桜の散る頃に

白石華

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桜の散る頃に、後日談ミニ小説と設定

町並みが輝く頃に2

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「ヨーロッパじゃクリスマスにクッキーを焼いて食べてクリスマスを待つんだって。」

「何て美味しそうな!」

「俺達も、お菓子の家かクリスマスタワー、ビスケットで作ってみようか。」

「……。」

「ホノカちゃん?」

「はっ、すみません。一瞬、気が遠くなりそうに。」

「はは。」

「作り方はネットで調べれば見つかるしホノカちゃんが好きなのを選んで。」

タブレット端末をホノカちゃんに見せる。

「ええと。甘くてザクザクして、甘い匂いのする物が。」

「それだと変わり種じゃないクッキーかな。」

「変わり種のもあるんですか?」

「拘り出すとね。」

「バターを使わなかったり、逆にバターたっぷりでホロホロ(ホロホロ)だったり、口に入れるとサラサラ(サラサラ)するのとか。」

ホノカちゃんが俺が言う度に復唱している。

「茂樹さん。全部、作るのは無理そうですか。」

「ん~。レシピを保存して年がら年中、作ろうか。
 その前に俺達にクッキーやビスケットを作れる技術があるかどうかが問題だけど。」

家庭科の授業でしか作った記憶がない。

「覚えましょう、茂樹さん。」

「やる気だねホノカちゃん。」
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