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潮の町の神様
レジ打ち特訓と、毎度の展開
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「こんばんわー。今日も、持ってきたわよ。」
ナツミちゃんが包みを持って来てくれた。
「え、いいの? ありがとう。」
「今回は、酒はナシ、ね。」
「うん……そうだね。」
一昨日のことを思うと、今日は泊りでオーケーでも、そんな気にはなれまい。
「今日はご飯食べたら、レジ打ちと家計簿の付け方、教えてあげる。」
「ありがとう。」
「ほら、家計簿ノート。今はこういう。
持っていてデザインが男の人でも大丈夫そうなのとかあるし。」
「男性用のとかあるの?」
「さあ? そこまで気にしなくていいんじゃない?」
「そうだね。」
ナツミちゃんにシンプルな手帳タイプの一年分の家計簿を渡される。
ついでに無駄遣いをしたときのションボリスタンプ。節約成功、もしくは臨時収入があったときのヤッタネスタンプも貰った。こういうのに気が利くのもナツミちゃんなのだろう。
ここにちょっとした俺の一日のやりくりをプラスやマイナスで書いて、月末に合計金額と来月への繰り越しかマイナスを書くのだろう。今月は香典とかそういうののやり取りもあるし、今の内に記帳してお返しの相手も把握しておかないとなため、それも話してナツミちゃんとすることになった。
・・・・・・。
「香典、結構貰ったのね。」
「貰ったのはほとんど親の縁者だから。俺の代で、縁が切れる人たちばかりだと思うよ。
だからみんな、来たんだと思う。でも一応、そういうのも記録しておかないとね。」
「私は先に回しちゃっているけど。私にもいつかこういう日が来るのよね。」
「まだまだ先なんじゃない?」
「飲食店で働いているとね。親がいつ、体調崩してもって覚悟はしているのよ。
だから新しく人が来て欲しいってそろそろ準備してもいい段階。」
「夏祭りが終わったら、人を呼ぶんだっけ。」
「多分カモメの代わりになる人だからアンタは自分の身はまだ危ぶまなくていいわよ。
カモメよりも教えること、今度は多くなるかもね。それも相手に話さないと。」
「あ……うん。」
新しい人が来れば当然、俺もそういう対象になるのか。
「それに、フロアとレジ打ちまで覚えて貰っているんだもん。
ここまで覚えたのにそう簡単に切ったりしないわよ。」
「だといいけどね。」
「アンタも気抜けだと思ったら張り合いが出てきているみたいだし。この調子。」
「うん。」
ナツミちゃんには随分、励まされているなと思っていると。
「あ、もうこんな時間。」
勉強する間、茶の間の台が汚れるからと夕飯を食べていなかったのをすっかり忘れていた。
「夕飯、食べて休憩する?」
「そうだね。ちょっとカモメ呼んでくる。」
「それじゃ私は、ここ片付けているね。」
俺は自室に行っていたカモメを呼んで、みんなで晩御飯になったことを告げに行く。
「お待たせしました。」
「ありがとう。」
「悪いわね。」
ナツミちゃんが持ってきた料理を温めなおしてカモメが持ってくる。もちろん、俺たちも手伝ったけど、手際の良さと持ってきたものだけだと食い足りなさそうな料理を選んで、家にあった漬物や卵焼きなどの小鉢も付けてくれるなどして、カモメの家事の行き届きは相変わらずだった。
「今回はミックスフライか。」
ちょっと形は萎んでいるが千切りのキャベツと付け合わせの野菜、それにアジとイカ、エビのフライがあった。見た目も大きくミックスフライの中でも豪勢な内に入れそうだ。フライをオーブンで温めなおしてくれたのか、こんがりした見た目である。
「ええ。毎度のことだけどこの時期、魚介類の生モノだと当たったら危ないからね。」
「そうだね。」
「せっかくの食材がもったいないですからね。」
カモメも同意していた。さっそく食べてみると。
「ああ……フライも美味しい。」
「エビはもちろんですがイカも美味しいですね。」
「アジも美味しいわよ。」
どれも大振りの肉厚で食べ応えもばっちりである。それに、衣がガリガリしているのも好みだった。千切りキャベツがしなびているのは仕方ないが、カモメが持って来てくれた漬物も食べて、口をサッパリさせる。
「渉さん、調子はどうですか?」
「うーん、まだ始めたばかりだから何も言えない状態。」
「やる気も練習する気もあるから、後はどれだけ、お祭りまでに覚えるかね。
最悪、ある程度やれるまでなら、お祭りで覚えて貰うつもりでもいる。」
「はい……。」
ナツミちゃんのハッキリした物言いに思わず力なく敬語になる俺。
「カモメは……出し物の時は調理も手伝って貰ってもいい?」
「はい。何をされるんですか?」
「大体、手に入りそうな串焼きか、寸胴に大量に入った汁物一品だと思うけど。
そうね……そろそろ具材も決めて発注もかけないとだから。
決まったら言うわ。数日前にサイドメニューにも出すから。
練習にそれやって貰って覚えて貰うかもしれないけど。やって貰ってもいい?
