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1章 始まりの街
20話 ランクアップ
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ギルドの中は、プレイヤーが多く集まっており、時刻は22時を過ぎていた。今は、夏休みなので徹夜でログイン出来るとアリサは言っていたが、昨日はログアウトさせた。
若いうちから徹夜をするのは健康によくない。リサも若いが、エレナとカエデはもっと若い。時間をかけ過ぎれば、寝不足になる。
「直ぐに済ませるから」
「はい!」
「待ってます」
2人が絡まれないように、モックンを護衛に置く。興味津々にエレナがモックンの体を触り、カエデも肌触りが気に入ったのか、手を握っていた。モックンには抵抗せずに受け入れるように命じている。何故か、モックンから悲しそうな視線を感じたが…気にしない事にした。
「はぁ…またか」
リサが列に並ぶと、前にいたプレイヤーが離れていき、カウンターまでの道を開ける。
「おい、例の少女が来たぞ」
「森で石の巨人に乗っていた娘だぞ」
「可愛いのに…恐ろしい」
「見たよ…5mの巨人が、ゴブリンを踏み潰すの…」
「踏まれないか、ドキドキしたぜ」
いろいろ聞こえてきた。トウジョウ君で街へ戻ってきたのがよっぽど目立ったらしい。
「クエストの更新をお願いしたいのだけど」
「依頼書の提出をお願いします」
依頼書を提出すると、リサは討伐部位を取り出そうとして、手を止めた。
「大量にあるけど、問題ないか?」
受付嬢の女性が一瞬、困ったような顔をする。NPCなのに表情が豊かだ。
「どれ程、お持ちですか?」
リサはインベントリを開くと、ドロップアイテムの数を調べる。TDO内でのアイテムの所持数は1種類に付き99999個となっている。
「ゴブリンの左耳、52000個程あるが…」
ざわついていたギルド内が一斉に沈黙する。
「マジか…どんだけ狩ったんだ」
「すげぇえ…」
「あの、魔砲少女より多いぞ」
リサは苦笑いを浮かべ、振り返ると、エレナとカエデが顔を引きつかせ笑っていた。その2人見ながら、リサは、受付嬢へ訪ねる。
「代理として、アイテムを渡せば、依頼を受けている人物はクエストをクリアした事になるのか? 報酬は貰えるか?」
「はい、依頼書を持参くだされば可能です」
リサは固まる2人を呼び寄せる。不思議そうに首を傾げ、モックンと共にやってきた。
「2人共、ギルドカードは持っているか?」
「はい、登録だけしました」
「持ってます」
「なら、ゴブリンの討伐、ハンターウルフの毛皮の収集、後、Eランクのブラウンウルフの討伐、ホブゴブリンの討伐の依頼書をそれぞれ、1枚ずつ持ってきてほしい」
困惑しながらも2人は、掲示板から依頼書を剥がして持ってきた。それを受付に提出するように話す。
「2人の依頼もまとめて頼む。依頼品は私がすべて出す」
「畏まりました。では、依頼品の提出をお願いします。数が多いので、インベントリから直接取引を行います」
受付嬢は水晶をカウンターに置く。
「これに触れて、インベントリを開いてください。依頼品を選択し、回収を押してください」
「わかった」
インベントリを開きながら、水晶に触れる。各ドロップアイテムを選択すると、いくつ渡すのか選択が表示される。
「リサさん、いいの?」
「いいのですか?」
戸惑う2人にリサは笑みを浮かべる。
「レベル上げのついでだから、それにたくさんあるし」
先にゴブリンの討伐部位を渡す。2人分の左耳を選ぶと回収ボタンを押す。これで、エレナとカエデの、ゴブリンの討伐クエストは完了した。続けて、ハンターウルフの毛皮を選び、同じように2人分を回収してもらう。
これで、称号のゴブリンハンターを取得し、ステータス、スキルのポイントが100ずつ貰える。上限数達成報酬で、祝福の指輪も手に入れた。ハンターウルフの毛皮を回収して、2人は100万ギルという大金を得た。上限数達成報酬で、ハンターコートも貰えた。
「Fランクのクエスト、2つ完了させたから、2人の冒険者のランクはEランクに上がったな?」
「はい、上がりましたの、ギルドカードの提出をお願いします」
一連のやり取りを見守っていたエレナとカエデは、言われた通り、受付にギルドカードを提出した。リサが代わりにドロップアイテムを渡した事で、2人は報酬を得た。
「あ、ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
「あ~まだ、あるから」
そう言いながら、リサも自分の分を消化させる。Fランクのクエストは、キングゴブリンの討伐も受けていたので、討伐部位を差し出し、王殺の称号を得た。まだ1体しか討伐部位を集めていないので、アリサの元へ帰ったら、ゴブリンキングを呼び出し、残りの討伐部位を取得する。
ゴブリンの左耳は2000個をエレナとカエデに使用したが、残りの5万個を全て自分用の報酬へと変えた。ダンジョンマスターになり、召喚した分以外に、集落への道中、集落での討伐で増えてしまった左耳を消化させる。
50個の祝福の指輪を手に入れた。ハンターウルフの毛皮は、2人分を渡しても、2000枚程あった。全てを回収してもらい、2千万ギルを報酬と得て、ハンターコートも20着貰った。
「リサ様も2つのクエストをクリアしましたので、Eランクへ昇格いたします。報酬も渡しますので、ギルドカードの提出をお願いします」
受付嬢にギルドカードを渡す。裏面のチャージギルに2千万ギル分が追加された。
「じゃ、次は2人分のEランクのクエストの回収品を渡す」
「畏まりました」
同じように、リサは2人分のホブゴブリンの討伐部位を渡し、ブラウンウルフの討伐部位も渡した。これで、称号と、上限達成報酬を得る事が出来る。
「リサさん…本当にいいの? 私達何もしてないよ?」
「申し訳なく思います。いいのですか?」
「いいよ。アリサの後輩だし、それに……」
水晶を操作しながら、リサはある計画を打ち明ける。
「配下というか、仲間になってほしいから。クランの作成も考えてるし、メンバーに入ってもらえると助かるかな?」
ダンジョンマスターの称号のポイント取得に配下が必要である。その配下に、2人を誘う事を考えていた。
「はい! ぜひ、お願いします」
「私も、アリサ姉さんと一緒なら、クランに入りたいです」
「アリサも誘うぞ」
勿論、アヤネもリコも誘うつもりだ。配下という扱いになるが、リサは仲間として認識している。リサは水晶を操作し、自分のクエストを完了させる。
Eランクの依頼書も全て持参していたので、直ぐに完了できた。オークの肉【大】は1つしか渡せなかったが、ホブゴブリンの左耳は1万個、ブラウンウルフの尻尾は5千個、渡した。加護の指輪を10個、ブラウンテイルを5個得た。
「おめでとうございます。3人共、Eランクのクエストを完了させたので、Dランクへ昇格します」
まさか、ランクが上がるとは思っていなかった。でも、Dランクになった事で、タワーへ挑む事が出来る。
「そういえば、ここはEランクまでのクエストしかないんだな」
「はい、Dランク以上は、各国のギルドで受ける事になります」
説明を受けながら、リサはギルドカードを提出する。ランクが上がり、報酬も得たエレナとカエデは放心状態だった。
「……大丈夫か?」
「す、すいません…」
「驚いてました」
2人ともギルドカードを更新してもらう。3人共、淵が青色のギルドカードを手に入れる。これで、ギルドでやる事は一応終わった。リサは、2人とモックンを連れてギルドを後にすると、NPCが営む、魔法商店へ向かう。
これからやるのは、アイテムの合成だ。トウジョウ君に合成をしてもらおうと考えたが、モックンでも可能だと考えた。寧ろ、モックンの方が小柄でアイテムを扱いやすい。
「リサさん、何処へ行くのですか?」
「魔法商店。合成の巻物を買いに行くの」
2人に同じアイテム同士、合成できる事を教えると、興味深く聞いていた。LUKが関係すると話すと、面白いように落ち込む。どうやら、2人は合成したアイテムが欲しいようだった。リサは、インベントリのアイテムを確認する。
(祝福の指輪なら、分けてもいいかな?)
流石に50個もあると扱いに困る。合成をしなければ、壊れるのでストックとして残してもいい。しかし、合成すると耐久時間が延長され、更に最後まで合成すると、壊れないアイテムになる。
魔法商店に立ち寄り、リサは合成の巻物を購入する。1つ10万ギルする巻物を100個購入した事にエレナとカエデは驚いていた。
「そういえば、2人はステータスとスキルの振り分けは終わったの?」
「ええと…まだです」
「私もです」
「なら、どこかで休憩でもする? 確か、門の近くにカフェがあったはず」
右上のマップには始まりの街にある店の名前が表示されている。【憩いのカフェ マーブル】と記されたカフェが門の近くにある。ギルドでクエストの報告に時間が掛かり既に23時半を回っている。
(アリサとアヤネには悪いけど)
そろそろ、ログアウトしないと明日のバイトに支障をきたす。カフェに行き、ステータスとスキルを振り分けた後、エレナとカエデの都合を聞きつつ、対応をしようと考えた。
若いうちから徹夜をするのは健康によくない。リサも若いが、エレナとカエデはもっと若い。時間をかけ過ぎれば、寝不足になる。
「直ぐに済ませるから」
「はい!」
「待ってます」
2人が絡まれないように、モックンを護衛に置く。興味津々にエレナがモックンの体を触り、カエデも肌触りが気に入ったのか、手を握っていた。モックンには抵抗せずに受け入れるように命じている。何故か、モックンから悲しそうな視線を感じたが…気にしない事にした。
「はぁ…またか」
リサが列に並ぶと、前にいたプレイヤーが離れていき、カウンターまでの道を開ける。
「おい、例の少女が来たぞ」
「森で石の巨人に乗っていた娘だぞ」
「可愛いのに…恐ろしい」
「見たよ…5mの巨人が、ゴブリンを踏み潰すの…」
「踏まれないか、ドキドキしたぜ」
いろいろ聞こえてきた。トウジョウ君で街へ戻ってきたのがよっぽど目立ったらしい。
「クエストの更新をお願いしたいのだけど」
「依頼書の提出をお願いします」
依頼書を提出すると、リサは討伐部位を取り出そうとして、手を止めた。
「大量にあるけど、問題ないか?」
受付嬢の女性が一瞬、困ったような顔をする。NPCなのに表情が豊かだ。
「どれ程、お持ちですか?」
リサはインベントリを開くと、ドロップアイテムの数を調べる。TDO内でのアイテムの所持数は1種類に付き99999個となっている。
「ゴブリンの左耳、52000個程あるが…」
ざわついていたギルド内が一斉に沈黙する。
「マジか…どんだけ狩ったんだ」
「すげぇえ…」
「あの、魔砲少女より多いぞ」
リサは苦笑いを浮かべ、振り返ると、エレナとカエデが顔を引きつかせ笑っていた。その2人見ながら、リサは、受付嬢へ訪ねる。
「代理として、アイテムを渡せば、依頼を受けている人物はクエストをクリアした事になるのか? 報酬は貰えるか?」
「はい、依頼書を持参くだされば可能です」
リサは固まる2人を呼び寄せる。不思議そうに首を傾げ、モックンと共にやってきた。
「2人共、ギルドカードは持っているか?」
「はい、登録だけしました」
「持ってます」
「なら、ゴブリンの討伐、ハンターウルフの毛皮の収集、後、Eランクのブラウンウルフの討伐、ホブゴブリンの討伐の依頼書をそれぞれ、1枚ずつ持ってきてほしい」
困惑しながらも2人は、掲示板から依頼書を剥がして持ってきた。それを受付に提出するように話す。
「2人の依頼もまとめて頼む。依頼品は私がすべて出す」
「畏まりました。では、依頼品の提出をお願いします。数が多いので、インベントリから直接取引を行います」
受付嬢は水晶をカウンターに置く。
「これに触れて、インベントリを開いてください。依頼品を選択し、回収を押してください」
「わかった」
インベントリを開きながら、水晶に触れる。各ドロップアイテムを選択すると、いくつ渡すのか選択が表示される。
「リサさん、いいの?」
「いいのですか?」
戸惑う2人にリサは笑みを浮かべる。
「レベル上げのついでだから、それにたくさんあるし」
先にゴブリンの討伐部位を渡す。2人分の左耳を選ぶと回収ボタンを押す。これで、エレナとカエデの、ゴブリンの討伐クエストは完了した。続けて、ハンターウルフの毛皮を選び、同じように2人分を回収してもらう。
これで、称号のゴブリンハンターを取得し、ステータス、スキルのポイントが100ずつ貰える。上限数達成報酬で、祝福の指輪も手に入れた。ハンターウルフの毛皮を回収して、2人は100万ギルという大金を得た。上限数達成報酬で、ハンターコートも貰えた。
「Fランクのクエスト、2つ完了させたから、2人の冒険者のランクはEランクに上がったな?」
「はい、上がりましたの、ギルドカードの提出をお願いします」
一連のやり取りを見守っていたエレナとカエデは、言われた通り、受付にギルドカードを提出した。リサが代わりにドロップアイテムを渡した事で、2人は報酬を得た。
