総ての海を征するもの……の正妻?

白いモフモフ

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嫉妬させてはいけない

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 細いがゴツゴツした物は待ちわびていたそこには足りない。良いところを掠めはするがそれが余計に焦れったさをよんでもっと別のモノを欲しくなる。
膝立ちで上体を倒し腰だけを上げた格好で、思わず中の物に手を伸ばしたところを捕まえられて一つにされてしまう。
 孔の周りを指で擽られ、腰を揺らすと満足そうな笑いが聞こえた。

「貴男は私のものだ。そして私は貴男のもの。」

 


 ……気がつくと温かい湯をかけられていた。頭が働かない。激しく愛されたのは覚えている……ぼやけた頭で周りを見ると散々自分に声をあげさせた男が火をおこして焼け石を作り湯をつくっていた。はじめに見た部屋の中の水溜まりは小さな井戸だったらしく水が少なくなることがない。

「気づいたか…少し激しすぎたらしい。覚えているか?」

 何時になく心配そうな目で訪ねた男の質問に思い出そうとして……後悔した。

 
 緩くつかれて、異物を出し入れされ、異物で気をやった自分が恥ずかしくて…「セオが欲しい」と言わされて…終いには異物を入れたまま挿入されたと思う。

「思い出したくなかった…。」

 声がかなり掠れている。当たり前か…いったいどれだけの時間声をあげさせられた?

「 …っ!!」

 不意に視線を上げた先にとんでもないものを見つけもう一度気絶しそうになった。目の前に満天の星空……ということは?自分があげた声は丸聞こえだったということだ。なんという……思い出したく無いのに自分の言葉をどんどん思い出していく。
「はやく入れて」「もっと奥までほしい」「足りない」「そこ、ついて、もっと」「乳首も弄って」

 ……のたうち回りたい気分だ。だが実際はピクリとも体が動かせないほど疲れている。湯をかける手は優しくて意外なほど丁寧だ。

「セオ…嬉しそうだな。」

「ああ、貴男が驚くほど素直にその身を委ねてくれた。今も…素直だ。」

「……疲れているだけだ。それにこの湯は心地良い。」

「誉めたそばから憎まれ口か?」

 そんな軽口を叩きながらも嬉しそうにデジレの体を綺麗に洗っていく。しかし視線の先が少し困る。先程まで凶悪なほどの大きさのソレも少し小さくなってはいるが相変わらず主張していて同じ男として可哀想な気もする。しかしながらもう受け入れるのは辛い。流石にもう無理だしそれがわかっているから体を繋げてこないのだろう。

 デジレの視線から言いたい事がわかったのだろう
「気にするな、そのうちおさまる」と言うが実はそれも癪だ。

 ……せっかく「素直だ」と誉めてくれた事だし、今日は素直に言ってしまおう。

「知っているか?自分に欲情する男に裸を見せておいてそのうち治まられるのも癪に触る。
……ん?この手はまだ大丈夫だぞ?」

 煽った訳ではない。素直に言ったまでだ……それがなぜ私は今、またこの男に組み敷かれて貫かれ声をあげているのか……。
しかし、これほどの男を籠絡させた私は変な自信を持ちそうだ。
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