白石華、猫アカウントへの道

白石華

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猫様、お腹が目立たなくなってくる

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 手術直後は目立っていた縫い跡ですが、一週間が過ぎ、徐々に盛り上がっていた縫い跡が引っ込んで、綺麗なお腹になってきました。医学の進歩はすごいけど、どういう縫込みなのかは分かりませんが、獣医さんからは一週間で様子見、二週間で大体塞がると聞いていたので、大体そのくらいで一段落でしょう。毛も段々、生えてきましたし、来月にはモフモフのお腹が帰ってくるかもしれません。今はまだじょりじょりですね。

 早く猫様のモフモフのお腹が戻ってきてほしい、ウチの猫様はお腹のモッフリがチャームポイント、白石華です。

 猫様のお腹。猫様と言えば仔猫の頃からぽんぽこりんのお腹ですが、ウチの子は何といいますか……大人の身体になって来たらルーズ皮(お腹にだるだるの皮が余る種類の猫様もいる)になりまして、歩くたびに左右にたるみが揺れるんですね。かわいい。おなかさわりたい。

 という訳で猫様が気にして手術跡を弄っちゃうと危ないから。ウチの猫様のチャームポイントだったお腹に触れなくて深刻なモフモフ欠乏になっています。猫のぽんぽこりんのお腹に触ることでしか得られない栄養素がある……! なんかこう、チルアウト的な何かが……!

 それでもですね、今は獣医さんが猫様の爪を切ってくれるところに通っているため、プニプニ肉球パンチもいい感触なのでした。抱っこしてパンチされても肉球がぺたん。これはかわいい。爪が鋭くなってくると猫様の下僕になられているご家庭の方ならあるあるだと思うんですが、マジ凶器のため、猫の予防接種はしていても、猫ひっかき病にはワクチンが無いため、ノミダニの駆虫はしていても、衛生的じゃない鋭利な爪で引っかかれるのは危ないから、皆様もお気を付けください。

 アレですよ、RPGでいうところの毒の爪ですよ。ほっとくと化膿するし奥深くまで食い込むと奥まで消毒が必要なアレですよ。こわいこわい。更に牙も入るんですよ。

 とは言え、今の猫様はそこまで人に狂暴じゃないため。そんなに心配してはいないところ。生傷も噛み跡もそんなにないけど手首に噛みついたり引っかいたりするのは太い脈があるからやめておくれ。

 という訳で最近の猫様。猫様とうとうティッシュボックスから無限ティッシュを引きずり出すのにハマり始める。やめて。

 最近の猫様その2。猫様の言語が何かを要求する時のニャーと、圧を掛けるニャアアア……と、嬉しいときやご機嫌なときにキャキャッ、と言う感じで短く鳴くのと、止めて欲しいときにピニャーって鳴き分けるようになってきました。これでなんと、下僕一家とコミュニケーションが成立しています。ウチの猫様、マジ天才だな。
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