「あ、ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
「あ~まだ、あるから」
そう言いながら、リサも自分の分を消化させる。Fランクのクエストは、キングゴブリンの討伐も受けていたので、討伐部位を差し出し、王殺の称号を得た。まだ1体しか討伐部位を集めていないので、アリサの元へ帰ったら、ゴブリンキングを呼び出し、残りの討伐部位を取得する。
ゴブリンの左耳は2000個をエレナとカエデに使用したが、残りの5万個を全て自分用の報酬へと変えた。ダンジョンマスターになり、召喚した分以外に、集落への道中、集落での討伐で増えてしまった左耳を消化させる。
50個の祝福の指輪を手に入れた。ハンターウルフの毛皮は、2人分を渡しても、2000枚程あった。全てを回収してもらい、2千万ギルを報酬と得て、ハンターコートも20着貰った。
「リサ様も2つのクエストをクリアしましたので、Eランクへ昇格いたします。報酬も渡しますので、ギルドカードの提出をお願いします」
受付嬢にギルドカードを渡す。裏面のチャージギルに2千万ギル分が追加された。
「じゃ、次は2人分のEランクのクエストの回収品を渡す」
「畏まりました」
同じように、リサは2人分のホブゴブリンの討伐部位を渡し、ブラウンウルフの討伐部位も渡した。これで、称号と、上限達成報酬を得る事が出来る。
「リサさん…本当にいいの? 私達何もしてないよ?」
「申し訳なく思います。いいのですか?」
「いいよ。アリサの後輩だし、それに……」
水晶を操作しながら、リサはある計画を打ち明ける。
「配下というか、仲間になってほしいから。クランの作成も考えてるし、メンバーに入ってもらえると助かるかな?」
ダンジョンマスターの称号のポイント取得に配下が必要である。その配下に、2人を誘う事を考えていた。
「はい! ぜひ、お願いします」
「私も、アリサ姉さんと一緒なら、クランに入りたいです」
「アリサも誘うぞ」
勿論、アヤネもリコも誘うつもりだ。配下という扱いになるが、リサは仲間として認識している。リサは水晶を操作し、自分のクエストを完了させる。
Eランクの依頼書も全て持参していたので、直ぐに完了できた。オークの肉【大】は1つしか渡せなかったが、ホブゴブリンの左耳は1万個、ブラウンウルフの尻尾は5千個、渡した。加護の指輪を10個、ブラウンテイルを5個得た。
「おめでとうございます。3人共、Eランクのクエストを完了させたので、Dランクへ昇格します」
まさか、ランクが上がるとは思っていなかった。でも、Dランクになった事で、タワーへ挑む事が出来る。
「そういえば、ここはEランクまでのクエストしかないんだな」
「はい、Dランク以上は、各国のギルドで受ける事になります」
説明を受けながら、リサはギルドカードを提出する。ランクが上がり、報酬も得たエレナとカエデは放心状態だった。
「……大丈夫か?」
「す、すいません…」
「驚いてました」
2人ともギルドカードを更新してもらう。3人共、淵が青色のギルドカードを手に入れる。これで、ギルドでやる事は一応終わった。リサは、2人とモックンを連れてギルドを後にすると、NPCが営む、魔法商店へ向かう。
これからやるのは、アイテムの合成だ。トウジョウ君に合成をしてもらおうと考えたが、モックンでも可能だと考えた。寧ろ、モックンの方が小柄でアイテムを扱いやすい。
「リサさん、何処へ行くのですか?」
「魔法商店。合成の巻物を買いに行くの」
2人に同じアイテム同士、合成できる事を教えると、興味深く聞いていた。LUKが関係すると話すと、面白いように落ち込む。どうやら、2人は合成したアイテムが欲しいようだった。リサは、インベントリのアイテムを確認する。
(祝福の指輪なら、分けてもいいかな?)
流石に50個もあると扱いに困る。合成をしなければ、壊れるのでストックとして残してもいい。しかし、合成すると耐久時間が延長され、更に最後まで合成すると、壊れないアイテムになる。
魔法商店に立ち寄り、リサは合成の巻物を購入する。1つ10万ギルする巻物を100個購入した事にエレナとカエデは驚いていた。
「そういえば、2人はステータスとスキルの振り分けは終わったの?」
「ええと…まだです」
「私もです」
「なら、どこかで休憩でもする? 確か、門の近くにカフェがあったはず」
右上のマップには始まりの街にある店の名前が表示されている。【憩いのカフェ マーブル】と記されたカフェが門の近くにある。ギルドでクエストの報告に時間が掛かり既に23時半を回っている。
(アリサとアヤネには悪いけど)
そろそろ、ログアウトしないと明日のバイトに支障をきたす。カフェに行き、ステータスとスキルを振り分けた後、エレナとカエデの都合を聞きつつ、対応をしようと考えた。
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