総ての海を征するもの……の正妻?

白いモフモフ

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巻き沿いのマオ7

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 マオの膝裏をぐっと持ち上げて左右に開く。幼児に用を足させる時の格好にしたが両手が塞がってマオの前を縛る紐をとってやれない。周りを見ると少し離れた方に椅子が一つあったのでそちらへ移動する。

「っひ……っひ……ぁ」

 マオは揺れる体を安定させようとしているのか必死で後ろのコウに手を伸ばしてしがみつく。後ろにいる人にしがみつくには胸を突き出す様にして手を後ろに回すため、自然と赤くなった乳首が強調されて目の毒だ。
 椅子の側に来ると片足を椅子に預けてもう片方の足を持って割開く。今度は片手が開くので取ってやれそうだ。わざとマオの顔を覗き込み嫌がるマオと目を合わせる。

「マオ、楽にさせてやるから」

 ただ首を横に振るだけの仕草も可愛い。ゆっくりと手を伸ばして先端を一撫でしてやると体をビクッと強ばらせる。そのまま縛る紐をといた。なんとしても我慢しそうな先端をピンと指で弾いてやる。

「っひ…ぃーぃやぁぁ」

……パタッ……パタタタ…………地面の落ち葉に水が落ちる音がした。マオの小さな悲鳴が微かに聞こえ、大量の水音が続く。
 音が止んだところで腰を揺するとまたビクビクする体を水貯めまで運び、ズルッと一度抜いてやる。
 初めてなのに内容が濃すぎたか、マオはそのまま眠りに落ちた。

 水貯めの水は日中の光で少し温くなっていてちょうどいい。桶にすくい布を浸して顔から順に洗っていくとやはり胸のところで悪戯心がわきでた。
 チュチュと軽くキスマークを散らす……これでマオは俺のお手つきとわかる。それを改めて眺めて満足すると臍、薄い下生え、くったりしている性器と洗ってやる。まだまだ抱くつもりなので中は軽く洗って軟膏を塗って……我慢。

 大きい布にくるんでベッドに寝かせてやると温もりを求めてくっついて来た。
……またすぐに抱こうと思っていたがあまりの可愛らしさにそれを堪能する事にして抱え込み直し、自分も少しの眠りについた。



 フワフワとした気持ちいいけだるさ……自分の頭を撫でる大きな手はずっと欲しかったもの。自分だけのためにされる行為は…どんなものでも実は嬉しい。
いつもは意地を張っている。だってそうしないと子供は邪魔だから、いらないから……用無しになってしまうから。
 可愛い仕草も、言葉も一人前の男には無いから、“俺”にもいらない。
 ……でも、もし……コウが“マオ”をいると、欲しいと言うのなら……コウの為に……コウにだけなら、ちょっとだけ素直になってあげる。

 ……でも、コウ……やり過ぎだよ。
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