9 / 100
第一巻・我輩がゴアである
北野源次郎博士は世界一スケベな物理工学博士
しおりを挟むゆさゆさ、ごっつん。
ゆさゆさ、ごっつんこ。
我輩に顎と言う意味不明の骨格があったら、何度もぶつけて文句の一つも吐くところだが、まあ許してやろう。今感動しておるのだ。
急激に気を良くするには理由がある。駅の構内に入り、一行はホームという滑走路に到着したのだ。いよいよ駅馬車に乗れるのである。
我輩はキヨ子が着る黄色いワンピースの胸ポケットの中で、まさに胸躍らせていた。
やがて大きな音が轟き、そいつが滑走路に飛び込んで来て停車。
「これが駅馬車であるかー」
興奮が抑え切れず自然と声が漏れる。ま、人間には聞こえぬ電磁波であるがな。
大きな軋み音をぶっ放して停車した馬車の扉が左右に開き、大勢の人間が降りてきた。
先日、遠くからではあるが、駅に止まっていた馬車を目の当たりにしたことがあった。その長さカタチからミミズのように蠕動(ぜんどう)して進むものだとばかり思っていた。
ところがである……。
「このインチキ辞典め! 何が駅馬車だ! 電車と言うのではないか」
我輩は近づく馬車にたじろぐ人間たちの会話と、突入してきた乗り物を目の当たりにして、持参する辞典が間違いだらけだと確信した。
「そっかー。これが電車かー」
一種独特の威圧感を醸し出す乗り物を仰ぎ見て、我輩は感嘆の息を吐いたのだ。
先頭車両に馬は繋がっておらなんだが、アナウンスが『電車に注意』と、ががなり立てておるからには、よほど凶暴なのだろう。
だがそれもすぐ間違いだと気づいた。聡明な我輩だからできたのだぞ、青年。
電車なるモノは、駆動力に動物のパワーを利用しておらんのだ。つまり高電圧が流れる架線とレールとの電位差を利用したモーターで金属の車輪を転がせて移動する乗り物なのだ。
「電気で動くクルマ……電車かー。ぴったりのネーミングだな」
人間はこれで大量輸送を実現したのだ。
ならば、蓄電池で走る自動車は何と呼べばいいのだ、青年? あっちも電気で動くクルマだぞ?
ま、どうでもいいか。
それより我輩の持参した地球辞典の編集者は、実際のものを見て書いていないのがこれで明白だ。帰星者から得た情報を羅列しているだけに違いない。となると我輩が無事帰還できたら、ここで作成したメモのほうが情報として価値があることにる。これはなんとしてでも無事に帰還せねばならない。
「燃えてきやがったぜ――」
長時間ネットを彷徨っておると、言葉遣いがおかしくなるのである。なぜであろう?
どうでもいいことではあるがな。
「ふん、ふん、ふふ~ん。お、す、し。ぐ~るぐる~の、お、す、し。ハヒフヒィどっふ~ん。わ、さ、びぃ」
鼻歌に軽快なスキャットを混ぜながらキヨ子はロングシートの端に座って足をパタパタさせていた。
家を出るとき、スーパーキヨ子のままにしておくと小うるさいので、せめて店に着くまではインターフェースを切るという約束で電車に乗ったのだが、なにも変わず、うるさいに尽きた。
「おにいちゃん。キヨコね、プリンよ。プリン」
まだ言っておる。食い意地が張った子供であるな。
「うん。食べようね……」
こっちの青年は一週間絶食を続けたような顔をしておるし、
「へぇぇ。これが電車なのか。意外と速いわねぇ~」
喋るなと言われたのに、マイボはリュックから出した顔をキョロキョロ動かして、小学校一年生のキヨ子よりもはしゃいでいた。
まぁ宇宙船の速度と比べるのもなんだが、衝撃吸収ベルト無しで移動する物体にしては速いほうである。
ところで天井から吊り下がったこの輪っかの列は何であろうな? 座席の上に規則正しく並んで車両の揺れに身を任せている。
奥へ視線を滑らせて仰天。人間が数人ぶら下がっておった。だが犯罪者を晒すようには見えないが、座席の前で車両の揺れに身を任せてブラブラする姿は異様に思える。
「不気味な光景だな」
キヨ子の携帯からネット検索をして、それがつり革だと知って少しほっとする。
「あれが衝撃吸収ベルトの代わりをするのか」
己の腕力のみで慣性力から身を守る仕組みなのだ。電車が何かに衝突したら吹っ飛ぶだろうが、そんなことはお構い無しなのだろうか。まだまだ未開の星の乗り物であるな。よほど覚悟を決めないと乗れない代物だ。これもメモしておこう。
「やはり電車は危険極まりない乗り物であると……」
車内には安穏とした空気が漂い、まばらに座る乗客たちも窓から射し込む柔らかな陽の光と電車の揺れにすっかりとろけていた。
「も、り、し……です」
キヨ子はしょんぼりとしたアキラの隣で、黄色いワンピースの裾から伸びた脚を恥ずかしげもなく開(ひら)いて、さっきから暗号のような言葉を綴っていた。
「今年も……冬物大売り出し……開催中です……」
キヨ子が読み飛ばした漢字をアキラが繕うように復唱し、マイボは膝の上に載せられたリュックから半身を突き出して、青年の肩越から窓の外を眺めていた。
「なぜ源ちゃんは、あたしを世間に公表してくれないのかしら。肩身が狭いわ」
黒い瞳を潤ませてマイボがポツリとつぶやき、アキラがそれに答える。
「ヘンタイ犬だからさ……」
マイボはリュックから出した頭をくるりと回して、おかしなことを言い出した。
「なによ。あたしは女なの。ニューハーフだって市民権を得たのよ。あたしだって女として認めて欲しいわ」
サイバー犬は微妙に悲しそうな表情を作り、アキラは面倒くさそうに。
「お前の場合はどんなに頑張っても雌犬どまりだよ」
「なんでよ。キヨ子さんは認めてくれてるわ。ねぇ?」
リュックの中でお尻をぷるんと振って、スピリチュアルインターフェースを起動。
突然おかっぱ頭の髪の毛がふありと逆立ち、風になびいて元の位置に戻る頃、どんぐりまなこが切れ長に細り、きらりと知的な光を帯びる。
そして一拍ほど間が空いてから、
「……致し方ありません」
深い溜め息と共に尊大な口調に変化。さっきまで平気でおっぴろげていた両足を恥じるように閉じると、背筋を伸ばして座り直した。
「いいですか。NAOMIさんは世界初の量子チップを搭載した次世代アンドロイドなんです」
ワンピースの裾を払ってから両手を膝の上に揃えて滲ませる凛然とした態度は、幼児ではありえない仕草だ。
「それををまさかあんなダッチワイフみたいな女性型にするなんて信じられない愚劣な行為です。だから学会から総スカンを喰らって、発表できなくなったんです。すべてあのヘンタイ博士の責任ですわ」
「そうだよな。僕の両親が泣いて頼んで、今の犬型のボディに落ち着いたんだからな」
「せっかく女性としての音声、容姿、言語、すべてのディープラーニングを経て完璧なオンナとして生まれたのにさ……」
ニューラルネットワークを量子レベルで完成させるとは、恐るべし技術力だな、北野博士。にしてもなぜヒューマノイド型を捨てなければならなかったのだろう。ダッチワイフとは何である?
すぐに検索……っと。
「ぬぉぉぉ……」
マイボの前身がこれだったのか……。惜しいことをしたな。もっと早く地球へ訪問しておればよかった。
「しかも。あの1024Qビット量子コンピュータで犯した汚名挽回を図ったのに、このあいだの騒動でまた恥の上塗り、ますますヘンタイの証明をしてしまい。今度も発表できずです。これはコンピュータ界の損失を意味しますわ。今のパソコンが玩具になるような進歩が期待できたのに……」
なんと申した、キヨ子殿。1024Qビットなる量子コンピュータは聞いたことが無い。そんなバケモン的なスーパーコンピューターを北野博士は手掛けたのか。快挙ではないか。なぜに御三方は肩を落とすのだ?
キヨ子はもう一度大きな溜め息を吐き、
「一番よくないのは、当の本人が、のほほんとしてあのラブマシンのボディを作り直すどころか、いまだに女性の身体データをかき集めるという愚かな行いを続けていることです。嘆かわしいのひとことに尽きます。スケベジジイが……」
女性の身体データ?
ラブマシン?
疑問符の嵐の前でアキラは平淡な反論をする。
「でもさ。あのバーチャルハーレムは風俗界に旋風を巻き起こすって、どっかの出版社が言ってたじゃないか」
「バカなことおっしゃらないで! あんな三流会社。ああゆうのは風俗誌と呼ぶのです。まさに女の敵ですわ」
「風俗誌が悪いみたいなこと言わないでよ」
キヨ子の暴言にフォローまでして、アキラも大変だ。
しかしいろいろと知らない言葉があふれたが、バーチャルハーレムとはなんであろうか?
