14 / 36
喫茶モフモフ
旅行に行くことになったモフモフメンバー
しおりを挟む
「魔獣も無事、預けましたし、温泉に行きましょう!」
「はーい!」
「はい。」
モフモフ喫茶に集合したサナダさんたちは旅行用の荷物を持って、出かける事にした。
「それでは乗り物乗り場に行きましょう。」
「乗り物って何なんですか?」
「ドラゴンです。」
「ドラゴン……。」
今まで世界設定に日本っぽい西洋のどっか感があったため、異世界感を感じづらかったが、エルフが出てからいきなりファンタジーな展開の連続になり、面食らうマスエさん。
「山岳を移動して、温泉地まで連れて行ってくれるそうです。
この国の温厚なドラゴンさんだと人間に懐いているみたいで。
危険なドラゴンさんもいらっしゃいますから、それにも注意しましょう。」
「私。知りませんでした。」
「私もこの話を聞いたときは驚きましたからね。無理もないです。」
ゴンドウさんがマスエさんにフォローを入れてくれた。
「それじゃあ、ドラゴン乗り合い所に向かいましょう。」
サナダさんの案内で山岳入り口のドラゴン乗り合い所まで馬車で向かう事になった。
・・・・・・。
「うわあ……本当にドラゴンに乗ってますね。」
「ここのドラゴンは山岳を越えるための聖獣として扱われているみたいですね。」
「本当に……空を飛んでいる。」
ドラゴン乗り合い所でドラゴンに乗ったサナダさんたちは、優雅に山岳を越えていた。ドラゴンに乗るのが珍しいのはマスエさんだけでなくゴンドウさんもだったようだ。マスエさんの感嘆の声に解説するサナダさんだったが、ゴンドウさんも実際にドラゴンに乗って空を飛んでいる光景を見て驚いている。
「ドラゴンに伝わる空を越える術で僕たちは飛んでいるため空気抵抗はないです。
なんかすごい力でみんな無事で飛んでると思ってください。」
「実際、ドラゴンみたいに何人も人を乗せられるぐらい大型の動物が。
空飛ぶほどの力で飛んだら私たち、大変なことになっていますからね。」
サナダさんの解説にゴンドウさんが参加していたが、誰に説明しているのだろう。しかし飛翔動物に、人間がむき身で乗っても安全は保障されているようだ。
「うわあ……山から眺める景色がすごい。
私たちが住んでいるところがどこか分からないくらいちっちゃくなってる。」
マスエさんは空から地上を一望して眺める景色に見入っていた。建物は西洋のような、面積の違いはあれど、城を始まりにして、同じような建物がずらりと並び、その外壁を城壁が守っているような景色がポツポツ見えていて、風情もあるし壮観な眺めだった。
「山一つ登った所、と言ってもここは山岳地帯……高さは相当ありますからね。」
モフモフ喫茶がある国の山岳地帯は例えるなら、実在のスイスではないが、スイスのアルプス山脈のように人類でも踏破するのが難関な、標高の高い山が次々にそびえていると想像して頂きたい。
「温泉地の場所はどこなんですか?」
「もうすぐだと思いますよ。空を飛んだらあっという間です。
あ、ほら。乗り合い所が見えてきました。」
サナダさんの声で山を眺めると、ドラゴン乗り合い所の先にある、山岳地帯にある街が見えてきた。
「はーい!」
「はい。」
モフモフ喫茶に集合したサナダさんたちは旅行用の荷物を持って、出かける事にした。
「それでは乗り物乗り場に行きましょう。」
「乗り物って何なんですか?」
「ドラゴンです。」
「ドラゴン……。」
今まで世界設定に日本っぽい西洋のどっか感があったため、異世界感を感じづらかったが、エルフが出てからいきなりファンタジーな展開の連続になり、面食らうマスエさん。
「山岳を移動して、温泉地まで連れて行ってくれるそうです。
この国の温厚なドラゴンさんだと人間に懐いているみたいで。
危険なドラゴンさんもいらっしゃいますから、それにも注意しましょう。」
「私。知りませんでした。」
「私もこの話を聞いたときは驚きましたからね。無理もないです。」
ゴンドウさんがマスエさんにフォローを入れてくれた。
「それじゃあ、ドラゴン乗り合い所に向かいましょう。」
サナダさんの案内で山岳入り口のドラゴン乗り合い所まで馬車で向かう事になった。
・・・・・・。
「うわあ……本当にドラゴンに乗ってますね。」
「ここのドラゴンは山岳を越えるための聖獣として扱われているみたいですね。」
「本当に……空を飛んでいる。」
ドラゴン乗り合い所でドラゴンに乗ったサナダさんたちは、優雅に山岳を越えていた。ドラゴンに乗るのが珍しいのはマスエさんだけでなくゴンドウさんもだったようだ。マスエさんの感嘆の声に解説するサナダさんだったが、ゴンドウさんも実際にドラゴンに乗って空を飛んでいる光景を見て驚いている。
「ドラゴンに伝わる空を越える術で僕たちは飛んでいるため空気抵抗はないです。
なんかすごい力でみんな無事で飛んでると思ってください。」
「実際、ドラゴンみたいに何人も人を乗せられるぐらい大型の動物が。
空飛ぶほどの力で飛んだら私たち、大変なことになっていますからね。」
サナダさんの解説にゴンドウさんが参加していたが、誰に説明しているのだろう。しかし飛翔動物に、人間がむき身で乗っても安全は保障されているようだ。
「うわあ……山から眺める景色がすごい。
私たちが住んでいるところがどこか分からないくらいちっちゃくなってる。」
マスエさんは空から地上を一望して眺める景色に見入っていた。建物は西洋のような、面積の違いはあれど、城を始まりにして、同じような建物がずらりと並び、その外壁を城壁が守っているような景色がポツポツ見えていて、風情もあるし壮観な眺めだった。
「山一つ登った所、と言ってもここは山岳地帯……高さは相当ありますからね。」
モフモフ喫茶がある国の山岳地帯は例えるなら、実在のスイスではないが、スイスのアルプス山脈のように人類でも踏破するのが難関な、標高の高い山が次々にそびえていると想像して頂きたい。
「温泉地の場所はどこなんですか?」
「もうすぐだと思いますよ。空を飛んだらあっという間です。
あ、ほら。乗り合い所が見えてきました。」
サナダさんの声で山を眺めると、ドラゴン乗り合い所の先にある、山岳地帯にある街が見えてきた。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

竹林にて清談に耽る~竹姫さまの異世界生存戦略~
月芝
ファンタジー
庭師であった祖父の薫陶を受けて、立派な竹林好きに育ったヒロイン。
大学院へと進学し、待望の竹の研究に携われることになり、ひゃっほう!
忙しくも充実した毎日を過ごしていたが、そんな日々は唐突に終わってしまう。
で、気がついたら見知らぬ竹林の中にいた。
酔っ払って寝てしまったのかとおもいきや、さにあらず。
異世界にて、タケノコになっちゃった!
「くっ、どうせならカグヤ姫とかになって、ウハウハ逆ハーレムルートがよかった」
いかに竹林好きとて、さすがにこれはちょっと……がっくし。
でも、いつまでもうつむいていたってしょうがない。
というわけで、持ち前のポジティブさでサクっと頭を切り替えたヒロインは、カーボンファイバーのメンタルと豊富な竹知識を武器に、厳しい自然界を成り上がる。
竹の、竹による、竹のための異世界生存戦略。
めざせ! 快適生活と世界征服?
竹林王に、私はなる!

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる