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青葉の茂る頃に
山さん藤さんの質問
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「私から入るね。私じゃないと開けられないんだ。」
社の扉を開くと、山の神様が中に入り。
「どうぞ~。」
首だけを出して俺たちを呼ぶ。
「悪いけど、茂樹さんは人間だから最後でいいかな。」
「俺なら大丈夫ですよ。」
実際、神様と妖精なのだから向こうの世界には向こうなりのしきたりがあるのだろう。神様と話していると言うよりは人と話しているような気さくさである。
「先においで、藤さん、ホノカ。」
「お先に。」
「茂樹さんも来てくださいね。」
藤さん、ホノカちゃんの順に入っていき。
「俺もか。」
俺も入ろうと社の中へ踏み入れると。
「……うわ。」
板張りで仕切られているけど急に開けた空間に入り、驚いた声を上げてしまう。
「は~。ここが山の神様の食事をする所ですか?」
ヒノキの匂いが漂う場所に何かの干した植物の繊維で織って作ったような座布団のような敷物、小さな木製の台が置かれている。
「私は長く生きたヒノキに宿った土着神だからアバウトだけど、
一応みんなに、お供えして貰えるかな。」
「ああ、ハイ。」
そういう理由で入れるのだからリュックを下ろし、中身を取り出す。焼酎の酒瓶とスルメ、堅焼き煎餅と番茶、……とミルクとビスケットか。随分、現代的なお供え物である。アバウトでいいって言っているけど山の神様、藤さん、ホノカちゃんの順に渡していく。
「うん。ありがとうね茂樹さん。いや~穀物を醸したお酒はいいね。」
瓶の蓋を開けて匂いを嗅ぐと米焼酎と分かったのか神様が堪能するように言う。
「神様はお酒を造られないんですか?」
「造るよ。でも人だっていろんなお酒を呑みたくなるだろ?」
「そうですね。」
「出来れば地元の……私のいる地域の穀物と酒蔵のお酒だと私も神通力を貰えて、
その地域に精霊が住みやすいように霊威を宿せるんだけど、来る人がいないからね。
嗜好品を嗜好としてのみで頂くのだって贅沢さ。」
「はあ……。」
神様の話題は相づちを打つのみで。
「お供え物だからね。先に私と藤さん、ホノカが頂いてから、
茂樹さんにも分けてあげるよ。」
「お、頂けるんですか?」
神様にお供えするのだから、いいのを選んだのだった。
「私たちだけって訳にもいかないだろ。まずは私たちが味わってから。
いただきます……ん~っ。染み渡るね~。」
盃に口を付けてスッカリご満悦の神様と。
「お米と醤油の味が活きている。お茶も苦くて渋くていい感じ。」
堅焼き煎餅をバリバリ食べながら番茶を飲む藤の妖精さんと。
「いつ食べても美味しいです~。」
ミルクとビスケットを飲み食いしているホノカちゃん。見事なまでに統一性がない。
「ほら、茂樹さんも呑んでいいよ。」
「どうも。」
神様にお酌をさせるのは気が引けて酒瓶を受け取るのみにした。
「茂樹さん、おつまみにビスケットを。」
ホノカちゃんがビスケットをくれる。
「ありがとう。甘いのもお酒には合うよね。」
「煎餅も……どうぞ。」
「藤さんもありがとうございます。」
藤さんも俺にくれた。随分とアットホームな神様の食事会に呼ばれてしまい、俺はいつの間にか気が緩んでしまった。
「……ん。眠い。」
猪口に注いだお酒を一舐めしただけで眠気がやってくる。山登りをして、一休みして、アルコールも取ったら疲れが押し寄せてきたのだろうか。床に倒れてしまった。
「ん……んん?」
酔いの眠気から醒めたら身体が固い。動けない。何かに縛られているようなギシギシした音と身体からの痛みを感じる。
「おー。起きたかい?」
山の神様の声が聞こえてきて。
「神様……?」
俺が目を開けようとすると。
「え、え。ええっ?」
「起きられましたか。都会の男の人。」
藤さんにも声を掛けられたが。
「何ですかその言い方。早く解いてくださいっ。」
目を開けると藤さんの手から伸びる蔦に首から下がグルグル巻きに拘束されていたのだった。
