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一部 終章 エンドロールは流れない
第33話 アИジъ・ゾИダЛ (名前がノイズで揺れています)
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私の名前はアンジュ・ゾンダル。
もちろん転生後の名前だ。私はホームから落ちて電車に轢かれて死んだ。
まあ、それは今となってはどうでも良いの。そのおかげでこの乙女ゲーム『メアリーワールド』の世界にこれたのだから。
私の意識がこの世界とリンクしたのは5歳の頃、転んだ拍子に頭をぶつけたら前世の記憶が甦った、そして気がついたの、この世界がゲームの世界だって。
だいすきだった『メアリーワールド』だって。
そしてだいすきなクラリスがいる世界だと。
当然アンジュである私には魔法の才能があった。最初から飛行魔法が使えたのだ。
あり得ないほどのスピードで飛ぶ空は爽快の一言だった。
私はその力でミニダンジョンに向かった。
武器は家から持ち出した包丁だ。長剣なんか持って行っても扱えないから。
それにダンジョン地下二階までのモンスターは弱いので包丁で十分倒せるのだ。
地下二階でレベル10まで上げるころにはさまざまなアイテムが手に入った。
アイテムバッグ拡張も3回できた。
たった1日で金貨を250枚も稼げた。お金に困ってはいないけど、自由にできるお金があると言うのは気分的に楽になれるからありがたかった。
その日はそれで切り上げ、私は家へと帰宅した、帰りはテレポートの魔法で一瞬だった。
その夜、私は今後の作戦を立てた。むやみやたらに動いてもクラリスを死なせる結果になるから。だから、たった一つのクラリス生存ルートを目指すことにした。
ベルトリア王子との婚姻エンドを……。
正直あの男はいけすかない。婚約者であるクラリスをろくに調べもしないで婚約破棄した上に死刑にしているのだから。
アンジュは確かに美人だ。だけど、それは裏切って良い理由にはならない。
そんな嫌いなベルトリア王子でも、私がヒロインなのだからあいつを攻略しなければクラリスに未来はない。
私は幼少期のすべてをミニダンジョンのレベルアップと学園編の為のフラグ回収に費やした。
おかげでレベルは100のカンスト。アイテムもカンスト。魔法もカンスト、フラグも完全回収の究極お嬢様が出来上がった。
学園に入る頃には私は太陽の聖女と言われた。それは太陽の神子である王子を落とすために絶対に必要な称号であり力だった。
そしてとうとう始まった学園編、最初クラリスから私は敵対されていた。
当然だ、そもそもクラリスのヴォルダー家と私のゾンダル家は仲が悪いのだ。
私たちは共に始祖である初代国王陛下の二人の弟の家系なのだが、国王の予備として常に競い合い争っていた為に殺し合いが起きそうなほど仲が悪かったそうなのだ。
子孫は当然のようにその意思を継いで対立している。
クラリスも最初こそ身構えていたが、私が敵意がないことを示すと自分もこのような関係は嫌だったらしく私と仲良くなってくれた。
やはりクラリスは良い子なのだ。
私は在学中すべてのイベントをスルーした。それをクラリスとの友情を育むために使ったのだ。
ベルトリア王子とのフラグはすでに学園編が始まる前に回収してあるから焦る必要がない。ベルトリア王子を落とす最後のフラグはには三年生の三学期に集中している、勝負はまだ先なのだ。
だから他の攻略対象は無視してよかった。
クラリスと過ごした三年間はすごく楽しかった。
彼女が私を親友と言ってくれた時は涙が出た。
三年生の三学期からベルトリア王子が私にやたら好意的に話しかけるようになってきた。いよいよ運命の日が近づいて来たと私の気分は鬱になった。
王子が好意的に接してくる理由、それは私が太陽の聖女だからだ。
クラリスは自分の婚約者であるベルトリアが私に好意的に振る舞っても嫉妬をしなかった。
むしろ私に譲ろうとしていたようにも思えた。
クラリスは愛情よりも友情を取ったのだ。
だけどクラリスの派閥の者はそれを許さず、私に嫌がらせをした。
内容は酷いものばかりで、私はそれをひたすら我慢した。それが王子を落とすフラグだからだ。
そして運命の日、卒業パーティーが開かれた夜、クラリスの派閥がしていたいじめが暴かれる日が来た。
クラリスの派閥の中にベルトリア王子の間者がいたのだ。
この間者は実はベルトリア王子の間者ではなくゾンダル家の間者なのを王子は知らない。
派閥の者は自分達がやったと言ったが王子は信用しない間者の報告を信じているから。
そして私も、私もクラリスがやったと、その場でベルトリア王子に泣きながら報告した。
その時のクラリスの顔を忘れない。
王子にどんなに罵倒されても顔色ひとつ変えなかったクラリスが、この世の終わりのような顔をしたのだ。憎しみも感じられずただ絶望をした表情だった。
心が締め付けられ倒れそうになった。
だけど、これだけがクラリスが生き残る道だと心を鬼にした。
そのままクラリスは幽閉され、死刑を待つ身となった。
私と王子はその直後に婚約を発表して2か月後婚姻を結んだ。
その際、私は国王陛下にクラリスへの恩赦として国外退去にするよう進言した。
自分の婚姻を血で染めたくないからと言う理由で。
国王陛下はそれを受け入れクラリスは恩赦で国外退去となった。
クラリスが国外退去された日に私は分体魔法を使い二人になった。
一人は今まで通りのアンジュで剣の達人。
もう一人は黒髪で生前の私そっくりな魔法使いになった。
ヒロインである私は剣も魔法も使えるようになっていた。それもこの国一番と言うレベルで。剣も魔法も得意だと私一人で魔王を倒せてしまうので、あえて剣の技能を封じて、クラリスが必要なくなるのを避けたのだ。
この分体は意思の疎通ができるので王子と初夜を迎えたくない私は洗脳魔法で王子の意思を操り、私には一切手を出さないようにさせてからクラリスを追う旅に出た。
クラリスは国外退去になると冒険者の道を歩んだ。その時にはすでに仮面の騎士はクラリスの隣にいた。
そして私も彼女のパーティーに加入させてもらった。
クラリスは初対面の私に、自分は国外退去になった犯罪者だからあなたが汚名を被るようなことになるかもしれないからと、私のパーティーへの参加を断った。
彼女は誠実なのだ。
私はそんな誠実なあなたと一緒に居たいと懇願して仲間に加えてもらった。
もちろん黒髪で日本人顔の私をアンジュだとは気がつかなかった。
王家の血のせいかクラリスはすぐに頭角を表し、名うての冒険者になった。
仮面の騎士も強かった、ネットでは攻略対象の誰かと言う予想だったが声がおじいさんなのだ。
全然外れている予想に私は苦笑した。
正体は依然として分からないが、魔王を倒せばわかるのだから焦る必要はない。
その時までの楽しみだ。
そして、その一年後魔王が復活した。それと同時にクラリスは勇者に目覚めた。
王家の血は勇者の血なのだ。
まあ、そう考えると私も王家の血が流れているのだから私が勇者になっていてもおかしくなかった。
勇者に目覚めたクラリスは私に及ばないにしても人間とは思えないような力を見せた。
私は脳内フォルダーにスクショして、その勇姿を撮りまくった。
そして、私たちはとうとう魔王を倒した。
魔王は強かった。だけど私とクラリスの敵じゃなかった。
魔王城のある崖で私たちは朝日を見る。あの最後の場面の後ろには魔王城があったのかと私だけが知る秘密にほくそ笑む。
そしてとうとうクラリスが仮面の騎士に正体を見せてくださいと懇願をする。
私も、仮面の騎士が正体を見せた後に自分の正体を伝える気だ。
だが今は仮面の騎士の正体だ。
仮面の騎士は頭部のヘルムを外し仮面をはずした。
「あなただったのですか……ベスタお祖父様」
なんと仮面の騎士の正体はクラリスのおじいちゃんだったのだ。さすがにメインストーリーに出てこない人じゃ予想だってつけられない。
製作会社は馬鹿なのかなと思ったが感動の対面だ、それほど馬鹿でもなかった。
だけど……。
だけど…………。
その対面は感動にはならなかった。
一瞬でクラリスの首が飛んだのだ。クラリスの祖父ベスタによって一刀のもとに首を切られ、クラリスは死んだ。
私は事情が飲み込めず固まった。
「……な、なんで」
「魔王を倒した勇者は、魔王になる。だから魔王になる前に殺さねばな――」
私はそいつが言葉を言い終わる前に、すべての魔力を使い魔法を打ち込んだ。
全力で、全開で、ありったけの魔法を撃ち込んだ。いつの間にか分体していたアンジュは私と一つになり、私は元のアンジュになっていた。
当然私の本気の力にベスタ如きが叶うはずもなく一瞬で消し炭となった。
「あああああああああああああああ!!! しねえぇぇぇ!!!」
だけど、私の怒りはおさまらなかった。いいえそれは怒りではなく絶望だった。この世界には蘇生呪文はない。いくら私が魔法の天才でもクラリスを生き返らせることはできないのだ。
生き返らない、何よりも大事だった彼女はもうこの世界にいない。私は親友のクラリスを失ったことで完全に狂ってしまった。
私はベスタが消滅しても魔法を撃つのをやめず、地割れが起き、世界が崩壊を始めても私は魔法を撃つのをやめなかった。
極大魔法が世界を穿つ。
世界は音を立てて崩れ、闇に消えた。
私はそれを笑いながら独りで見ていた。
『絶対にお前を許さない仮面の騎士! ……いや、ベスタ・ヴォルダー!』
―第1部 終演ー
もちろん転生後の名前だ。私はホームから落ちて電車に轢かれて死んだ。
まあ、それは今となってはどうでも良いの。そのおかげでこの乙女ゲーム『メアリーワールド』の世界にこれたのだから。
私の意識がこの世界とリンクしたのは5歳の頃、転んだ拍子に頭をぶつけたら前世の記憶が甦った、そして気がついたの、この世界がゲームの世界だって。
だいすきだった『メアリーワールド』だって。
そしてだいすきなクラリスがいる世界だと。
当然アンジュである私には魔法の才能があった。最初から飛行魔法が使えたのだ。
あり得ないほどのスピードで飛ぶ空は爽快の一言だった。
私はその力でミニダンジョンに向かった。
武器は家から持ち出した包丁だ。長剣なんか持って行っても扱えないから。
それにダンジョン地下二階までのモンスターは弱いので包丁で十分倒せるのだ。
地下二階でレベル10まで上げるころにはさまざまなアイテムが手に入った。
アイテムバッグ拡張も3回できた。
たった1日で金貨を250枚も稼げた。お金に困ってはいないけど、自由にできるお金があると言うのは気分的に楽になれるからありがたかった。
その日はそれで切り上げ、私は家へと帰宅した、帰りはテレポートの魔法で一瞬だった。
その夜、私は今後の作戦を立てた。むやみやたらに動いてもクラリスを死なせる結果になるから。だから、たった一つのクラリス生存ルートを目指すことにした。
ベルトリア王子との婚姻エンドを……。
正直あの男はいけすかない。婚約者であるクラリスをろくに調べもしないで婚約破棄した上に死刑にしているのだから。
アンジュは確かに美人だ。だけど、それは裏切って良い理由にはならない。
そんな嫌いなベルトリア王子でも、私がヒロインなのだからあいつを攻略しなければクラリスに未来はない。
私は幼少期のすべてをミニダンジョンのレベルアップと学園編の為のフラグ回収に費やした。
