなら、これからなにが起きてもおかしくないはず。先手を打った方がいいと思う」
「……ニアらしくない論理的な発言」
「……カイ?」
「ごめん、ごめんってば!!ちょっとした冗談だって!!あはは……」
速攻で俺の頬を握ろうとしてきたので、思わず身を引いてしまった。雰囲気を少し和ませるための冗談だったのに……!
「でも、そうなると自然とレジスタンスの人たちとの都合も合うね」
次に意見を示したのは、リエルだった。
「彼らはとにかく、一刻も早く戦うことを望んでいるからさ。こっちから仕掛けてみるのも悪くないんじゃない?」
「…………」
さて、どうすべきか。3人の意見はみんな筋が通っていると思う。
ここでぐずぐずしていてもどうせ状況は変わらない。またブリエンみたいな被害者が出ないとも限らないし、今はとにかく圧倒的に情報が足りないのだ。
まさか、転生した身で情報が足りなくなる時が来るなんて……それは置いといて、今は情報収集のためにも襲撃する必要はあるか。
襲撃して、口が軽そうなやつを何人か捕まえて情報を吐かせれば……そうしたら奴らの計画についてもっと詳しく知れるだろう。
「だよな。戦おう」
久々に戦闘の許可が下りたせいか、クロエとニアは満足そうな顔で頷く。リエルはやや緊張が滲んだ顔をしていた。
そんなリエルに向かって、俺は声のトーンを下げてから言う。
「ただし、レジスタンスの人数は20名辺りで絞ろうか」
「え?」
「今回の戦いは、別に全面戦争じゃないから」
リエルは一瞬目を丸くしていたけど、俺の話を聞くなり納得したような顔で頷いた。
「今回の戦闘の目的は、あくまで情報収集のためだけにしておこう。向こうもバカじゃなければなんらかの策を講じるだろうし、どんなヤツが待ち構えているのかも分からないからさ」
そして、と付け加えた後、俺は両手を合わせながら言う。
「そのためには最低でも、己の命を守れる程度の実力とスピードが大事になるんだ。無駄に人数が増えればもたもたしちゃうからね。しかし、やつらに対抗する戦力もある程度必要だから……その適切な線が20名辺りだと、俺は思う」
正直に言うと、今回の戦闘にレジスタンスを巻き込みたくなかった。先ず危険すぎるし、動くとしたら俺たちだけで動くのが絶対に早いはずだから。
しかし、戦おうとしている彼らの意志を無視するわけにはいかない。
20人なんて、彼らの立場から見たら性に合わない人数なんだろうけど、そこは説得するしかないだろう。
「皇室の構造は俺が知ってるから、一番警戒されなそうなところを攻略しよう。みんな、これに対しての意見はある?」
顔を上げて聞くと、幸い3人とも首を振ってくれた。
しかし、リエルが若干間をおいてから片手を上げて聞いてくる。
「レジスタンスたちの説得は、私がすればいいんだよね?」
「……いや、今回は俺がやる」
「え?」
「彼らも、今まで溜まった不満とかあるだろうからね」
教皇を殺した後、皇室もぶっ続けで襲撃したらよかったんじゃないか。そんな声が未だにあるのを、俺は知っている。
彼らの立場からしたら、国に対する不満がいっぱいいっぱいな状態で急に待てをくらったわけだから、色々と思うところがあるだろう。
そして、今回派遣される20人という人数は明らかに、彼らにとって少ないはず。
そのすべてを俺がちゃんと説明すれば、苦情も収まるしリエルももっと楽になると思った。リエルはいつも、架け橋みたいな役になってくれてるから。
「まあ、しかし」
そこで俺は言葉を切って、肩をすくめながら言う。
「相手が思った以上によわよわだったら、とことん潰そうか」
満足したように、3人は挑戦的な笑みを浮かぶ。俺も少しだけ間を置いた後に、ニヤリと笑いながら言った。
「死体をグールみたいな形で蘇らせるなんて、普通に気持ち悪いし」
ブリエンを襲った化け物が、カルツかもしれない。
その衝撃的な事実に一番困惑したのは、アルウィンだった。その話を聞くなり、彼女は体を震わせながら何度もありえない、とつぶやいていたから。
「……カルツは、死んだはずなのに」
そして、クロエもまたアルウィンに負けず劣らずでショックを受けていた。
屋敷の中で一番広い、リエルの部屋の中。俺はみんなの顔を見ながら口を開く。
「奴らの目的」
「え?」
「スラムの地下施設でゲベルスが言った言葉、覚えてる?奴らの目的はこの国の全員を黒魔法に染めて、一種のエネルギー源として使うことだって。そして、黒魔法をより強化させるために必要なのは、人間の生命力」
「なるほど」
リエルはそれを聞いて、若干緊張した顔で俺を見てくる。
「黒魔法を使って人間の生命力を吸い取って、それを無理やりカルツの死体に注入したってことだよね?」
「うん、俺はそんな方法だと思う。あの化け物がカルツじゃない確率もあるけど、ブリエンほどの実力者がやられたわけだから……カルツって見るのが妥当じゃないかな」
となると、帝国は既に死者を蘇らせる技術まで持っていることになる。なるほど、こんな切り札を隠してたのか。
厄介になったな……カルツの他にまた誰が生き返ってきてもおかしくないし、その死者たちがどれほどの力を持っているかも分からない状態。
しかし、ブリエンはカルツが聖剣を持っていたと言ってたよな?なんで聖剣を使えるんだろう……ヤツは最後に、聖剣に見捨てられたはずなのに。
……まあ、こっちとしては聖剣を使ってもらった方が都合はいいけど。
「益々やつらの心中が分からなくなってきたわね。どうする?」
その言葉を口にしたのはクロエで、彼女は真っすぐな眼差しで俺を見てきた。
「個人的な考えだけど、今のままじゃ情報が足りなすぎると思うんだよね。一度暴れまわる必要があるんじゃない?カイ」
「暴れまわる必要……か」
「私も、そう思う」
そこでクロエの肩を持ったのは、以外にもニアだった。
「向こうが死者を蘇らせるほどの黒魔法を使えるなら、これからなにが起きてもおかしくないはず。先手を打った方がいいと思う」
「……ニアらしくない論理的な発言」
「……カイ?」
「ごめん、ごめんってば!!ちょっとした冗談だって!!あはは……」
速攻で俺の頬を握ろうとしてきたので、思わず身を引いてしまった。雰囲気を少し和ませるための冗談だったのに……!