「こんな形じゃ申し訳ないんだけど、逃げずに教えて貰いたい話があってね。」
山の神様がさっきと変わらない気さくな喋り方で話す。
「大丈夫です。悪いようには致しません。
事と次第によっては、どうなるか分かりませんが。」
藤さんが怖いことを言う。
「何ですかソレー!?」
「あの……大丈夫ですよ、茂樹さん。」
「ホノカちゃん?」
声と発された位置で、ようやくホノカちゃんを確認できた。
「山の神様と藤さんの質問に正直に答えるだけで大丈夫だって言われました。」
「質問?」
「ああ、質問。」
俺とホノカちゃんの当をえない会話に山の神様が話をコチラに向けるように口を開く。
「茂樹さんがホノカと付き合うことにしたとき。
『茂樹さんが人間で好きな人ができるまでは付き合っても問題ない。』
みたいなことを言ったそうだけど。」
「は、はあ……。」
そんなコトまで話していたのか。俺が言ったんだけど。
「あと、一人で生活できる基盤はあるから老後まで妖精のホノカと付き合えると。」
藤さんも言う。
「それで種族の違いの解決の仕方としては合っていると思うんだけど、
ちょーっと引っかかってね。」
「ズバリ、ホノカと本気で付き合いたいと思っているか否か。
舌先三寸で言いくるめてホノカに悪いことを企んでいないかが知りたいのです。」
山の神様と藤さんが交互に言う。
「あ、ああ~。そういうコトだったんですか。それなら大丈夫ですよ。
俺は何も企んでいません。」
ソレで俺が拘束されてもホノカちゃんが大人しくしていたのか。やり方としては乱暴でも、ホノカちゃんのことを心配しての行為だったのだろう。
「それじゃ、更に聞きたいんだけど。
ホノカとは、どういう付き合いをしたいと思っているんだい?」
「へ?」
山の神様が神妙な表情で言う。
「結婚は出来ない、子供は作れない、人間で好きな人ができたらホノカとはお別れ。」
「で、でもそれは、お互いの種族が違うから、そう了解しないとって、
俺がホノカちゃんと結論を出したからで。」
山の神様の聞き方は確かに俺が言ったことだが、他に何が出来るか俺は知らない。
「もし、人間と妖精が結婚して子供も作れるんだったら、
茂樹さんは、どうされますか?」
藤さんがじっと俺とホノカちゃんを見て言う。
「へっ(えっ)?」
俺とホノカちゃんの声がハモった。
「ホノカを人間にするか、茂樹さんに霊威を授けて、
人間でありながら神様や妖精に近い存在になり、ホノカと子供を作るか。
どっちにしても生活環境は変わる。そこまでの覚悟があるのか無いのかが、
知りたいのさ、コッチは。」
山の神様の言葉は……俺にはまだ現実味を帯びない話で。
「うまく問題を解決したつもりなんだろうけどさ、
今の茂樹さんとホノカが出した結論で納得できるか聞いているんだ。」
山の神様は更に突っ込んでくる。
「勿論、今のでいいと思っているのなら私たちは口出しする気はありません。
付き合っていてもいずれ種族の違いで別れることが確定している関係でも、
虚しくならないのなら。
でも、私たちの言っているコトだって無茶なのは自覚しています。」
藤さんも俺に言ってくる。
「神様、藤さん。」
ホノカちゃんが見つめ返していた。そう言えば、ホノカちゃんは了解してくれたけど置いて行かれる側だ。俺に付き合ってくれるけど、本心はどうだったんだろう。
「ホノカちゃん。俺……自分の状況に合うように結論を出したけど、
君は本当はどう思っているか聞かせて。」
「ふむ。」
「……。」
山の神様と藤さんが肩の力が抜けたようにホノカちゃんを見る。確認したかったのは俺にもだけど、どうやら本当はホノカちゃんにそうしたかったのかもしれない。
「わ、私、私……。」
ホノカちゃんは狼狽えているが。
「大丈夫。言っても俺に出来ることだったら。」
背中を押すつもりでホノカちゃんに声を掛けた。
「私……っ。」
ホノカちゃんが何か言いづらそうなことを言おうとしている。
「うん。」
俺が頷く。
「言っちゃいなよ。」
山の神様も背中を押すようだ。
「ホノカ自身のコトでもあるんだから。」
藤さんも。
