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お買い物♪
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さーて、そろそろ移動しよう!と促すも三人はランジェリーに必死だ。マオは自信がβな為、僕たちがいないと入店もお断りされるという事からこの機会を逃してはならないと思ってるようだ。
「ぅわぁ~、このおパンツ見て見て!」
トールがウエストの部分を持って広げたまま頭の上で振ってるパンツの過激なデザイン……本気でパンツのつもりなのか?ほぼヒモだろ?もうパンツ履かないでいいじゃ?
「何言ってんの!のぅ…………エル!」
おい、今完全に『ノエル』って言おうとしてたでしょ。マオは本当にこういう切り替えダメなんだね。一応お忍びってわかってる?わかってないでしょ?王族がこんな下着で騒いでるなんて知られたら大変なんだからね?!
「エル~、これならエルも抵抗無いんじゃない?」
そう言ってトールが渡してくれたのは黒色にピンクのレースがこれでもかって程についたビスチェ。
……まぁ、これくらいなら?いや、でも僕ならそっちの水色レースがいいな。そっちは胸元にリボンついてて好き。あ、そっちのセットになってるのも良いかも。レースもなにもついて無いけど大人っぽくて……なんてオモッテナイヨ。
「エル様、サミー様のお姿が。」
ごちゃごちゃ言ってる間にサミーが一人で行動したらしく爺から注意が入る。サミーの姿は3つ隣の通路に消えたらしい。急いで移動すると薄紫に濃い紫を組み合わせたランジェリーのセットを気に入ったらしい。薔薇のモチーフがより大人らしさを演出している。
「決まりましたか?」と聞いた僕にサミーは満面の笑みで答えた。これをきっかけに下着売り場から移動する。ここから先は爺といえども動向禁止だ!
……まぁ、紙袋下げて来たらナニかを仕入れたとわかってしまうんだけどせめて詳しい中身だけは知られたくない。……さすがにここでお揃いは無いと思うけど、一応ね?
!ここに、まさかここにこんな物があるとは!
僕は思わずそれを手に取った。……極限まで細い麻の繊維で編んだベッド周りのカーテン。色はクリーム、裾回りにのみ濃い茶で薔薇の模様が入っている。
欲しい……絶対欲しい。お値段は……安い!大きさもちょうどいいか?チラリと三人を見ると通路をはさんで反対側にあるブランコに夢中だ。
ここは例のΩ専門用品を扱う売り場に向かう途中。いわゆるショーウィンドウのような展示スペースなんだが、そこで見つけてしまったのだ。
手にしたまま離れていた爺をジィィーーーっと見つめると諦めたように来た爺が店員に指示を出してくれた。……やったぁあ~。
「……これは何に使うの?」
「……………あっ!!トール、わかりました!たぶんエルはこの中で一糸纏わず番さんを待つんです!」
「スゲーな!やるなエル!」
違う!!全然違う!どうしてそうなる!
「ええ~、違うの?」
「違うんですか?じゃあ…あっ、あのランジェリーを?」
違う!これは普通に!寝るとき使いたいの!
「あぁ~、エルのベッドってこういうのいつもあるもんな。」
疲れる……なんで買い物するだけでこんなに疲れてるんだろ。ああ、早く帰りたくなってきた。
「ぅわぁ~、このおパンツ見て見て!」
トールがウエストの部分を持って広げたまま頭の上で振ってるパンツの過激なデザイン……本気でパンツのつもりなのか?ほぼヒモだろ?もうパンツ履かないでいいじゃ?
「何言ってんの!のぅ…………エル!」
おい、今完全に『ノエル』って言おうとしてたでしょ。マオは本当にこういう切り替えダメなんだね。一応お忍びってわかってる?わかってないでしょ?王族がこんな下着で騒いでるなんて知られたら大変なんだからね?!
「エル~、これならエルも抵抗無いんじゃない?」
そう言ってトールが渡してくれたのは黒色にピンクのレースがこれでもかって程についたビスチェ。
……まぁ、これくらいなら?いや、でも僕ならそっちの水色レースがいいな。そっちは胸元にリボンついてて好き。あ、そっちのセットになってるのも良いかも。レースもなにもついて無いけど大人っぽくて……なんてオモッテナイヨ。
「エル様、サミー様のお姿が。」
ごちゃごちゃ言ってる間にサミーが一人で行動したらしく爺から注意が入る。サミーの姿は3つ隣の通路に消えたらしい。急いで移動すると薄紫に濃い紫を組み合わせたランジェリーのセットを気に入ったらしい。薔薇のモチーフがより大人らしさを演出している。
「決まりましたか?」と聞いた僕にサミーは満面の笑みで答えた。これをきっかけに下着売り場から移動する。ここから先は爺といえども動向禁止だ!
……まぁ、紙袋下げて来たらナニかを仕入れたとわかってしまうんだけどせめて詳しい中身だけは知られたくない。……さすがにここでお揃いは無いと思うけど、一応ね?
!ここに、まさかここにこんな物があるとは!
僕は思わずそれを手に取った。……極限まで細い麻の繊維で編んだベッド周りのカーテン。色はクリーム、裾回りにのみ濃い茶で薔薇の模様が入っている。
欲しい……絶対欲しい。お値段は……安い!大きさもちょうどいいか?チラリと三人を見ると通路をはさんで反対側にあるブランコに夢中だ。
ここは例のΩ専門用品を扱う売り場に向かう途中。いわゆるショーウィンドウのような展示スペースなんだが、そこで見つけてしまったのだ。
手にしたまま離れていた爺をジィィーーーっと見つめると諦めたように来た爺が店員に指示を出してくれた。……やったぁあ~。
「……これは何に使うの?」
「……………あっ!!トール、わかりました!たぶんエルはこの中で一糸纏わず番さんを待つんです!」
「スゲーな!やるなエル!」
違う!!全然違う!どうしてそうなる!
「ええ~、違うの?」
「違うんですか?じゃあ…あっ、あのランジェリーを?」
違う!これは普通に!寝るとき使いたいの!
「あぁ~、エルのベッドってこういうのいつもあるもんな。」
疲れる……なんで買い物するだけでこんなに疲れてるんだろ。ああ、早く帰りたくなってきた。
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