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なんのお仕置き?
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この部屋には今3人の人間が転がっています。
さて、それはだれでしょーか?はい、1人目は僕で合ってるよ。それから……ローランドかって?違います。二人目はトータ。じゃあ3人目は?……マオでーす。
「……ねぇ、なんでマオまでこうなってるの?」
それぞれシーツにくるまった状態で、トータはローランドに。マオはコウによって運ばれて僕の部屋に集合していた。
因みに、僕は2人がこの部屋に来た時の騒ぎで目が覚めた。
……そうか、トータはマオが艦隊の仲間の内の1人に可愛がられているのを知らなかったらしい。
遠回しに聞くこともなくトータの率直な問にマオは答えにくそうに答える。
……うーん、ほのかに顔が赤くなって可愛いぞ。
「……昨日……アーノルド様が来てノエルのお土産渡しちゃった直ぐ後でコウが来てさ……。2人でなんか話してたら……これだよ。」
「コウって?」
「コウはね、提督の右腕とも言われてる人で……ほら、いつも片方の目が隠れてる人。」
「ああ!わかった!“暗黒の竜を片目に封じてる”っていう人だ!」
!ッブハッ!!!
2人して吹いた。……痛い……笑うと腰が痛い!でも笑ってしまう。なんなの?その中二病的なの。
「……?知らないの?“提督の右腕は片目に暗黒の竜を封じてるから何時も片目でしかいられない”っていう噂。」
……知らないよ~。あ、向こうでマオも笑ってしまって痛かったんだね……笑いながら顔がヒィィイってなってるよ。器用だなぁ。
なんでこうなってるのか知らないけど、昨日の夜に其々のパートナーによって可愛がられた3人はなぜか僕の部屋に集められていた。
「ぼく聞いたよ~。」
……何をですか?トータ君。もう中二病的な情報は止めてください。
「え~?ここに皆でいる理由。ローランドが教えてくれた。」
……へ?そうなの?アーノルドは2人が来た時、綺麗な悪い笑顔で僕に何も言わず「大人しくしてるんだよ」とだけ言って出て行ってしまったのに?
「うん。あのね?昨日のは“付き合い”なんだって。本当はいつものエッチで良かったんだけど。『2人はお仕置きだけど、トータも知りたいよね?2人に付き合ってあげようね?』だって。」
よくわかんないけど。と笑うトータに色々と突っ込みたいけどちょっと待って整理しよう。
……つまり僕とマオは“お仕置きエッチ”でこうなってると。僕はあの“使者になる”発言で物理的に行動出来ないようにされたけど、トータは何のお仕置き?それから“付き合い”という事は僕たちは同じ条件……例の黒い丸薬を使われたお仲間なのか?その場合、日暮れには其々のパートナーに迎えに来てもらわなければ非常に気まづい事態になるね。そしてトータ君、あなたは毎晩可愛がられいるということですね。
「……オレは多分、お土産のせいだよ。コウに“あの頭の悪い土産の数々はなんだ!そんなに興味あるなら試してみよう”って言われた。なんかノエルへの土産には相応しくないんだって。」
「一番興味あったのはトータじゃん。」と呟いてるけどそういうことか。
……うん。マオ……仮にも僕は王族だからね?
さて、それはだれでしょーか?はい、1人目は僕で合ってるよ。それから……ローランドかって?違います。二人目はトータ。じゃあ3人目は?……マオでーす。
「……ねぇ、なんでマオまでこうなってるの?」
それぞれシーツにくるまった状態で、トータはローランドに。マオはコウによって運ばれて僕の部屋に集合していた。
因みに、僕は2人がこの部屋に来た時の騒ぎで目が覚めた。
……そうか、トータはマオが艦隊の仲間の内の1人に可愛がられているのを知らなかったらしい。
遠回しに聞くこともなくトータの率直な問にマオは答えにくそうに答える。
……うーん、ほのかに顔が赤くなって可愛いぞ。
「……昨日……アーノルド様が来てノエルのお土産渡しちゃった直ぐ後でコウが来てさ……。2人でなんか話してたら……これだよ。」
「コウって?」
「コウはね、提督の右腕とも言われてる人で……ほら、いつも片方の目が隠れてる人。」
「ああ!わかった!“暗黒の竜を片目に封じてる”っていう人だ!」
!ッブハッ!!!
2人して吹いた。……痛い……笑うと腰が痛い!でも笑ってしまう。なんなの?その中二病的なの。
「……?知らないの?“提督の右腕は片目に暗黒の竜を封じてるから何時も片目でしかいられない”っていう噂。」
……知らないよ~。あ、向こうでマオも笑ってしまって痛かったんだね……笑いながら顔がヒィィイってなってるよ。器用だなぁ。
なんでこうなってるのか知らないけど、昨日の夜に其々のパートナーによって可愛がられた3人はなぜか僕の部屋に集められていた。
「ぼく聞いたよ~。」
……何をですか?トータ君。もう中二病的な情報は止めてください。
「え~?ここに皆でいる理由。ローランドが教えてくれた。」
……へ?そうなの?アーノルドは2人が来た時、綺麗な悪い笑顔で僕に何も言わず「大人しくしてるんだよ」とだけ言って出て行ってしまったのに?
「うん。あのね?昨日のは“付き合い”なんだって。本当はいつものエッチで良かったんだけど。『2人はお仕置きだけど、トータも知りたいよね?2人に付き合ってあげようね?』だって。」
よくわかんないけど。と笑うトータに色々と突っ込みたいけどちょっと待って整理しよう。
……つまり僕とマオは“お仕置きエッチ”でこうなってると。僕はあの“使者になる”発言で物理的に行動出来ないようにされたけど、トータは何のお仕置き?それから“付き合い”という事は僕たちは同じ条件……例の黒い丸薬を使われたお仲間なのか?その場合、日暮れには其々のパートナーに迎えに来てもらわなければ非常に気まづい事態になるね。そしてトータ君、あなたは毎晩可愛がられいるということですね。
「……オレは多分、お土産のせいだよ。コウに“あの頭の悪い土産の数々はなんだ!そんなに興味あるなら試してみよう”って言われた。なんかノエルへの土産には相応しくないんだって。」
「一番興味あったのはトータじゃん。」と呟いてるけどそういうことか。
……うん。マオ……仮にも僕は王族だからね?
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