検索、検索、っと。
ハーレム……禁じられた場所?
検索、検索、っと。
なるほど、大勢の夫人を囲む……ほう、一夫多妻……羨ましいな。
検索、検索、っと。
おほう。日本ではこういう意味になるのであるな。
スケベとは?
検索、検索、っと。
なるほど。我輩もその一人と言ってもいいな。ははは。
んで、バーチャルとはなんだ?
検索、検索、っと。
むほぉぉ。コンピューターで拵えた仮想的な現実世界か……。
スケベな源次郎博士が拵えたという、意味を混ぜて考えると──VRの女性をはべらかして……なるほど身体データが必要なはずだ。むひょぉぉ。こりゃ堪らんな。
ごほんっ!
こりは失敬。少々興奮しすぎたな。
なるほど北野博士は量子コンピュータでVRの女の園を作ったスケベジイサンなのか。
いや。そうらそうだ。天才と色師は紙一重なのだ。どこの宇宙でも同じなのだな。
仮想現実……今風に言うとVRONSか。
バーチャルリアリティ、オンナの園……そのままだな。
アキラは色濃くした瞳で会話に参加。
「完成したら、僕専用の女の子を作ってもらう約束なんだ」
「そんなこと、私の目の色が黒いうちはさせません」
「そうよ。先にあたしのボディをバーチャルでいいから作ってもらいたいわ」
「あーそれもいいね。僕は犬より女の子の姿のマイボのほうがいいよ。今のままだとただの変態犬だもん」
ネット検索と彼らの会話から鑑みて、ようやく絡み合ったすべての疑問が解けたのだ。
つまり、世界的権威のある物理工学博士は大の女好き。そこそこのガイノイドにしておけばいいのに、艶めかしいボディを作って公表しようとしたら家族の猛反対にあい、マイボは犬型になったと、そしてさらなる超スーパー量子コンピューターを製作したのだが、これもやっぱりスケベ心が爆発し、VRのオンナの園を作り、またもやひんしゅくを買ってしまい世間から白い目で見られたと……。
そりゃあコソコソと身を隠して電車に乗るわけだ。世界的に有名な博士の孫なのだからして、町内では顔が割れておるのであろうな。気の毒に。
キヨ子は肩を落として溜め息と共に言う。
「ほんと……嘆かわしいことです」
助けを求めるような目でマイボをみつめ、ロボット犬も苦悶の表情でうなずく。
「不幸な星の下に生まれてきたのね、あたしって……」
「NAOMIさんはちっとも悪くございません」
「そう言ってくれるのはキヨ子さんだけね」
アキラはバツが悪そうに視線を逸らし、キヨ子はその様子を細い目ですがめつつマイボに尋ねる。
「――それで。ブレーカーの件はどうなさったのです?」
「うん。今メンテナンス中。と言えば聞こえがいいけど、源ちゃんはハーレムの投射エリアを拡張してるわ」
「やはり。ヘンタイのほうを優先するようですね。情けないことです」
「な、な、なんで僕を見るのさ」
キヨ子はキッとアキラの顔を睨み、
「同じ道を歩むことは、私が許しませんからね」
「そうね。あとはアキラさんに託すしかないわ」
「僕は自信ないよぉ~」
あの。御三方……。
お喋りはいいのだが、向かいのシートに座ったお婆さんが、さっきから興味津々の視線を送ってますよ。放っておいていいのですか?
ほどなくして、列車が駅に差し掛かるころ、
「さっきからその犬が喋ってるみたいに見えるんだけど……あたしの目がおかしいのかね?」
我慢しきれなくなったのだろう、座席を立ったお婆さんがキヨ子の前で首をかしげた。
「これはお婆さん。聞こえましたか。私たちはこれからパソコンを買いに、埋田(うめだ)まで夫婦水入らずでお出かけですの」
6歳児らしからぬ言葉で答えるキヨ子と、お婆さんに首をねじるマイボ。
「あたしもお供するのよ、おバアちゃん」
「わぁぁぁおぉぉ~」
アキラは慌ててマイボをリュックに押し込もうとするが、狼狽しきった手は意思どおりに動かず、サイバー犬はリュックの中から床の上へと転がり落ちた。
しかし高性能な運動制御装置(キネマティックスコントローラー)が搭載されているのであろう、猫のように空中で体を捻り四肢でストンと着地。トコトコと二歩ほど進んでお婆さんの足元でお座りをした。
「こんにちは。あたしは北野源次郎博士の連れ添いです」
ワンと鳴く代わりにとんでもないことを告げ、それへと向かってキヨ子が平然と紹介する。
「この方はNAOMIさんです。量子チップ搭載のコンピューター……」
「マ、マイボ、て、停止! インターフェース停止」
瞬時にキヨ子は幼児の表情に戻り、マイボも動きを止めた。
「おばあちゃん。これマイボちゃんていうの。キヨコのおともだち」
人形化したイヌを抱き上げお婆さんに見せた。
「はぁそうかね。あんたのお人形さんかね……あたしゃてっきりその犬が喋ってるのかと思ってたよ」
「そうだよ。マイボちゃんはねぇ、しゃべるんだよぉ」
「うんうん。そうだろうね。可愛いねぇ」
お婆さんは納得したように柔和な面持ちでうなずくが、我輩の声があなた様に届くのなら強いてご忠告致そう。
「もし、お婆さん。そのイヌならフーリエ変換の方程式でも、バリオンステッチの縫い方でも答えてくれますよ」
何か言おうとするマイボの口を手で握って、アキラは急いでリュックに押し込み、キヨ子へは人差し指を口の前に立てて小声で命じる。
「し~。電車では静かにしようね。向こう行ったらお寿司屋さんに行くからねぇ」
「お、す、し~。ぐーるぐる~。わ、さ、び~。ハヒフヒィどっふ~ん」
キヨ子がオリジナルソングを奏で始める中、列車は駅に到着した。
開いたドアから出て行くおばあさんへアキラは軽く会釈をしてから冷や汗を拭い、6歳児は黄色いワンピースの裾を再びおっぴろげ、可愛らしい声を上げた。
「キヨコね。プリンね。ぷ、り、ん~」
まだ言っておる。誰でもいいから早くプリンを食わせてやってくれ。
「ハァァ……」
こっちの青年は、ずっと溜め息の連発であった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
異世界召喚された俺は余分な子でした
KeyBow
ファンタジー
異世界召喚を行うも本来の人数よりも1人多かった。召喚時にエラーが発生し余分な1人とは召喚に巻き込まれたおっさんだ。そして何故か若返った!また、理由が分からぬまま冤罪で捕らえられ、余分な異分子として処刑の為に危険な場所への放逐を実行される。果たしてその流刑された所から生きて出られるか?己の身に起こったエラーに苦しむ事になる。
サブタイトル
〜異世界召喚されたおっさんにはエラーがあり処刑の為放逐された!しかし真の勇者だった〜
えっ俺が憧れの劉備玄徳の実の弟!兄上に天下を取らせるため尽力します。
揚惇命
SF
三国志の三英雄の1人劉備玄徳が大好きな高校生の劉義賢が劉備玄徳の墓を訪れるが、くまなく調べると何かの装置が作動し墓の中に落ちる。
辺りを見回すと奥に劉備玄徳愛用の双股剣があったので触れると謎の女性の『玄徳様の運命をお変えください』という言葉で光に包まれ目を覚ますとそこは後漢末期の涿郡涿県楼桑村だった。
目の前にいる兄だと名乗る劉備殿に困惑しながらも義勇兵を結成し、激動の時代を劉備殿の天下のために尽力する物語。
1章 黄巾の乱編 完結
2章 反董卓連合編 完結
3章 群雄割拠編 完結
4章 三国鼎立編 完結
5章 天下統一編 鋭意製作中
※二次創作ではありますが史実に忠実ではなくオリジナル戦記寄りとなってます。
数多くの武将が出るため、誰が話しているかわからなくなることを避けるために「」の前に名前を入れます。
読みにくい場合はコメントなどで教えてもらえるとありがたいです。
オリジナルキャラも登場します。
※小説家になろう様・カクヨム様でも掲載しています。
兎人ちゃんと異世界スローライフを送りたいだけなんだが
アイリスラーメン
ファンタジー
黒髪黒瞳の青年は人間不信が原因で仕事を退職。ヒキニート生活が半年以上続いたある日のこと、自宅で寝ていたはずの青年が目を覚ますと、異世界の森に転移していた。
右も左もわからない青年を助けたのは、垂れたウサ耳が愛くるしい白銀色の髪をした兎人族の美少女。
青年と兎人族の美少女は、すぐに意気投合し共同生活を始めることとなる。その後、青年の突飛な発想から無人販売所を経営することに。
そんな二人に夢ができる。それは『三食昼寝付きのスローライフ』を送ることだ。
青年と兎人ちゃんたちは苦難を乗り越えて、夢の『三食昼寝付きのスローライフ』を実現するために日々奮闘するのである。
三百六十五日目に大戦争が待ち受けていることも知らずに。
【登場人物紹介】
マサキ:本作の主人公。人間不信な性格。
ネージュ:白銀の髪と垂れたウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。恥ずかしがり屋。
クレール:薄桃色の髪と左右非対称なウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。人見知り。
ダール:オレンジ色の髪と短いウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。お腹が空くと動けない。
デール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ドール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ルナ:イングリッシュロップイヤー。大きなウサ耳で空を飛ぶ。実は幻獣と呼ばれる存在。
ビエルネス:子ウサギサイズの妖精族の美少女。マサキのことが大好きな変態妖精。
ブランシュ:外伝主人公。白髪が特徴的な兎人族の女性。世界を守るために戦う。
【お知らせ】
◆2021/12/09:第10回ネット小説大賞の読者ピックアップに掲載。
◆2022/05/12:第10回ネット小説大賞の一次選考通過。
◆2022/08/02:ガトラジで作品が紹介されました。
◆2022/08/10:第2回一二三書房WEB小説大賞の一次選考通過。
◆2023/04/15:ノベルアッププラス総合ランキング年間1位獲得。
◆2023/11/23:アルファポリスHOTランキング5位獲得。
◆自費出版しました。メルカリとヤフオクで販売してます。
※アイリスラーメンの作品です。小説の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
【完結】Alternative『この世界でめっさ幸運の持ち主がオルターナティブで負ける訳がない』
すんも
SF
主人公の天願也沙は、幸運の持ち主だった。
ある日、幼馴染みに教えてもらったゲームを始めてみる。
そのゲームの大会が開かれる事を知り、也沙はその大会に出場する事を決意する。
しかし、その大会にはゲームとは別の目的があった。
そこで知らされる也沙の過去、そして大会に隠された真実とは……
【テーマ】
馬鹿とハサミは使いよう!
使い方によっては、人を幸せにも不幸にもしてしまう。
十人十色で様々な考え方があるけれど、原子力みたいな過ちは繰り返して欲しくないなぁーといったテーマとなっております。
稚拙な文章ですが、そういったものを感じとって頂けたら嬉しく思います。
中途半端なソウルスティール受けたけど質問ある?
ミクリヤミナミ
ファンタジー
仮想空間で活動する4人のお話です。
1.カールの譚
王都で生活する鍛冶屋のカールは、その腕を見込まれて王宮騎士団の魔王討伐への同行を要請されます。騎士団嫌いの彼は全く乗り気ではありませんがSランク冒険者の3人に説得され嫌々魔王が住む魔都へ向かいます。
2.サトシの譚
現代日本から転生してきたサトシは、ゴブリンの群れに襲われて家族を奪われますが、カール達と出会い力をつけてゆきます。
3.生方蒼甫の譚
研究者の生方蒼甫は脳科学研究の為に実験体であるサトシをVRMMORPG内に放流し観察しようとしますがうまく観察できません。仕方がないので自分もVRMMORPGの中に入る事にしますが……
4.魔王(フリードリヒ)の譚
西方に住む「魔王」はカール達を自領の「クレータ街」に連れてくることに成功しますが、数百年ぶりに天使の襲撃を2度も目撃します。2度目の襲撃を退けたサトシとルークスに興味を持ちますが……
人材派遣会社トラスト タクティカルチーム-邪神
JUN
SF
国家間のパワーバランスの変化により、日本が名のみ存在するばかりとなった未来。人材派遣会社トラストは宇宙コロニーに独立国建国を果たし、世界中に社員を派遣していた。業務内容は、子守から戦闘までと何でもあり。ご相談は、是非お気軽に。(注)一回目だけは、長くて説明調子です。
アンドロイドちゃんねる
kurobusi
SF
文明が滅ぶよりはるか前。
ある一人の人物によって生み出された 金属とプラスチックそして人の願望から構築された存在。
アンドロイドさんの使命はただ一つ。
【マスターに寄り添い最大の利益をもたらすこと】
そんなアンドロイドさん達が互いの通信機能を用いてマスター由来の惚気話を取り留めなく話したり
未だにマスターが見つからない機体同士で愚痴を言い合ったり
機体の不調を相談し合ったりする そんなお話です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる