41 / 685
気の毒な客室担当者2*
しおりを挟む
海軍提督が酒に口をつけた辺りでリラックス効果のある香を炊き始めた。お相手が小姓ではなかったので可愛らしい花を片付けシックな薄茶とオレンジの薔薇に代えた。ベッドの横のテーブルに媚薬入りのチョコレートボンボンと巻煙草を置く。
こっそりとお道具を回収したかったが、念のためにやめてタオルの奥へ置いた。デジレに見つかるとその大きさ形から使われるのを嫌がり一悶着してしまいそうだから。
チラリと伺うと押し倒して口説いてる様に見える。そろそろ此方に移動されるだろうとクッションを確認だけして素早く移動した。
ギシリとベッドの音がする。ここからが客室担当の本当の戦場だった。
ベッドへ横たえ上着、タイを取ると靴、靴下を脱がせる。手早くはあるが丁寧に不安が襲わないように目を合わせ軽いキスを幾つも落とす。シャツとズボンがまだ残ってる段階で一度手を止めてどれだけ自分が求めているのかそれでも大事に扱うつもりなのだと知らせる。
自分の衣装を脱いでデジレに体を見せると、腹の辺りに目線が留まった。以前の戦いの中で受けた傷痕だった。
綺麗に縫われた傷痕に医術のレベルが高いのだろうと読み、今後この技術を学ぶための人間を連れて行けないだろうかと考える余裕はまだデジレにもあった。
傷痕に指を這わせられたが色気を感じない触れ方に少し残念になりながらデジレが何を考えて傷痕に触れているのかを察しながらも拒否が伝わって来ないのは良い事だと考え直し口づけを深くした。
すべての衣がベッドの下へ放り出されると、腰の下にクッションが差し込まれる。
絞られてるとはいえ部屋にともされた灯りはベッドの上で喘ぐ人を妖艶に見せた。
温められたローションをたっぷりと使われる頃には散々舌と指で弄られた胸は堅く尖りきっている。
薄暗い中で灯りに照らし出された身体は確かにα特有の堅くバランスよく筋肉のついたものだったが、急所を咥えられて後ろに小ぶりの張り型を入れられた姿は思わず唾を飲むものだった。
初め張り型を入れられデジレは首を横に振り嫌だと抗っていたが今はその大きさに馴れてグシュグシュと出入りさせられる度に腰を震わせていた。
イきたくても前を止められイケないもどかしさに懇願が混じる頃その大きさはもう一回り大きな物に変えられた。
小姓とは違う低い呻きや喘ぎが部屋中に響く頃、
誕生日の会場内ではノエルがアーノルドを慰めていた。
「デジレ様はあちらに渡られたら王族の一員として遇されるようになります。デジレ様のことですからその能力を発揮できる場もあるでしょう…。」
このままこの国でノエルの父である王に睨まれるより自由に生きられると…そのような慰めしかないのだが、そう言われれば一時は好奇の視線に晒されても今後の人生を考え少し浮上できた。
「海軍提督は、その……だいぶ体格が良い方だったが……えぇと……。その、大丈夫だろうか?」
訪ねられたノエルもこの答えは困る。
場所も場所なのでバルコニーに連れだし辺りに人がいない事を確かめ気になってるだろう事を教えてやった。
こっそりとお道具を回収したかったが、念のためにやめてタオルの奥へ置いた。デジレに見つかるとその大きさ形から使われるのを嫌がり一悶着してしまいそうだから。
チラリと伺うと押し倒して口説いてる様に見える。そろそろ此方に移動されるだろうとクッションを確認だけして素早く移動した。
ギシリとベッドの音がする。ここからが客室担当の本当の戦場だった。
ベッドへ横たえ上着、タイを取ると靴、靴下を脱がせる。手早くはあるが丁寧に不安が襲わないように目を合わせ軽いキスを幾つも落とす。シャツとズボンがまだ残ってる段階で一度手を止めてどれだけ自分が求めているのかそれでも大事に扱うつもりなのだと知らせる。
自分の衣装を脱いでデジレに体を見せると、腹の辺りに目線が留まった。以前の戦いの中で受けた傷痕だった。
綺麗に縫われた傷痕に医術のレベルが高いのだろうと読み、今後この技術を学ぶための人間を連れて行けないだろうかと考える余裕はまだデジレにもあった。
傷痕に指を這わせられたが色気を感じない触れ方に少し残念になりながらデジレが何を考えて傷痕に触れているのかを察しながらも拒否が伝わって来ないのは良い事だと考え直し口づけを深くした。
すべての衣がベッドの下へ放り出されると、腰の下にクッションが差し込まれる。
絞られてるとはいえ部屋にともされた灯りはベッドの上で喘ぐ人を妖艶に見せた。
温められたローションをたっぷりと使われる頃には散々舌と指で弄られた胸は堅く尖りきっている。
薄暗い中で灯りに照らし出された身体は確かにα特有の堅くバランスよく筋肉のついたものだったが、急所を咥えられて後ろに小ぶりの張り型を入れられた姿は思わず唾を飲むものだった。
初め張り型を入れられデジレは首を横に振り嫌だと抗っていたが今はその大きさに馴れてグシュグシュと出入りさせられる度に腰を震わせていた。
イきたくても前を止められイケないもどかしさに懇願が混じる頃その大きさはもう一回り大きな物に変えられた。
小姓とは違う低い呻きや喘ぎが部屋中に響く頃、
誕生日の会場内ではノエルがアーノルドを慰めていた。
「デジレ様はあちらに渡られたら王族の一員として遇されるようになります。デジレ様のことですからその能力を発揮できる場もあるでしょう…。」
このままこの国でノエルの父である王に睨まれるより自由に生きられると…そのような慰めしかないのだが、そう言われれば一時は好奇の視線に晒されても今後の人生を考え少し浮上できた。
「海軍提督は、その……だいぶ体格が良い方だったが……えぇと……。その、大丈夫だろうか?」
訪ねられたノエルもこの答えは困る。
場所も場所なのでバルコニーに連れだし辺りに人がいない事を確かめ気になってるだろう事を教えてやった。
62
お気に入りに追加
2,676
あなたにおすすめの小説

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる