404 / 685
※声をおとそうか!
しおりを挟む
※ご注意 サミュエルくんのお話の内容が際どいです。背後注意をお願いします。
お二人を見送ってグラスに新しくジュースを注ぐとサミュエル様に先を促した。
「ノエル様は番様がいらっしゃるのでしょう?離れて暮らさなければいけない事に辛いとは思われませんか?」
おぉ……なんか語りが始まるかと思ってたら質問ですか?
「いえ、辛いと言うより時々寂しいと思いますが子供達がいますのでそれほどでもないです。」
「実は……私も番と離れて暮らさなければならないのですがそれがとても辛いのです。」
ふんふん、某かの事情があるのだろうがサミュエル様は王族でも継承権は低いしなんの問題だろう?でも離れて暮らさなければいけないのは確かなんだね。
「ノエル様は……疼きませんか?」
…………………………何が?
「なんと言いますか、体の奥というかお腹の奥?子宮でしょうか……入り口から奥にかけて。私は20日に一度会えるかどうかなのですが、会うたびにそこが切ないのです。」
…………えぇと…そーいう話?ここで?
僕はまさかの話題に頭の中が大慌てだよ。
「会うたびに抱いてもらうのも良いのですがたまにはピクニック等も行きたいのですが、馬に乗ったのが刺激になって結局は外であられもない声をあげることになってしまいました。」
なんと!既に過去の出来事!
「普段と違う場所での行為はとても刺激的で我を忘れましたが、後始末にも困りますし……」
困る場所が違う!
「ノエル様はどうなさってますか?」
いやいやいやいや!どうなさってますかって!……正直にいえば僕は発情期以外はそうなりません。どうもなさってませんよ!
だけどそう言えないよね?どう答える?っていうかこんな場所でする話でもないでしょ!
「やっぱり張り型ですか?私も最初はそれで我慢していたのですが……」
サミュエル様の話は続いた。ええ、僕に聞いておきながら答える間もなく話続けるんだ。しかも普通の声の大きさでね。居たたまれない。
そして僕はパニックになった頭で一生懸命考えた結果……トータとマオを巻き込むことにした!
つまりサミュエル様にせめてこの場で話すのをやめてもらうための提案をしたのだ。
「サミュエル様、良い案があります。私の弟の番と、βではありますが私達と同じ立場の人間をご紹介させて下さいませんか?」
人数が増えることに怯えたのか狼狽えていたのでだめ押しで「色々な港に立ち寄るので色事の道具もかなり知ってるのです。私はお土産でよく貰ってるのです。」と付け加えた。
そのとたん、サミュエル様は迷いを捨てたように頷いて僕の手をとって「ありがとうございます!」と朗らかに笑う。
……音声なしでこの場面だけ見るとたぶん天使画を見たと思うんだろうな。
お二人を見送ってグラスに新しくジュースを注ぐとサミュエル様に先を促した。
「ノエル様は番様がいらっしゃるのでしょう?離れて暮らさなければいけない事に辛いとは思われませんか?」
おぉ……なんか語りが始まるかと思ってたら質問ですか?
「いえ、辛いと言うより時々寂しいと思いますが子供達がいますのでそれほどでもないです。」
「実は……私も番と離れて暮らさなければならないのですがそれがとても辛いのです。」
ふんふん、某かの事情があるのだろうがサミュエル様は王族でも継承権は低いしなんの問題だろう?でも離れて暮らさなければいけないのは確かなんだね。
「ノエル様は……疼きませんか?」
…………………………何が?
「なんと言いますか、体の奥というかお腹の奥?子宮でしょうか……入り口から奥にかけて。私は20日に一度会えるかどうかなのですが、会うたびにそこが切ないのです。」
…………えぇと…そーいう話?ここで?
僕はまさかの話題に頭の中が大慌てだよ。
「会うたびに抱いてもらうのも良いのですがたまにはピクニック等も行きたいのですが、馬に乗ったのが刺激になって結局は外であられもない声をあげることになってしまいました。」
なんと!既に過去の出来事!
「普段と違う場所での行為はとても刺激的で我を忘れましたが、後始末にも困りますし……」
困る場所が違う!
「ノエル様はどうなさってますか?」
いやいやいやいや!どうなさってますかって!……正直にいえば僕は発情期以外はそうなりません。どうもなさってませんよ!
だけどそう言えないよね?どう答える?っていうかこんな場所でする話でもないでしょ!
「やっぱり張り型ですか?私も最初はそれで我慢していたのですが……」
サミュエル様の話は続いた。ええ、僕に聞いておきながら答える間もなく話続けるんだ。しかも普通の声の大きさでね。居たたまれない。
そして僕はパニックになった頭で一生懸命考えた結果……トータとマオを巻き込むことにした!
つまりサミュエル様にせめてこの場で話すのをやめてもらうための提案をしたのだ。
「サミュエル様、良い案があります。私の弟の番と、βではありますが私達と同じ立場の人間をご紹介させて下さいませんか?」
人数が増えることに怯えたのか狼狽えていたのでだめ押しで「色々な港に立ち寄るので色事の道具もかなり知ってるのです。私はお土産でよく貰ってるのです。」と付け加えた。
そのとたん、サミュエル様は迷いを捨てたように頷いて僕の手をとって「ありがとうございます!」と朗らかに笑う。
……音声なしでこの場面だけ見るとたぶん天使画を見たと思うんだろうな。
32
お気に入りに追加
2,676
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる