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サルバトラ
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「俺にもわからない」
オスカーは小さな声で呟いた。
「実際碧のガイアがどういった生活を送るのか、神殿のどこにいるのか、何をするのか、知っているのは王と大司教だけだ。ただ、父はリツを縛り付けるつもりはなかった。俺もだ。それにいずれガイアの力は尽きるだろうと父も俺も考えていた。年々ガイアの力は弱まり、碧のガイアを何人連れてきても以前の力は戻らなかったと聞く。ガイアの力に頼らない国を作らなければならない時が来ているのだ。そのためにはリツの力が必要だ。俺達は碧のガイアとしてではなく、リツという人間の力が必要なんだ」
「そんな義理は律にない。それに何人もってことは、今までも誰かをさらってきたってことか。そいつらはどうなった」
「俺が会ったのはまだ小さな頃に一人だけで、彼は神殿に連れて行かれたがその後会っていない。もっともあれは、真の碧のガイアが現れるまでのつなぎだとも聞いた」
「つなぎ? なんだそれ。嫌な予感しかしないな。もし律が捕まったら同じように神殿に連れて行かれるっていうのか」
「二つの月は一年に一度重なる。その夜しか神殿には入れないから、連れて行かれるのは次の重なりの夜だろう」
そうえいば以前、二つの月が重なった夜があったと思い出す。
「なぜそのときに律を宮殿に入れなかった」
「さっき言ったとおり、父は律を宮殿に送りたくなかったからだ」
「そうか」
それならば、とりあえずオスカーの言葉に嘘はないと思っていいのだろう。
「次に月が重なるのはいつだ」
「二カ月後だ」
「それまでに律を見つけ出さないと。今、律はどこにいる」
律がエリン国から逃げ出したという情報は得ている。付き添っているのはエリン国一の騎士、イホークであり、取りあえずは安全だとセファは言う。勿論龍司は律が逃げ出したと聞いたときすぐにでも探しにいくつもりだったが、地理もわからず闇雲に探しても会えるわけはない。龍司自身が動くよりも多方に放っているカラスに頼り、龍司は足下を固めた方が未来に繋がると判断をした。いや、そうするしかなかった。
もっとも、頭で理解していても待つという行為は辛い。何度も感じた無力感をまた感じながら、ただ祈り信じた。律なら生き伸びるだろうと、そう信じるしかなかった。
「なぜ俺に聞く」
「カラスを放っているのは俺だけではない。貴方もでしょう。もしくは、誰かに探しに行かせているはずだ。それだけの兵力が貴方にはある」
「そうだな」
オスカーは少しだけ考えた様子を見せたが、パンを口に放り込みワインを飲むと、ワインのおかわりを要求した。顔つきが変わっている。オスカーは元来、好戦的で戦術を組み立てたりするのが好きなのだろう。軍に派閥を持ったのがその証拠だ。
「イホークは速く巧みだ。西の森を探しているが追いつけない」
「西の森にいるのは確実か」
「あぁ。イホークは城に向かわず森に入った。イホークらしい懸命な判断だ。恐らく俺の元に向かっている」
「予想どおりだな。ブルド、地図を」
ブルドが地図を持ってくると、机の真ん中に広げた。オスカーも立ち上がり地図を覗き込む。
「これは……なんと精密な地図だ。高度も書き込まれてる。海流もか」
オスカーが感嘆の声を上げる。
「俺がここに来てまず作らせたものだ。エリンの地形学者を雇った。エリンは金を出してくれなかったらしいが、俺は言い値を払った」
「そうか、エリンの学者か……」
「謀反人だと罰したいか」
「いや、愚かだったと反省するだけだ。実に惜しいことをした」
食事にしろ、地図にしろ、敵のものでも素直に賞賛するオスカーは、やはり男としても嫌いではない。傲慢さが垣間見えるが柔軟性はある。状況も立場も関係ない場所で出会えれば友人か良きライバルになれたかもしれない。
「お前を助けたいのではない。律を助けるためだ。いいな、勘違いするな」
オスカーが苦し紛れに言うのを、龍司は鼻で笑う。
「どうでもいい。最後に確認できたのはどこだ」
「ここだ。焚き木の跡と馬の糞と足跡が確認できた」
オスカーが地図を指差し言う。
「律だと確信できるのか」
「民家で馬を二頭調達したのは確認できた。この辺りは貴族の狩り場ではないので馬は滅多に入らない。きっと律達だろう」
「それはいつのことだ」
「三日前だ。追っ手を撒くために直進はしていないようだから、どの道を行っているのかは不明だ。追うのは一苦労だが、確実にミナセラに向かうだろう。あそこに教会の力は及ばない」
「俺なら人目を避けて森から国境を越えるが」
