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魔法の一声※
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久しぶりに真剣に考えたよ。まずはリラックスすることが大事だ。……こんな状況で無理だ?そうだよね。じゃあ強制的に弛緩させる方法が必要だね。
「この島に麻痺させるものはありますか?眠らせてしまう物でもいいです。」
「海にいるが毒生物だな。ウニやカニ、魚のなかに麻痺毒を持つ物がいる。後はフィーアという植物の実の汁は痺れを起こさせる。」
淡々と今困ってる人だとは思えない声で答えてくれるのは提督だ。毒は薬にもなるけど調べてある物でもないので薬としては作用させられないだろう。
駄目だ。使えない……となれば針?つぼ押し?確か針で痛みを無くさせる所があったよね?どこだっけ?いや、その前に針がないじゃん。詳しい場所も膝の下くらいしか知らない。
「えーと、とりあえずリラックスさせるつぼを押して下さい。手の親指の……ここら辺をギュゥっと。」
「ここら辺?か?」
僕のお手本を見ながら提督がデジレ様の手をとって一撫でしてから押す。
うーん、みた感じそんなに切羽詰まってる感じじゃないから大事じゃなさそう。最悪、船に有るだろう痛み止めの香を焚いて下半身を麻痺させる方法もあるけどそれだとおそらく被害もでるだろうから……本人達も嫌だろうね。たぶんちょっとの差で抜けると思うんだけど?
あ、良い方法思いついた!香を焚くんじゃなくて嗅がせるか、ほんのちょっとだけ焚くなら?香の先っぽちょんぎって鼻につめる?
僕が咄嗟に思いついた方法の一部分を口にした時と提督の疑問が良い感じに?重なってしまった。
「……何のためにリラックスを?」
「ちょんぎる?」
…………………………
グゥゥっとどこからか低く動物の唸りのような音が聞こえ、すぐにデジレ様のちょっと拍子抜けしたような声が聞こえた。
「ぬ けた。」
ん?
「ぬけた。…大丈夫だ。大丈夫だ!」
本当?!え?本当に?良かった~って…あれ?提督、顔色悪いです?デジレ様もなぜそんなに動けるアピールを?
抜けた今の方がお二方とも顔色が悪い?
「お顔の色が悪いですよ。急に血が回るようになってご気分を悪くしてませんか?!痛みは?!」
デジレ様はともかく提督の顔色まで変わってしまうなんて!大変だと焦り、聞けば二人とも黙って僕を見ていた。
僕がなんかした?
「……ノエル様、とても気になる事なので聞くが、先程なんと言われた?」
??何にも言ってませんよ。あぁ、そういえば提督が何のためにリラックスをするのかと聞いていたね。
「ノエル様は先程、ちょんぎる と言われたのだが?」
……言った?あれ?
「いえいえ、あれは香を~」
ああああ、理解。提督とデジレ様は痛みを少なくさせて提督のアレをちょんぎる事で僕が解決をしようとしていると勘違いをしたんだ。
僕はちゃんと香の事、つぼの事を話してデジレ様の下半身を一時的に麻痺させて抜こうとした事、でもそうすると筋肉の締まりを無くした下半身は垂れ流しになるので最小限に抑えようとした事を説明して解ってもらえた。
あー疲れた。
「この島に麻痺させるものはありますか?眠らせてしまう物でもいいです。」
「海にいるが毒生物だな。ウニやカニ、魚のなかに麻痺毒を持つ物がいる。後はフィーアという植物の実の汁は痺れを起こさせる。」
淡々と今困ってる人だとは思えない声で答えてくれるのは提督だ。毒は薬にもなるけど調べてある物でもないので薬としては作用させられないだろう。
駄目だ。使えない……となれば針?つぼ押し?確か針で痛みを無くさせる所があったよね?どこだっけ?いや、その前に針がないじゃん。詳しい場所も膝の下くらいしか知らない。
「えーと、とりあえずリラックスさせるつぼを押して下さい。手の親指の……ここら辺をギュゥっと。」
「ここら辺?か?」
僕のお手本を見ながら提督がデジレ様の手をとって一撫でしてから押す。
うーん、みた感じそんなに切羽詰まってる感じじゃないから大事じゃなさそう。最悪、船に有るだろう痛み止めの香を焚いて下半身を麻痺させる方法もあるけどそれだとおそらく被害もでるだろうから……本人達も嫌だろうね。たぶんちょっとの差で抜けると思うんだけど?
あ、良い方法思いついた!香を焚くんじゃなくて嗅がせるか、ほんのちょっとだけ焚くなら?香の先っぽちょんぎって鼻につめる?
僕が咄嗟に思いついた方法の一部分を口にした時と提督の疑問が良い感じに?重なってしまった。
「……何のためにリラックスを?」
「ちょんぎる?」
…………………………
グゥゥっとどこからか低く動物の唸りのような音が聞こえ、すぐにデジレ様のちょっと拍子抜けしたような声が聞こえた。
「ぬ けた。」
ん?
「ぬけた。…大丈夫だ。大丈夫だ!」
本当?!え?本当に?良かった~って…あれ?提督、顔色悪いです?デジレ様もなぜそんなに動けるアピールを?
抜けた今の方がお二方とも顔色が悪い?
「お顔の色が悪いですよ。急に血が回るようになってご気分を悪くしてませんか?!痛みは?!」
デジレ様はともかく提督の顔色まで変わってしまうなんて!大変だと焦り、聞けば二人とも黙って僕を見ていた。
僕がなんかした?
「……ノエル様、とても気になる事なので聞くが、先程なんと言われた?」
??何にも言ってませんよ。あぁ、そういえば提督が何のためにリラックスをするのかと聞いていたね。
「ノエル様は先程、ちょんぎる と言われたのだが?」
……言った?あれ?
「いえいえ、あれは香を~」
ああああ、理解。提督とデジレ様は痛みを少なくさせて提督のアレをちょんぎる事で僕が解決をしようとしていると勘違いをしたんだ。
僕はちゃんと香の事、つぼの事を話してデジレ様の下半身を一時的に麻痺させて抜こうとした事、でもそうすると筋肉の締まりを無くした下半身は垂れ流しになるので最小限に抑えようとした事を説明して解ってもらえた。
あー疲れた。
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