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なんか速くない?
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出港から半日、なんだか速度が速くないか?と思った。なんていうのかな……フェリーに乗った時の速度に近く感じるのだ。いやいや、ここはまだエンジンないから無理な筈。でも速いよね?
「マオ~今どこら辺?」
通りかかった珍しく真面目に仕事中のマオに聞いて見ると明日の朝には到着と教えてくれた。というか夜に着くらしいけどフールフーガと違って夜の着岸をさせてくれないから朝という事らしい。やっぱり速いじゃん。どうしてなの?
「ん~、本気の走り?ってとこ。陛下が『行け行けゴーゴー』ってやつだよ。」
……マオ僕の口調真似っこ上手くなったね。なんとなくわかったよ。何でかは知らないけど陛下と提督は混ぜるな危険なんだね?全部陛下のせいなんだね。マオが珍しく走り回ってるのも……意外な事にサミュエルが見張り台に登ってるのも。そう、サミュエルは声が小さいせいか鐘を持って上がっていて鐘の音で伝えてる。
「爺~、到着したら僕たちはお出迎えの人達に任せてスサエナに戻った方が良いのかな?それともやっぱりご案内係かな?」
「そうですね……本来なら王妃様、皇太子であるローランド様とグリフウッドの領主アーノルド様のお出迎えのでしょうから一度お別れして後日に備えたい処ですがサミュエル様のご要望がありますのでやはりご一緒にでしょうか。」
やっぱりそうか。サミュエルは4人でならパーティーも頑張るって言ってたし。王都での来国の歓迎パーティーから始まり他も2つ3つ招待で来るだろうし、スサエナではΩだけのパーティーも期待されてる。え?そんなのあるのかって?まぁだけって訳では無いね。その婚約者、番もだから。でも貴族籍を持ったままのΩも増えてきた今はそんなのがあってもおかしくないでしょ?
爺と今後の打ち合わせをしながら寝るまでの時間を潰し、少し遠くにグリフウッドの明かりを見ながら眠った。
翌朝、起きるともう港に入っていて後は降りるだけになっていたのには驚いた。
「ノエル~、一緒に行きましょ~。」とルンルン気分で来たサミュエルはあろうことか陛下と手を繋いでやって来た。
いや、僕はお迎えする側だから先に降りるって言ったけど陛下が『サミュエルと一緒に降りてやってほしい』なんて言ってきたからまたもや予定変更。
う~ん。やっぱり滞在中は一緒の行動と見た方が良いか?
甲板から覗くと見物人というか出迎えというか……グリフウッドの街の人々と明らかに貴族の人々が待っていた。……アーノルドは案内約として来ている筈だと探すとちょうどそれらしき馬車が到着した。
続いて陛下や提督を乗せる馬車も。あ、いつの間にか爺が下にいて話をしているね。たぶん僕の行動の予定変更だと思う。 爺~ありがと~。なんて思ってる間に爺は荷物搬送でごった返すスロープを避けて垂れ下がってるロープで登って来た。
「やれやれ、年寄りに対して人使いが荒い」等と文句言ってるけど、今まさに、目の前で年寄りらしからぬ行動を見た気がする。
「ノエル様、下船し皆様と合流しましたら爺は半日ほど所用で出かけますので。」
ああ、何か頼まれたのね?わかったよ~。適当に補佐見つけるから安心してね。
・・・・・・・・
本日、通信障害のため色々と不具合があります。
途中切れになってるなどありましたらご容赦下さい。
「マオ~今どこら辺?」
通りかかった珍しく真面目に仕事中のマオに聞いて見ると明日の朝には到着と教えてくれた。というか夜に着くらしいけどフールフーガと違って夜の着岸をさせてくれないから朝という事らしい。やっぱり速いじゃん。どうしてなの?
「ん~、本気の走り?ってとこ。陛下が『行け行けゴーゴー』ってやつだよ。」
……マオ僕の口調真似っこ上手くなったね。なんとなくわかったよ。何でかは知らないけど陛下と提督は混ぜるな危険なんだね?全部陛下のせいなんだね。マオが珍しく走り回ってるのも……意外な事にサミュエルが見張り台に登ってるのも。そう、サミュエルは声が小さいせいか鐘を持って上がっていて鐘の音で伝えてる。
「爺~、到着したら僕たちはお出迎えの人達に任せてスサエナに戻った方が良いのかな?それともやっぱりご案内係かな?」
「そうですね……本来なら王妃様、皇太子であるローランド様とグリフウッドの領主アーノルド様のお出迎えのでしょうから一度お別れして後日に備えたい処ですがサミュエル様のご要望がありますのでやはりご一緒にでしょうか。」
やっぱりそうか。サミュエルは4人でならパーティーも頑張るって言ってたし。王都での来国の歓迎パーティーから始まり他も2つ3つ招待で来るだろうし、スサエナではΩだけのパーティーも期待されてる。え?そんなのあるのかって?まぁだけって訳では無いね。その婚約者、番もだから。でも貴族籍を持ったままのΩも増えてきた今はそんなのがあってもおかしくないでしょ?
爺と今後の打ち合わせをしながら寝るまでの時間を潰し、少し遠くにグリフウッドの明かりを見ながら眠った。
翌朝、起きるともう港に入っていて後は降りるだけになっていたのには驚いた。
「ノエル~、一緒に行きましょ~。」とルンルン気分で来たサミュエルはあろうことか陛下と手を繋いでやって来た。
いや、僕はお迎えする側だから先に降りるって言ったけど陛下が『サミュエルと一緒に降りてやってほしい』なんて言ってきたからまたもや予定変更。
う~ん。やっぱり滞在中は一緒の行動と見た方が良いか?
甲板から覗くと見物人というか出迎えというか……グリフウッドの街の人々と明らかに貴族の人々が待っていた。……アーノルドは案内約として来ている筈だと探すとちょうどそれらしき馬車が到着した。
続いて陛下や提督を乗せる馬車も。あ、いつの間にか爺が下にいて話をしているね。たぶん僕の行動の予定変更だと思う。 爺~ありがと~。なんて思ってる間に爺は荷物搬送でごった返すスロープを避けて垂れ下がってるロープで登って来た。
「やれやれ、年寄りに対して人使いが荒い」等と文句言ってるけど、今まさに、目の前で年寄りらしからぬ行動を見た気がする。
「ノエル様、下船し皆様と合流しましたら爺は半日ほど所用で出かけますので。」
ああ、何か頼まれたのね?わかったよ~。適当に補佐見つけるから安心してね。
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本日、通信障害のため色々と不具合があります。
途中切れになってるなどありましたらご容赦下さい。
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