「途中に馬の死体があった。食ったのだろう。食糧が不足している」
「そうか」
飢えているのか。龍司は歯をギリギリと噛みしめる。律が腹を空かせ歩いていると考えるだけで苦しくなる。腹が減っているだけではない。疲れているだろうし、知らない土地で不安だろう。龍司の作った食事を幸せそうに食べる姿が脳裏に浮かび、胸がかきむしられる。助けるために今すぐにでも走り出したかったがぐっと我慢した。
「ミナセラは自由都市で政治的に中立だ。兵士や政治家は、休息はできても長期間の滞在はできないから兵士を待ち伏せさせることはできない。どうやって待つか」
オスカーの言葉に龍司はうなずく。
「ということは、教会軍だって駐屯できないということだから考え方によっては安全だ。手を打とう」
この世界に来てから一年以上たつが、ただセファに従っていただけではない。セファは龍司を操るために情報操作だってするだろうから完全に信頼はしていなかった。そのため、自身でも何匹かカラスを手に入れ、それを各都市に放っている。勿論、ミナセラにも一匹放っていた。
カラスには律を見たら花火を打ち上げるように言っている。その花火を見たら他の者も花火を打ち上げるようになっていた。狼煙の代わりと同時に、律を安心させるために花火を選んだのだ。きっと律なら龍司が打ち上げたと気が付いてくれるだろう。
花火に込められた龍司の想いまではわからないだろうし、龍司が誓った約束も覚えていないかもしれないが、離れた場所でも綺麗だと笑ってくれたらそれでいい。
「さぁ、それでどうする。部下の命もかかっている。同盟を結ぶかどうか」
オスカーはテーブルについてりんごを口に放り込むと、ゆっくりと咀嚼し一息ついた。
「あぁ、そうだな。今はそれしか道はない」
オスカーは望んでいるわけではないといった様子で、渋々とうなずいた。
「懸命なご判断です」
龍司が口元を上げて笑ってワインを口にしたとき、ばんっと広間の扉が開きセファが入ってくる。何事だと思う間もなくセファは持っているものをテーブル中央に置いた。
「ひっ!」
ブルドが小さな声を上げる。龍司はそれを見て顔をしかめ、オスカーは目を見開いた。
「これ、裏切り者。こいつが情報を流したって」
テーブルの上に置かれたのは、苦悶の表情を浮かべたバイベルの生首だった。
「セファ!」
セファはまるで悪びれることなく笑っている。オスカーの代わりに殺せてスッキリしたといったところか。
オスカーが「同盟は早まったな」と小さな声で呟いたの聞き、龍司は大きくため息をついた。
オスカーは小さな声で呟いた。
「実際碧のガイアがどういった生活を送るのか、神殿のどこにいるのか、何をするのか、知っているのは王と大司教だけだ。ただ、父はリツを縛り付けるつもりはなかった。俺もだ。それにいずれガイアの力は尽きるだろうと父も俺も考えていた。年々ガイアの力は弱まり、碧のガイアを何人連れてきても以前の力は戻らなかったと聞く。ガイアの力に頼らない国を作らなければならない時が来ているのだ。そのためにはリツの力が必要だ。俺達は碧のガイアとしてではなく、リツという人間の力が必要なんだ」
「そんな義理は律にない。それに何人もってことは、今までも誰かをさらってきたってことか。そいつらはどうなった」
「俺が会ったのはまだ小さな頃に一人だけで、彼は神殿に連れて行かれたがその後会っていない。もっともあれは、真の碧のガイアが現れるまでのつなぎだとも聞いた」
「つなぎ? なんだそれ。嫌な予感しかしないな。もし律が捕まったら同じように神殿に連れて行かれるっていうのか」
「二つの月は一年に一度重なる。その夜しか神殿には入れないから、連れて行かれるのは次の重なりの夜だろう」
そうえいば以前、二つの月が重なった夜があったと思い出す。
「なぜそのときに律を宮殿に入れなかった」
「さっき言ったとおり、父は律を宮殿に送りたくなかったからだ」
「そうか」
それならば、とりあえずオスカーの言葉に嘘はないと思っていいのだろう。
「次に月が重なるのはいつだ」
「二カ月後だ」
「それまでに律を見つけ出さないと。今、律はどこにいる」
律がエリン国から逃げ出したという情報は得ている。付き添っているのはエリン国一の騎士、イホークであり、取りあえずは安全だとセファは言う。勿論龍司は律が逃げ出したと聞いたときすぐにでも探しにいくつもりだったが、地理もわからず闇雲に探しても会えるわけはない。龍司自身が動くよりも多方に放っているカラスに頼り、龍司は足下を固めた方が未来に繋がると判断をした。いや、そうするしかなかった。
もっとも、頭で理解していても待つという行為は辛い。何度も感じた無力感をまた感じながら、ただ祈り信じた。律なら生き伸びるだろうと、そう信じるしかなかった。
「なぜ俺に聞く」
