36 / 134
第一章
逆転
しおりを挟む
「あーはっはっは!! スバラシイ! スバラシイです! 私が魔王になったらこの量の魔力を自由に使えると考えるだけで笑いが止まりませんよ!」
離れているというのにナイアドの笑い声は甲高く無性にイライラする。リュートの数倍イラつく。魔族だからかな。
『今なら……!』
そんな中、ペンダントからドロップが飛び出した。鳴り続ける音はドロップにとっても辛いはずだ。少しでも気を緩めたら俺のように狂ったり、気を失ってしまうだろう。
『ドロップ! 何をするつもりだ!』
『わたしがサウンドジュエルを止めてくる! 後はお願い!』
『……了解』
まだみんなはもがき苦しんでいる。必死に息を止めて、空気を吐き出さないように耐えているのだ。
だが、それも時間の問題だろう。急いで決着を付けなければ。
ドロップが水の中を移動する。水の精霊は水中を自由に動き回ることができるのだ。瞬間的に遠くへ行くこともできる。そこに水があるなら。
「大精霊!? まだ残っていたのですか!?」
「あんたの作戦は失敗だよ! いっけええええええ!!」
ドロップがサウンドジュエルに触れていく。四つのサウンドジュエルの色が青から無色に変わった。
それと同時に音も鳴り止む。身体の自由が戻っていく感覚、指、動く。足、動く。指の先から、足の先から身体が動くようになり、やがて全身が戻ってくる。
集中。洞窟全体に満たされている水は魔力の塊。この状況は絶好のチャンスだ、これを利用するほかない。
『ドロップ! 力を貸せ!』
『えっ? あ、あれね! まっかせて!』
テレパシーでドロップを呼ぶ。ドロップが俺の目の前まで瞬間移動してくる。剣を構え、スキルを発動させる。
水の流れが変わる。剣に魔力が集まっていく感覚。水が剣に吸い込まれて消えていく。それと同時に俺の右手に鋭い痛みが走った。またこの感覚か。今は耐えるしかない。
「はっ!? な、何をするつもりですか! させませんよ!」
俺が力を貯めていることに気づいたナイアドが妨害するために魔弾を打ち込んでくる。何発か受けるがこの程度の魔弾でダメージを負う俺ではない。
しかし強く突き飛ばされるような衝撃を受けてしまうため、さらに大きな魔弾は集中力の妨げになるだろう。そこで。
「これならば、どうですか! ……ッ!?」
フォトの出番だ。
ナイアドが巨大な魔弾を俺に向けて撃ったタイミングで、フォトが水中で『ブラスト』を発動させたのだ。
渦巻くような魔力の衝撃により魔弾が俺の身体に当たる前に消滅する。それと同時にスキルのチャージが完了した。一気に水が消え、地面に着地する。
「――――――刻むのは輝きの激流、降臨せし水の精霊。『バーストエレメント』オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
剣を大きく振ると、内包されていた魔力と水が一気に放出される。それは激流の槍、複数人がいなければ使えない合体スキル。
空中に流れた一筋の激流は、ナイアドの身体を包み込み、泡を破壊し、天井まで突き飛ばした。
「ガッ……ハァ!?」
激流に流されたナイアドが壁に背中をぶつけ肺の中の空気を吐き出す。
部屋に充満していた魔力を全て込めた一撃。水の四天王バルカンを倒した時と全く同じ技。作戦。
先程まで空中に流れていた激流の跡がキラキラと青く光っている。戦いを終えた光を見て膝をついた。
「勝った……」
遥か天井まで飛ばされたバルカンが一切動かないまま落ちてくる。気絶しているのだろうか。
魔力を一気に削られたのだ、無理もない。元々は直接攻撃というよりも魔力を蒸発させる技なのだから。
「キールさん!!」
ボーっと眺めていると、フォトが名前を呼びながら抱き着いてきた。思わず頭を撫でてしまう。あれ、身体が勝手に。まだ暴走してるのかな? 違う意味で暴走してるか。うん。
「おっと、フォト……お疲れ」
「はい! よかった、キールさん、生きてる、生きてます!!」
「うん、俺は生きてるよ」
「うわああああああん!!」
死ぬと思っていたのか。実際絶望的な状況だったもんな。
俺もフォトが無事で嬉しい。復活してからも残っていた吐き気を耐えられたのはみんなを溺れさせたナイアドに対しての怒りからだ。
「キール」
振り向くと、リュートが真剣な顔で立っていた。
「リュートか、どうした」
「なんだよ、今の技」
「秘密だ」
「そればっかっすねぇ!? でもまあ、仕方ないかぁ」
自分にも秘密が沢山あるんだろう。リュートはそれ以上聞いてこない。
「あたしはすごい気になったけどね。あたしにも秘密かい?」
「もちろん」
「そうか、残念」
ヴァリサさんは……特に隠してなさそうだ。技とか隠すところないもんな。基本体の強化だし。魔力まで筋肉なんじゃないの。
「まさか、あんな指示を出すとは思いませんでした。『洞窟全体を使った攻撃をされたら俺の援護をしろ』なんて……」
「杞憂に終わるだろと思ってたんだが、俺もまさか本当にあんなことをしてくるとは思わなかったよ」