おかげでレベルは100のカンスト。アイテムもカンスト。魔法もカンスト、フラグも完全回収の究極お嬢様が出来上がった。
学園に入る頃には私は太陽の聖女と言われた。それは太陽の神子である王子を落とすために絶対に必要な称号であり力だった。
そしてとうとう始まった学園編、最初クラリスから私は敵対されていた。
当然だ、そもそもクラリスのヴォルダー家と私のゾンダル家は仲が悪いのだ。
私たちは共に始祖である初代国王陛下の二人の弟の家系なのだが、国王の予備として常に競い合い争っていた為に殺し合いが起きそうなほど仲が悪かったそうなのだ。
子孫は当然のようにその意思を継いで対立している。
クラリスも最初こそ身構えていたが、私が敵意がないことを示すと自分もこのような関係は嫌だったらしく私と仲良くなってくれた。
やはりクラリスは良い子なのだ。
私は在学中すべてのイベントをスルーした。それをクラリスとの友情を育むために使ったのだ。
ベルトリア王子とのフラグはすでに学園編が始まる前に回収してあるから焦る必要がない。ベルトリア王子を落とす最後のフラグはには三年生の三学期に集中している、勝負はまだ先なのだ。
だから他の攻略対象は無視してよかった。
クラリスと過ごした三年間はすごく楽しかった。
彼女が私を親友と言ってくれた時は涙が出た。
三年生の三学期からベルトリア王子が私にやたら好意的に話しかけるようになってきた。いよいよ運命の日が近づいて来たと私の気分は鬱になった。
王子が好意的に接してくる理由、それは私が太陽の聖女だからだ。
クラリスは自分の婚約者であるベルトリアが私に好意的に振る舞っても嫉妬をしなかった。
むしろ私に譲ろうとしていたようにも思えた。
クラリスは愛情よりも友情を取ったのだ。
だけどクラリスの派閥の者はそれを許さず、私に嫌がらせをした。
内容は酷いものばかりで、私はそれをひたすら我慢した。それが王子を落とすフラグだからだ。
そして運命の日、卒業パーティーが開かれた夜、クラリスの派閥がしていたいじめが暴かれる日が来た。
クラリスの派閥の中にベルトリア王子の間者がいたのだ。
この間者は実はベルトリア王子の間者ではなくゾンダル家の間者なのを王子は知らない。
派閥の者は自分達がやったと言ったが王子は信用しない間者の報告を信じているから。
そして私も、私もクラリスがやったと、その場でベルトリア王子に泣きながら報告した。
その時のクラリスの顔を忘れない。
王子にどんなに罵倒されても顔色ひとつ変えなかったクラリスが、この世の終わりのような顔をしたのだ。憎しみも感じられずただ絶望をした表情だった。
心が締め付けられ倒れそうになった。
だけど、これだけがクラリスが生き残る道だと心を鬼にした。
そのままクラリスは幽閉され、死刑を待つ身となった。
私と王子はその直後に婚約を発表して2か月後婚姻を結んだ。
その際、私は国王陛下にクラリスへの恩赦として国外退去にするよう進言した。
自分の婚姻を血で染めたくないからと言う理由で。
国王陛下はそれを受け入れクラリスは恩赦で国外退去となった。
クラリスが国外退去された日に私は分体魔法を使い二人になった。
一人は今まで通りのアンジュで剣の達人。
もう一人は黒髪で生前の私そっくりな魔法使いになった。
ヒロインである私は剣も魔法も使えるようになっていた。それもこの国一番と言うレベルで。剣も魔法も得意だと私一人で魔王を倒せてしまうので、あえて剣の技能を封じて、クラリスが必要なくなるのを避けたのだ。
この分体は意思の疎通ができるので王子と初夜を迎えたくない私は洗脳魔法で王子の意思を操り、私には一切手を出さないようにさせてからクラリスを追う旅に出た。
クラリスは国外退去になると冒険者の道を歩んだ。その時にはすでに仮面の騎士はクラリスの隣にいた。