「いきなり言われても、結論なんて出せませんっ。」
「「「……。」」」
その時。ホノカちゃんのまあ……本心からの叫びに全員が力余ってズッ転けたのであった。超展開だったもんな。
社の扉を開くと、山の神様が中に入り。
「どうぞ~。」
首だけを出して俺たちを呼ぶ。
「悪いけど、茂樹さんは人間だから最後でいいかな。」
「俺なら大丈夫ですよ。」
実際、神様と妖精なのだから向こうの世界には向こうなりのしきたりがあるのだろう。神様と話していると言うよりは人と話しているような気さくさである。
「先においで、藤さん、ホノカ。」
「お先に。」
「茂樹さんも来てくださいね。」
藤さん、ホノカちゃんの順に入っていき。
「俺もか。」
俺も入ろうと社の中へ踏み入れると。
「……うわ。」
板張りで仕切られているけど急に開けた空間に入り、驚いた声を上げてしまう。
「は~。ここが山の神様の食事をする所ですか?」
ヒノキの匂いが漂う場所に何かの干した植物の繊維で織って作ったような座布団のような敷物、小さな木製の台が置かれている。
「私は長く生きたヒノキに宿った土着神だからアバウトだけど、
一応みんなに、お供えして貰えるかな。」
「ああ、ハイ。」
そういう理由で入れるのだからリュックを下ろし、中身を取り出す。焼酎の酒瓶とスルメ、堅焼き煎餅と番茶、……とミルクとビスケットか。随分、現代的なお供え物である。アバウトでいいって言っているけど山の神様、藤さん、ホノカちゃんの順に渡していく。
「うん。ありがとうね茂樹さん。いや~穀物を醸したお酒はいいね。」
瓶の蓋を開けて匂いを嗅ぐと米焼酎と分かったのか神様が堪能するように言う。
「神様はお酒を造られないんですか?」
「造るよ。でも人だっていろんなお酒を呑みたくなるだろ?」
「そうですね。」
「出来れば地元の……私のいる地域の穀物と酒蔵のお酒だと私も神通力を貰えて、
その地域に精霊が住みやすいように霊威を宿せるんだけど、来る人がいないからね。
嗜好品を嗜好としてのみで頂くのだって贅沢さ。」
「はあ……。」
神様の話題は相づちを打つのみで。
「お供え物だからね。先に私と藤さん、ホノカが頂いてから、
茂樹さんにも分けてあげるよ。」
「お、頂けるんですか?」
神様にお供えするのだから、いいのを選んだのだった。
「私たちだけって訳にもいかないだろ。まずは私たちが味わってから。
いただきます……ん~っ。染み渡るね~。」
盃に口を付けてスッカリご満悦の神様と。
「お米と醤油の味が活きている。お茶も苦くて渋くていい感じ。」
堅焼き煎餅をバリバリ食べながら番茶を飲む藤の妖精さんと。
「いつ食べても美味しいです~。」
ミルクとビスケットを飲み食いしているホノカちゃん。見事なまでに統一性がない。
「ほら、茂樹さんも呑んでいいよ。」
「どうも。」
神様にお酌をさせるのは気が引けて酒瓶を受け取るのみにした。
「茂樹さん、おつまみにビスケットを。」
ホノカちゃんがビスケットをくれる。
「ありがとう。甘いのもお酒には合うよね。」
「煎餅も……どうぞ。」
「藤さんもありがとうございます。」
藤さんも俺にくれた。随分とアットホームな神様の食事会に呼ばれてしまい、俺はいつの間にか気が緩んでしまった。
「……ん。眠い。」
猪口に注いだお酒を一舐めしただけで眠気がやってくる。山登りをして、一休みして、アルコールも取ったら疲れが押し寄せてきたのだろうか。床に倒れてしまった。
「ん……んん?」
酔いの眠気から醒めたら身体が固い。動けない。何かに縛られているようなギシギシした音と身体からの痛みを感じる。
「おー。起きたかい?」
山の神様の声が聞こえてきて。
「神様……?」
俺が目を開けようとすると。
「え、え。ええっ?」
「起きられましたか。都会の男の人。」
藤さんにも声を掛けられたが。
「何ですかその言い方。早く解いてくださいっ。」
目を開けると藤さんの手から伸びる蔦に首から下がグルグル巻きに拘束されていたのだった。
「こんな形じゃ申し訳ないんだけど、逃げずに教えて貰いたい話があってね。」
山の神様がさっきと変わらない気さくな喋り方で話す。
「大丈夫です。悪いようには致しません。
事と次第によっては、どうなるか分かりませんが。」
藤さんが怖いことを言う。
「何ですかソレー!?」
「あの……大丈夫ですよ、茂樹さん。」
「ホノカちゃん?」
声と発された位置で、ようやくホノカちゃんを確認できた。
「山の神様と藤さんの質問に正直に答えるだけで大丈夫だって言われました。」
「質問?」
「ああ、質問。」
俺とホノカちゃんの当をえない会話に山の神様が話をコチラに向けるように口を開く。
「茂樹さんがホノカと付き合うことにしたとき。
『茂樹さんが人間で好きな人ができるまでは付き合っても問題ない。』
みたいなことを言ったそうだけど。」
「は、はあ……。」
そんなコトまで話していたのか。俺が言ったんだけど。
「あと、一人で生活できる基盤はあるから老後まで妖精のホノカと付き合えると。」
藤さんも言う。
「それで種族の違いの解決の仕方としては合っていると思うんだけど、
ちょーっと引っかかってね。」
「ズバリ、ホノカと本気で付き合いたいと思っているか否か。
舌先三寸で言いくるめてホノカに悪いことを企んでいないかが知りたいのです。」
山の神様と藤さんが交互に言う。
「あ、ああ~。そういうコトだったんですか。それなら大丈夫ですよ。
俺は何も企んでいません。」
ソレで俺が拘束されてもホノカちゃんが大人しくしていたのか。やり方としては乱暴でも、ホノカちゃんのことを心配しての行為だったのだろう。
「それじゃ、更に聞きたいんだけど。
ホノカとは、どういう付き合いをしたいと思っているんだい?」
「へ?」
山の神様が神妙な表情で言う。
「結婚は出来ない、子供は作れない、人間で好きな人ができたらホノカとはお別れ。」
「で、でもそれは、お互いの種族が違うから、そう了解しないとって、
俺がホノカちゃんと結論を出したからで。」
山の神様の聞き方は確かに俺が言ったことだが、他に何が出来るか俺は知らない。
「もし、人間と妖精が結婚して子供も作れるんだったら、
茂樹さんは、どうされますか?」
藤さんがじっと俺とホノカちゃんを見て言う。
「へっ(えっ)?」
俺とホノカちゃんの声がハモった。
「ホノカを人間にするか、茂樹さんに霊威を授けて、
人間でありながら神様や妖精に近い存在になり、ホノカと子供を作るか。
どっちにしても生活環境は変わる。そこまでの覚悟があるのか無いのかが、
知りたいのさ、コッチは。」
山の神様の言葉は……俺にはまだ現実味を帯びない話で。
「うまく問題を解決したつもりなんだろうけどさ、
今の茂樹さんとホノカが出した結論で納得できるか聞いているんだ。」
山の神様は更に突っ込んでくる。
「勿論、今のでいいと思っているのなら私たちは口出しする気はありません。
付き合っていてもいずれ種族の違いで別れることが確定している関係でも、
虚しくならないのなら。
でも、私たちの言っているコトだって無茶なのは自覚しています。」
藤さんも俺に言ってくる。
「神様、藤さん。」
ホノカちゃんが見つめ返していた。そう言えば、ホノカちゃんは了解してくれたけど置いて行かれる側だ。俺に付き合ってくれるけど、本心はどうだったんだろう。
「ホノカちゃん。俺……自分の状況に合うように結論を出したけど、
君は本当はどう思っているか聞かせて。」
「ふむ。」
「……。」
山の神様と藤さんが肩の力が抜けたようにホノカちゃんを見る。確認したかったのは俺にもだけど、どうやら本当はホノカちゃんにそうしたかったのかもしれない。
「わ、私、私……。」
ホノカちゃんは狼狽えているが。
「大丈夫。言っても俺に出来ることだったら。」
背中を押すつもりでホノカちゃんに声を掛けた。
「私……っ。」
ホノカちゃんが何か言いづらそうなことを言おうとしている。
「うん。」
俺が頷く。
「言っちゃいなよ。」
山の神様も背中を押すようだ。
「ホノカ自身のコトでもあるんだから。」
藤さんも。
「いきなり言われても、結論なんて出せませんっ。」
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