フォトには二組に分かれる前にそう指示したのだ。「洞窟全体を使った攻撃をされたら俺の援護をしろ」ってな。
今回は大精霊の力を借りる『バーストエレメント』を使ったが、当初は一人版の『チャージブラスト』を使う予定だった。久しぶりだな、この技を使うのは。大精霊がいないと使えない限定的なスキルだ。
「立てこのやろっ! って、なんだ気絶してるじゃん」
リュートがナイアドの両脇を掴んで持ち上げようとする。本当に起きたらどうするんだ。
「まあ落ち着いて。あたしがこれ預かってきてるから」
「なにそれ」
ヴァリサさんが二つの輪っかのようなものを取り出した。俺も気になる。なにあれ。
「吸魔の手枷。これがあると魔法が使えなくなるんだよ」
ほう、ならスキルは使えるな。とか思ったけどスキルも使えないんだろうな。魔力を吸収する道具だろうし。
「へぇ、それつけてればヴァリサもゴリラじゃなくなるんだな」
「一回つけてみるかい? カギは破壊するけど」
「こわっ!?!? すんませんした!!!」
笑顔でとんでもないことを言ったヴァリサさんに苦笑いする。やはりこの二人何かあるな。そういえば帰ったら聞こうと思ってたんだったか。絶対聞いてやる。というかヴァリサさんに聞けばすぐにわかりそう。
「今のはリュートが悪いな」
「リュートさんが悪いですよ今のは」
「謝ったでしょお!?!?」
辛くてきつい戦いの後だというのに、洞窟内には笑い声が溢れていた。
ひとまずの悪は去った。俺たちの仕事は、拘束したナイアドをギルドまで運ぶことだ。
今の人間界が魔界とどのような関係なのかもよくわかっていない。ナイアドがただ魔王になりたくてあんなことをしたのだとしたら、これですべてが終わったことになる。
だが、問題はバルカンだ。四天王は確かに500年前に倒した。なのに明らかにバルカンを元にした魔人が現れた。
それならば、他の四天王の力も持っているのではないか。わからないことは大量にある。それもギルドに戻ってナイアドに聞けばいいことだ。
今は勝利を噛みしめて喜ぼう。
離れているというのにナイアドの笑い声は甲高く無性にイライラする。リュートの数倍イラつく。魔族だからかな。
『今なら……!』
そんな中、ペンダントからドロップが飛び出した。鳴り続ける音はドロップにとっても辛いはずだ。少しでも気を緩めたら俺のように狂ったり、気を失ってしまうだろう。
『ドロップ! 何をするつもりだ!』
『わたしがサウンドジュエルを止めてくる! 後はお願い!』
『……了解』
まだみんなはもがき苦しんでいる。必死に息を止めて、空気を吐き出さないように耐えているのだ。
だが、それも時間の問題だろう。急いで決着を付けなければ。
ドロップが水の中を移動する。水の精霊は水中を自由に動き回ることができるのだ。瞬間的に遠くへ行くこともできる。そこに水があるなら。
「大精霊!? まだ残っていたのですか!?」
「あんたの作戦は失敗だよ! いっけええええええ!!」
ドロップがサウンドジュエルに触れていく。四つのサウンドジュエルの色が青から無色に変わった。
それと同時に音も鳴り止む。身体の自由が戻っていく感覚、指、動く。足、動く。指の先から、足の先から身体が動くようになり、やがて全身が戻ってくる。
集中。洞窟全体に満たされている水は魔力の塊。この状況は絶好のチャンスだ、これを利用するほかない。
『ドロップ! 力を貸せ!』
『えっ? あ、あれね! まっかせて!』
テレパシーでドロップを呼ぶ。ドロップが俺の目の前まで瞬間移動してくる。剣を構え、スキルを発動させる。
水の流れが変わる。剣に魔力が集まっていく感覚。水が剣に吸い込まれて消えていく。それと同時に俺の右手に鋭い痛みが走った。またこの感覚か。今は耐えるしかない。
「はっ!? な、何をするつもりですか! させませんよ!」
俺が力を貯めていることに気づいたナイアドが妨害するために魔弾を打ち込んでくる。何発か受けるがこの程度の魔弾でダメージを負う俺ではない。
しかし強く突き飛ばされるような衝撃を受けてしまうため、さらに大きな魔弾は集中力の妨げになるだろう。そこで。
「これならば、どうですか! ……ッ!?」
フォトの出番だ。
ナイアドが巨大な魔弾を俺に向けて撃ったタイミングで、フォトが水中で『ブラスト』を発動させたのだ。
渦巻くような魔力の衝撃により魔弾が俺の身体に当たる前に消滅する。それと同時にスキルのチャージが完了した。一気に水が消え、地面に着地する。
「――――――刻むのは輝きの激流、降臨せし水の精霊。『バーストエレメント』オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
剣を大きく振ると、内包されていた魔力と水が一気に放出される。それは激流の槍、複数人がいなければ使えない合体スキル。
空中に流れた一筋の激流は、ナイアドの身体を包み込み、泡を破壊し、天井まで突き飛ばした。