そして私も彼女のパーティーに加入させてもらった。
クラリスは初対面の私に、自分は国外退去になった犯罪者だからあなたが汚名を被るようなことになるかもしれないからと、私のパーティーへの参加を断った。
彼女は誠実なのだ。
私はそんな誠実なあなたと一緒に居たいと懇願して仲間に加えてもらった。
もちろん黒髪で日本人顔の私をアンジュだとは気がつかなかった。
王家の血のせいかクラリスはすぐに頭角を表し、名うての冒険者になった。
仮面の騎士も強かった、ネットでは攻略対象の誰かと言う予想だったが声がおじいさんなのだ。
全然外れている予想に私は苦笑した。
正体は依然として分からないが、魔王を倒せばわかるのだから焦る必要はない。
その時までの楽しみだ。
そして、その一年後魔王が復活した。それと同時にクラリスは勇者に目覚めた。
王家の血は勇者の血なのだ。
まあ、そう考えると私も王家の血が流れているのだから私が勇者になっていてもおかしくなかった。
勇者に目覚めたクラリスは私に及ばないにしても人間とは思えないような力を見せた。
私は脳内フォルダーにスクショして、その勇姿を撮りまくった。
そして、私たちはとうとう魔王を倒した。
魔王は強かった。だけど私とクラリスの敵じゃなかった。
魔王城のある崖で私たちは朝日を見る。あの最後の場面の後ろには魔王城があったのかと私だけが知る秘密にほくそ笑む。
そしてとうとうクラリスが仮面の騎士に正体を見せてくださいと懇願をする。
私も、仮面の騎士が正体を見せた後に自分の正体を伝える気だ。
だが今は仮面の騎士の正体だ。
仮面の騎士は頭部のヘルムを外し仮面をはずした。
「あなただったのですか……ベスタお祖父様」
なんと仮面の騎士の正体はクラリスのおじいちゃんだったのだ。さすがにメインストーリーに出てこない人じゃ予想だってつけられない。
製作会社は馬鹿なのかなと思ったが感動の対面だ、それほど馬鹿でもなかった。
だけど……。
だけど…………。
その対面は感動にはならなかった。
一瞬でクラリスの首が飛んだのだ。クラリスの祖父ベスタによって一刀のもとに首を切られ、クラリスは死んだ。
私は事情が飲み込めず固まった。
「……な、なんで」
「魔王を倒した勇者は、魔王になる。だから魔王になる前に殺さねばな――」
私はそいつが言葉を言い終わる前に、すべての魔力を使い魔法を打ち込んだ。
全力で、全開で、ありったけの魔法を撃ち込んだ。いつの間にか分体していたアンジュは私と一つになり、私は元のアンジュになっていた。
当然私の本気の力にベスタ如きが叶うはずもなく一瞬で消し炭となった。
「あああああああああああああああ!!! しねえぇぇぇ!!!」
だけど、私の怒りはおさまらなかった。いいえそれは怒りではなく絶望だった。この世界には蘇生呪文はない。いくら私が魔法の天才でもクラリスを生き返らせることはできないのだ。
生き返らない、何よりも大事だった彼女はもうこの世界にいない。私は親友のクラリスを失ったことで完全に狂ってしまった。
私はベスタが消滅しても魔法を撃つのをやめず、地割れが起き、世界が崩壊を始めても私は魔法を撃つのをやめなかった。
極大魔法が世界を穿つ。
世界は音を立てて崩れ、闇に消えた。
私はそれを笑いながら独りで見ていた。
『絶対にお前を許さない仮面の騎士! ……いや、ベスタ・ヴォルダー!』
―第1部 終演ー
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続きは、まだかなぁ
るんるんるん🎵
益々面白くなってきましたね。
先が本当に楽しみです。
執筆、頑張って下さい。
ありがとございます。
もっと上手く書けるように精進いたします
これからも読んでいただければ幸いです。