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第39話 スッキリ魔法少女
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「はぁ~、スッキリした。」
赤の魔法少女がアジトのトイレから出てくる。
「まったく、あの子についていけって言われても結局見失っちゃったし、トイレしたくなるしで大変だったわ...。」
赤の魔法少女は、やれやれといった表情を浮かべる。
「さすがにトイレの場所がわからなかった時は、本当に焦ったけど、やっぱり魔法って便利ね。」
赤の魔法少女は、トイレの場所がわからなくなった際に、導きの光の魔法を使用していた。
これにより、彼女は迅速にトイレの場所を明らかにすることができた。
「さてと、それにしてもボスはどこにいるのかしら?」
ふんふふーんと鼻歌混じりで廊下を歩く、赤の魔法少女。
その内、衝撃と轟音が鳴り響く場所を発見した。
あぁ、きっとあそこだわ。目的地を捉えた赤の魔法少女は、すぐにその場所に向かう。
廊下を駆け抜け、階段を登っている途中、凄まじい衝撃が走る。
その衝撃の後、全ての音がぴたりと止まった。
恐る恐る階段から上を覗く赤の魔法少女。
そこにはちょこんと座ったボスを抱え込むように座り、頭を撫でている部下の姿があった。
「ちょっとあんた何してんのよ!今は避難訓練中でしょ!?」
赤の魔法少女は、たまらず飛び出して部下にいちゃもんをつける。
あぁ、まだいたんすか...。部下はめんどくさそうに応答する。
「いや、それにしても一体何が...。」
赤の魔法少女が何か言おうとしたその時、彼女は怯えた表情のボスに気がつく。
「おねぇちゃん、あの人怖いよ...。」
ボスは部下にギュッと寄り添う。
部下は優しい表情でボスを抱きしめる。
「ごめんね。あのお姉さんは頭がおかしいから、絶対に近づいちゃダメだよ。」
部下はボスに知識を教える。
ボスは、うん!わかったよ!と元気よく答える。
よくできました、とボスの頭を撫でる部下。
赤の魔法少女は悟った。このままだと、この悪の組織は終わってしまう。
何故かわからないが、ボスが幼児退行したいる。
そして、この機会に部下は間違いなくこのままボスを洗脳するだろう。
いくら敵組織とはいえども、こんな所で全てが終わってしまうのはボスとしても無念だろう。
さすがの赤の魔法少女も、何とかしなければならないと思ってしまった。
「いい?私以外の女の人はみんなあの赤いお姉ちゃんみたいに怖い人なんだよ。」
そのうち、部下の洗脳もいよいよ大詰めに入ってきた。
幼児退行したボスはうん!と元気よく返事をする。
これは早く何とかしないと、と赤の魔法少女は必死で考える。
どうにかして部下からボスを隔離しないといけない。そのミッションをクリアするため、赤の魔法少女は大胆な行動にでる。
赤の魔法少女は、その場で四つん這いになる。
そしてボスに話しかけた。
「ねぇ、そこの僕?お馬さんごっこをしたくはないかしら?」
その赤の魔法少女を見下ろし、侮蔑の目で見つめる部下。
しかし、それに反してボスは乗り気だった。
「僕、お馬さんごっこしたーい!」
ボスは元気良く返事をする。
「ほら、ボスがこんなに言ってるのよ!お馬さんごっこくらいしてあげても良いじゃない!」
赤の魔法少女の説得が続く。
でも...。と渋る部下にボスはさらにお願いする。
「お願い!僕お馬さんごっこが大好きなんだ!」
部下は、苦渋を飲んで、そのお馬さんごっこの提案を受け入れた。
喜ぶ赤の魔法少女とボス。
ボスが赤の魔法少女がに跨り、部下は落ちないようにボスを支える。
シンプルな成人男性の重さが赤の魔法少女にのしかかる。
魔法で膝をカバーしながら、お馬さんごっこがスタートする。
赤の魔法少女がアジトのトイレから出てくる。
「まったく、あの子についていけって言われても結局見失っちゃったし、トイレしたくなるしで大変だったわ...。」
赤の魔法少女は、やれやれといった表情を浮かべる。
「さすがにトイレの場所がわからなかった時は、本当に焦ったけど、やっぱり魔法って便利ね。」
赤の魔法少女は、トイレの場所がわからなくなった際に、導きの光の魔法を使用していた。
これにより、彼女は迅速にトイレの場所を明らかにすることができた。
「さてと、それにしてもボスはどこにいるのかしら?」
ふんふふーんと鼻歌混じりで廊下を歩く、赤の魔法少女。
その内、衝撃と轟音が鳴り響く場所を発見した。
あぁ、きっとあそこだわ。目的地を捉えた赤の魔法少女は、すぐにその場所に向かう。
廊下を駆け抜け、階段を登っている途中、凄まじい衝撃が走る。
その衝撃の後、全ての音がぴたりと止まった。
恐る恐る階段から上を覗く赤の魔法少女。
そこにはちょこんと座ったボスを抱え込むように座り、頭を撫でている部下の姿があった。
「ちょっとあんた何してんのよ!今は避難訓練中でしょ!?」
赤の魔法少女は、たまらず飛び出して部下にいちゃもんをつける。
あぁ、まだいたんすか...。部下はめんどくさそうに応答する。
「いや、それにしても一体何が...。」
赤の魔法少女が何か言おうとしたその時、彼女は怯えた表情のボスに気がつく。
「おねぇちゃん、あの人怖いよ...。」
ボスは部下にギュッと寄り添う。
部下は優しい表情でボスを抱きしめる。
「ごめんね。あのお姉さんは頭がおかしいから、絶対に近づいちゃダメだよ。」
部下はボスに知識を教える。
ボスは、うん!わかったよ!と元気よく答える。
よくできました、とボスの頭を撫でる部下。
赤の魔法少女は悟った。このままだと、この悪の組織は終わってしまう。
何故かわからないが、ボスが幼児退行したいる。
そして、この機会に部下は間違いなくこのままボスを洗脳するだろう。
いくら敵組織とはいえども、こんな所で全てが終わってしまうのはボスとしても無念だろう。
さすがの赤の魔法少女も、何とかしなければならないと思ってしまった。
「いい?私以外の女の人はみんなあの赤いお姉ちゃんみたいに怖い人なんだよ。」
そのうち、部下の洗脳もいよいよ大詰めに入ってきた。
幼児退行したボスはうん!と元気よく返事をする。
これは早く何とかしないと、と赤の魔法少女は必死で考える。
どうにかして部下からボスを隔離しないといけない。そのミッションをクリアするため、赤の魔法少女は大胆な行動にでる。
赤の魔法少女は、その場で四つん這いになる。
そしてボスに話しかけた。
「ねぇ、そこの僕?お馬さんごっこをしたくはないかしら?」
その赤の魔法少女を見下ろし、侮蔑の目で見つめる部下。
しかし、それに反してボスは乗り気だった。
「僕、お馬さんごっこしたーい!」
ボスは元気良く返事をする。
「ほら、ボスがこんなに言ってるのよ!お馬さんごっこくらいしてあげても良いじゃない!」
赤の魔法少女の説得が続く。
でも...。と渋る部下にボスはさらにお願いする。
「お願い!僕お馬さんごっこが大好きなんだ!」
部下は、苦渋を飲んで、そのお馬さんごっこの提案を受け入れた。
喜ぶ赤の魔法少女とボス。
ボスが赤の魔法少女がに跨り、部下は落ちないようにボスを支える。
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魔法で膝をカバーしながら、お馬さんごっこがスタートする。
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