「ガッ……ハァ!?」
激流に流されたナイアドが壁に背中をぶつけ肺の中の空気を吐き出す。
部屋に充満していた魔力を全て込めた一撃。水の四天王バルカンを倒した時と全く同じ技。作戦。
先程まで空中に流れていた激流の跡がキラキラと青く光っている。戦いを終えた光を見て膝をついた。
「勝った……」
遥か天井まで飛ばされたバルカンが一切動かないまま落ちてくる。気絶しているのだろうか。
魔力を一気に削られたのだ、無理もない。元々は直接攻撃というよりも魔力を蒸発させる技なのだから。
「キールさん!!」
ボーっと眺めていると、フォトが名前を呼びながら抱き着いてきた。思わず頭を撫でてしまう。あれ、身体が勝手に。まだ暴走してるのかな? 違う意味で暴走してるか。うん。
「おっと、フォト……お疲れ」
「はい! よかった、キールさん、生きてる、生きてます!!」
「うん、俺は生きてるよ」
「うわああああああん!!」
死ぬと思っていたのか。実際絶望的な状況だったもんな。
俺もフォトが無事で嬉しい。復活してからも残っていた吐き気を耐えられたのはみんなを溺れさせたナイアドに対しての怒りからだ。
「キール」
振り向くと、リュートが真剣な顔で立っていた。
「リュートか、どうした」
「なんだよ、今の技」
「秘密だ」
「そればっかっすねぇ!? でもまあ、仕方ないかぁ」
自分にも秘密が沢山あるんだろう。リュートはそれ以上聞いてこない。
「あたしはすごい気になったけどね。あたしにも秘密かい?」
「もちろん」
「そうか、残念」
ヴァリサさんは……特に隠してなさそうだ。技とか隠すところないもんな。基本体の強化だし。魔力まで筋肉なんじゃないの。
「まさか、あんな指示を出すとは思いませんでした。『洞窟全体を使った攻撃をされたら俺の援護をしろ』なんて……」
「杞憂に終わるだろと思ってたんだが、俺もまさか本当にあんなことをしてくるとは思わなかったよ」
フォトには二組に分かれる前にそう指示したのだ。「洞窟全体を使った攻撃をされたら俺の援護をしろ」ってな。
今回は大精霊の力を借りる『バーストエレメント』を使ったが、当初は一人版の『チャージブラスト』を使う予定だった。久しぶりだな、この技を使うのは。大精霊がいないと使えない限定的なスキルだ。
「立てこのやろっ! って、なんだ気絶してるじゃん」
リュートがナイアドの両脇を掴んで持ち上げようとする。本当に起きたらどうするんだ。
「まあ落ち着いて。あたしがこれ預かってきてるから」
「なにそれ」
ヴァリサさんが二つの輪っかのようなものを取り出した。俺も気になる。なにあれ。
「吸魔の手枷。これがあると魔法が使えなくなるんだよ」
ほう、ならスキルは使えるな。とか思ったけどスキルも使えないんだろうな。魔力を吸収する道具だろうし。
「へぇ、それつけてればヴァリサもゴリラじゃなくなるんだな」
「一回つけてみるかい? カギは破壊するけど」
「こわっ!?!? すんませんした!!!」
笑顔でとんでもないことを言ったヴァリサさんに苦笑いする。やはりこの二人何かあるな。そういえば帰ったら聞こうと思ってたんだったか。絶対聞いてやる。というかヴァリサさんに聞けばすぐにわかりそう。
「今のはリュートが悪いな」
「リュートさんが悪いですよ今のは」
「謝ったでしょお!?!?」
辛くてきつい戦いの後だというのに、洞窟内には笑い声が溢れていた。
ひとまずの悪は去った。俺たちの仕事は、拘束したナイアドをギルドまで運ぶことだ。
今の人間界が魔界とどのような関係なのかもよくわかっていない。ナイアドがただ魔王になりたくてあんなことをしたのだとしたら、これですべてが終わったことになる。
だが、問題はバルカンだ。四天王は確かに500年前に倒した。なのに明らかにバルカンを元にした魔人が現れた。
それならば、他の四天王の力も持っているのではないか。わからないことは大量にある。それもギルドに戻ってナイアドに聞けばいいことだ。
今は勝利を噛みしめて喜ぼう。
0
お気に入りに追加
79
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ざまぁから始まるモブの成り上がり!〜現実とゲームは違うのだよ!〜
KeyBow
ファンタジー
カクヨムで異世界もの週間ランク70位!
VRMMORゲームの大会のネタ副賞の異世界転生は本物だった!しかもモブスタート!?
副賞は異世界転移権。ネタ特典だと思ったが、何故かリアル異世界に転移した。これは無双の予感?いえ一般人のモブとしてスタートでした!!
ある女神の妨害工作により本来出会える仲間は冒頭で死亡・・・
ゲームとリアルの違いに戸惑いつつも、メインヒロインとの出会いがあるのか?あるよね?と主人公は思うのだが・・・
しかし主人公はそんな妨害をゲーム知識で切り抜け、無双していく!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる