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君と紫陽花の咲く頃に
朗読会も一段落、桜を堪能も
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「魔女は鳴らす、桜の音を。」
「フワっ、ポンッ、フワッ、ポンッ。」
「魔女は鳴らす、木々の音を。」
「フワフワっ、フワフワっ。フワフワっ、フワフワっ。」
「魔女は鳴らす、草の根を。」
「ぽんっ。ぽ……ぽふっ。ポンポンポンッ、ポポポンッ。ポポポポンッ。」
(うっ、一回、噛みそうになった。)
時間はまた、大学生時代に戻って。ここは部室。窓際から覗く桜の花が散っていくのを背景に、人が四、五人しか集まらなかったが朗読研究会の発表をしていた。四、五人であっても俺にとっては初めての人前での朗読会で、完全に緊張していた俺は、それまで部長と練習していたが本番となるとガチガチになり、噛みそうなところではあっさり噛んでいた。
「桜の花が、咲き乱れている―」
ぱち、ぱちぱちぱち……。
部長がかっこよく読み終えると二人でお辞儀をして発表会は終了した。
・・・・・・。
「はいはい。お疲れ様ー。」
来てくれた人がはけた後、俺と部長と先生で話していた。
「やりました、先生!」
「うん。増林君の声はやっぱりいいね。」
「俺も終われてよかったです。ちょっと噛んだけど。」
「ああ、大丈夫大丈夫。最初から人前で読めるだけ大したもんだし。
それに塚本君のは擬音だと気づかないから。そういうもんだと思って流すよ。」
「ホント、俺が本文読みじゃなくて良かったです……。」
かっこいいところは部長が何とかしてくれたし。俺は刺身のツマでいい。演劇の木の役でいい。今は本当に緊張感の開放からそう思っていた。
「何言ってんのランラン。来年はランランも読むんだぜ?」
「あ、そうか。」
俺が簡単なところを読ませてもらったり、読み方を発案するのはそのうち俺がメインでそういうことをするからか。随分と気の長い育成計画である。読み方を自分で作るのは大変だけどやりがいはあるが。
「今のうちに人前で読むのに慣れておくんだね。塚本君。」
「はい。」
「はーい先生、またランランにご褒美に甘いものを与えたいのですが。」
「ああいいよ。ご褒美あげてきたら?」
「あ、あの、先生。ありがとうございました。」
「はいはい。」
というわけでまた、部長と甘いものを食いに街に繰り出したのだが。
「ううん。桜餅の皮の柔らかさが。」
「俺も桜餡の水まんじゅうが。」
二人で桜の甘い菓子が食いたいと一致し、また甘味処で和菓子と抹茶をいただいていた。
「ここのお茶、すごい美味しいですね。」
「近くにお茶屋さんとか、茶道教室とかがあるから、そういうところからのかな。」
「へー。」
「もし興味があって、ランランもお茶をいいところで買うときは試飲させてもらうといいよ。
合うかどうかわからないから。」
「そうですね。俺そういうの、全然知りませんし。」
そんなところがあったのか。それにしても桜の風味のお菓子は美味しい。
「春ですね。」
「春、満喫したでしょ? 今年は。」
「もういやって言うほど、桜の情緒は感じましたね。」
「うんうん。桜は一年に一度しか咲かないし。
春の暖かくなった、新生活の始まる頃に咲くから。春を満喫するには桜だね。」
「俺も丁度、今年から新生活です。」
「よし、いっちょ、ランランの新生活に潤いを添えるためにお茶屋さんにも行くか。」
「今からですか?」
「うん。緑茶、紅茶、抹茶に日本製中国茶と見せるだけ見せてやんよ。」
「そんなに種類あるんです?」
というわけで俺がお茶に興味を持った瞬間にリンリンに連れて行かれることになり。
「ほらあった。カブキだって。面白い名前ー。」
「これはあからさまに外国人観光客向けの分かりやすいタイトル。」
変な名前のお茶とパッケージを見せて貰っていた。
「こっちは枕草子シリーズだね。曙、蛍、夕暮れ、つとめて(早朝)……。
枕草子にちなんだお茶の名前が付くんだけど、包みも和紙なの。」
「清少納言って有名ですからね。」
「そうだね。残したのは随筆なんだけど当時の人からは随分異端に見られたらしいし。」
「異端というか権力闘争に負けた女官ですからね。」
「そうね。負けたらそう扱われちゃうよね。」
平安時代は雅な文化を残したと言われているし俺も今見ても好きなのはあるが暮らしたいかと聞かれるとノーと答えるだろう。貧富の差はもちろんのこと、疫病とか災害とか流行っていたらしいしな。
「そうだ、ランランにはこの、桜風味の抹茶をプレゼントしよう。」
「えっ。それは組み合わせとしてアリなんですか?」
「うん。私も飲んだことないから分かんない。」
思い付きで勧めようとしたのかこの人は。俺は抹茶に何かがブレンドされているのは、うまいものか臭いものか知らないんだけど。
「だから、今度二人で飲んでみようよ。」
「え。もしや部長、抹茶点てられる人?」
「そうよ。茶筅もあるよ。」
元々朗読やってるし、日本文化とか好きそうだと思っていたけど、趣味人だなと思った。
「まあ、手を抜こうと思えば電動のホイッパーもあるし。
しっかり泡を立てれば、まろやかになって香りも立つよ。」
「ほうほう。」
ということで部長に貰った桜風味の抹茶はお茶会用のとなった。桜クッキーもお茶請けに購入した。今日は本当に桜尽くしだった。
・・・・・・。
しゃかしゃかしゃか……。
また俺は部長のアパートの部屋に入っていた。入っていたと言っても違う部屋の同じアパートに住んでいるんだから外出感はあんまりないが。
「部長、本当にやれたんですね。」
「まあね。濃くないと香りが立たないんだけど。
濃い目に入れると、しっかり点てないと粉っぽくなるからそこは目分量で。」
「いいじゃないですか薄いので、何で飲んだことないお茶にチャレンジャーになるんです。」
「どうせ飲むなら美味しい配合でとね。」
「だから飲んだことないんでしょ、これは。おっと。」
スッとお茶用の器にこんもりと泡の乗った抹茶を出される。
「さあどうぞ。」
「俺が先に飲むんですか。」
「だって次に自分のあるもん。」
部長は俺と同じ配合でお茶は点てているから自分だけ逃げたのはなさそうだ。
「どれどれ……あ、これはいけるかも。」
ほのかに香る桜の風味が来て、その後に抹茶の苦みが来る。そんなに匂いは拮抗していないようだった。むしろ花のようないい匂いのするお茶って感じだ。
「しっかり点てたからね。よかったよかった。」
「これ、点て方ミスったら悲惨になる確率がノーマルの抹茶より増えるやつです?」
「その時は粉茶にしてよく溶いて飲めばいいのよ。熱湯で、ジャーっと増やして。」
「へー。闇に葬った経験でもあるんです?」
「そういう野暮なことは聞くんじゃないよ。」
緑茶ってそのまんまで飲んで香りがよくて美味しい分、花とかとのブレンドが難しいお茶だと思っていたが、お茶屋さんで扱っているものに合わないのは置かないか(危険な安心でもあるのだが)。
「という訳で、ランランも、朗読デビュー、おめでとー。」
「ありがとうございます。」
何故か抹茶椀で乾杯した。しかしこれで、俺の春の努力はすべて完了したのである。後はせっかくだから桜の風情を楽しもう。部長もこれだけ堪能させてくれるんだしな。
「それにしても香りだけでも桜のいい風味ですね。」
風味といっても仄かに感じる程度だが、それでも桜の匂いは独特で、いい匂いだと思う。これだけ桜尽くしをしたのも今年ぐらいのもんだろうが。
「うーん。日本人。」
部長がいきなり主語をでかくした。確かに日本だけどさ。
「そうですね、日本人ですね。」
「でしょー? 次はそうだね。藤の季節になんかやりたいけど。
紫陽花の方の練習をしようか。そっちはまた、発表会のだから。」
「藤はやんないんです?」
「やるにしたって四月五月じゃやりすぎでしょ。夏の発表会だからね、次は。」
「まあ、紫陽花だと、こんなにお茶をすることだってないだろうし。
年に一度の、これだけやれる作品と季節にマッチしたお茶会を堪能しますか。」
「ふふふ。ランランはまだ紫陽花に関わる練り切りや羊羹や餅を食ったことがないのだね。」
「うおお……うまそうな予感。」
