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第7章
サキュバス姉妹とデート。ゆるゆるイチャラブと思ったら搾り取られました、その2
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「ご主人様! こっちにすっごい速い乗り物があるわよ!」
ライラは回るのがめっちゃ速い観覧車を見ていた。
「ああ。こっちはすごい速いんだよね。乗ってみる?」
「ええ!」
「お姉ちゃん、最初の私みたいな驚き方している。」
「まあねー、外国じゃゆっくりなところもあるって知らないとさ。
これが当たり前だと思っちゃうから。」
安全対策が厳しいところもあるのだろう。それについてはノーコメントとして。
「キャー! はっやーい!」
ライラが楽しそうにキャーキャー叫んでいる。料金を払って観覧車のゴンドラに乗るとあっという間に回ってしまう。情緒のある国だとゆっくり景色を見るのだろうが、こっちでは揺れるし回るしで酔ったりもするのだった。
「お姉ちゃん、楽しそうで良かった。」
「レイナも楽しんできなよ。」
「はい。私もご主人様とお姉ちゃんを見て、楽しんでいますからいいですよ。」
「……うん。でもレイナが行きたいのも言ってね。」
「はい。」
俺の言葉にレイナが嬉しそうに頷く。
「じゃあ、次はあの乗り物に。」
レイナが指さしたのはめっちゃ速く回るコーヒーカップだった。
「え。アレ酔わない?」
見た目は可愛いが回転の仕方と動きが絶叫マシンと紙一重である。何でこんなパンチの利いた乗り物ばっかりレイナとライラは乗りたがるのか。
「乗ってみたいです。カップの中心にあるグルグルは回しませんから、お願いします。」
「ご主人様、行きましょうよ。あれも面白そう!」
ライラはすでに乗り気だった。スピードが速い乗り物って女の子も好きなんだなと思って乗ると。
ギュオン、ギュオン……。
「うっわ。めっちゃ動くし速い!」
ゆるいカーブを描くような大回りをジグザグに動いていくのだが、とても速い。
「キャー! キャー!」
レイナはとても嬉しそうだった。
「ご主人様、次はアレにしましょうよ!」
ライラはやはり、めっちゃ速く回る、中心の柱から放射線状に枝みたいな形で、やはり支柱が付いているゴンドラが縦に揺れながら回る乗り物を差していた。
「よし。もう何でも乗ったら―!」
俺も段々、その気になってきた。
「やったわー!」
「わーい!」
ライラとレイナも嬉しそうで。
・・・・・・。
「ふう……絶叫マシンかそれと紙一重のしかなかったけど。
乗り終えた後はやり遂げた気分になるね。」
俺は一通り乗って、何故か達成感を感じていた。テーマパークって大人になってから行くとそういうもんなのかもな。
「ええ。私あと、あの車に乗りたい。」
ライラは小さい芝生にカラーコーンでコースを作って走っているゴーカートを差していた。なお、ゴーカートはこっちだとめっちゃ速い。他にもメダルを入れるとでかい動物を模した車が玩具のハンドルでゆっくり動くのも別コースにある。
「ああ、いいよー。事故らないようにね。」
「ご飯は食べた後ですが、ちょっと喉が渇きましたね。」
「うん。そうだね。カプチーノでも飲もうか。」
俺は移動販売車のクレープとコーヒーを売っている店を差す。
「はい!」
「いいわね! 喉乾いちゃったもん! 私、アーモンドラテ!」
「私はオレンジショコラモカ!」
ライラとレイナもスッカリこっちの飲み物が気に入ってしまっている。
(うん……いい光景だな。)
俺はエスプレッソをデザインコーヒーにして貰う実演を見ながら、同じく見て、目を輝かせているレイナとライラも眺めて、何だかほのぼのとした気分になっていた。
ライラは回るのがめっちゃ速い観覧車を見ていた。
「ああ。こっちはすごい速いんだよね。乗ってみる?」
「ええ!」
「お姉ちゃん、最初の私みたいな驚き方している。」
「まあねー、外国じゃゆっくりなところもあるって知らないとさ。
これが当たり前だと思っちゃうから。」
安全対策が厳しいところもあるのだろう。それについてはノーコメントとして。
「キャー! はっやーい!」
ライラが楽しそうにキャーキャー叫んでいる。料金を払って観覧車のゴンドラに乗るとあっという間に回ってしまう。情緒のある国だとゆっくり景色を見るのだろうが、こっちでは揺れるし回るしで酔ったりもするのだった。
「お姉ちゃん、楽しそうで良かった。」
「レイナも楽しんできなよ。」
「はい。私もご主人様とお姉ちゃんを見て、楽しんでいますからいいですよ。」
「……うん。でもレイナが行きたいのも言ってね。」
「はい。」
俺の言葉にレイナが嬉しそうに頷く。
「じゃあ、次はあの乗り物に。」
レイナが指さしたのはめっちゃ速く回るコーヒーカップだった。
「え。アレ酔わない?」
見た目は可愛いが回転の仕方と動きが絶叫マシンと紙一重である。何でこんなパンチの利いた乗り物ばっかりレイナとライラは乗りたがるのか。
「乗ってみたいです。カップの中心にあるグルグルは回しませんから、お願いします。」
「ご主人様、行きましょうよ。あれも面白そう!」
ライラはすでに乗り気だった。スピードが速い乗り物って女の子も好きなんだなと思って乗ると。
ギュオン、ギュオン……。
「うっわ。めっちゃ動くし速い!」
ゆるいカーブを描くような大回りをジグザグに動いていくのだが、とても速い。
「キャー! キャー!」
レイナはとても嬉しそうだった。
「ご主人様、次はアレにしましょうよ!」
ライラはやはり、めっちゃ速く回る、中心の柱から放射線状に枝みたいな形で、やはり支柱が付いているゴンドラが縦に揺れながら回る乗り物を差していた。
「よし。もう何でも乗ったら―!」
俺も段々、その気になってきた。
「やったわー!」
「わーい!」
ライラとレイナも嬉しそうで。
・・・・・・。
「ふう……絶叫マシンかそれと紙一重のしかなかったけど。
乗り終えた後はやり遂げた気分になるね。」
俺は一通り乗って、何故か達成感を感じていた。テーマパークって大人になってから行くとそういうもんなのかもな。
「ええ。私あと、あの車に乗りたい。」
ライラは小さい芝生にカラーコーンでコースを作って走っているゴーカートを差していた。なお、ゴーカートはこっちだとめっちゃ速い。他にもメダルを入れるとでかい動物を模した車が玩具のハンドルでゆっくり動くのも別コースにある。
「ああ、いいよー。事故らないようにね。」
「ご飯は食べた後ですが、ちょっと喉が渇きましたね。」
「うん。そうだね。カプチーノでも飲もうか。」
俺は移動販売車のクレープとコーヒーを売っている店を差す。
「はい!」
「いいわね! 喉乾いちゃったもん! 私、アーモンドラテ!」
「私はオレンジショコラモカ!」
ライラとレイナもスッカリこっちの飲み物が気に入ってしまっている。
(うん……いい光景だな。)
俺はエスプレッソをデザインコーヒーにして貰う実演を見ながら、同じく見て、目を輝かせているレイナとライラも眺めて、何だかほのぼのとした気分になっていた。
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