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第8話 ピンク色の楕円形の物
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甘い時間の後、2人は仕事モードに切り替わる。
黒服が伝えに来てくれた最新兵器をボスは見に行かねばならない。
普段、ボスが外出する時には部下がついていく。
様々な理由はあれど、最終的にボスが1番信頼を置いているのは部下なのだ。
部下が運転する車に乗って2時間程度、兵器を開発した博士の研究所に到着した。
研究所は霧に囲まれた山中に存在している。黒く現代的な建物であり、その荘厳さは思わず緊張感を感じてしまうほどであった。
ボスが認証デバイスに顔を近づける。しばらくするとドアが開き、ボスと部下は中に足を踏み入れていった。
中には黒にあしらわれた広間があり、2人は中央のエレベーターに入る。
エレベーターの中で、部下はボスにすっと近寄る。
「ボースー。」
部下は、甘えた声を出しながらボスの尻を撫でた。
「なんでしょう?」
ボスは努めて冷静に答える。彼は既に嫌な予感を感じていた。
「私ね、ボスに似合うと思って、プレゼントを用意してきたんです。」
部下は、じゃーんと言いながらピンク色の楕円形の物を取り出す。
ボスは、そのピンク色の楕円形の物を誰よりもよく知っていた。
「なるほどな。」
ボスは全てを悟ったように、ふぅと息を吐き出した。
「これね、遠隔式なんです。スイッチを押すと、ほら。」
部下の手の上で、ピンク色の楕円形の物がぶるぶると震え出した。
その繊細な振動に、ボスは思わず見入ってしまった。
この後の展開をボスは確信している。
しかし、これから博士と会話をしなければならないのだ。
悪の組織の長たるもの、協力者の前で恥を晒して良い物だろうか。
ボスの理性とプライドはこう言っている。
しかし、ボスの本能は、ただ一言。
「入れろ。」
とだけ告げた。
ボスの理性は真っ先に逆走した。
まず、部下に逆らう事はボスにはできない。
そして、博士は綺麗な女性である。
綺麗な女性の前で、可愛い女の子に辱めを受けたくない男がいるだろうか?いや、いない。
そうだ、最悪自分が我慢すれば良いだけじゃないか。快楽に身悶え、声を出してしまう事をこの強大な理性が圧倒的に抑えつければ良いだけの話だ。
「それじゃあ、ボスわかってますよね?」
部下が可愛らしく首を傾げる。
「あぁ、わかったよ。」
ボスは、ズボンのベルトを緩め、そっと下ろす。
そこからの作業は滞りなく行われた。
黒服が伝えに来てくれた最新兵器をボスは見に行かねばならない。
普段、ボスが外出する時には部下がついていく。
様々な理由はあれど、最終的にボスが1番信頼を置いているのは部下なのだ。
部下が運転する車に乗って2時間程度、兵器を開発した博士の研究所に到着した。
研究所は霧に囲まれた山中に存在している。黒く現代的な建物であり、その荘厳さは思わず緊張感を感じてしまうほどであった。
ボスが認証デバイスに顔を近づける。しばらくするとドアが開き、ボスと部下は中に足を踏み入れていった。
中には黒にあしらわれた広間があり、2人は中央のエレベーターに入る。
エレベーターの中で、部下はボスにすっと近寄る。
「ボースー。」
部下は、甘えた声を出しながらボスの尻を撫でた。
「なんでしょう?」
ボスは努めて冷静に答える。彼は既に嫌な予感を感じていた。
「私ね、ボスに似合うと思って、プレゼントを用意してきたんです。」
部下は、じゃーんと言いながらピンク色の楕円形の物を取り出す。
ボスは、そのピンク色の楕円形の物を誰よりもよく知っていた。
「なるほどな。」
ボスは全てを悟ったように、ふぅと息を吐き出した。
「これね、遠隔式なんです。スイッチを押すと、ほら。」
部下の手の上で、ピンク色の楕円形の物がぶるぶると震え出した。
その繊細な振動に、ボスは思わず見入ってしまった。
この後の展開をボスは確信している。
しかし、これから博士と会話をしなければならないのだ。
悪の組織の長たるもの、協力者の前で恥を晒して良い物だろうか。
ボスの理性とプライドはこう言っている。
しかし、ボスの本能は、ただ一言。
「入れろ。」
とだけ告げた。
ボスの理性は真っ先に逆走した。
まず、部下に逆らう事はボスにはできない。
そして、博士は綺麗な女性である。
綺麗な女性の前で、可愛い女の子に辱めを受けたくない男がいるだろうか?いや、いない。
そうだ、最悪自分が我慢すれば良いだけじゃないか。快楽に身悶え、声を出してしまう事をこの強大な理性が圧倒的に抑えつければ良いだけの話だ。
「それじゃあ、ボスわかってますよね?」
部下が可愛らしく首を傾げる。
「あぁ、わかったよ。」
ボスは、ズボンのベルトを緩め、そっと下ろす。
そこからの作業は滞りなく行われた。
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