23 / 34
嫉妬させてはいけない
しおりを挟む
細いがゴツゴツした物は待ちわびていたそこには足りない。良いところを掠めはするがそれが余計に焦れったさをよんでもっと別のモノを欲しくなる。
膝立ちで上体を倒し腰だけを上げた格好で、思わず中の物に手を伸ばしたところを捕まえられて一つにされてしまう。
孔の周りを指で擽られ、腰を揺らすと満足そうな笑いが聞こえた。
「貴男は私のものだ。そして私は貴男のもの。」
……気がつくと温かい湯をかけられていた。頭が働かない。激しく愛されたのは覚えている……ぼやけた頭で周りを見ると散々自分に声をあげさせた男が火をおこして焼け石を作り湯をつくっていた。はじめに見た部屋の中の水溜まりは小さな井戸だったらしく水が少なくなることがない。
「気づいたか…少し激しすぎたらしい。覚えているか?」
何時になく心配そうな目で訪ねた男の質問に思い出そうとして……後悔した。
緩くつかれて、異物を出し入れされ、異物で気をやった自分が恥ずかしくて…「セオが欲しい」と言わされて…終いには異物を入れたまま挿入されたと思う。
「思い出したくなかった…。」
声がかなり掠れている。当たり前か…いったいどれだけの時間声をあげさせられた?
「 …っ!!」
不意に視線を上げた先にとんでもないものを見つけもう一度気絶しそうになった。目の前に満天の星空……ということは?自分があげた声は丸聞こえだったということだ。なんという……思い出したく無いのに自分の言葉をどんどん思い出していく。
「はやく入れて」「もっと奥までほしい」「足りない」「そこ、ついて、もっと」「乳首も弄って」
……のたうち回りたい気分だ。だが実際はピクリとも体が動かせないほど疲れている。湯をかける手は優しくて意外なほど丁寧だ。
「セオ…嬉しそうだな。」
「ああ、貴男が驚くほど素直にその身を委ねてくれた。今も…素直だ。」
「……疲れているだけだ。それにこの湯は心地良い。」
「誉めたそばから憎まれ口か?」
そんな軽口を叩きながらも嬉しそうにデジレの体を綺麗に洗っていく。しかし視線の先が少し困る。先程まで凶悪なほどの大きさのソレも少し小さくなってはいるが相変わらず主張していて同じ男として可哀想な気もする。しかしながらもう受け入れるのは辛い。流石にもう無理だしそれがわかっているから体を繋げてこないのだろう。
デジレの視線から言いたい事がわかったのだろう
「気にするな、そのうちおさまる」と言うが実はそれも癪だ。
……せっかく「素直だ」と誉めてくれた事だし、今日は素直に言ってしまおう。
「知っているか?自分に欲情する男に裸を見せておいてそのうち治まられるのも癪に触る。
……ん?この手はまだ大丈夫だぞ?」
煽った訳ではない。素直に言ったまでだ……それがなぜ私は今、またこの男に組み敷かれて貫かれ声をあげているのか……。
しかし、これほどの男を籠絡させた私は変な自信を持ちそうだ。
膝立ちで上体を倒し腰だけを上げた格好で、思わず中の物に手を伸ばしたところを捕まえられて一つにされてしまう。
孔の周りを指で擽られ、腰を揺らすと満足そうな笑いが聞こえた。
「貴男は私のものだ。そして私は貴男のもの。」
……気がつくと温かい湯をかけられていた。頭が働かない。激しく愛されたのは覚えている……ぼやけた頭で周りを見ると散々自分に声をあげさせた男が火をおこして焼け石を作り湯をつくっていた。はじめに見た部屋の中の水溜まりは小さな井戸だったらしく水が少なくなることがない。
「気づいたか…少し激しすぎたらしい。覚えているか?」
何時になく心配そうな目で訪ねた男の質問に思い出そうとして……後悔した。
緩くつかれて、異物を出し入れされ、異物で気をやった自分が恥ずかしくて…「セオが欲しい」と言わされて…終いには異物を入れたまま挿入されたと思う。
「思い出したくなかった…。」
声がかなり掠れている。当たり前か…いったいどれだけの時間声をあげさせられた?
「 …っ!!」
不意に視線を上げた先にとんでもないものを見つけもう一度気絶しそうになった。目の前に満天の星空……ということは?自分があげた声は丸聞こえだったということだ。なんという……思い出したく無いのに自分の言葉をどんどん思い出していく。
「はやく入れて」「もっと奥までほしい」「足りない」「そこ、ついて、もっと」「乳首も弄って」
……のたうち回りたい気分だ。だが実際はピクリとも体が動かせないほど疲れている。湯をかける手は優しくて意外なほど丁寧だ。
「セオ…嬉しそうだな。」
「ああ、貴男が驚くほど素直にその身を委ねてくれた。今も…素直だ。」
「……疲れているだけだ。それにこの湯は心地良い。」
「誉めたそばから憎まれ口か?」
そんな軽口を叩きながらも嬉しそうにデジレの体を綺麗に洗っていく。しかし視線の先が少し困る。先程まで凶悪なほどの大きさのソレも少し小さくなってはいるが相変わらず主張していて同じ男として可哀想な気もする。しかしながらもう受け入れるのは辛い。流石にもう無理だしそれがわかっているから体を繋げてこないのだろう。
デジレの視線から言いたい事がわかったのだろう
「気にするな、そのうちおさまる」と言うが実はそれも癪だ。
……せっかく「素直だ」と誉めてくれた事だし、今日は素直に言ってしまおう。
「知っているか?自分に欲情する男に裸を見せておいてそのうち治まられるのも癪に触る。
……ん?この手はまだ大丈夫だぞ?」
煽った訳ではない。素直に言ったまでだ……それがなぜ私は今、またこの男に組み敷かれて貫かれ声をあげているのか……。
しかし、これほどの男を籠絡させた私は変な自信を持ちそうだ。
10
お気に入りに追加
300
あなたにおすすめの小説




男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる