精霊都市の再開発事業

白石華

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精霊都市の再開発事業、後日談

次の日になって

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「ん……おお……んん?」

 いつの間にか俺は眠っていたのか、随分とフカフカした布団みたいな敷き物で寝ているようだった。

「ああ……そっか、昨日は記憶が無くなるまで酒で。その後……んん?」

 俺は目を覚まそうとしたが、そこは……俺の部屋と作りは似ているが内装は全く違う。なぜかアクアリウムのように壁に海の景色や魚の泳ぐ姿が映し出されて。

「あ、社長、おはようございます。」

 見知った声が聞こえたと思ったら、ベルさんだった。が。

「ビキニですね。」
「はい。ビキニに着替えちゃいました。」
「私もよ、トンカ。」
「サシガネ。」
「社長―。あたしも!」
「お。おお。」

 そこにはビキニと言っているが殆どレース素材で作られたマイクロビキニよりちょっと布のある黒のビキニと、ほとんど見えてしまっているレース素材のスカート、そしてタイツに包まれた奥に隠されているビキニの……ボトムスだった。

「後ろの映像は壁が白だから、私が買った、室内用映像機で映したものです。」
「ああ。そういうのあるんだ。」

 ベルさん、サシガネ、カンナと俺の回りに見おろすようにいるから、丁度三人の影になった部分は影になっていて、そこはアクアリウムの映像は映されていなかった。

「ふー、焦ったぜ。てっきりまだ、遺跡に戻ったのかと。」
「そういえば、遺跡はまだ、行けるようですね。」
「えっ、そうだけど、もう行かなくていいだろ。」
「はい……。他に資材が必要になったら、もう一つのダンジョンと潜りましょう。」
「ああ、そういう事ですね。そっか……まだ俺たち、ここにいるんですよね。」
「はい。建築は済ませましたが、他にも街の方に聞いて、建てたくなった建物や。
 修繕したい建物、そういったのをまだ、ここでしていく余裕はあります。」
「もしかしたらまた、遺跡とかも作ることは……あるのかないのか、分からないですが。
 あるんですか?」
「それはもうないと思いますが、精霊装置の遺跡の確認も、治安でするかもしれません。
 許可を事前に取る必要はありますが。」
「なんだ……終わったと思ったけど、まだまだ続きがあるんですね。」
「依頼分は終わっていますから、ここからは……社長の気の向くままでも大丈夫ですよ。」
「なるほど。」

 俺はベルさんの解説にうなずいた。

「それより、トンカ。折角私たち、戻ってこられたんだから。この格好でいるんだし。」
「おう、するか!」
「わーい!」

 と言う訳で、まだここにいる用事も無いことは無いと確認もしたところで、四人でエッチをする事となったのであった。
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