Ωの僕がお偉いさん

白いモフモフ

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なんで来るの!?

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 その日の夜、ポニ子が2人と共に帰ってきた。
ん?2人?……爺が来てくれるの予想してだけど、もう1人は誰?

「ノエルー!会いたかったぞノエル!!さぁ顔を見せなさい!可哀想にこんなにやつれて!」

「…父様…。なんで来ちゃうの?!爺も、なんで連れて来ちゃったの?」

「申し訳ございません。城から街の隠れ家に続く抜け道を教えて戴いたのですが、隠れ家にすでに王がいらっしゃいまして…。」

「私はポニ子とポニ朗の違いくらい分かるぞ?ポニ朗は私にエサを強請るからな。ポニ子は私を無視するんだ。」

…そんな見分け方なんだ。
でも、来てくれて嬉しいな。ちょっと大袈裟で愛情表現が暑苦しいけど心配してくれていたんだね。

「ノエル様、早速ですが…番らしい人が現れたと?」

「そう!でもね聞いてた話と全然違うの。ちっともドキドキしないし、キュンとしないの。香りはすっごくするし、2刻も隠れてたのに探してたみたいだから間違いない筈なんだけど。どうして?」

「2刻も探してたいたと?偶然ではなく?」

僕は事の経緯を総て話して答えを待った。でもその答えはやっぱりその人は番で間違いがないらしい。

「ノエル、よくお聞き。お前はΩ側の事は良く知っているがα側の事は知らないだろう?
 αは自分のΩを見つけたら絶対に離さないんだ。αは自分のΩが側にいるとわかれば探し出さずにはいられない。そして何としてでも自分の側に置いて片時も離したくない。
 勿論、相手の事を尊重して相手の自由は許すよ?でもねそれは思いが通じて相思相愛だとわかるまではものすごいアプローチをする。」

 父様…不安にしかならないお言葉だよ。
もしそれがαなら、見つかった僕は今後ものすごいアプローチを受ける事になるんだよね?

「だがノエル、お前はまだ発情期が来て無いだろう?お前はまだ成人前の子供でもあるから……不味いな。親を取り込もうとするぞ?ターダといったか……爺!」

 うそ?!……親を?ああ、許婚にしようということか…まずいね。

「はい。ターダは国外に出ております。あの末弟は本来一つ所に腰を降ろした事が御座いません。今回の報酬が思っていたよりも良いものだったため既に海の上でございます。」

「もう海に出ちゃったんだ。僕が母様の叔父様に頼んだの。1人海に出たいらしいから載せてあげてほしいって。叔父様の船なら絶対安全でしょう?」

(…安全…なのか?)(まぁ…安全なのでしょう)(あれを安全というのか?)(皆様ノエル様には甘いのです)
 ボソボソ言ってるけど聞こえてますよ。

「まぁ良い。ターダがおらぬのなら誰かが保護者にならねば今すぐにでも攫われてしまうぞ?っとその前に相手の素姓が先か。」

「その相手なのですが父様…。なんとなく見覚えがあるのです。」

「それは何方なのですか?」

 それが思い出せないと答えてまた考える。…なんか父を見てると思い出してきた。

「うーん…父様の?違うな…父様と会ってる…うん、誰か一緒に謁見室で…。あ…なんか嫌な予感。」
 思い出してきたけど最悪かも。















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