「でも、そうなると自然とレジスタンスの人たちとの都合も合うね」
次に意見を示したのは、リエルだった。
「彼らはとにかく、一刻も早く戦うことを望んでいるからさ。こっちから仕掛けてみるのも悪くないんじゃない?」
「…………」
さて、どうすべきか。3人の意見はみんな筋が通っていると思う。
ここでぐずぐずしていてもどうせ状況は変わらない。またブリエンみたいな被害者が出ないとも限らないし、今はとにかく圧倒的に情報が足りないのだ。
まさか、転生した身で情報が足りなくなる時が来るなんて……それは置いといて、今は情報収集のためにも襲撃する必要はあるか。
襲撃して、口が軽そうなやつを何人か捕まえて情報を吐かせれば……そうしたら奴らの計画についてもっと詳しく知れるだろう。
「だよな。戦おう」
久々に戦闘の許可が下りたせいか、クロエとニアは満足そうな顔で頷く。リエルはやや緊張が滲んだ顔をしていた。
そんなリエルに向かって、俺は声のトーンを下げてから言う。
「ただし、レジスタンスの人数は20名辺りで絞ろうか」
「え?」
「今回の戦いは、別に全面戦争じゃないから」
リエルは一瞬目を丸くしていたけど、俺の話を聞くなり納得したような顔で頷いた。
「今回の戦闘の目的は、あくまで情報収集のためだけにしておこう。向こうもバカじゃなければなんらかの策を講じるだろうし、どんなヤツが待ち構えているのかも分からないからさ」
そして、と付け加えた後、俺は両手を合わせながら言う。
「そのためには最低でも、己の命を守れる程度の実力とスピードが大事になるんだ。無駄に人数が増えればもたもたしちゃうからね。しかし、やつらに対抗する戦力もある程度必要だから……その適切な線が20名辺りだと、俺は思う」
正直に言うと、今回の戦闘にレジスタンスを巻き込みたくなかった。先ず危険すぎるし、動くとしたら俺たちだけで動くのが絶対に早いはずだから。
しかし、戦おうとしている彼らの意志を無視するわけにはいかない。
20人なんて、彼らの立場から見たら性に合わない人数なんだろうけど、そこは説得するしかないだろう。
「皇室の構造は俺が知ってるから、一番警戒されなそうなところを攻略しよう。みんな、これに対しての意見はある?」
顔を上げて聞くと、幸い3人とも首を振ってくれた。
しかし、リエルが若干間をおいてから片手を上げて聞いてくる。
「レジスタンスたちの説得は、私がすればいいんだよね?」
「……いや、今回は俺がやる」
「え?」
「彼らも、今まで溜まった不満とかあるだろうからね」
教皇を殺した後、皇室もぶっ続けで襲撃したらよかったんじゃないか。そんな声が未だにあるのを、俺は知っている。
彼らの立場からしたら、国に対する不満がいっぱいいっぱいな状態で急に待てをくらったわけだから、色々と思うところがあるだろう。
そして、今回派遣される20人という人数は明らかに、彼らにとって少ないはず。
そのすべてを俺がちゃんと説明すれば、苦情も収まるしリエルももっと楽になると思った。リエルはいつも、架け橋みたいな役になってくれてるから。
「まあ、しかし」
そこで俺は言葉を切って、肩をすくめながら言う。
「相手が思った以上によわよわだったら、とことん潰そうか」
満足したように、3人は挑戦的な笑みを浮かぶ。俺も少しだけ間を置いた後に、ニヤリと笑いながら言った。
「死体をグールみたいな形で蘇らせるなんて、普通に気持ち悪いし」
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