「カラスを放っているのは俺だけではない。貴方もでしょう。もしくは、誰かに探しに行かせているはずだ。それだけの兵力が貴方にはある」
「そうだな」
オスカーは少しだけ考えた様子を見せたが、パンを口に放り込みワインを飲むと、ワインのおかわりを要求した。顔つきが変わっている。オスカーは元来、好戦的で戦術を組み立てたりするのが好きなのだろう。軍に派閥を持ったのがその証拠だ。
「イホークは速く巧みだ。西の森を探しているが追いつけない」
「西の森にいるのは確実か」
「あぁ。イホークは城に向かわず森に入った。イホークらしい懸命な判断だ。恐らく俺の元に向かっている」
「予想どおりだな。ブルド、地図を」
ブルドが地図を持ってくると、机の真ん中に広げた。オスカーも立ち上がり地図を覗き込む。
「これは……なんと精密な地図だ。高度も書き込まれてる。海流もか」
オスカーが感嘆の声を上げる。
「俺がここに来てまず作らせたものだ。エリンの地形学者を雇った。エリンは金を出してくれなかったらしいが、俺は言い値を払った」
「そうか、エリンの学者か……」
「謀反人だと罰したいか」
「いや、愚かだったと反省するだけだ。実に惜しいことをした」
食事にしろ、地図にしろ、敵のものでも素直に賞賛するオスカーは、やはり男としても嫌いではない。傲慢さが垣間見えるが柔軟性はある。状況も立場も関係ない場所で出会えれば友人か良きライバルになれたかもしれない。
「お前を助けたいのではない。律を助けるためだ。いいな、勘違いするな」
オスカーが苦し紛れに言うのを、龍司は鼻で笑う。
「どうでもいい。最後に確認できたのはどこだ」
「ここだ。焚き木の跡と馬の糞と足跡が確認できた」
オスカーが地図を指差し言う。
「律だと確信できるのか」
「民家で馬を二頭調達したのは確認できた。この辺りは貴族の狩り場ではないので馬は滅多に入らない。きっと律達だろう」
「それはいつのことだ」
「三日前だ。追っ手を撒くために直進はしていないようだから、どの道を行っているのかは不明だ。追うのは一苦労だが、確実にミナセラに向かうだろう。あそこに教会の力は及ばない」
「俺なら人目を避けて森から国境を越えるが」
「途中に馬の死体があった。食ったのだろう。食糧が不足している」
「そうか」
飢えているのか。龍司は歯をギリギリと噛みしめる。律が腹を空かせ歩いていると考えるだけで苦しくなる。腹が減っているだけではない。疲れているだろうし、知らない土地で不安だろう。龍司の作った食事を幸せそうに食べる姿が脳裏に浮かび、胸がかきむしられる。助けるために今すぐにでも走り出したかったがぐっと我慢した。
「ミナセラは自由都市で政治的に中立だ。兵士や政治家は、休息はできても長期間の滞在はできないから兵士を待ち伏せさせることはできない。どうやって待つか」
オスカーの言葉に龍司はうなずく。
「ということは、教会軍だって駐屯できないということだから考え方によっては安全だ。手を打とう」
この世界に来てから一年以上たつが、ただセファに従っていただけではない。セファは龍司を操るために情報操作だってするだろうから完全に信頼はしていなかった。そのため、自身でも何匹かカラスを手に入れ、それを各都市に放っている。勿論、ミナセラにも一匹放っていた。
カラスには律を見たら花火を打ち上げるように言っている。その花火を見たら他の者も花火を打ち上げるようになっていた。狼煙の代わりと同時に、律を安心させるために花火を選んだのだ。きっと律なら龍司が打ち上げたと気が付いてくれるだろう。
花火に込められた龍司の想いまではわからないだろうし、龍司が誓った約束も覚えていないかもしれないが、離れた場所でも綺麗だと笑ってくれたらそれでいい。
「さぁ、それでどうする。部下の命もかかっている。同盟を結ぶかどうか」
オスカーはテーブルについてりんごを口に放り込むと、ゆっくりと咀嚼し一息ついた。
「あぁ、そうだな。今はそれしか道はない」
オスカーは望んでいるわけではないといった様子で、渋々とうなずいた。
「懸命なご判断です」
龍司が口元を上げて笑ってワインを口にしたとき、ばんっと広間の扉が開きセファが入ってくる。何事だと思う間もなくセファは持っているものをテーブル中央に置いた。
「ひっ!」
ブルドが小さな声を上げる。龍司はそれを見て顔をしかめ、オスカーは目を見開いた。
「これ、裏切り者。こいつが情報を流したって」
テーブルの上に置かれたのは、苦悶の表情を浮かべたバイベルの生首だった。
「セファ!」
セファはまるで悪びれることなく笑っている。オスカーの代わりに殺せてスッキリしたといったところか。
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