串打ちも前日に手伝って貰うかもしれないけど。」
「はい。」
これも、ナツミちゃんの家族の、今年は得られる休憩が掛かっているため、ちょっと俺たちにもプレッシャーがあった。
「後は覚えて貰うだけだけど、カモメは大丈夫そうだし。
渉は勉強してくれているしで、今年も何とかなりそうね。」
「レジ打ちってこんなにめんどくさいとは思わなかったよ。」
「覚えちゃえば、後は数字見れば体が動くから。」
ナツミちゃんの領域にたどり着けるのか、今後の俺に掛かっていた。こんな調子でご飯も進んでいき。
「はー、美味しかった!」
「うん。いけたいけた。ソースと揚げ物はついつい食べちゃうね。」
「食後のお茶がまた、美味しいですね。」
料理を一通り、食べ終え。満腹になった俺たちはお茶で一休みしていた。
「アレでしょ。これが終わったらまた、渉はレジ打ち練習。」
「うん、そのつもりだけど。
今度はナツミちゃんに付いていて貰わなくても大丈夫なようにやってみるよ。」
「やる気ね。いいじゃない。」
「それで、無理そうだったら助けを呼ぶ。」
「そうね。」
俺の自分自身の手ごたえとしては、あと二週間もあればいいところまで行けると思うため、さらにその、二週間後に控えている夏祭りまでは、この調子でいけば間に合うと言ったところだ。数字の桁を間違えない練習と、一万円と千円を確認して打ち間違えないようにする練習だけは特に念入りにやった。普段もそうだが、お祭りだと、小さな金額でも大きな札で出してくる人とかもいるのだ。お祭りだと、特に気が緩むから油断大敵である。ナツミちゃんは口出しはしなかったが俺の手を見ながら、カモメに出して貰ったお茶を啜っていた。
・・・・・・。
「うおお……また手が疲れた。」
それから数時間後、また手が疲れた俺は休憩……と言うか、さすがに夜もいい時間だからこれからお風呂に入って就寝となるだろう。
「手、ハンドクリームお風呂出たら多めに塗って、よく揉んでおくといいわよ。」
「へー。手の疲れにもいいんだ。」
「ええ。明日の疲れを残さないためにわね。それと、ハイ、お茶。」
「おお……ありがとう。」
「アンタの動きも見た感じだと、これなら大丈夫なんじゃない?」
「え! 本当?」
「というかね、家に帰っても、ここまで練習してくれる人を雇ったことがないというか。」
「働く人にも家に帰ったら、その人の時間とかもあるだろうからね。」
それに、そこまで給料の内に入っていないことを強制させる訳にもいくまい。それこそ家族の範疇じゃないとな。レジ打ちだと、スーパーやお店とかで汎用性もあるから覚えていて損はないと思いもするが。
「お風呂、沸いているから順番に入られていいですよ?」
カモメがいつの間にか準備を済ませていた。
「そっか。じゃあ誰から入る?」
「そうね。誰でもいいけど。」
「それなら……皆さんで入られますか?」
「え……?」
カモメの突然の発言に俺がたじろいでいると。
「ええ……そうね。渉も手が、疲れているでしょうし、洗ってあげないと。」
「な、ナツミちゃん?」
ナツミちゃんが焦点の合わない目で言い。それに驚く間もなく。
「渉さんも、皆さんとの方が。」
「あ……うん。今日はもう疲れたし、洗って貰えるなら、それがいいかな……。」
俺も気合を入れて練習した後で疲れていたのか。カモメの言葉に乗ってしまっていた。どんどん意識も落ちていく……。
ナツミちゃんが包みを持って来てくれた。
「え、いいの? ありがとう。」
「今回は、酒はナシ、ね。」
「うん……そうだね。」
一昨日のことを思うと、今日は泊りでオーケーでも、そんな気にはなれまい。
「今日はご飯食べたら、レジ打ちと家計簿の付け方、教えてあげる。」
「ありがとう。」
「ほら、家計簿ノート。今はこういう。
持っていてデザインが男の人でも大丈夫そうなのとかあるし。」
「男性用のとかあるの?」
「さあ? そこまで気にしなくていいんじゃない?」
「そうだね。」
ナツミちゃんにシンプルな手帳タイプの一年分の家計簿を渡される。
