天然ボケ巨乳委員長と処女ビッチ巨乳ダークエルフと厨二病の俺。

白濁壺

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エルフの隠れ里と褐色のエルフ。

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「委員長大丈夫か?」

 かなり歩いているが町はまだ先にある。あまり歩いたことの無い都会人にはかなりきついはずだ。
 俺はこういうこともあろうかと思って早朝トレーニングと日曜日の山登りを欠かしたことがなかったので大丈夫なのだが。

「うん、大丈夫。水飲めるだけでだいぶ違うね。おかわりいる?」

 そう言うとニコリと笑いコップを出せと催促する。

「いや大丈夫だ」

 俺がそう言うと頬を膨らませる。先程から、この顔をされて10杯は飲んでいる。もうお腹がパンパンだ。

 ミチルの顔を見ないようにスマホのマップをチェックする。マップを見ていて違和感に気がついた。

 森が一ヶ所ひらけけているのだ。先程まで気がつかなかったのは拡大で見ていたからで、近くにある状態ならそれが田畑で明らかに人の手が加わっているのが見てとれた。

 地図上に町の名前がないのは集落だからか?

 ここから町まではまだ時間がかかる。もし人がいるならここで休憩させてもらうのもありかもしれない。

「委員長、ちょっとそこの森に入るぞ」

「え、こんな真っ暗な中に? ちょっと怖いかな」

 まあ、これが現代だったら俺だって嫌だ。何が出てくるか分からないしな。でも今はマップがあるのでたいして怖くない。

 闇を統べる男マサトって感じだ。

「どうやら、この奥に民家があるっぽいんだよ。休ませてもらえるようなら休ませてもらおう。大丈夫だ俺が守ってやるから」

「わかった、じゃあ怖いから手を繋いでね」

 ミチルもさすがに休みたいのか渋々了承する。

「ああ、まかせとけ」

 俺はミチルの手を取り森の中へと入った。

 先程まで星明かりでなんとか足元が見えていたが、森の中ではそうはいかない。俺はスマホの照明を使い足元を照らした。

 数分歩くと森が拓け、畑がある場所にたどり着いた。

「貴様ら、なに者だ!」

 いつのまにか俺たちは数人の人間に囲まれていた。このマップ人間は映らないのか。
 だが、言葉が通じるのが分かった。
 それが分かっただけでももうけものだ。

「怪しいものじゃありません。道に迷ってしまい一晩の宿をお借りしたいのです」

 俺の言葉を聞いて男たちがこそこそ話をする。

「良いだろう、こっちに来い」

 一人の男が槍をこちらに向け顎をクイッとする。着いてこいと言うことのようだ。

 男たちに連れられ俺たちはひとつの小屋に案内される。
 その小屋の中は牢屋で俺たち二人は牢屋に入るように言われた。

 相手は武器を持っているので、おとなしく従うことにした。俺の作った短槍も取り上げられて武器もなくなったしな。

雅人まさとくん、捕まっちゃったね」

「ああ、作戦通りだ」

「うっそだー」

「ああ、まあ嘘だけど。それよりさっきの連中の耳見たか?」

「うん、長かったね」

「エルフというやつかもしれないな」

「もしかしたら、この世界エルフの世界なのかな……」

「それだと逆に俺たちが亜人になるわけか。奴隷とかあり得るぞ」

 奴隷制度があるのかはわからないが、奴隷落ちは避けたい。

「なんだいヒューマン子供達じゃないか、捕まっちゃったのかい?」

 となりのぼうから女性が声をかけてくる。外から入る星明かりでなんとか認識できるが髪の毛が銀髪でキラキラと輝いている。
 ヒューマンと言ったということは俺たち以外にも人間がいるということだ。
 それを聞いて俺はホッと胸を撫で下ろす。

「ええ、道に迷ってしまって」

「ん? 道に迷ってこの村にこれるわけ無いだろ人避けの結界が張ってあるんだから」

 ああ、そうか、俺はスマホのマップを見ながら来たからその人避けの結界をなんなく通り抜けてしまったわけか。

「俺たちどうなるんですかね?」

「あんたは殺されて、その女は性奴隷ってところかね」

「せ、性奴隷!?」

 ミチルがエロワードに過剰反応して握っている手に汗をかく。

「ああ、エルフは女不足だからね。毎夜男たちの相手をさせられるのさ」

「そんなのハレンチです。無理ですよぉ」

「泣いても許してくれないよ毎夜毎夜抱かれて、しまいには自分から男を求めるようになるのさ。この私のようにね」

 褐色の肌が星明かりに照らされる。服はほとんど着ていなく裸同然の体を、手のひらでなまめかしくなぞる。

「に、逃げようよ雅人まさとくん」

「逃げられないよ、あいつらは森の住人だからねヒューマンじゃすぐに捕まってもっとひどい目に遭うのさ」

雅人まさとく~ん」

「大丈夫だよ俺が命に変えても守ってやるから」

「うん、分かった」

「少し寝た方がいいぞ体力を回復させないとな」

「うん、肩借りるね」

 そう言うとミチルは俺にもたれ掛かり目を閉じ寝息をたてた。

 さすがに色々ありすぎた。ミチルもかなり疲れていたのだろう。俺もミチルに寄りかかるとそのまままぶたを閉じた意識を手放した。

 



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