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潰れてます
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*ご注意
マオの会話がちょっと妖しいです。気になるかたは背後注意願います。
新しく誂えたお気に入りの萌木色のスーツだ。首もとは若葉をデザインした銀のブローチでリボンタイを留めている。袖もとのカフスはブローチとお揃いのものでお気に入りなのだ。足元の靴もピカピカの焦げ茶色の革靴でとても軽くて歩きやすいもの。
しかし、これらを身につけたノエルはご機嫌にはみえない。人がいないところでは上着を脱いで寝転がり眉を寄せている。
「ノエル様、暖かいお湯ですよ。って……ちょっと酷いですね。」
カシスに世話をやかれながら体を起こすと更に眉が寄って今にも泣き出しそうな感じだ。
「……痛い。擦れるし……痛い。」
微かにだが顔色も良くはない様子にカシスも困ってしまう。
「後少しで提督がお見えになりますよ?お帰りになったらすぐに横になれるようにしておきますから頑張って下さい。」
間に1日おいたとはいえアーノルドに抱き潰されたノエルの体調はすこぶる悪い。あちこちに残るキスマークという名の所有の印は別として、主に腰を中心にあちらこちらに痛みがあるのだ。
「ノエル~、生きてるか~?」
珍しくもノックして入ってきたのはマオだが、そのマオも今日はおとなしい。何故なら昨日の午後には動けるようになったマオを趣味と実益をかねてまた抱き潰したヤツがいるからだ。
「あー、痛ぇ。酷いよコウ……せっかく治ったのにまたこんなにしやがって。」
ノエルが横になってるカウチの下にぺたんと座るとカウチに体を預けて休んでいる。
「マオ昨日もされたの?」
心底、可哀想にと言うノエルを見てうんうんと頷くマオは痣になった手首を見せてきた。
「見てこれ。アイツ縛って頭の上で固定したんだよ?船乗りの縛りって独特でさ、解けないんだよ。動く度に結び目が締まっていくんだ。もう最悪、終わってもほどけなくてロープ切ったんだよ。」
「うわ……酷い。あんまりだ。他は?大丈夫?」
「大丈夫くない。腰も痛いし、足のつけねも痛いし、あそこなんてまだ挟まってるし……もぅ勘弁。」
……ん?ちょっと待とうか。今何て言った?
「まだ挟まってるし」とおっしゃいました?
「そうなんだよ~。コウのヤツ、“今日俺は忙しいだからおとなしくさせる”なんて言いやがって……。小さいけど入ってんの。波型だから当たるし……外せないし取り出せない……ってノエルどうした?」
……いや。びっくりでしょう。マオ、よくそれで動けるね?僕だったら……って不味い。体が熱くなってきた。やっぱり発情期ずれたんた。
「おい、ノエル大丈夫か?……うわ、良い匂い~。」
「むーりー。やっぱりダメそう。そこら辺にカシス居る?居たら遠ざけて。」
フェロモンの影響はなくても発情期に他のαが居るのは気分的に嫌なのだ。それに、マオですら良い匂いって言うんだから自分のパートナーの事思い出すでしょ?離れてるのに可哀想じゃない。
「アーノルドさん呼んできてあげる。ついでにカシスさん追い払って来るね~。」
……ゆっくりで良いよ~、ありがたいけど。
ごめんよマオ、中に入ってるのに動かしちゃって。
あー、本格的に怠くなってきた。アーノルドのせいだからね。
マオの会話がちょっと妖しいです。気になるかたは背後注意願います。
新しく誂えたお気に入りの萌木色のスーツだ。首もとは若葉をデザインした銀のブローチでリボンタイを留めている。袖もとのカフスはブローチとお揃いのものでお気に入りなのだ。足元の靴もピカピカの焦げ茶色の革靴でとても軽くて歩きやすいもの。
しかし、これらを身につけたノエルはご機嫌にはみえない。人がいないところでは上着を脱いで寝転がり眉を寄せている。
「ノエル様、暖かいお湯ですよ。って……ちょっと酷いですね。」
カシスに世話をやかれながら体を起こすと更に眉が寄って今にも泣き出しそうな感じだ。
「……痛い。擦れるし……痛い。」
微かにだが顔色も良くはない様子にカシスも困ってしまう。
「後少しで提督がお見えになりますよ?お帰りになったらすぐに横になれるようにしておきますから頑張って下さい。」
間に1日おいたとはいえアーノルドに抱き潰されたノエルの体調はすこぶる悪い。あちこちに残るキスマークという名の所有の印は別として、主に腰を中心にあちらこちらに痛みがあるのだ。
「ノエル~、生きてるか~?」
珍しくもノックして入ってきたのはマオだが、そのマオも今日はおとなしい。何故なら昨日の午後には動けるようになったマオを趣味と実益をかねてまた抱き潰したヤツがいるからだ。
「あー、痛ぇ。酷いよコウ……せっかく治ったのにまたこんなにしやがって。」
ノエルが横になってるカウチの下にぺたんと座るとカウチに体を預けて休んでいる。
「マオ昨日もされたの?」
心底、可哀想にと言うノエルを見てうんうんと頷くマオは痣になった手首を見せてきた。
「見てこれ。アイツ縛って頭の上で固定したんだよ?船乗りの縛りって独特でさ、解けないんだよ。動く度に結び目が締まっていくんだ。もう最悪、終わってもほどけなくてロープ切ったんだよ。」
「うわ……酷い。あんまりだ。他は?大丈夫?」
「大丈夫くない。腰も痛いし、足のつけねも痛いし、あそこなんてまだ挟まってるし……もぅ勘弁。」
……ん?ちょっと待とうか。今何て言った?
「まだ挟まってるし」とおっしゃいました?
「そうなんだよ~。コウのヤツ、“今日俺は忙しいだからおとなしくさせる”なんて言いやがって……。小さいけど入ってんの。波型だから当たるし……外せないし取り出せない……ってノエルどうした?」
……いや。びっくりでしょう。マオ、よくそれで動けるね?僕だったら……って不味い。体が熱くなってきた。やっぱり発情期ずれたんた。
「おい、ノエル大丈夫か?……うわ、良い匂い~。」
「むーりー。やっぱりダメそう。そこら辺にカシス居る?居たら遠ざけて。」
フェロモンの影響はなくても発情期に他のαが居るのは気分的に嫌なのだ。それに、マオですら良い匂いって言うんだから自分のパートナーの事思い出すでしょ?離れてるのに可哀想じゃない。
「アーノルドさん呼んできてあげる。ついでにカシスさん追い払って来るね~。」
……ゆっくりで良いよ~、ありがたいけど。
ごめんよマオ、中に入ってるのに動かしちゃって。
あー、本格的に怠くなってきた。アーノルドのせいだからね。
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