ついでに無駄遣いをしたときのションボリスタンプ。節約成功、もしくは臨時収入があったときのヤッタネスタンプも貰った。こういうのに気が利くのもナツミちゃんなのだろう。
ここにちょっとした俺の一日のやりくりをプラスやマイナスで書いて、月末に合計金額と来月への繰り越しかマイナスを書くのだろう。今月は香典とかそういうののやり取りもあるし、今の内に記帳してお返しの相手も把握しておかないとなため、それも話してナツミちゃんとすることになった。
・・・・・・。
「香典、結構貰ったのね。」
「貰ったのはほとんど親の縁者だから。俺の代で、縁が切れる人たちばかりだと思うよ。
だからみんな、来たんだと思う。でも一応、そういうのも記録しておかないとね。」
「私は先に回しちゃっているけど。私にもいつかこういう日が来るのよね。」
「まだまだ先なんじゃない?」
「飲食店で働いているとね。親がいつ、体調崩してもって覚悟はしているのよ。
だから新しく人が来て欲しいってそろそろ準備してもいい段階。」
「夏祭りが終わったら、人を呼ぶんだっけ。」
「多分カモメの代わりになる人だからアンタは自分の身はまだ危ぶまなくていいわよ。
カモメよりも教えること、今度は多くなるかもね。それも相手に話さないと。」
「あ……うん。」
新しい人が来れば当然、俺もそういう対象になるのか。
「それに、フロアとレジ打ちまで覚えて貰っているんだもん。
ここまで覚えたのにそう簡単に切ったりしないわよ。」
「だといいけどね。」
「アンタも気抜けだと思ったら張り合いが出てきているみたいだし。この調子。」
「うん。」
ナツミちゃんには随分、励まされているなと思っていると。
「あ、もうこんな時間。」
勉強する間、茶の間の台が汚れるからと夕飯を食べていなかったのをすっかり忘れていた。
「夕飯、食べて休憩する?」
「そうだね。ちょっとカモメ呼んでくる。」
「それじゃ私は、ここ片付けているね。」
俺は自室に行っていたカモメを呼んで、みんなで晩御飯になったことを告げに行く。
「お待たせしました。」
「ありがとう。」
「悪いわね。」
ナツミちゃんが持ってきた料理を温めなおしてカモメが持ってくる。もちろん、俺たちも手伝ったけど、手際の良さと持ってきたものだけだと食い足りなさそうな料理を選んで、家にあった漬物や卵焼きなどの小鉢も付けてくれるなどして、カモメの家事の行き届きは相変わらずだった。
「今回はミックスフライか。」
ちょっと形は萎んでいるが千切りのキャベツと付け合わせの野菜、それにアジとイカ、エビのフライがあった。見た目も大きくミックスフライの中でも豪勢な内に入れそうだ。フライをオーブンで温めなおしてくれたのか、こんがりした見た目である。
「ええ。毎度のことだけどこの時期、魚介類の生モノだと当たったら危ないからね。」
「そうだね。」
「せっかくの食材がもったいないですからね。」
カモメも同意していた。さっそく食べてみると。
「ああ……フライも美味しい。」
「エビはもちろんですがイカも美味しいですね。」
「アジも美味しいわよ。」
どれも大振りの肉厚で食べ応えもばっちりである。それに、衣がガリガリしているのも好みだった。千切りキャベツがしなびているのは仕方ないが、カモメが持って来てくれた漬物も食べて、口をサッパリさせる。
「渉さん、調子はどうですか?」
「うーん、まだ始めたばかりだから何も言えない状態。」
「やる気も練習する気もあるから、後はどれだけ、お祭りまでに覚えるかね。
最悪、ある程度やれるまでなら、お祭りで覚えて貰うつもりでもいる。」
「はい……。」
ナツミちゃんのハッキリした物言いに思わず力なく敬語になる俺。
「カモメは……出し物の時は調理も手伝って貰ってもいい?」
「はい。何をされるんですか?」
「大体、手に入りそうな串焼きか、寸胴に大量に入った汁物一品だと思うけど。
そうね……そろそろ具材も決めて発注もかけないとだから。
決まったら言うわ。数日前にサイドメニューにも出すから。
練習にそれやって貰って覚えて貰うかもしれないけど。やって貰ってもいい?
串打ちも前日に手伝って貰うかもしれないけど。」
「はい。」
これも、ナツミちゃんの家族の、今年は得られる休憩が掛かっているため、ちょっと俺たちにもプレッシャーがあった。
「後は覚えて貰うだけだけど、カモメは大丈夫そうだし。
渉は勉強してくれているしで、今年も何とかなりそうね。」
「レジ打ちってこんなにめんどくさいとは思わなかったよ。」
「覚えちゃえば、後は数字見れば体が動くから。」
ナツミちゃんの領域にたどり着けるのか、今後の俺に掛かっていた。こんな調子でご飯も進んでいき。
「はー、美味しかった!」
「うん。いけたいけた。ソースと揚げ物はついつい食べちゃうね。」
「食後のお茶がまた、美味しいですね。」
料理を一通り、食べ終え。満腹になった俺たちはお茶で一休みしていた。
「アレでしょ。これが終わったらまた、渉はレジ打ち練習。」
「うん、そのつもりだけど。
今度はナツミちゃんに付いていて貰わなくても大丈夫なようにやってみるよ。」
「やる気ね。いいじゃない。」
「それで、無理そうだったら助けを呼ぶ。」
「そうね。」
俺の自分自身の手ごたえとしては、あと二週間もあればいいところまで行けると思うため、さらにその、二週間後に控えている夏祭りまでは、この調子でいけば間に合うと言ったところだ。数字の桁を間違えない練習と、一万円と千円を確認して打ち間違えないようにする練習だけは特に念入りにやった。普段もそうだが、お祭りだと、小さな金額でも大きな札で出してくる人とかもいるのだ。お祭りだと、特に気が緩むから油断大敵である。ナツミちゃんは口出しはしなかったが俺の手を見ながら、カモメに出して貰ったお茶を啜っていた。
・・・・・・。
「うおお……また手が疲れた。」
それから数時間後、また手が疲れた俺は休憩……と言うか、さすがに夜もいい時間だからこれからお風呂に入って就寝となるだろう。
「手、ハンドクリームお風呂出たら多めに塗って、よく揉んでおくといいわよ。」
「へー。手の疲れにもいいんだ。」
「ええ。明日の疲れを残さないためにわね。それと、ハイ、お茶。」
「おお……ありがとう。」
「アンタの動きも見た感じだと、これなら大丈夫なんじゃない?」
「え! 本当?」
「というかね、家に帰っても、ここまで練習してくれる人を雇ったことがないというか。」
「働く人にも家に帰ったら、その人の時間とかもあるだろうからね。」
それに、そこまで給料の内に入っていないことを強制させる訳にもいくまい。それこそ家族の範疇じゃないとな。レジ打ちだと、スーパーやお店とかで汎用性もあるから覚えていて損はないと思いもするが。
「お風呂、沸いているから順番に入られていいですよ?」
カモメがいつの間にか準備を済ませていた。
「そっか。じゃあ誰から入る?」
「そうね。誰でもいいけど。」
「それなら……皆さんで入られますか?」
「え……?」
カモメの突然の発言に俺がたじろいでいると。
「ええ……そうね。渉も手が、疲れているでしょうし、洗ってあげないと。」
「な、ナツミちゃん?」
ナツミちゃんが焦点の合わない目で言い。それに驚く間もなく。
「渉さんも、皆さんとの方が。」
「あ……うん。今日はもう疲れたし、洗って貰えるなら、それがいいかな……。」
俺も気合を入れて練習した後で疲れていたのか。カモメの言葉に乗ってしまっていた。どんどん意識も落ちていく……。
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