という訳でまた、部長の部屋でお茶をごちそうになったのだった。こんな調子で俺の部活動はゆるゆると続いていったのである。
「フワっ、ポンッ、フワッ、ポンッ。」
「魔女は鳴らす、木々の音を。」
「フワフワっ、フワフワっ。フワフワっ、フワフワっ。」
「魔女は鳴らす、草の根を。」
「ぽんっ。ぽ……ぽふっ。ポンポンポンッ、ポポポンッ。ポポポポンッ。」
(うっ、一回、噛みそうになった。)
時間はまた、大学生時代に戻って。ここは部室。窓際から覗く桜の花が散っていくのを背景に、人が四、五人しか集まらなかったが朗読研究会の発表をしていた。四、五人であっても俺にとっては初めての人前での朗読会で、完全に緊張していた俺は、それまで部長と練習していたが本番となるとガチガチになり、噛みそうなところではあっさり噛んでいた。
「桜の花が、咲き乱れている―」
ぱち、ぱちぱちぱち……。
部長がかっこよく読み終えると二人でお辞儀をして発表会は終了した。
・・・・・・。
「はいはい。お疲れ様ー。」
来てくれた人がはけた後、俺と部長と先生で話していた。
「やりました、先生!」
「うん。増林君の声はやっぱりいいね。」
「俺も終われてよかったです。ちょっと噛んだけど。」
「ああ、大丈夫大丈夫。最初から人前で読めるだけ大したもんだし。
それに塚本君のは擬音だと気づかないから。そういうもんだと思って流すよ。」
「ホント、俺が本文読みじゃなくて良かったです……。」
かっこいいところは部長が何とかしてくれたし。俺は刺身のツマでいい。演劇の木の役でいい。今は本当に緊張感の開放からそう思っていた。
「何言ってんのランラン。来年はランランも読むんだぜ?」
「あ、そうか。」
俺が簡単なところを読ませてもらったり、読み方を発案するのはそのうち俺がメインでそういうことをするからか。随分と気の長い育成計画である。読み方を自分で作るのは大変だけどやりがいはあるが。
「今のうちに人前で読むのに慣れておくんだね。塚本君。」
「はい。」
「はーい先生、またランランにご褒美に甘いものを与えたいのですが。」
「ああいいよ。ご褒美あげてきたら?」
「あ、あの、先生。ありがとうございました。」
「はいはい。」
というわけでまた、部長と甘いものを食いに街に繰り出したのだが。
「ううん。桜餅の皮の柔らかさが。」
「俺も桜餡の水まんじゅうが。」
二人で桜の甘い菓子が食いたいと一致し、また甘味処で和菓子と抹茶をいただいていた。
「ここのお茶、すごい美味しいですね。」
「近くにお茶屋さんとか、茶道教室とかがあるから、そういうところからのかな。」
「へー。」
「もし興味があって、ランランもお茶をいいところで買うときは試飲させてもらうといいよ。
合うかどうかわからないから。」
「そうですね。俺そういうの、全然知りませんし。」
そんなところがあったのか。それにしても桜の風味のお菓子は美味しい。
「春ですね。」
「春、満喫したでしょ? 今年は。」
「もういやって言うほど、桜の情緒は感じましたね。」
「うんうん。桜は一年に一度しか咲かないし。
春の暖かくなった、新生活の始まる頃に咲くから。春を満喫するには桜だね。」
「俺も丁度、今年から新生活です。」
「よし、いっちょ、ランランの新生活に潤いを添えるためにお茶屋さんにも行くか。」
「今からですか?」
「うん。緑茶、紅茶、抹茶に日本製中国茶と見せるだけ見せてやんよ。」
「そんなに種類あるんです?」
というわけで俺がお茶に興味を持った瞬間にリンリンに連れて行かれることになり。
「ほらあった。カブキだって。面白い名前ー。」
「これはあからさまに外国人観光客向けの分かりやすいタイトル。」
変な名前のお茶とパッケージを見せて貰っていた。
「こっちは枕草子シリーズだね。曙、蛍、夕暮れ、つとめて(早朝)……。
枕草子にちなんだお茶の名前が付くんだけど、包みも和紙なの。」
「清少納言って有名ですからね。」
「そうだね。残したのは随筆なんだけど当時の人からは随分異端に見られたらしいし。」
「異端というか権力闘争に負けた女官ですからね。」
「そうね。負けたらそう扱われちゃうよね。」
平安時代は雅な文化を残したと言われているし俺も今見ても好きなのはあるが暮らしたいかと聞かれるとノーと答えるだろう。貧富の差はもちろんのこと、疫病とか災害とか流行っていたらしいしな。
「そうだ、ランランにはこの、桜風味の抹茶をプレゼントしよう。」
「えっ。それは組み合わせとしてアリなんですか?」
「うん。私も飲んだことないから分かんない。」
思い付きで勧めようとしたのかこの人は。俺は抹茶に何かがブレンドされているのは、うまいものか臭いものか知らないんだけど。
「だから、今度二人で飲んでみようよ。」
「え。もしや部長、抹茶点てられる人?」
「そうよ。茶筅もあるよ。」
元々朗読やってるし、日本文化とか好きそうだと思っていたけど、趣味人だなと思った。
「まあ、手を抜こうと思えば電動のホイッパーもあるし。
しっかり泡を立てれば、まろやかになって香りも立つよ。」
「ほうほう。」
ということで部長に貰った桜風味の抹茶はお茶会用のとなった。桜クッキーもお茶請けに購入した。今日は本当に桜尽くしだった。
・・・・・・。
しゃかしゃかしゃか……。
また俺は部長のアパートの部屋に入っていた。入っていたと言っても違う部屋の同じアパートに住んでいるんだから外出感はあんまりないが。
「部長、本当にやれたんですね。」
「まあね。濃くないと香りが立たないんだけど。
濃い目に入れると、しっかり点てないと粉っぽくなるからそこは目分量で。」
「いいじゃないですか薄いので、何で飲んだことないお茶にチャレンジャーになるんです。」
「どうせ飲むなら美味しい配合でとね。」
「だから飲んだことないんでしょ、これは。おっと。」
スッとお茶用の器にこんもりと泡の乗った抹茶を出される。
「さあどうぞ。」
「俺が先に飲むんですか。」
「だって次に自分のあるもん。」
部長は俺と同じ配合でお茶は点てているから自分だけ逃げたのはなさそうだ。
「どれどれ……あ、これはいけるかも。」
ほのかに香る桜の風味が来て、その後に抹茶の苦みが来る。そんなに匂いは拮抗していないようだった。むしろ花のようないい匂いのするお茶って感じだ。
「しっかり点てたからね。よかったよかった。」
「これ、点て方ミスったら悲惨になる確率がノーマルの抹茶より増えるやつです?」
「その時は粉茶にしてよく溶いて飲めばいいのよ。熱湯で、ジャーっと増やして。」
「へー。闇に葬った経験でもあるんです?」
「そういう野暮なことは聞くんじゃないよ。」
緑茶ってそのまんまで飲んで香りがよくて美味しい分、花とかとのブレンドが難しいお茶だと思っていたが、お茶屋さんで扱っているものに合わないのは置かないか(危険な安心でもあるのだが)。
「という訳で、ランランも、朗読デビュー、おめでとー。」
「ありがとうございます。」
何故か抹茶椀で乾杯した。しかしこれで、俺の春の努力はすべて完了したのである。後はせっかくだから桜の風情を楽しもう。部長もこれだけ堪能させてくれるんだしな。
「それにしても香りだけでも桜のいい風味ですね。」
風味といっても仄かに感じる程度だが、それでも桜の匂いは独特で、いい匂いだと思う。これだけ桜尽くしをしたのも今年ぐらいのもんだろうが。
「うーん。日本人。」
部長がいきなり主語をでかくした。確かに日本だけどさ。
「そうですね、日本人ですね。」
「でしょー? 次はそうだね。藤の季節になんかやりたいけど。
紫陽花の方の練習をしようか。そっちはまた、発表会のだから。」
「藤はやんないんです?」
「やるにしたって四月五月じゃやりすぎでしょ。夏の発表会だからね、次は。」
「まあ、紫陽花だと、こんなにお茶をすることだってないだろうし。
年に一度の、これだけやれる作品と季節にマッチしたお茶会を堪能しますか。」
「ふふふ。ランランはまだ紫陽花に関わる練り切りや羊羹や餅を食ったことがないのだね。」
「うおお……うまそうな予感。」
という訳でまた、部長の部屋でお茶をごちそうになったのだった。こんな調子で俺の部活動はゆるゆると続いていったのである。
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