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碧のガイア
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森を歩いていると、木が少なくなってきた。地面には灰の跡がある。
「焼き畑の跡だ」
律が呟くと、イホークは地面を見ながら歩き回る。
「足跡からしてこちらの方だな」
足跡を追うイホークの後をついていくと、一軒の家があった。
「必要な物を貰ってくる。二人は隠れていてくれ。しばらくして戻らなければ出発するんだ」
「しばらくって言われても、どれくらいか分かりません」
「心の中で千数えればいい」
「はい」
律はイホークが民家に入っていくのを見送ると、ジェムと二人で木の陰に隠れた。
「なにかおかしくないですか?」
イホークがいなくなると、ジェムが小さな声で言う。
「おかしいって?」
「サー・イホークです。随分と行動が素早い。全く慌てずに対応していませんか?」
「それは兵士だからじゃないのかな。戦い慣れしているし訓練もしているからだと思うけど」
何を言い出すのかと思い、苦笑いをしながら答える。
「戦いだなんて今の世の中、そうはありませんよ。せいぜい御前試合くらいです。それなのに有事の対応が早すぎます。それにあの様子、何か隠しているように思えます」
「イホークが裏切ったとでも?」
そんなはずはない。言うのも恐ろしいことだと思いながら律は顔をしかめる。
「いえ、それはないとは思います。サー・イホークほど忠実な騎士はいないといわれていますから、ないと信じたいというのが正しいでしょうか。『流血の誓い』をご存じで?」
「ううん。読んだことない」
「本に書かれている物語ではありませんよ。サー・イホークの話です。まだセドリック王が戴冠する前のことですが、セドリック王が地方に視察に言った帰り、一行が山賊に襲われました。山賊の数は百を超えているうえ、急襲に兵士達は混乱し、近衛隊長のトミーを初め指揮官が一目散に逃げ出したそうです」
「トミーって、聞いたことがあるような……あぁ、アホのトミー?」
律達を襲った教会軍の指揮官だとイホークが言っていたのを思い出す。
「そうです。アホのトミー」
ジェムが笑う。
「そんな中でサー・イホークは先頭に立ち、次から次へと敵を打ち倒し兵士を指揮して軍を立て直しました。殺した敵は二十とも三十ともいわれています」
「へー、英雄物語みたい」
「えぇ、そうですね。まさに英雄物語です。エリン国民は皆この話が好きで、すでに伝説のようになっていますから。そのときサー・イホークは騎士見習いで若干十五歳でした。皆、彼が騎士ではないと知っていましたが子どもだとは思わなかったそうです。その頃すでに百八十センチはありましたからね。羨ましい」
エリン国民は総じて背が低い。日本人の平均身長より少し高いだけの律だが、律よりも背の高い人間は、イホークとオスカーとセドリックくらいしか知らない。
そしてこの世界で背の高さは重要だ。背が高いことは顔が良いことよりも大切であり、セドリックやオスカーに人気があるのは背が高いからもある。
「サー・イホークは傷だらけで重症を負っていました。セドリック王はその勇姿にいたく感銘し、その場で血だらけのサー・イホークに騎士の叙勲を行ったそうです。サー・イホークは流血の騎士となりました。それ以来セドリック王はサー・イホークを誰よりも信頼しています。私も個人的にサー・イホークのお人柄は存じ上げております。そんな彼が裏切るなんて私には考えられませんが……」
「じゃあ、なんでそんなことを言い出したの?」
「わかりませんが、ただ、彼の様子が何かおかしいと感じます。彼は何か知っている。油断はされずに、私から離れないでください」
律はそれに笑う。
「なんかジェムが騎士みたいだ」
ジェムは慌てて首を振る。
「ただのバイベルが差し出がましいことを申し訳ございません。ただ私は……」
「俺はそんなことを言いたいんじゃないよ。そもそも俺はここの人間じゃないからバイベルとか本当にどうでもいい。ありがとうって言いたいだけ。それにこんなことに巻き込んでしまってごめん」
「謝るのはダメだってサー・イホークに言われましたよね。私も同感です。駄目ですよ、謝ったら。それよりもありがとうって言ってください。そんなことを言ってくれるのはリツ様だけです。私はリツ様のありがとうが何よりも嬉しいですから」
「ありがとう」
律の言葉にジェムがふっくらとした頬を上げて笑う。それに心が和んでいく。ジェムがいてくれてよかった。
ジェムはしばらく笑っていたが、すうっと口元を下げると、今度は真剣な顔でまっすぐ、真剣な目で見てきた。
「こうなってもリツ様はリュウジ様を探す気ですか」
「うん、勿論。でも、今はそれ以上に生き残るのに必死だからどうなるのか」
頭の中にはいつも龍司がいて龍司のことばかりを考えているが、人から名前を聞くと途端に寂しくなるから不思議だ。会いたくて泣きそうになるのを誤魔化すように苦笑いをした。このまま会えないのではないかと、さすがの律も思い始めている。
「オスカー様の元にいけば状況はよくなるでしょう。オスカー様はリツ様を愛しておられます。勿論サー・イホークも私もですが、オスカー様は次期王ですから誰よりもリツ様を守れます。安全と豊かな暮らしと愛情を提供してくださるでしょう」
「突然何を言い出すの?」
困ったように笑うが、ジェムは相変わらずじっと見てくる。
「仮にもしリュウジ様が見つかってリュウジ様の元に行っても、食べる物にも困らず安全に生きていけるのでしょうか。元の世界に戻れるかなんて分からないからそれが一生続くかもしれません。ならば、城で王に守られるのが幸せかもしれませんが、それでもリュウジ様と共に歩みますか」
「ごめん。言っていることが分からない。俺が龍司と一緒にいないなんてあり得ないんだけど」
ジェムの言っていることが分からなかった。いや、言っていること自体は分かるが、何故そんなことを聞くのか分からなかった。
ジェムはキョトンとした顔をした後、笑った。
「愚問でしたね。ごめんなさい。私はリツ様の望みを最優先します」
どういう意味だろかと思っていると、ちょうどイホークが馬を連れて戻ってきた。
「誰もいなかったから食糧と馬を二頭失敬してきた」
「え、泥棒じゃん」
思わず呟くが、イホークは全く気にせず馬の鞍に荷物をくくりつけると、麻のワンピースのような服を二人に渡してきた。
「安心しろ。釣りがでるほどの金貨を置いてきた。二人はこれに着替え、誰かに会ったら奴隷のふりをしてほしい。黒髪を二人連れているのは目立つからな」
「バイベルのふりを?」
「いや、バイベルは奴隷でも王の奴隷だ。こんなみすぼらしい格好はしない。申し訳ないが、貧しくて身売りされた奴隷のふりをしてくれ」
なんだか嫌な世界だと思いながら言われたとおりに服を着る。まるでズタ袋を被っているようだ。少し惨めな気持ちになるが我が儘は言ってられない。
馬にはイホークと律が一頭に乗り、もう一頭にはジェムが乗った。農耕馬のため速くはないが、それでも歩くよりは楽だ。何より、足下の泥や虫を気にしなくていいのがありがたい。もっとも顔に貼りつく蜘蛛の巣や、飛んでくる小さな虫は避けられないのだが贅沢は言っていられなかった。
森を歩いていると、木が少なくなってきた。地面には灰の跡がある。
「焼き畑の跡だ」
律が呟くと、イホークは地面を見ながら歩き回る。
「足跡からしてこちらの方だな」
足跡を追うイホークの後をついていくと、一軒の家があった。
「必要な物を貰ってくる。二人は隠れていてくれ。しばらくして戻らなければ出発するんだ」
「しばらくって言われても、どれくらいか分かりません」
「心の中で千数えればいい」
「はい」
律はイホークが民家に入っていくのを見送ると、ジェムと二人で木の陰に隠れた。
「なにかおかしくないですか?」
イホークがいなくなると、ジェムが小さな声で言う。
「おかしいって?」
「サー・イホークです。随分と行動が素早い。全く慌てずに対応していませんか?」
「それは兵士だからじゃないのかな。戦い慣れしているし訓練もしているからだと思うけど」
何を言い出すのかと思い、苦笑いをしながら答える。
「戦いだなんて今の世の中、そうはありませんよ。せいぜい御前試合くらいです。それなのに有事の対応が早すぎます。それにあの様子、何か隠しているように思えます」
「イホークが裏切ったとでも?」
そんなはずはない。言うのも恐ろしいことだと思いながら律は顔をしかめる。
「いえ、それはないとは思います。サー・イホークほど忠実な騎士はいないといわれていますから、ないと信じたいというのが正しいでしょうか。『流血の誓い』をご存じで?」
「ううん。読んだことない」
「本に書かれている物語ではありませんよ。サー・イホークの話です。まだセドリック王が戴冠する前のことですが、セドリック王が地方に視察に言った帰り、一行が山賊に襲われました。山賊の数は百を超えているうえ、急襲に兵士達は混乱し、近衛隊長のトミーを初め指揮官が一目散に逃げ出したそうです」
「トミーって、聞いたことがあるような……あぁ、アホのトミー?」
律達を襲った教会軍の指揮官だとイホークが言っていたのを思い出す。
「そうです。アホのトミー」
ジェムが笑う。
「そんな中でサー・イホークは先頭に立ち、次から次へと敵を打ち倒し兵士を指揮して軍を立て直しました。殺した敵は二十とも三十ともいわれています」
「へー、英雄物語みたい」
「えぇ、そうですね。まさに英雄物語です。エリン国民は皆この話が好きで、すでに伝説のようになっていますから。そのときサー・イホークは騎士見習いで若干十五歳でした。皆、彼が騎士ではないと知っていましたが子どもだとは思わなかったそうです。その頃すでに百八十センチはありましたからね。羨ましい」
エリン国民は総じて背が低い。日本人の平均身長より少し高いだけの律だが、律よりも背の高い人間は、イホークとオスカーとセドリックくらいしか知らない。
そしてこの世界で背の高さは重要だ。背が高いことは顔が良いことよりも大切であり、セドリックやオスカーに人気があるのは背が高いからもある。
「サー・イホークは傷だらけで重症を負っていました。セドリック王はその勇姿にいたく感銘し、その場で血だらけのサー・イホークに騎士の叙勲を行ったそうです。サー・イホークは流血の騎士となりました。それ以来セドリック王はサー・イホークを誰よりも信頼しています。私も個人的にサー・イホークのお人柄は存じ上げております。そんな彼が裏切るなんて私には考えられませんが……」
「じゃあ、なんでそんなことを言い出したの?」
「わかりませんが、ただ、彼の様子が何かおかしいと感じます。彼は何か知っている。油断はされずに、私から離れないでください」
律はそれに笑う。
「なんかジェムが騎士みたいだ」
ジェムは慌てて首を振る。
「ただのバイベルが差し出がましいことを申し訳ございません。ただ私は……」
「俺はそんなことを言いたいんじゃないよ。そもそも俺はここの人間じゃないからバイベルとか本当にどうでもいい。ありがとうって言いたいだけ。それにこんなことに巻き込んでしまってごめん」
「謝るのはダメだってサー・イホークに言われましたよね。私も同感です。駄目ですよ、謝ったら。それよりもありがとうって言ってください。そんなことを言ってくれるのはリツ様だけです。私はリツ様のありがとうが何よりも嬉しいですから」
「ありがとう」
律の言葉にジェムがふっくらとした頬を上げて笑う。それに心が和んでいく。ジェムがいてくれてよかった。
ジェムはしばらく笑っていたが、すうっと口元を下げると、今度は真剣な顔でまっすぐ、真剣な目で見てきた。
「こうなってもリツ様はリュウジ様を探す気ですか」
「うん、勿論。でも、今はそれ以上に生き残るのに必死だからどうなるのか」
頭の中にはいつも龍司がいて龍司のことばかりを考えているが、人から名前を聞くと途端に寂しくなるから不思議だ。会いたくて泣きそうになるのを誤魔化すように苦笑いをした。このまま会えないのではないかと、さすがの律も思い始めている。
「オスカー様の元にいけば状況はよくなるでしょう。オスカー様はリツ様を愛しておられます。勿論サー・イホークも私もですが、オスカー様は次期王ですから誰よりもリツ様を守れます。安全と豊かな暮らしと愛情を提供してくださるでしょう」
「突然何を言い出すの?」
困ったように笑うが、ジェムは相変わらずじっと見てくる。
「仮にもしリュウジ様が見つかってリュウジ様の元に行っても、食べる物にも困らず安全に生きていけるのでしょうか。元の世界に戻れるかなんて分からないからそれが一生続くかもしれません。ならば、城で王に守られるのが幸せかもしれませんが、それでもリュウジ様と共に歩みますか」
「ごめん。言っていることが分からない。俺が龍司と一緒にいないなんてあり得ないんだけど」
ジェムの言っていることが分からなかった。いや、言っていること自体は分かるが、何故そんなことを聞くのか分からなかった。
ジェムはキョトンとした顔をした後、笑った。
「愚問でしたね。ごめんなさい。私はリツ様の望みを最優先します」
どういう意味だろかと思っていると、ちょうどイホークが馬を連れて戻ってきた。
「誰もいなかったから食糧と馬を二頭失敬してきた」
「え、泥棒じゃん」
思わず呟くが、イホークは全く気にせず馬の鞍に荷物をくくりつけると、麻のワンピースのような服を二人に渡してきた。
「安心しろ。釣りがでるほどの金貨を置いてきた。二人はこれに着替え、誰かに会ったら奴隷のふりをしてほしい。黒髪を二人連れているのは目立つからな」
「バイベルのふりを?」
「いや、バイベルは奴隷でも王の奴隷だ。こんなみすぼらしい格好はしない。申し訳ないが、貧しくて身売りされた奴隷のふりをしてくれ」
なんだか嫌な世界だと思いながら言われたとおりに服を着る。まるでズタ袋を被っているようだ。少し惨めな気持ちになるが我が儘は言ってられない。
馬にはイホークと律が一頭に乗り、もう一頭にはジェムが乗った。農耕馬のため速くはないが、それでも歩くよりは楽だ。何より、足下の泥や虫を気にしなくていいのがありがたい。もっとも顔に貼りつく蜘蛛の巣や、飛んでくる小さな虫は避けられないのだが贅沢は言っていられなかった。
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