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※最後の大事な授業 2
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※引き続き生徒視点
背後注意願います。
・・・・・・・・
「αというのは非常に厄介です。本音で言えば常に番を抱いていたい。……ええ、性的意味も含めてですね。今後の発情期は2日前くらいから気を付けて下さい。番は気づいています。本人が気づいていなくてもわかるんですよ、そして非常に手を出したくなる。番が発情期中に記憶が殆ど無くなるというのは本当は番のα側の行為によるものが原因です。私だけを頼り、私の腕の中で私しか知らない姿で……ええ、一時も離したくないですね。」
……えっと。……保健の先生、これヤバくないですか?校長先生の本音知ってます? えっと、なんか様子おかしいですよ?
初めて聞くαの本音は非常に重かった。
「さて、それじゃ校長先生ありがとうございました。」
場の雰囲気にそぐわない明るい声でノエル先生がお礼を言うと校長先生は直ぐに一礼して出ていった。
「αのお話はここまでです。察したかもしれないけど今の話で番に会いたくなっちゃうらしいので。」
明日保健の先生は休みだね~とマオ先生の言葉にやっぱりそうなんだと思った。つまり校長先生は保健の先生を抱きに行ったと?
あはは~困るよね?とトータ先生は笑うけどノエル先生は笑い事じゃないんだよと愚痴りはじめた。
「大抵ああいう風になってから来ると切羽詰まってるから入れるの大変なんだよね。」
「そうそう、ギンギンになっていて凶悪な大きさになってるもんね。でもそのくせ乱暴にしないからこっちが気をつかっちゃう。」
「わかる~。もうスッゴイのが半ばまで入ってる段階で『辛くないか?』って、今の状態が辛いって感じだよね?」
「そうだよねぇ、もうちゃんと最後まで突っ込んでほしいのに『そこで止まる?!』って感じだよねぇ。こっちはもう何も言えないのに。」
あああああああ あの!せ、先生?一体、何を言っちゃってるんですか?なんか…あの、ちょっと!?
「ん?何って。Ωの本音。」
「ルートハーブ君は未経験だからまだだけど、こういうΩの本音も知っておくと楽だよ。ああいう風に切羽詰まったαのモノはサイズ的に最終段階で挿入されたらすぐノットまで突っ込まれると思った方が良い。タイプによるけど『大丈夫』なんて返事したらすごい攻めて来るから。もうガンガン突き上げられて飛んじゃう。」
「うんうん、ならしも最初から指2本で速攻で3本になるとかバラバラに動かされて……まぁ直ぐに大丈夫になるんだけど。場所も会ったその場でなんて事もあるし。」
「シャワー浴びてベッドで…なんて無理。」
「そう。下手すると玄関ホールとか執務室でするなんて事もあるから。……たぶん今日は保健の倉庫室だろうね。」
…………え?……あ……。
一気に色々と理解して顔が紅くなる。なんだか居心地が悪くてソワソワしてしまう。……成る程、だから最後の授業なんだ。でもこれって只の暴露大会じゃない?
暴露大会という名の最後の授業が終わりトータ先生から手紙が渡されたので自室で読んでみた。
[フールフーガではΩの専門店というものがあります。スサエナの店よりももっと専門で大抵の物が揃い相談もできるので紹介状を用意しました。君はフールフーガに渡る子の中で一番自由がきくと思いますので君に渡しておきます。できれば他の子にもその店を教え連れ出してあげてください。]
馴れない土地に行く自分達を考えてこういう場所を教えてくれたのかと思うと感動で目に涙が浮かんだ。
……フールフーガに渡り、馴れて来た頃トータ先生から『送って』と手紙とお金が届き、この時の僕の涙を返せと言いたくなるのはちょっと先の事だ。
背後注意願います。
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「αというのは非常に厄介です。本音で言えば常に番を抱いていたい。……ええ、性的意味も含めてですね。今後の発情期は2日前くらいから気を付けて下さい。番は気づいています。本人が気づいていなくてもわかるんですよ、そして非常に手を出したくなる。番が発情期中に記憶が殆ど無くなるというのは本当は番のα側の行為によるものが原因です。私だけを頼り、私の腕の中で私しか知らない姿で……ええ、一時も離したくないですね。」
……えっと。……保健の先生、これヤバくないですか?校長先生の本音知ってます? えっと、なんか様子おかしいですよ?
初めて聞くαの本音は非常に重かった。
「さて、それじゃ校長先生ありがとうございました。」
場の雰囲気にそぐわない明るい声でノエル先生がお礼を言うと校長先生は直ぐに一礼して出ていった。
「αのお話はここまでです。察したかもしれないけど今の話で番に会いたくなっちゃうらしいので。」
明日保健の先生は休みだね~とマオ先生の言葉にやっぱりそうなんだと思った。つまり校長先生は保健の先生を抱きに行ったと?
あはは~困るよね?とトータ先生は笑うけどノエル先生は笑い事じゃないんだよと愚痴りはじめた。
「大抵ああいう風になってから来ると切羽詰まってるから入れるの大変なんだよね。」
「そうそう、ギンギンになっていて凶悪な大きさになってるもんね。でもそのくせ乱暴にしないからこっちが気をつかっちゃう。」
「わかる~。もうスッゴイのが半ばまで入ってる段階で『辛くないか?』って、今の状態が辛いって感じだよね?」
「そうだよねぇ、もうちゃんと最後まで突っ込んでほしいのに『そこで止まる?!』って感じだよねぇ。こっちはもう何も言えないのに。」
あああああああ あの!せ、先生?一体、何を言っちゃってるんですか?なんか…あの、ちょっと!?
「ん?何って。Ωの本音。」
「ルートハーブ君は未経験だからまだだけど、こういうΩの本音も知っておくと楽だよ。ああいう風に切羽詰まったαのモノはサイズ的に最終段階で挿入されたらすぐノットまで突っ込まれると思った方が良い。タイプによるけど『大丈夫』なんて返事したらすごい攻めて来るから。もうガンガン突き上げられて飛んじゃう。」
「うんうん、ならしも最初から指2本で速攻で3本になるとかバラバラに動かされて……まぁ直ぐに大丈夫になるんだけど。場所も会ったその場でなんて事もあるし。」
「シャワー浴びてベッドで…なんて無理。」
「そう。下手すると玄関ホールとか執務室でするなんて事もあるから。……たぶん今日は保健の倉庫室だろうね。」
…………え?……あ……。
一気に色々と理解して顔が紅くなる。なんだか居心地が悪くてソワソワしてしまう。……成る程、だから最後の授業なんだ。でもこれって只の暴露大会じゃない?
暴露大会という名の最後の授業が終わりトータ先生から手紙が渡されたので自室で読んでみた。
[フールフーガではΩの専門店というものがあります。スサエナの店よりももっと専門で大抵の物が揃い相談もできるので紹介状を用意しました。君はフールフーガに渡る子の中で一番自由がきくと思いますので君に渡しておきます。できれば他の子にもその店を教え連れ出してあげてください。]
馴れない土地に行く自分達を考えてこういう場所を教えてくれたのかと思うと感動で目に涙が浮かんだ。
……フールフーガに渡り、馴れて来た頃トータ先生から『送って』と手紙とお金が届き、この時の僕の涙を返せと言いたくなるのはちょっと先の事だ。
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