456 / 685
良識人カドラ※
しおりを挟む
※です。後半にいくほど背後注意です。
・・・・・・・
カドラさんはどんどん小さくなっていく。いや、縮こまっているからであって本当に縮んでるわけじゃないよ?あ、そんなのは分かってる?それは良かった。
あれから僕はサミュエル様にピクニック等で性行為から切り離した環境でデート等をして気分を代えてみる提案をするも、既に試した後で意味がなかったと言われた事や、ハーブ等でリラックスすることによりそちらに意識を持っていかないように考えてみたとか今までの会話を話した。
そして一番肝心……アーノルドが重要視しているだけだけど。お揃いの下着類の事もノリで買ったけど着る予定はない事も話す。
「え?着ないの?」
「……だって嫌じゃない?僕のはこの色、マオはこの色、とか知ってたらついマオで想像しない?そんなのモヤモヤしちゃうでしょ?」
「やきもち?私にはノエルだけだよ。」
なんてイチャコラもちょっとあったけど。
まぁ、そんな感じでアーノルドには分かってもらえたと思う。
「ノエル様、すまないがマオがサミュエル様に何を言ってるかもっと詳しく。」
落ち込んでため息ついたり、呆れたりと忙しいコウはいっそのこと全部知った方が後々楽だと悟ったらしい。
「そう言われても……。サミュエル様とマオの組み合わせは非常に危険だとしか。ああそうだ、カドラさん、もしかしたら近いうちにサミュエル様が物凄く大胆に誘うかも知れませんから…」
「え?」
「ちょっと待て。」
カドラさんとコウが一斉に声をだした。大丈夫、昨日の話だから直ぐには実行難しいから。
「ノエル?それは実行確定なのかな?」
「うん。そうだと思うよ?ノリノリでトータが教えてマオが用意するって言ってたから。」
……3人のαが固まったねぇ。アーノルドが「詳しく」と言うので教えてあげよう。でも僕は引いたよ?それを覚えておいてね?
「まずサミュエル様の住んでるような環境がないと出来ない事なんでコウの心配はマオが張り切りすぎるっていう事以外はないので安心して?」
「いや、そこが一番心配だから。」
「ノエル?安心させる要素は何処にもないよ?」
「……あの…お2人にここまで言わせるマオはサミュエルと一緒に今もいるのですが?」
コウとアーノルドの突っ込みとカドラさんの不安を丸っと無視していこう。
「え~と、回りから覗けない庭先に大きめのブランコを用意します。サミュエル様は過激な下着に薄物の透けるような上着を着てブランコの上で待ってます。ここまでが演出です。」
なんか古い昭和ポルノ映画に出てきそうだよね?まぁ、トータが昔いた所の先輩Ωがやっていたと言ってたからやっぱり古いよね?僕的にはサミュエル様はこの案がダメだったとしてもブランコが作られるから嬉しいんだと思うよ。
「ブランコで密着イチャイチャの後、手作りスイーツを食べさせてあげると言われます。先にサミュエル様がお部屋に戻り後から呼ばれます。そこで待っているのは全裸に薄布を羽織っただけのサミュエル様です。そこでまた密着イチャイチャ、『あーん』で食べそこなわせたふりで落としたスイーツをサミュエル様が拾うと見せかけカドラさんのにいきなり舌を這わせる……という筋書きです。」
・・・・・・・
カドラさんはどんどん小さくなっていく。いや、縮こまっているからであって本当に縮んでるわけじゃないよ?あ、そんなのは分かってる?それは良かった。
あれから僕はサミュエル様にピクニック等で性行為から切り離した環境でデート等をして気分を代えてみる提案をするも、既に試した後で意味がなかったと言われた事や、ハーブ等でリラックスすることによりそちらに意識を持っていかないように考えてみたとか今までの会話を話した。
そして一番肝心……アーノルドが重要視しているだけだけど。お揃いの下着類の事もノリで買ったけど着る予定はない事も話す。
「え?着ないの?」
「……だって嫌じゃない?僕のはこの色、マオはこの色、とか知ってたらついマオで想像しない?そんなのモヤモヤしちゃうでしょ?」
「やきもち?私にはノエルだけだよ。」
なんてイチャコラもちょっとあったけど。
まぁ、そんな感じでアーノルドには分かってもらえたと思う。
「ノエル様、すまないがマオがサミュエル様に何を言ってるかもっと詳しく。」
落ち込んでため息ついたり、呆れたりと忙しいコウはいっそのこと全部知った方が後々楽だと悟ったらしい。
「そう言われても……。サミュエル様とマオの組み合わせは非常に危険だとしか。ああそうだ、カドラさん、もしかしたら近いうちにサミュエル様が物凄く大胆に誘うかも知れませんから…」
「え?」
「ちょっと待て。」
カドラさんとコウが一斉に声をだした。大丈夫、昨日の話だから直ぐには実行難しいから。
「ノエル?それは実行確定なのかな?」
「うん。そうだと思うよ?ノリノリでトータが教えてマオが用意するって言ってたから。」
……3人のαが固まったねぇ。アーノルドが「詳しく」と言うので教えてあげよう。でも僕は引いたよ?それを覚えておいてね?
「まずサミュエル様の住んでるような環境がないと出来ない事なんでコウの心配はマオが張り切りすぎるっていう事以外はないので安心して?」
「いや、そこが一番心配だから。」
「ノエル?安心させる要素は何処にもないよ?」
「……あの…お2人にここまで言わせるマオはサミュエルと一緒に今もいるのですが?」
コウとアーノルドの突っ込みとカドラさんの不安を丸っと無視していこう。
「え~と、回りから覗けない庭先に大きめのブランコを用意します。サミュエル様は過激な下着に薄物の透けるような上着を着てブランコの上で待ってます。ここまでが演出です。」
なんか古い昭和ポルノ映画に出てきそうだよね?まぁ、トータが昔いた所の先輩Ωがやっていたと言ってたからやっぱり古いよね?僕的にはサミュエル様はこの案がダメだったとしてもブランコが作られるから嬉しいんだと思うよ。
「ブランコで密着イチャイチャの後、手作りスイーツを食べさせてあげると言われます。先にサミュエル様がお部屋に戻り後から呼ばれます。そこで待っているのは全裸に薄布を羽織っただけのサミュエル様です。そこでまた密着イチャイチャ、『あーん』で食べそこなわせたふりで落としたスイーツをサミュエル様が拾うと見せかけカドラさんのにいきなり舌を這わせる……という筋書きです。」
22
お気に入りに追加
2,664
あなたにおすすめの小説
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
兄弟カフェ 〜僕達の関係は誰にも邪魔できない〜
紅夜チャンプル
BL
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェ「セプタンブル」がある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客に素敵なひとときを提供する。
ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。
そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる